梅香る、南紀白浜(前編)
ある日、1通のはがきが届いた。
知人の薦めで、以前からときどき取り寄せている梅干屋さんの「紀州本庄うめよし」から今年もたよりが来たのである。
「梅の花の季節となりましたので、この機会に、ぜひお出かけください」とのことだった。
このはがきがきっかけとなり、ちょうど「クエ」という魚を食べさせてくれるホテルも見つけて、それも気になっていたので、2003年の2月に行くことになった。
おまけにJASの片道9000円の航空券も往復ゲット!なんてラッキー!
本当なら1泊でも行けそうな南紀白浜。
ここは私たちにとって好都合な飛行機の時間。
今回は2泊してのんびりすることにした。
2月14日(金)の午後5:40に羽田を離陸。
約1時間ほどで南紀白浜空港に到着した。
その日は、空港からタクシーで真っ直ぐ、ホテルに入る。
1泊目は「東急ハーベストクラブ 南紀田辺」。
軽めに夕食を済ませて、その日は終った。
翌日、朝起きると、よいお天気。
10時半ごろまでホテルにいた。
そして、タクシーで紀伊田辺駅へ。
20分くらい乗ったのだろうか。南部(みなべ)駅で下車。
駅を降りて、道順を訊くため、うめよしさんに電話をすると、
「今からお迎えにまいりますので、お待ちください」
とのこと。わぁー、ラッキー!
暫く待っていると、車が到着。
そのまますぐに、お店(正確には工場兼、事務所)につれて行ってくださるのかと思いきや、周辺の見所を案内してくださるとのこと。
あらあら、いいのかしら!
話し合いの結果、景色のよいところで写真を撮りたいという私たちの希望をかなえてくださり、梅畑へと向かうことになった。
梅の木は、山の斜面にびっしり生えている。
車はくねくねとした山道を走る。
何故梅の木がこんな斜面に生えているかというと、軟らかい梅干を作るには完熟した梅を使うので、梅は自然と地面に落ちる。
なので、そのまま斜面をころがり落ち、一番下に集まるからだそうだ。
落ちた梅には虫が付き易く、虫除けのためにシートを地面に敷き詰める。
これが大変重労働だとおっしゃっていた。
これでは、梅干の値段が高い訳が納得できる。
そして私たちは、海も見える、一番景色のよいところで、車を降りる。
わぁー、なんていい香り!
陽射しも暖かく、風も心地よい。
今日は最高のお天気だ。
梅の花もちょうど満開。
日当たりのよいところは、散り始めていた。
耳をすませると小鳥のさえずりも聞こえる。
ここには沢山の白梅の花が咲いていた。
何故なら、紅梅は観賞用で実がならず(まれになることもある)、食用には白梅のほうがいいとのことらしい。
写真の説明:私の上半身から上の映像。
バックには、綺麗に咲いた梅がたくさん写っています。
こうして、梅畑で写真を撮ったあと、うめよしさんに向かった。
うめよしさんは通信販売が中心で、お店はなく、私たちが行った場所は、事務所兼、工場だった。
車を降りると、梅干の香りが辺り一面に広がっている。
ドアを開けると、カウンターがあり、その向うで、梅干を丁寧に箱につめている作業が見えるそうだ。
私たちは、早速、試食させていただき、どれを買うか、選ばせてもらった。
酸っぱいけれどほんのり甘くて、軟らかくて舌触りがつやつやしていて、なんともいえず美味しい!
ただ大きな梅干を立て続けに3つは空きっ腹にはこたえた。
お腹がしみるような気がする。
買う梅干が決まり、発送の手配を終えて、帰ることにした。
帰りも南部駅まで車で送ってくださった。
山西さん、お昼休み返上で、貴重なお時間を私たちのために、どうもありがとうございました。
つづく
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Last update: 2003/02/23