自動車会社は製造者責任を果たすべきだ

 今回は、非従来型暴走族に関して、自動車会社の製造者責任を追及します。どうぞ、御覧下さい。
 2000年1月24日



 2000年1月7日の報道テレビ番組「きょうの出来事」(日本テレビ系)が特集として「もう一つの正月大暴走」を伝えていた。正月の大暴走行為は、従来型暴走族だけではないと言うのである。私も同番組を見たが、あまりにもひどすぎる暴走行為が展開されており、目に余るものがあると感じた次第だ。以下の枠内で、同番組で放映された暴走行為の模様を紹介しよう。

東京・大井埠頭
 ここでは、元旦未明からドリフト暴走が行われた。正月なので台数は普段の二倍に膨れ上がっていた。午前七時三十分になってもドリフト暴走は終わらない。ドリフト暴走族はいつまで暴走行為を続けたのだろうか。

東京・府中運転免許試験場前
 ここでは、ゼロヨン暴走が行われた。この場所では、正月だけゼロヨン暴走が繰り広げられるという。ゼロヨン暴走族は警察がいない隙を狙って、正月三ヶ日、悪徳ゼロヨン暴走を行った。

 この状況を自動車会社の人たちはどう考えているのだろうか。自動車会社の人たちは言うかもしれない。「自動車が悪いのではない。使用法が間違っているのだ」と。だが、「正しい使用法」を使用者に伝達することは、製造者たる自動車会社の義務である。そして、現在、私の知る限り、自動車会社はその義務を果たしていない。公道でのドリフト暴走やゼロヨン暴走、超高速暴走がこれほどまでに蔓延しているのに、何らの対処もしていないのである。「正しい使用法」を使用者に伝達する手段はいくらでもある。テレビCMや新聞広告で、「公道でのドリフト暴走やゼロヨン暴走、超高速暴走はやめましょう」と訴えたり、販売店に目立つようにポスターや垂れ幕を掲示するだけでもいいのである。また、自動車会社各社が共同で暴走族対策ビデオを作製し、それを自動車購入者に配布するという手段もある。だが、残念なことに、私の知る限り、これらの対策は行われていない。ここでも、自動車会社の人たちは言うかもしれない。「公道において、ドリフト暴走やゼロヨン暴走、超高速暴走を行わないことは常識の範囲内であり、わざわざ注意をする必要はない」と。しかし、常識のない多くの人間に運転免許証が「配布」(これは行政の責任である)され、そして、その人たちが公道において、ドリフト暴走やゼロヨン暴走、超高速暴走を行っているという現実があるのである。今こそ、行動を起こすべき時である。

 暴走行為を幇助(ほうじょ)したり、助長するようなことはしていないのだから、自動車会社には何らの責任はないと考える人もいるかもしれない。しかし、このままでいいのだろうか。自動車会社が何らの手段を講じない限り、非従来型暴走族は増大していくだろう。もっと大きな社会問題になった時に初めて重い腰を上げるつもりなのだろうか。



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