平成11年度 第一回 東京都調理師試験問題(6月実施)
衛生法規
1)食品添加物に関する記述で、( )に入る語句の組み合わせで正しいものを次の中から選びなさい。
厚生大臣は、食品の使用についての(A)を定め、又は販売のために製造される添加物の成分につき、(B)を定めることができる。
A B
1 基準 規格
2 規則 品質
3 規則 基準
4 基準 品質
2)食品衛生法における表示の基準に定められているものを次の中から選びなさい。
1 消費期限又は品質保持期限
2 内容量
3 エネルギ−量
4 調理方法
3)ある法律の目的に関する記述で、正しい法律名を次の中から選びなさい。
この法律は、国内に常在しない感染症の病原体が船舶又は航空機を介して国内に侵入することを防止することを目的としている。
1 予防接種法
2 検疫法
3 地域保健法
4 結核予防法
4)栄養表示基準に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 販売する食品に栄養成分又は熱量に関する表示をしようとする場合に義務づけられている基準であり、栄養改善法に規定されている。
2 保健の目的で用いられる食品で、特別の用途に適する旨の保健効果の表示をする場合の基準である。
3 栄養表示をするには、厚生省の許可が必要である。
4 栄養成分又は熱量に関する表示をする場合には、決められた3項目の表示をする必要がある。
5)調理師法に関する記述で、( )に入る語句として、正しいものを次の中から選びなさい。
調理師の資質の向上を図るため、( )は、調理技術に関する審査を行うことができる。この技術審査に合格し、認定証書の交付をうけたものは、専門調理師の名称を称することができる。
1 保健所長
2 都道府県知事
3 労働大臣
4 厚生大臣
公衆衛生
6)結核に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 結核の予防接種として、ツベルクリン接種がある。
2 成人は結核の健康診断を年2回受けなければならない。
3 結核菌は、結核患者との会話、せき、くしゃみなどにより、飛沫感染することが多い。
4 日本において、平成8年の感染症による死亡原因の第1位は、結核である。
7)生活習慣病に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 痛風は、カルシウムが手足の関節に蓄積することによっておこる。
2 糖尿病は、尿中たんぱく質が検出されることで診断される。
3 肝硬変は、飲酒の習慣によっておこることはない。
4 生活習慣病は、長年にわたって不健康な習慣を積み重ねたためにおこる疾病である。
8)次の疾病とそれを媒介するものに関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 アニサキス症−猿
2 サルモネラ食中毒−にわとり(鶏)
3 つつが虫病−蚊
4 ペスト−淡水魚
9)たばこの喫煙による健康被害と、国のたばこ対策に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 すべての職場において、禁煙が義務づけられている。
2 学校、病院は、分煙が望まれる場所である。
3 喫煙しない人にも、受動喫煙による健康被害が指摘されている。
4 喫煙は、肺ガンの誘因になるが、その他のガンの誘因とはならない。
10)職業病とそれを誘発するおそれのある作業の組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 一酸化炭素中毒−伐採作業
2 椎間板ヘルニア−運搬作業
3 難聴−塗装作業
4 ベンゼン中毒−くい打ち作業
11)衛生統計に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 人口動態統計とは、ある一時点の人口の大きさや属性を示したものである。
2 65歳以上の老齢人口の総人口に占める割合は、年々減少している。
3 国民栄養調査では、外食状況も含めて調査している。
4 婚姻と離婚は、人口静態統計として、集計されている。
12)母子保健に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 わが国の妊産婦死亡率は、年々増加傾向にある。
2 乳児死亡は、生後一週間未満の死亡をいう。
3 妊産婦とは、妊娠中又は出産後一年以内の女子をいう。
4 出生体重が1500g未満の児を低出生体重児という。
13)学校保健に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 生活習慣病対策は、小中学生では不要である。
2 すべての児童生徒の日々の健康観察は、学校医が行う。
3 環境衛生管理は、主として理科の教諭が専門的な検査を行う。
4 給食の目的には、栄養改善のほか、望ましい食習慣の確立があげられる。
14)精神保健福祉に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 調理師法では、精神病者に対しては免許を与えないことがある。
2 ストレスにより、精神的な症状を呈したものを心身症、身体症状を呈したものを神経症という。
3 中毒性精神障害は、覚醒剤によるものが最も多い。
