行政評価を考えるー 報 告 11.11.26
                            自治研修センター
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b1.gif (249 バイト) 論文骨子素案発表会

 自治研修センターに3グループが集合して,これまでの経過や現状での論文骨子素案などを発表した。

 Aチームの論文骨子中間発表内容は以下のとおり(論文の項目として取り上げる項目の素案)。


    テーマ:「行政評価システムを考える〜
              市民に分かりやすい評価システムを目指して」
   サブテーマ:「事業・政策を的確に捉えた成果指標の確立について」

                 


1 戦略的な行政経営を目指して

 (1) 行政と取り巻く環境


   @行財政改革

  • 経済不況,財政危機(税収不足・市債残高)


       A地方分権

  • H12.4月から地方分権推進法スタート。
  • 産業振興一辺倒から地方の個性の創造へ

   BVFM(ValueForMoney=費用対効果)

  • 税金の払いがい,不正支出や企共事業による税金使途への市民意識の向上

   (2) 札幌の現状


       @市債残高

  • 99年度末,約1兆円の市債残高(一般会計)
  • 市民一人あたり55万円

A D R

  • 費用削減など一定の成果
  • なお一層の見なおし,同時に行政サービスの質の向上へと変化


B 事務事業評価

  • 行政改革のツールとして注目


 (3) 行政評価とは?
 
   @ 意 義

  • 行政の個々の事業,施策,政策を評価して,業務の改善や向上に寄与

   A 目 的

  • 行政への信頼確保,行政サービス向上,市民満足向上
  • PDCA(Plan−Do−Cbeck−Actio皿)の実践
  • 行政の効率化,政策の有効性向上
  • 情報の提供や全開,市民と行政のコミュニケーション手段

B 種 類

  行政を「政策一施策一事業」の体系に分類すると,

  • 事業評価(執行評価)
  • 政策評価及びその中間の施策レベルの評価


C 効 果 

  • 市場競争原理の導入一他都市との比較,競争による3E(効率性,有効性,経済性)の向上
  • 行政の実情を説明するアカウンタビリティの実残,市民との対話促進
  • 行政改革の推進
  • 職員の能力向上と活用


2 行政評価の導入状況

  (1)行政評価の類型と特徴(表で)

  (2)事例紹介

   @ 米国オレゴン州・青森市・東京都(市民参加・ベンチマーク)

  • 市民参加と分かりやすさ。市民と行政が目標となる指標設定により目標共有と協働に効果。

   A 静岡県(業務棚卸)

  • 業務を樹木構造ととらえ分析・体系化することにより客観的な評価

   B イギリス(ValueForMoney・市民憲章ほか)

  • 市民への公約と税金の払いがい
  • 同一基準で都市間の競争

   C 三重県・札幌市(目標管理)

  • 目標とその達成度の比較,原掬の追求と改善

   D 定性評価事例

  • 評価項目について記入者の判断による5段階やABC評価など

   E 外部委員会(オレゴン州・東京都)

  • 市民の主体的な委員会,指標の設定や評価を実施


 (3)行政評価の傾向

  • 目標管理型が主流ー見なおしタイプが多い 
  • 市満足など顧客指向が弱い

 (4) 今後の課題

  • 評価への市民参加一弱い傾向
  • 体系的評価一事務事業評価にとどまり政策評価まで至っていない
  • 予算・計画とのリンクー削減や見直し主体で,計画の管理や予算査定への活用はこれからの課題
  • 市民の分かりやすさ−事務事業主体で専門性が色濃く市民の関心が低い

 (5)札幌市の行政評価の課題

  • 職員へ浸透していない
  • 研修など人材育成,意識改革の視点が弱い
  • 体系的な評価システムを確立していない


3 札幌市が導入すべき行政評価手法

 (1)外部評価一市民の意見を取り入れる

  @ ベンチマーク

  • 目標設定における参加・協働型,市民の分かりやすさ

  A 政策マーケティング委員会

  • パートナーシップ

  B 専門評価会

  • 大型プロジェクトなど特殊で専門的な事業の事前評価・科学的分析手法を活用

  C 議 会

  • 事務事業評価などを題材に議論の場として活性化


 (2) 内部評価一職員の自己評価


  @ 共通指標

  • 事務事業間の効率性・有効性を測る
  • コストを明確化する(住民満足−コスト=成果)

  A 施策評価と事務事業評価

  • 業績評価法が簡易性,分かりやすさの点から最適
  • 事務事業評価の積み上げと施策評価を一体化する
  • 内部の評価をフイードパック

  B 計画体系図

  • 職員が行政の計画体系図を描くことにより目標の明確化、共有化
  • 5年計画との関係確立


  C TQM(mta】QuorityMana9emenqマネージャーの設置,研修強化

  • 現場段隋からの職員意識改革と能力向上

  D CS(CustomerSatisfuctidn)

  • ポイントになる事業にCSを導入
  • 市民の満足度を意識

  E 予算とのリンク

  • 従来の予算査定書と統合し予算査定のツールに

 (3) その他


  @ 情報企開(インターネットほか)

  • 分かり予すく,ポイントをPR


  A フイードパックシステム

  • 意見・要望の把握、反映を迅速に
  • イントラネットの活用

  B 導入計画・組織・予算


4 ケーススタディ

  経済施策をモデルに評価


5 終わりに


 (1)職員の意識改亭の実行【評価システムの成否を決める。


 (2)QC活動一日常の現場の活動を大切に。
   小集団活動の奨励(わいわいテーブルの拡大など)

 (3)インセンティフー表彰,特別昇給の活用,現場の権限強化,
   区役所などの予算要求権付与

 (4)PDCA(計画一執行一評価一改革)

 (5)職員に分りやすく浸透する行政評価

b1.gif (249 バイト) 今後のスケジュール

12月20日 山口北大教授との意見交換会

1月20日頃 論文骨子発表会

2月中旬   論文提出

3月上旬   論文発表会

 なお,論文骨子については,メンバーが分担して肉付けを行い,また,評価の視点を絞り込み,実際の評価表の設計,コストなどの算出方法の確立などを今後行う予定。

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