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にほんの建築家 伊東豊雄・観察記
人気ランキング : 29311位
定価 : ¥ 1,890
販売元 : TOTO出版
発売日 : 2006-02 |
価格:¥ 1,890
納期:通常24時間以内に発送 |
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中途半端な気持ちで読むと火傷します。 |
先日、伊東豊雄さんの講演会へ行ってきました。
馬場章造さんも講演会当日、とても面白い本であったと推薦していました。
近年の講演会内容の多くはこの一冊に含まれているのでは?
と思わせる程の内容でした。
建築に関する考え方だけでなく、伊東さんの人間性にまでスポットを当てた一冊になっています。
建築家の写真はもう見飽きた。
遠い遠い場所から建築家の思想を追うのでは無く、もう少し近い場所から日本を代表する建築家の姿を見たい。
そんな方にはオススメだと思います。
偉大な建築家がほんの少し身近に感じる事ができる一冊。
私には刺激が少し強かったので、☆4つです。
内容としては五つ星です。
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観察記となっている表題を |
建築家「伊東豊雄」を現在、過去を織り交ぜながら観察記として纏めている。
伊東のもって生まれた優雅さ、変化のきっかけとなった仙台メディアテークに関する思いが甘く書かれている。
が、表題を観察記とするなら、観察した事実と著者の思いをしっかり区別した方が読みやすく、そして伊東の本来の姿が表現できたのではなかったかと思う。それが残念でならない。
これなら、伊東が自伝を書いた方が良いのでは? それと何か変わるのか? という疑問が出てきてしまった。
しかし、著者の文筆力は確かなものであり、他の本も読んでみたい気にさせる。
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自分の輪郭 |
その作風を劇的なまでに変化させてきた建築家だけど、制度や既成概念、形式や自明性など、人間が空間と関わるときに媒体にされる「あらゆる枠」から自由でありたい。そんな思考は一貫していると思う。
むしろ抽象的・観念的なレベルで思考されていた時期よりも、より形態へ直接関わっていくことが可能になってきただけのように思える。それは人やモノの表面・「肌理」への観察眼によって生態を読み解くアフォーダンスのようでもある。科学もデザインも、向かうベクトルには同時代性があるのだろうか。
一方で、建築家をここまで生活感(仕事としての)たっぷりに描き出した著者の観察眼にも同時代性を感じた。イデオロギーのような大文字=アイコン無き時代において、建築家を描く術はこのような生活からではないか。環境を超えて形而上的な態度に出るのではなく、あくまでそこに座って思考すること。そこからはじめようとする態度。
あたかも等身大であることが認知される条件である人付き合い。何重にも演出された人間関係を触媒のようにサーチする表皮。ナイーブ過ぎることが防御であるかのような内面。なんの抽象性もなく窮屈なだけの社会。団塊より上の世代がロマンチシズムに居場所を求める中で、モノ造りをする建築家はヒョウヒョウと移動すことで自分の輪郭を確かめているようだ。
ところでモノ・本として好みな姿をしている。写真の入り方、その大きさ。文字のバランスも読みやすい。読み終わるといつも帯びは捨てちゃうのだが、これはとても色使いがキレイでなくすとバランスが悪くなってしまうそうなのでそのままにした。
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変わり続ける建築家 |
「建築とは、人とコミュニケーションを取りながら自分を変えていくこと。」
設計課題の個人指導の際、学生に対して口にした言葉。設計課題が出たら、一人で考えるのではなく、友人でも誰でも良いので、話し相手を見つけてじっくりと議論して欲しいとのこと。
それにしても、伊東豊雄自身、一体どこまで自分を変え続ければ気が済むのだろうか?
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素敵な人です |
出版記念トークショーに行ってきました。伊東豊雄さん自身が、この本は設計が事務所の中でどのように行われているか分かる、という点でこれまでになく面白いと思います、と仰ってました。