行政評価導入に関するアンケート資料1−1 評価表の分析


【A市の場合ー行政水準重視タイプ】

(1)評価表の項目 

  A 表

評価表の項目 記入の視点や記載例など
事業概要  
分析・評価

行政水準比較で,客観的に評価

個別事業  
基本分析

計画事業,主要課題,単独事業費,民間での同様の事業,外部委託可能性,区民協力の可能性,類似事業有無

事業予算の推移

5年間の推移

今後の見通し

国,県,社会動向や当該団体の基本的な考え方

改善策

具体的方向性,改善策

実施時期

来年度,早期に実施,その他から選択

※早期は,2〜3年をめど。その他はそれ以降

備考  

 B 表(次のように一覧表で行政水準を比較)

項目

当該自治体

X自治体 Y自治体

事業費

       

特定財源

       

一般財源

       

従事職員数(人/年)

       

対象住民数()

       

住民一人あたりコスト

       

事業内容,実施状況,問題点など

       

特記事項,当該自治体との比較,特色

       

(2)特徴など

  • 行政水準の比較を重視して客観的な評価を目指しているのが特徴。

  • 評価表は,A,B表の2ページ。

  • 基本分析は,単独事業の有無,民間での同様の事業有無,外部委託の可能性,住民協力の可能性,類似事業を簡潔に記載する(チェックして,2,3語記載する欄がある)。

  • 評価表で,重要なポイントである分析・評価については,行政水準を比較して行う方法で,B表がそのためのコスト比較表で,近隣同規模の自治体の事業費,特定財源,一般財源,従事職員数,対象住民,住民一人あたりコスト,事業内容,当該自治体との違いや特色などを記入する。

  • 平均コストは,特定財源を除外した一般財源+職員数×平均給与を対象住民で除したもの。

  • 対象自治体は,他の先進地ではなく,近隣ですべての事業について,同じ自治体を比較しているのが特徴である。

  • 財政危機に対応したもので,シーリングと評価システム導入の2本立てによる事務事業の再構築を目指すものである。

  • 議会と市民代表の意見を取り入れている。

※対象事業は,10年度で事業費1億円を超える70事業

【B市の場合ー見直し評価タイプ1】

(1)評価表の項目

評価表の項目 記入の視点や記載例など

目的及び内容

事業開始時に遡って記入

実施基準

法内が法外か,また独自基準か。他で実施しているか。

対象

個人,世帯,団体

実施時期

通年,定期,随時

実施方法

直営,委託に区分。委託内容を別紙に記入。

補助金の状況

補助金を交付している場合は,内容を記入。別紙にも詳細記入

実績

予算,決算,執行率,主要規模(事業の具体的な実績数)

財源

特定,一般の個別ごと

事業の必要性

事業の優先性

サービスの公平性

費用対効果

経費の節減方策

「高い」,「低い」,「どちらとも言えない」の3点をチェック。

具体的理由を記入。

 

総合評価

廃止,休止,縮小,充実,変更なしの5点を選択し,具体的利用を記入する。

縮小,充実の具体的内容

事業規模,経費内訳など具体的に記入

見直しの影響額

見込額

見直しの問題点と対応

 

(2)特徴など

  • 年度ごとに対象事業を設定して,評価事業を増やしている。

  • 評価の視点は,事業の必要性,優先性,サービスの公平性,費用対効果,経費節減の方策の5つを設定している。(具体的基準は,こ こをクリック)。

  • 個別評価を総合的に判断して,廃止,休止,縮小,充実,変更なしの5点を選択する。

  • 事業の見直しを重視するタイプで,補助金の事業の実施方法(直営や委託)にこだわっている様子が窺える。

【C市の場合ー見直し評価タイプ2】

(1)評価表の項目

評価表の項目 記入の視点や記載例など
事務事業の体系化

体系を明かにすることを評価の出発点する。

対 象  
手 段

事業内容

意 図

どうゆう状態にしたいか。

結 果

何のために実施するのか。上位施策の目的

予算推移

達成度,成果,予算、財源

事務事業の課題  
改善の方向,方法  

改善した場合の予測効果

 
必要性,優先性,妥当性,達成度,成果

5点についてABC評価

成果は,可能な限り数値化

総合評価

5点のABC評価の合計

(2)特徴など

  • 市民生活主体の行政運営を目指し,縦割行政の弊害を廃し,成果志向,結果重視を明確化している。

  • 使命,政策,施策,事務事業を体系化する。目的を明確にするを評価のポイントにしている。

  • 行政使命:行政に課せられた基本的任務(行政の守備範囲)

