JASPEX2001インプレッション


全体の印象
 今日、ビックサイトで開催されていたJASPEXにいってきました。JASPEXとうのは、日本全文具紙製品見本市(Japan All Stationery and Paper Exposition)です。
 ISOTとちがって、一般公開日というのがないので、ユーザーはほとんどいないというのが特徴のようです。本当に商談会という感じで、営業がずらっといて、いついっても嫌な感じです。
 小規模なので新製品もそれほど派手ではないようでした。いくつか収穫がありましたので、ゆっくりレポートしたいと思います。
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Uni POWER TANK
 国産のスペースペン「Uni POWER TANK」が三菱鉛筆から発売されます。リフィル内の空気圧を3000hPa(3気圧)にした宇宙空間、水中で書けるボールペンです。水道の圧力が1気圧ちょっとですから相当強い圧力です。
 上向きで書けるというのがいいです。本家のスペースペンよりもインクがいいようで非常に黒くくっきりとスムースな書き味でした。インクはカーボンブラックですから耐光性もいいでしょう。
 スペースペンもそうですが、普通の使い方ではあまり使いそうもないですね。アウトドアでの利用くらいでしょうか。日本の筆記具メーカーの技術力を示すマイルストーンとして意味があるのでしょうね。
 レフィルは形状が合えば他のペン軸にも使えるので、300円でオリジナルスペースペンができあがるということです。ボールの径が1.0mmと0.7mmの2種類あります。
 軸のデザインは考えたのでしょうけれど、定価1000円にしては安っぽいです。
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カールのクラフトシリーズ

 きたきつねも愛用しているクラフトパンチのカールが、新しいブランド「Carla Craft」をだしました。
 クラフトパンチは、これまでインターネット通販でしか手に入らなかった絵柄と柄の長いタイプのものが勢揃いです。サイズも大中小でこれを全部置いてくれる店はないでしょうね。
 他に9種類の波、ギザが切れるハサミ、ロータリーカッターなどもそろいました。
 これまで海外市場では広く使われていたようですが、日本ではいまひとつの状態だったのですが、インターネット通販で売り出したら予想以上に売れたということでしょう。
 小売店にただ置いておいても知らない人には何に使うか判らないだろうし、欲しくても売っているところがなかったり、種類が少なかったりという状態でした。今までの売り方では売れないと思っていましたが、やはり必要な人が確実に手にはいる売り方をしないとだめだということでしょうね。
 それと、クラフトブームも手伝っているのでしょう。NHKの「おしゃれ工房」あたりで取り上げられたら、一気に大ブレークというところでしょう。
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コクヨのユニバーサルデザイン
 きたきつねが今回一番好感をもったのは、コクヨのユニバーサルデザイン文具でした。きたきつねも年寄りになってきたためかもしれません。
 ISOT2000で大きな数字と見やすい目盛りの定規がでていましたが、ラインナップできたようです。
 少ない力で開閉できるファイル類、ハサミ、カッター、パンチ、ステープラークリップなど機能的には非常によくできています。見た目の美しさはまだ不足していますが、こだわらなければいい商品です。
 中でも一番気にいったものは、「プニュプニュピン」という画鋲です。画鋲の針に手が触れにくく、落ちたときに針が絶対に上を向かない、つまみがあるので外すときに力がいらないというようによくできています。プッシュピンの針の所にシリコンゴムの輪を付けたもので、このシリコンゴムの輪が針をカバーして、下に落ちたときに針が横を向くようにするわけです。
 ユニバーサルデザインというのは、ハンディキャッパーや幼児だけではなく、老若男女だれでもが使うことのできる物や、アクセスできる構造のデザインです。
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スロットインCDケース
 パソコンにフロッピーが付かなくてもCD-ROM装置が付いているようになってきています。それくらいCD、CD-R、CD-RW、DVDなどが使われるようになっているということでしょう。
 CDの保管には、紙のケース、プラスチックのケースなどいろいろなものが売られています。
