かまくらの骸骨


 以前、かまくらを見るために出かけた馬門温泉。
ちょうど8ヶ月後、今度は、りんごがりと紅葉見物を目的に、再び訪れました。
10月の半ばの事です。
しかし、目的は、それだけではありません。
あのかまくらのあったところは、雪のない季節には、いったいどうなっているのでしょうか。
それも気になっていましたから、ぜひ、見て来たかったのです。
わたし、結構、物好きですね!それほど、こだわらなくてもいいのに!

 今回は羽田から青森空港まで行き、りんごがりをし、電車やバスを乗り継いで、馬門温泉まで行きました。
アメリカの同時多発テロの影響で、搭乗手続きが複雑なのではと心配していましたが、国内線だったからでしょうか、それほどでもありませんでした。
今までと違ったのは、手荷物検査場で順番を待っていたとき、警備員に名前と行き先を尋ねられました。
まるで、自動改札に入れた通勤定期が出て来なくなって、駅員に出してもらったときのように(そんな経験は私だけかも)。
それは、自分の口で言ったことと、持っているチケットが間違いないかどうかの確認だったのです。
羽田の手荷物検査場には行き先の違う人たちが大勢います。
質問に答えると警備員は
「青森ですか。今だとりんごのまるかじりが美味しいですよ」
と、さらりと言ったのです。
え、私たちの目的がなんでわかるの?
この雰囲気の中での意外な一言に、おかしいやら吃驚するやら、複雑な気分でした。
もしかしてあの人は、津軽の人だったりして!
羽田空港は、想像してたほどの混乱はなく、出発便の多い、朝7時半ごろの、そう、普段通りの相変わらずの混雑でした。

 青森に着くと雨上がりでした。
少しだけ風が冷たかったですが、それほど寒くありません。
寧ろ気持ちよかったです。
空港やりんご園の周りでは、所々ななかまどが紅葉してたとか。
今年、りんごは台風の影響がなかったため、沢山なっていました。
枝が折れそうなほどです。
りんご1つだって結構重いのに・・・。
改めて枝の強さに吃驚しました。
高いところはもちろん、手の届くところにもびっしりなっていました。
早速もいだりんごを食べてみたところ、甘酸っぱかったです。
どうやら、そういう種類のようです。
今回もいだりんごは「ほくと」と「レッドゴールド」という2種類でした。
もう少し遅い時機に行けば、甘味の強い「ふじ」が食べられたそうです。

 そして、いよいよ、ホテルに到着。
馬門温泉には、このホテル、1軒だけなので、かまくらがある無しにかかわらず、今回も同じところに泊まったのです。
で、私たちは早速、チェックイン後、かまくらのあった場所に行ってみたのでした。
一応、フロントの人の許可を得て、一緒に行ってもらいました。
忙しいのに、こんな私のリクエストに答えてくれて、本当にありがとうございます。
そこは、あのとき雪が積もっていてわからなかったのですが、芝生の広場になっていました。
風が強く、また、雨上がりで、地面がぬかるんでいて歩きにくかったです。
あ、ありました!あのとき雪の壁の所々に組まれていた、鉄骨!
夏場はそこで、バーベキューをやるとか。
きっと楽しいだろうなあ。
「もし夏だったら、あそこにハンモックでもおいて、ねっころがったら、気持ちがいいだろうなあ」そんな事を考えてしまいました。
部屋の窓から見ると、緑の芝生に、白い、そう、テントの骨組みみたいなものが立っていて、差ほどふしぎではないとのこと。
ただ、あのときのかまくらを知っているだけに、骸骨のように見えてしまうようです。
実際、中に入って、鉄骨を触ったとき、私もそう感じました。



写真の説明:かまくらの骨組みの前で、私と両親が並んでいます。




 夕食のお料理は、やはり前回と同じようなものでした。
違ったところといえば、季節が秋だったため、松茸の土瓶蒸しや、最後のデザートだけでなく、お料理にもりんごがふんだんに使われていたように思います。



写真の説明:中みをくりぬいて作ったりんごのおわんに、グラタンを入れて焼いたお料理です。
夕食で一番印章に残りました。<
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 たかがこんなことに、お金を使ってしまう馬鹿なわたし。
だけど、美味しい空気とちょっぴりの松茸、そして、山ほどのりんごをもりもり食べて、今年は秋を充分満喫できました。

 さぁ、明日から、また頑張ろうっと。


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Last update: 2001/12/24