01logo.jpg (7551 バイト) 行政評価 の基礎レポート

小ボタンサンプル26 業績測定、政策分析、そしてプログラム評価 18.9.25

 地方自治体における行政評価というと、一般的に目標管理型の業績測定としての意味合いが大きい。しかし、評価には、大まかに分類すると、業績測定(perfomance measurement)、政策分析(policy analysis)、プログラム評価(evaluation)の3つの種類がある。

 これらの手法は、その目的や特徴を理解して、実際の政策議論の場で使い分けていく必要がある。以下、3つの手法の特徴などを整理する。

項目

 主    な    内    容

業績測定  サービスあるいは、プログラム(施策)のアウトカム(成果)や効率性を定期的に測定すること。

 この評価を利用するときに、情報によって何が可能になり、何が可能にならないかを理解すべきで、業績測定には次の3つの限界がある。

(1)業績データは、それ自体がアウトカムの原因を説明するものではない。(2)アウトカムの中には、直接測定できないものがある。(3)業績測定による情報には、マネージャー及び首長や議員が意思決定を行うために必要な情報の一部に過ぎない。

(参考)「政策評価入門―結果重視の業績測定」2004.7東洋経済新報社 (ハトリー,ハリー・P著・上野宏・上野真城子訳) 

政策分析  政策分析は、社会問題の解決の代替的手段の吟味を行うことを目的として、次の6つのステップで行われる。問題の側からアプローチして、課題に対する最適な解決手段を発見するもの。

 (1)解決すべき問題を特定化、(2)政策目標を明確化、(3)政策手段を開発、(4)各政策手段のメリット・デメリットを推定(5)政策手段の評価(6)明確な基準に基づく最適政策の提言。

(参考)林敏彦著「経済政策Tー現代政策分析ー」2002年放送大学振興会、110頁〜123頁、第9章「政策分析」

プログラム
評価
 プログラムは、ある政策目的を達成する手段の体系である。プログラム評価は、施策によってもたらされた結果を、当該施策が達成しようとしている目的に照らし て事後的に評価するもの。調査結果か ら客観的・論理的に導かれる結論や分析を報告し、政策決定者にとって有益な情報 を提供する。

○プロセス(実施)評価=施策が当初意図されたとおりに実施されたかを評価。通常、施策に関 する活動が、法令や規制の要求、施策の設計、専門家としての基準、又は顧客の期待に適 合しているかを評価。

○アウトカム評価=施策がアウトカム志向の目標をどの程度達成したかを評価。施策の有効性を 判定するためにアウトプットやアウトカム(意図されていなかった効果も含む)に焦点を 合わせるが、どのようにアウトカムが生み出されたかを理解するために、施策過程の評価も行う。

○インパクト評価=アウトカム評価の一種で、施策が存在する場合と存在しない場合の予想とを 比較することで施策の正味の効果を評価する。外部要因が施策のアウトカムに影響を与え ることがわかっているときに、施策の目標達成への貢献を抽出するために実施。

○費用便益分析又は費用効果分析=施策のアウトプットかアウトカムを、それにかかった費用 (支出された資源)と比較。既存の施策に適用されるとき、これらはプログラム評価の形 態と考えられる。

(参考)通商産業省政策評価研究会編「政策評価の現状と課題〜新たな行政システムを目指して〜 平成11年8月」

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