4 精神障害では、本人に自分が病気であるという認識がなければ、治療は不要である。
栄養学
15)血液に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 血液の成分である赤血球は、血液1ミリ立方中に40万〜50万含まれている。
2 血液は体重の約3分の1を占める。
3 血小板は、出血時の血液凝固を促進する。
4 血液の比重は1.06で水より軽い。
16)肥満の判定に用いられるBMIの算出式で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 身長(m)÷体重(kg)
2 体重(kg)÷身長(m)2
3 体重(kg)÷身長(m)3
4 (身長(cm)-100)×0.9
17)次の記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 糖質、脂質はそれぞれ体内で燃えて、エネルギ−源になる。
2 糖質1gは9kcalのエネルギ−量を発生する。
3 たんぱく質1gは6kcalのエネルギ−量を発生する。
4 植物性油脂より動物性油脂の方がエネルギ−量が多い。
18)第五次改定日本人の栄養所要量における、成人男子の生活活動強度Uに関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 エネルギ−所要量は4000kcalである。
2 鉄の所要量は20mgである。
3 脂肪エネルギ−比は20〜25%である。
4 たんぱく質所要量は50gである。
19)糖尿病の食事療法に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 砂糖は糖分が多いので、使用してはいけない。
2 野菜や果物は、無制限に食べてもよい。
3 肉は魚に比べエネルギ−量が高いので、食べてはいけない。
4 医師から示された一日のエネルギ−量を守る。
20)次の記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 必須アミノ酸は、現在7種類である。
2 たんぱく質の栄養価は、その中に含まれるアミノ酸の種類と量によって決まる。
3 だいずに含まれる必須アミノ酸は、含硫アミノ酸が多い。
4 成人が一日に摂取するたんぱく質中の動物性たんぱく質は、60%以上が適正である。
21)カルシウムに関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 平成9年の国民栄養調査結果では、日本人のカルシウム摂取量は所要量を満たしている。
2 バタ−や生クリ−ムに多く含まれる。
3 不足すると、角膜軟化症や夜盲症など目の病気にかかりやすい。
4 妊娠期、授乳期は多く摂取することが望ましい。
22)乳児期の栄養に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 母乳と人工栄養を併用して乳児を育てることを混合栄養という。
2 人乳(母乳)は牛乳より、たんぱく質が多い。
3 離乳の開始時期は生後3ヶ月ごろが適当とされている。
4 出産後2日たっても母乳が十分に出なければ人工栄養に切り換えた方がよい。
23)次の組み合わせで、正しいものを選びなさい。
1 リノ−ル酸−飽和脂肪酸−コ−ン油
2 イコサペンタエン酸(エイコサペンタエン酸)−多価不飽和脂肪酸−ラ−ド
3 マンナン−食物繊維−コンニャク
4 果糖−多糖類−はちみつ
食品学
24)乳類に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 牛乳に含まれる主なたんぱく質は、グルテンである。
2 牛乳は、ビタミンCを多く含んでいる。
3 チ−ズは、牛乳に乳酸菌とアノイリナ−ゼを加え、発酵・熟成させたものである。
4 牛の生乳は、長く放置しておくと脂肪球が浮き上がり、クリ−ム層ができる。
25)次の記述で、正しいものを選びなさい。
1 砂糖に含まれる糖質の大部分は、麦芽糖である。
2 甘茶の甘味成分は、フィロズルシンである。
3 はちみつの主な甘味成分は、オリゴ糖である。
4 デンプンを麦芽で糖化した水あめは、デキストリン、ブドウ糖が主成分である。
26)果実類に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 りんごの切り口は、アントシアン系色素が酸化酵素の働きにより褐変する。
2 かんきつ類の酸味は、主にイノシン酸やグアニル酸による。
3 いちごの赤い色は、リコピンによる。
4 柿の渋味は、水溶性のシブオ−ルによる。
27)いも類に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 さつまいもは、貯蔵しておくと、リパ−ゼによりデンプンが分解され甘味が増す。
2 さといもは、アミラ−ゼを多く含み、消化がよく生でも食べられる。
3 じゃがいもの芽には、有毒成分であるソラニンが含まれている。
4 やまいもの粘りは、ガラクタンによるものである。
28)食品の味覚成分に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 メント−ル−しょうがの辛味
2 タンニン−ホップの苦味
3 カプサイシン−とうがらしの辛味
4 サンショ−ル−からしの辛味