 今回、きたきつねがチェックしたのは、ユニオンケミカーからでた「スロットインCDケース」です。これはアクションが気にいったということで、本当に使うかどうかは別のものです。
 このケースは蓋を開けるのではなく、ケースの横のスロットからCDを押し込むと内部のプラスチックの押さえ部品でCDが固定されます。CDを使うときにはケースの横にあるレバーを押すとCDがケースから顔を出します。その時にCDを手で引き出さなければ、ケースを下に向けてもCDが落ちない工夫がされています。専用クリップを付けると、普通の8cmの2穴バインダーに綴じることができます。
 これが非常によくできています。ケースが半透明で中の部品の動きが見えるのもいいですこれが。ということで、文字だけではわからないでしょうけれど発売されてからじっくり見てください。
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ぺんてる「ハイブリッド ビター」
 ゲルインクボールペンは、ブルーブラックのようなクラシックカラーのインクが各社からでています。今回、ぺんてるから新色が出ましたというか、ISOT以降に発売されています。
 ビターレッド、ビターブルー、ビターグリーン、ビターブラウン、ビターバイオレットという非常に落ち着きのある5色です。なんというか黒ぽいという表現があっていると思います。
 女性をターゲットにしているようで、どうも男どもはインクは黒しか興味がないと思われているようです。
 文パラメンバーだと使ってみようかなと思います。
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ロンググリップボールペン
 いくつかのメーカーからロンググリップのボールペンが出ているので何でだろうと思っていたら、トンボ鉛筆の新製品のカルノスの説明を聞いて納得しました。
 グリップを長くしたのは、最近の若い人達のペンの握り方に原因があるということです。そういえば、うちの豚娘のペンの握りが変だなと思っていましたが、変な握り方をする人がそんなに多いとは思いませんでした。
 変な握り方というのは、ペンを拇の腹で押さえないで、(1)拇を曲げて指の先で握る、(2)拇を真っ直ぐにして指の根元で握る、(3)拇を曲げて指の根元で握るなどといったもので、ペンが垂直になるのです。長時間文字を書いていると、非常に疲れる握り方です。
 でも正しい握り方を教えないで、ペンの方を合わせるというのはどうかと思います。売れればいいというものではないでしょう、メーカーの見識が疑われますね。
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また失敗するテプラ
 今回の一番怒ったのは、キングジムからでた新しいテプラPRO SR-900です。テプラPROようやくパソコン対応ということになったということで楽しみにしていましたが、大馬鹿なコンセプト・ミスの商品です。テプラファンはこんな商品は求めていません(きたきつねだけかも)。JETの失敗をまた繰り返すのでしょうか。
 SR-900は最上位機ということで、定価が39800で、パソコンに繋いで使うには別売のソフトとシリアルケーブル8800円が必要になります。
 本体は巨大で(電池抜きで体重1.2kg)、昔のワープロのような感じで、蓋を開けると液晶ディスプレーとキーボードがでてきます。外観はカシオのネームランドBIZのまねです。カシオネームランドは先発でパソコンリンクを実現していますし、カラーもあります。テプラもモノクロのままです。
 まず、最近のオフィスは省スペースということで、パソコンとプリンターをネットワークで繋いで、プリンターを減らしたりしているので、こんな大きなテプラはお邪魔虫でしょう。値段も安い商品が沢山でていて、実売が5千円台のものもあるので、単価を引き上げたいのはわかるけど、姑息です。
 テプラのユーザーは、機能が増えるのはいいけれど、操作が複雑になっていくことに不満を持っています。実際に、字の大きさやフォントをかえたりするのは手順が複雑です。マニュアルが厚くなるということはユーザー不在になります。
 今だにテプラは電池仕様で、ACアダプターを使うようになっています。こんな大きいものを持ち歩いて電池で使うユーザーはいるのでしょうか。メモリーバックアップだけだったら、専用電池を付けて、AC電源を内蔵するべきだと思います。以前どこかのショーで、電池ケースの部分と同じ形のACアダプターを作ってはという提案をしましたが、聞く耳は持っていませんでしたね。