  • 政策:行政使命を果たすための基本方向

  • 施策:政策を実現するための方策

  • 事務事業:施策を進めるための具体的な行動

  • 評価の項目は,必要性,優先性,妥当性,達成度(活動量),成果の5つで,ABCの3段階評価を行う。

  • A=5点,B=3点,C=1点をつけて,各所属に各ポイント合計を総合評価とし,A=20〜25点(30%),B=14点〜19点(50%),C=5〜13点(20%)の範囲で調整を行うとしている。

  • 見直しの枠が決められていることから,このような調整を求めたようで,横の調整を行うまでにはいたっていないようである。

【D市の場合ー目標管理改良タイプ】

(1)評価表の項目

評価表の項目 記入の視点や記載例など
上位の施策,政策

計画の上位を記入

対象

何を,誰を

手段

事業内容

意図

どういう状態に

結果

上位の施策への効果を記入

事務事業を取り巻く環境

5年前と今後の予測

住民・議会の意見

住民要望や議会質問

活動指標

指標を設定し,達成度を図る。

ほかに,事業費(内訳含む),所要人員などとともに将来も想定。具体的な推移を記入。

成果指標
他市等の状況  
評価

必然性、手段の妥当性,効率性,コスト,目的達成度,市民満足度

各項目評点3点で,合計点をつける(20点満点)。

目的達成度は,5点。

 

成果余地度

コスト節約余地

目的達成度に対する考え方

目的達成度を踏まえて,成果の向上余地を記入

目的達成度の考え方は所管課の考え

所管課長意見

(見直し方向)

A拡充 B継続 C終期を設定して継続 D縮小 E廃止 F休止 G達成により完了 Hその他(新手法の採用など)を選択する。

(2)特徴など

  • 三重県に近いタイプ。

  • 住民と議会の項目を入れたのが特徴であるが,要望や議会質問などにとどまり,市民の満足を図るまでにはいたっていない。

  • 評価については,点数化で事業間で評価の軽重が図れる仕組みである。

  • 評点自体は,定性的な判断になり,客観性という点ではやや弱い感がある。

【E市の場合―目標管理型・目的体系図活用タイプ】

(1)評価表の項目

  三重タイプであり記入は省略。

  ■評価のコンセプト(提供資料から)

1118-6.gif (8207 バイト)

(2)特徴など

  • 事務事業評価表の作成の前に,目的体系図の作成を行うことが特徴である。
  • 評価表は,事務事業評価表と基本事務事業評価表の2種類で,事務事業と施策を対象としている。
  • 評価表自体は,三重県タイプであるが,職員の意識改革を重視している。
  • 目的体系図というものを職場の議論をとおして描き出し,評価対象を明確化する,他の管理ツールとの関連付けを容易にする,自分の業務や他の仕事が分かり,評価表を記入しやすくするといった仕組みを導入している。
  • 事務事業評価は,係長を記入者としているが,チームの議論を前提にしている。
  • 評価者は,課長であるが,リーダーとの議論を前提にしている。
  • 基本事務事業評価は,課長が記入。評価者は部長で,事務事業評価と同様に内部での議論を前提にしている。
  • すべて議論を前提に,目的の共有を図る点で優れたシステムである。
  • 自治体の利益=「住民の満足」−「行政コスト」という考えから,発生主義のコスト計算の導入を進めている。
  • サービスの品質管理運動なども視野に,将来的には政策形成システムを目指している。

 ■目的体系図(提供資料から)

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 資料1−2 評価表の分析2

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