29)魚介類の加工品と原料の種類に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 たづくり(田作り)−さばの肝臓
2 からすみ−ちょうざめの卵
3 めふん−かつおの腎臓
4 このわた−なまこの腸
食品衛生学
30)腸炎ビブリオによる食中毒に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 原因食品は「いずし」などで、手足のしびれや目まいなどの神経症状を呈する。
2 他の食中毒菌に比べて分裂増殖が速く、短時間で中毒量にまで増殖するので、食中毒の発生が多い。
3 食後30分から5時間以内の短い潜伏時間を経て発病し、吐き気、激しいおう吐が特徴である。
4 原因食品としては、鶏卵や牛、豚等の食肉が多い。
31)食品添加物に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 食品添加物を使用する時は、正確に計算し、食品中に均一に混和することが大切である。
2 「食品添加物」の表示のない薬品でも、その薬品が添加物と同一物質であれば、添加物として使用することは差し支えない。
3 夏期については、食品の保存が困難であるため、基準以上に保存料を添加してもよい。
4 すべての食品添加物は、使用できる食品と添加量が定められている。
32)食品添加物を使用した食品の表示に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 L−アスコルビン酸ナトリウムはV・Cという表示をしてもよい。
2 化学的合成品以外の食品添加物については、使用してもその旨の表示は必要ない。
3 使用した食品添加物は、すべて物質名と用途名を併記する必要がある。
4 栄養強化の目的で使用される食品添加物については、含む旨を必ず表示する必要がある。
33)食品の異物に関する記述で、正しい組み合わせを次の中から選びなさい。
A 食品に混入する異物が人の健康を害する恐れがあっても、食品衛生法違反になることはない。
B 食品の動物性異物の混入は、加熱殺菌の徹底により防止することができる。
C ダニ類のつきやすい食品は、小麦粉、魚介乾物、削節などである。
D 蛾の幼虫が、紙、ポリエチレン袋などの包装に穴をあけ食品に侵入し、異物混入の被害を出すことがある。
1 AとC
2 AとB
3 BとD
4 CとD
34)消毒に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 消毒とは、感染症や食中毒の危険をなくすため、すべての微生物を死滅させることをいう。
2 アルコ−ルによる消毒は、消毒力が強いメチルアルコ−ルが最適である。
3 塩化ベンザルコニウムの水溶液は、逆性石けんとよばれており、強力な洗浄力と殺菌力をもっている。
4 次亜塩素酸ナトリウムは、野菜などの消毒に用いられるが、付着している寄生虫卵を死滅させることはできない。
35)食品の冷蔵・冷凍保存に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 冷凍法は、一般に−25℃以下の低温で食品をかんまん(緩慢)に凍結させ、保存する方法である。
2 一般に微生物は、凍結状態になれば急速に死滅する。
3 冷凍食品を常温にもどしたらできるだけ早く使用し、使いきれず余った食品は再凍結して保存する。
4 冷蔵庫で食品を保存するときは、二次汚染を防ぐため食品は包装するか、容器に入れることが大切である。
36)食品や器具容器などの取り扱いに関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 消費期限が過ぎた食品は、においと味に異常がなければ使用してもよい。
2 冷蔵庫内に生肉、鮮魚介類、加熱調理済食品を保管する場合、生肉だけは庫内で相互汚染が生じない方法で保管すること。
3 肉、魚、野菜用のまな板は、それぞれ専用のものを使用する。
4 食品を65℃〜80℃で保管できる温蔵庫は、微生物の増殖を抑制することから、長期間の保存を目的として作られている。
37)化学物質による健康被害に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 PCB−魚介類の汚染−水俣病
2 カドミウム−鶏卵の汚染−イタイイタイ病
3 水銀−米ぬか油に混入−ライスオイル中毒事件
4 ヒ素−調整粉乳に混入−ドライミルク事件
38)寄生虫に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 トキソプラズマは、豚肉の生食などによって感染する。
2 アニサキスは、し尿を肥料として栽培された野菜の生食によって感染し、消化器症状を呈することもある。
3 肝吸虫は、にしん、さば等の海産魚類の生食によって感染する。
4 ヒト回虫は、こい等の淡水魚類の生食によって感染し、黄疸症状をおこすこともある。
39)微生物に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 微生物の増殖条件は、栄養素、適当な温度、適当な水分の三つである。
2 嫌気性菌は、空気の少ない環境が生活に適しており、主として水中に生息している。
3 カビが産生する毒素を総称してマリントキシンという。