 さて、パソコンリンクのことですが、いまごろソフトを別売にしてどんな利益があるのだろうかと思います。インターネットでダウンロードできるようにするといいのでしょう。ケーブルも専用ケーブルというのもいただけません。それに今ごろシリアル接続だけというのもいただけません。USBも使えるようにしてほしいものです。
 本当のところは、なんでプリント機能だけのテプラを出さなかったかということです。オフィスにはテプラのテープが沢山あって、機械もあります。でもユーザーはもっといろいろな使い方がしたいのです。でも使い方が複雑なものはいやなのです。パソコンを使っている人にはプリンター機能があれば、そのほうが文字変換や文字の配列など簡単にできるし、画像も入れられます。
 テープのプリンターだけでしたら、ブラザーのp−touchがありますが、テプラのユーザーはテプラのテープを沢山持っているので、そのテープを使いたいのです。現在持っている資産を有効に活用しながら、付加価値がある商品がほしいのではないでしょうか。
 結論として、2万円以下のプリンター機能に特化したテプラがほしかったということです。
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インクジェット専用紙
 相変わらずインクジェットプリンター用の用紙類に新製品が沢山でていました。いくつか気になったものをピックアップしておきます。
 プラスの名刺用紙でマイクロミシン目のないタイプのものがでました。同じものは他のメーカーからでていますが、これは和紙タイプが特徴があります。普通紙のものも0.22mmと腰のある中厚口で安っぽくないのがいいです。プラスからは和紙、穀物繊維、ケナフ木綿などの素材のインクジェット用紙が出ました。
 エーワンからもいくつか新製品が出ていますが、面白そうなものとしては転写シールがでていました。印刷したものを水で濡らして手や携帯などに貼ることができます。曲面や布地に貼れるので、ちょっと遊ぶのにいいでしょう。
 マルマンからはA4、30穴のルーズリーフ用の穴のあいたインクジェット用紙がありました。インクジェットだけではなくレザープリンターにも使えるということで、表面コートがない普通紙タイプです。まあ、穴空けをもっていない人用ですか。もの珍しいということでとりあげました。
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サンスターのミニ掃除機
 サンスター文具といえば、高畑君は元気でしょうか。
 トランスルーセント・カラーの文具のフレーバー・シリーズに電動文具が増えました。
 クロスカットのシュレッダーとミニ掃除機です。ミニ掃除機はどこかで見たことがあるので、OEMでしょう。
 ここで取り上げたのは、デモをしていたおねえさんが面白かったからです。色紙の切り屑をこの掃除機で吸い込んで見せていましたが、色紙が本体から漏れてしまうと、普通はこんなゴミは吸いませんからというです。本当はこんな紙よりも細かなゴミがあるはずで、もっと漏れるのかよと突っ込みたくなりました。
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塗るスクラッチペン
 これも色物ですが、セーラー万年筆の「ケストエジデル」というペンです。このペンを使うとオリジナルのスクラッチカードができます。ただし、できたスクラッチは硬貨で削るのではなく、消しゴムで剥がすことになります。子供の遊び用です。
 それにしても消すと絵字出るというネーミングはそのまんまですね。
 このペンは、セーラーが前から売っているキャップ加圧式のペン型ノリ、修正ペンと同じ機構を使ったもので、粘度の高いインクを厚く出すことができるのです。
 そんなに売れないと思うけれど、こんな遊びもいいですか。
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4色ボールペン
 きたきつねも長いこと不思議に思っていたことに、4色ボールペンの緑色でした。今回、オートが出した「3色ボールペン+1[極細]」というボールペンで胸のつかえが取れました。黒、青、赤の3色に、黒の極細を組み合わせた4色ボールペンです。
 そうなんです、いつまでも減らない緑よりは、黒か赤の極細が実用的です。極細の線幅が0.2mmと手帳書き込み用に最適です。この極細はjamさんが好きそうな感じです。これが赤だと、原稿の校正などにも便利です。
 これは発売されたらきっと買うと思います。
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