政策課題研修ー「行政評価を考える」(9月22日)

会場:自治研修センター

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b1.gif (249 バイト) アンケート発送と指標の検討

 本日は,行政評価を導入している市町村へのアンケート調査項目決定と発送,指標の検討を行った。

 (アンケートの実施)

 前回,ヒアリング先を決定して,10月12日〜14日に調査訪問を行うことにしたが,調査研究の題材として,すでに98年度に試行,または本格導入を行っている市町村を対象にアンケート調査を行うこととした。

 既存事例は,三重県に代表されるが,比較対象を絞るために,市町村レベルに限定,評価に重視している点や用いている指標,評価表を使っている場合は,評価の記入済シートなどの内容を把握,分析するために実施することとしたもの。 

(指標の検討)

 評価そのものは,事前評価として従来,予算査定の中で行われてきた。このため,札幌市の予算要求調書を使いながら指標のあり方を検討した。

 札幌市の予算要求調書は,歳入,歳出、財源内訳,5年計画の進捗状況のほか,

  1. 事業の内容 
  2. 法令・条例・規則等 
  3. 事業の必要性 
  4. 他都市の状況 
  5. 今後の目標・整備水準

 などが主な内容になっている。

 具体的な事業の内容は,資料提供を受けた先の了解を得ていない関係で記述できないが,メンバーから次のような問題点が指摘された。

目標の達成度が計れない、計りにくい。

 今後の目標・整備水準という項目はあるが,目標とする水準が不明確。このため,目標の達成度を計ろうとしても難しい。

事業の意図が不明確

 5年計画の進捗状況は,事業量と事業費で記載されているが,計画目標が量(数)でしか計れないのはどうか。例えば,イベントであればイベントの開催数ではなく,事業の目的そのもの,イベント開催によって,「何を」「どのような状態にしたい」かが大切で,予算の調書そのものではそれが分からない。

事業間の比較が困難

 事業間の比較ができないため,現在の予算編成は国の省庁のように枠配分の影響を受け,事業の軽重により柔軟な横の比較ができないのではないか。

 このような指摘がでたのは,指標を設定しようとしたとき,予算要求調書の上では,かなり事業の意図をつかむのが難しい。査定する財政課は,膨大な事業の調書を前に,どのような点を考慮して事業の可否を決めるのだろうか(もちろん、ヒアリングの過程で様々な疑問をたずね,相当のやりとりがあって査定に達するのは理解しているが)。そんな疑問がでてきた。

 行政評価は,その結果を事業の見直しや予算編成などにも活用するのが目的のひとつと言える。予算要求調書を見て,評価の必要性を強く感じるとともに,予算調書作成だけでも膨大な労力が必要なのだから,行政評価が加わったときには,この予算調書とどのようにリンクしていくか,評価の時期を年1度とすれば,要求調書そのものを評価表と一緒にすべきではないかなどという意見も出された。

 三重県の労働組合のアンケート調査で,「評価結果が予算などに反映されず,事務量が増えただけ(ニュース欄参照)」という意見もあり,一層,行政評価を行う上で,評価作業の効率化が求められ,これをAチームの課題の一つとして認識した。

 また,アウトカム指標の難しさともかく,指標には目標設定が大切で,三重県のシートの中で,目的についての記述が重視されている点が理解できた(三重県の事例とアウトカム指標の問題はメンバーの報告を参照)。

 本日は,アンケート作業に時間がとられ,予定の商店街活性化関係の事業を題材にしたケーススタディはできず,指標の検討は短時間であったが,今後は,指標(穴口・長谷部),市民参加・フィードバック(深瀬・大石)で分析,研究を深めることとして終了した。

 b1.gif (249 バイト) メンバーからの報告

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