子供の頃、6台の「緊急車」ミニカーを持っていました。モデルペットの「クラウン・パトカー」と「マスターライン救急車」、マルサンの「デイムラー救急車」(ディンキーのコピー・モデル)、コーギーの「ジャガー・ファイアチーフ」、「インパラ・ファイアチーフ」、「オールズモビルのシェリフカー」の6点です。
上の画像はいわば「再現映像」ですが、マスターライン/ジャガー/インパラ/オールズは当時のものです。クラウンは一時期国産乗用車を熱心に集めていた頃にリペイントしてしまったため別の個体、デイムラーは自分でリペイント、オールズの箱と懐かしのプラモ類は後年になって入手したものです。
ミクロペットやモデルペットの乗用車類はほとんど全て処分してしまいましたが、クラウン・パトカーもリペイント状態でまだ持っているので、リペイント・デイムラーを含めて6台全てが手元に残っていることになります。これまで明記したことはありませんでしたが、私は昭和30年丁度の生まれ、1955年のクラウンRSと同じ年式です。半世紀の年月と、結婚・複数回の引越しなどを考えると、これは自分でも驚異の残存率と言わなければなりません。あらためて考えてみると、無意識のうちにこれらのミニカーを相当に「大事に」考えて来た、つまり売ったり捨てたりできなかった、ということです。
国電のガード前にあった輸入雑貨店がディンキーではなくコーギーに力を入れていたこともあって、コーギー製品と、そしてモノグラムやレベル/SNAPなどのミリタリーモデルが私の中にかなり強い原体験を作りました。それらは、単に「懐かしい」という感情を超えた影響力を今でも私の中に持っていると思います。
「モデルチェンジ後のモデルも並べてみたくなった」「子供の頃にはわらなかったクルマの名前を知りたい」「その玩具会社がその後どうなったか知りたい」等々。現在のコレクションやサイトづくりのモチベーションの芽が、これらのモデルの中に既にあったような気がするのです。
「趣味」は人によって違うからこそ「趣味」なので、領域や対象、コミットメントの方法などに対する価値観もまた人によって異なるはずです。
「トミカ世代」「タミヤのミリタリーミニチュア世代」「ガンダム世代」など、時代・世代によって趣味の原点は違うはずですから、それぞれの世代にとっての原点と夢を見つけ、自覚し、大切にしていただければ、それでいいのだと思います。 そしてぜひ、お子さんには良いオモチャを買ってあげてください。もちろんそれは「値段が高い」ということではありません。 「良いオモチャ」は手にした人の資質や人格にまで及ぶ影響力を持っている、と私は信じています。 (2009/10/30改訂)
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