4 細菌は、その外形によって球菌類、かんきん(桿菌)類の二つに分類されている。
40)次の毒性物質に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 エンテロトキシン−ふぐの卵巣
2 テトロドトキシン−ブドウ球菌
3 シアン配糖体−じゃがいもの芽
4 マタニタトキシン−たまごてんぐたけ
41)次の衛生微生物に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 腸管感染症−ウェルシュ菌−魚の刺し身
2 人畜共通感染症−ブルセラ属菌−生乳
3 感染型食中毒−ボツリヌス菌−カレ−
4 毒素型食中毒−赤痢菌−鶏卵
調理理論
42)食品とゆで方に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 たけのこ−沸騰水に灰を入れてゆでる
2 スパゲティ−−水からゆでる
3 わらび−沸騰水に重曹を入れてゆでる
4 ブロッコリ−−酢水でゆでる
43)集団給食の大量調理に関する記述で、正しい組み合わせを次の中から選びなさい。
A ほうれんそうの胡麻和えは、十分味をしみ込ませるために温かいうちに調味する。
B 野菜の煮物は、仕上がりや配色が均一になるように大きさをそろえて切る。
C ハンバ−グは、表面をこがす程度に強火でさっと仕上げる。
D 豆腐のみそ汁は、具から水分が多く出るので、他のみそ汁に比べ水分量に注意する。
1 AとB
2 BとC
3 CとD
4 BとD
44)食品の洗い方に関する記述で、正しい組み合わせを次の中から選びなさい。
A 米を洗う時は、十分な水で手早くごみやぬかを洗い流す。
B さといもは、食塩を使って洗うと「ぬめり」がとれる。
C ほうれんそうは、3%の食塩水で洗うと泥などがよくとれる。
D 貝類は、5〜10%の酢水でさっと洗うと水っぽくならなくてよい。
1 AとB
2 BとC
3 CとD
4 AとD
45)だしの取り方に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 かつお節でだしをとる時は、生臭みを逃がすため、鍋のふたは用いない。
2 かつお節の一番だしは、水と共にかつお節を薄く削って入れ、沸騰したら火を止めて、しばらくおき、上澄みをとる。
3 かつお節の二番だしは、一番だしのだしがらに一番だしの時と同量の水を加えて、数分間沸騰させ、上澄みをとる。
4 かつお節と昆布のだしは、昆布を水から入れて加熱し、2〜3分沸騰させた後、かつお節を入れ、再沸騰したら火を止め、上澄みをとる。
46)味の性質に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 砂糖濃度が同じ場合、水溶液よりも寒天ゼリ−のほうが甘味を強く感じる。
2 少量の塩味が存在すると、イノシン酸などの成分はうま味が弱まる。
3 昆布とかつお節の混合だしは、かつお節単独の味よりうま味が強まる。
4 一般に、温かい汁ものは90〜95℃前後、冷たい汁ものは0〜5℃前後がおいしいと感じる温度である。
47)魚の煮方に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 魚を煮る時は、60〜65℃程度でじっくり煮る。
2 魚は煮汁を沸騰させてから、鍋に入れる。
3 魚に味をしみ込ませるために、何度も裏返して煮る。
4 魚が均一に加熱されるように、煮汁は多めにする。
48)調理における冷却に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 冷凍調理済食品は、冷蔵庫であらかじめ解凍してから加熱する。
2 サラダの生野菜は、冷水で冷やすとシャキッとして、材料の歯切れと口あたりの感触がよくなる。
3 果物は、成分中の果糖が低温で減少するので、冷やすと甘味が弱まる。
4 天ぷらをカラリと揚げるために、小麦粉のデンプンの粘りがでるように、冷水を加え、よく攪拌し使用する。
49)鍋に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 粥を炊く時は、熱伝導率は小さいが熱容量の大きいアルミ鍋が適する。
2 揚げ物には、熱伝導率が大きく温度を調節しやすいステンレス鍋がよい。
3 薄焼き卵を焼くには、熱伝導率の大きい銅製の鍋がよい。
4 土鍋は、均一に加熱しにくく、温度もゆっくり上昇するので、炒めものに適する。
50)米の調理に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 米飯のおいしさは、外観、におい、かたさ、味などが総合されたものである。
2 うるち米の重量の1.5倍の水を加えて炊飯すると、水分約30%を含む飯になる。
3 味付け飯の塩分添加量は、炊き上がり飯の塩分濃度が2%になるように決める。
4 もち米を水に浸漬し、蒸しあげた赤飯の重量は米重量の約5倍になる。
51)いも類の調理に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 じゃがいもは、冷えるとたんぱく質が粘性を増し、裏ごししづらくなる。
2 さつまいもを天ぷらにする時、衣に重曹を入れ過ぎると、揚げた後、アルカリによりいもの周囲が赤色となる。
