政策課題研修「行政評価を考える」(報 告
                            
l1.gif (7620 バイト)

b1.gif (249 バイト) 外部評価について報告事項(穴口)

(1)外部評価−市民の意見を取り入れる

〔外部評価の位置付け〕

 市政における政策的な判断は,主権者である市民とその信託を受けた議会が担うべきである。

 しかし政策目標達成のための具体的な政策・施策形成は,行政に任されている。

 行政は,住民の意思に沿った適切な施策の選択をするため,努力しなくてはいけない。

 常に住民意向を確認しつづけるための評価を行うべきである。

<評価の流れ>

★長期計画(=議会に承認されることにより政策目標となっている。)に関する指標をリザルトベンチマーキングする。

★行政がその施策を選択する際に,その施策の成果とした指標から,市民がクリティカル・サクセス・ファクターを選ぶ。

★選ばれた成果指標に対応するものから施策をランク付けする。

★ランクに応じて予算を配分する。

従来の予算査定書と統合し予算査定のツールとする。

★施策の実施。

★施策成果とリザルトベンチマーキングの公表。

〔外部評価で行政がしなくてはいけないこと〕

@ 適切な情報公開をすること。すなわち,施策の選択における判断材料を提供すること。

施策ごとに資料を作成する(=評価表)。

⇒市民がそれを見て判断できる(=分かりやすい)評価表にすることが大切。

A 前回の外部評価結果であるCSFによる施策ランク付けと予算(事業別)への反映を明らかにすること。

B コストを明示する。

 コストの明示

直接的な経費の提示は自明のものとして,問題は

“コストをどこまで算出するべきか?

(前提)コストを算出するのは,施策ごとの経費を市民に示すため。

職員が常にコストを意識するためのコスト計算ではない。

(いたずらにコスト計算に時間を費やしても仕方がない。)

人件費〜一人あたりの人件費は決まっているのだから,金額よりも職員の従事人数を示すほうがかえってわかりやすいのではないか? 

  • リザルトベンチマーク

 他の自治体と共通の数値で比較しそのことによって自治体固有の課題を浮き彫りにするという性格を持っている。成果に焦点をあて,結果志向を継続することで,何がまちにとって重要か,有効かを知ることができる。指標の数を増やすほど客観的で具体的な弱点が見えてくる。

  • クリティカル・サクセス・ファクター

 評価を体系化するため,政策目標を達成するのにもっとも重要な施策を明らかにする。

 行政は,それぞれの施策毎にいくつかの成果指標を設定する。(成果指標設定のルール参照)

 「長期計画に関する目標指標の中でベンチマーキングをして明らかになった都市の弱点である数値を上げるための要因となるのは,どの成果指標か?」を市民に問う(その方法は別紙2)。

 政策目標達成のためにどの成果指標を上げるべきか?(=どの施策に重点を置くべきか?)すなわち自治体行政をどういう視点から評価するのか?という疑問から始まって、住民が施策目標となる指標を選んでいくプロセスそのものに意味がある。

  • 成果指標設定のルール 

  • 定量化できる。
  • 測定できる。
  • 監査可能。
  • ある期間中の成果を示す。
  • ある期間中にどれだけの目標に近づいたかを示す。
  • 尺度が一般に受け入れられる。
  • データの獲得は容易か。信頼できるか。尺度は容易に計算できるか。
  • 公開資料として公表できる。  

戻 る