論文の中で,札幌市へのベンチマーク導入を提言するにあたり,具体的な活用方法を明らかにすることをねらいに,再度,ベンチマークについて整理した。
| 1 ベンチマークの意義 (1) 代表的なベンチマーク
※グループが志向するベンチマークは,リザルトベンチマークがモデル。
(2) なぜベンチマークが有効か
(3) ベンチマークの評価の視点は
(4) ベンチマークの有効性
指標の達成度を図ることで,問題を発見し,改善への方策を探る(プロセスベンチマークの要素)。
個々の事業ではなく,全体の最適な状態を目指す。政策目標の管理に有効である。
成果の有無が,一目瞭然で,優先的になすべきこと,重点的にすべきことが容易に判断できる。
全体目標がなく,職員自体も見えない現状において,全体が見えることで,個々の事業の評価基準に対する支援手法的な要素がある。
評価そのものとともに,プロセス(問題発見―分析―改善)を今後の行政運営に活用できる科学的管理手法として優れている。
(4) 市民参加・協働
【参考ーオレゴン州プログレスボード(独立委員会)】
議長は,知事で,普遍,中立な委員9名で構成する。
知事,議長,ビジネス代表,教育関係者代表,地域(3地域),少数民族の代表を知事が任命する。
公募性ではないが,普遍性,公平性と各分野でのバランスを配慮して,選任している。
委員会のものに部会を構成して,様々な指標の中からベンチマークを選択する。
ベンチマーク選択にあたり,現在の設定では,州内29の地域でタウンミーティング(2000人参加)を実施,12000人への郵送アンケート,1300人の意識調査を実施したほか,評価の専門家の意見を聞くなどの検討を経ている。
また,オレゴンシャインズUという戦略計画をベンチマークとリンクさせている。
戦略計画の策定が,プログレスボードと知事の任命した46名のタスクフォースの共同作業で行われたが特徴である。
(目標期間,計画期間はともに 1997〜10年間)。
(参考文献)
「米英の地方行政における政策評価の新しい潮流」(東京都政策報道室99.8)
「行政評価のよる地域経営戦略」(行政経営フォーラム99.3)
「自治体経営のためのベンチマーキング入門」(地方財務98.4〜9)
「行政マネジメントとベンチマーキング」(野村総合研究所資料)
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