3 さつまいもの加熱を中断して再加熱すると、組織が硬化し、やわらかくならないことがある。
4 粉質である男爵いもは、揚げ物や炒め物が適する。
52)小麦粉の調理に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 小麦粉に約50%の水を加えてこねると粘弾性のあるバッタ−となり、同量以上の水を加えると流動状のドウとなる。
2 食塩の添加は、グルテンに作用してドウのこしを強くする。
3 強力粉は、グルテン量が少なく、天ぷらの衣やホワイトソ−スに適している。
4 小麦粉にベ−キングパウダ−を加え過ぎると、小麦粉中のフラボノイド系色素がアルカリによって黄色化する。
53)調理設備・器具に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 パ−シャルフリ−ジングの温度は−10℃以下である。
2 電磁調理器は早く発熱し、任意の温度を保持できるが鉄鍋が使えない欠点がある。
3 硬質ガラスは耐熱性に優れており、衝撃に強い。
4 電子レンジは短時間で均一の加熱が可能であり、煙が出ず表面を焦がさず内部まで熱がとおる。
54)小麦粉の膨化に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 パンの膨化は、イ−スト菌の発酵作用で発生するアンモニアガスによる。
2 スポンジケ−キの膨化は、卵白を泡立て、抱き込んだ空気による。
3 シュ−の膨化は、生地中の油脂が溶解することによる。
4 中華まんじゅうの膨化は、生地中の卵泡の熱膨張による。
55)乳及び乳製品の調理性に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 牛乳を加熱すると糖質が表面変性して皮膜をつくる。
2 牛乳に酸を加えると、加熱しなくても凝固する。
3 カスタ−ドプディングは、加熱による卵の凝固を利用したものであるが、牛乳中の塩類は卵の凝固を妨げる。
4 バタ−をドウに練り込むと、もろく、砕けやすい性質を示すが、これをクリ−ミング性という。
56)豆類に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 黒豆は、くぎを入れて煮ると、豆の皮の色素が鉄と結合して美しく仕上がる。
2 新しい豆は、古い豆に比べて吸水速度が速い。
3 あずきは、浸漬直後から吸水するので、5〜6時間浸漬するとよい。
4 だいずに約0.2%の酢を加えて浸漬すると、短時間でやわらかくなる。
食文化概論
57)郷土料理に関する記述で、( )に入る語句として、正しいものを次の中から選びなさい。
塩漬けの魚と飯を発酵させ、独特の酸味とうま味、においを生じさせた郷土料理は( )である。
1 秋田のきりたんぽ鍋
2 琵琶湖のフナずし
3 北海道のルイベ
4 山陰のめのは飯
58)食文化の向上に貢献した、ブリヤ・サバランの執筆した著書で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 「西洋料理通」
2 「西洋料理指南」
3 「味覚の生理学」(和名 「美味礼賛」)
4 「料理の指南」
59)世界の料理に関する組み合わせで、正しいものを次の中から選びなさい。
1 ロシア料理−ブイヤベ−ス
2 スペイン料理−ボルシチ
3 ドイツ料理−ザウア−クラウト
4 イギリス料理−ビ−フストロガノフ
60)中国料理に関する記述で、正しいものを次の中から選びなさい。
1 食事様式の特徴のひとつに、各人のお膳に一皿づつ運ぶ形式があげられる。
2 基本的な調理器具は、包丁・中華鍋・せいろうがあり、料理は短時間でできあがる。
3 料理に用いる油脂の種類は、ヘッドやオリ−ブ油が多い。
4 料理は、北方系の北京料理、西方系の広東料理、南方系の四川料理がある。
以上です、結構難しい出題と思います。新しい情報を知らないと解らない問題や、物事の細部を知らないと解けない問題、試験の為の試験という感じの問題も有りで大分難しくなっています。
本年から、従来の三者択一形式から四者択一問題となり、食文化概論も加わって、試験も厳しくなりました。
おおよそ6割程度を合格ラインとしているようですが?定かなところは判りません。
参考として自分なりの解答をしておきます。52番の答えは2と3を迷いました、食塩は正確にはグルテンを形成するグリアジンというたんぱく質に関係し、ベ−キングパウダ−は成分的にはアルカリですので黄変が起きるのですが、市販のベ−キングパウダ−はそれを抑える物質が入っているといったことなので、2か3か迷いました。
参考解答欄
衛生法規1(1)2(1)3(2)4(1)5(4)
公衆衛生学6(3)7(4)8(2)9(3)10(2)11(3)12(3)13(4)14(1)
栄養学15(3)16(2)17(1)18(3)19(4)20(2)21(4)22(1)23(3)
食品学24(4)25(2)26(4)27(3)28(3)29(4)
食品衛生学30(2)31(1)32(1)33(4)34(4)35(4)36(3)37(4)38(1)39(1)40(4)41(2)
調理理論42(3)43(4)44(1)45(1)46(3)47(2)48(2)49(3)50(1)
51(3)52(2)53(4)54(2)55(2)56(1)
食文化概論57(2)58(3)59(3)60(2)