アニメーション

上映会

予告



最果 一郎
(さいはて いちろう)
主人公。世田谷大陸の帆立小屋に住んでいる。海に浮かぶ「ニュ〜東京」に憧れている。本作の制作年が2010年(3D映画元年)であることを記念し、3Dメガネを装着している。漫画でも登場。
玉川 ふたこ
(たまがわ ふたこ)

ヒロイン。ハッピーな性格なので法被を着ている。前世は玉川の花火(卒業制作として絵本で表現)

粉々になって玉川に流れているところを一郎に拾われて組み立てられ、以後一郎を慕って一緒に生活している。


世田谷大陸の帆立小屋



制作動機

新宿は自宅からは遠いイメージがあったが、自宅前のビルが建て替えになった時、新宿のビル群が(↑の写真のように)島のように玄関先から見え手が届きそうだと思った。さらに、手が届いたあかつきには、届いた手の上を渡って行きたいと思った。この思いつきをアニメーション化する為にまさか2年も要するとはこの時は思いもしなかった…ちなみに新しいビルができたので今はこのように新宿は見えない。向かいのビルが建て替えていなかったら違うアニメーションができていたと思う。






描画は全て鉛筆ツール

その昔、イラストレ〜ションの教授が、「photoshopはAdobeの製品だからphotoshopで描いている限り自分の絵では無い。Adobeの絵だ」というような内容を話していた。当時からphotoshopを使わないとまともに描けなかった私は「え〜じゃあ絵の具だってホルベイン製とかじゃん…絵具の調合して紙すきからやらないとオリジナルだって言えないわけ?????」と反発したのですが、今頃になって確かに…と思います。どんなに精巧でもデジタル嘘ブラシ。あくまでもアナログ風。オリジナルの内容を展開しても、photoshopやペインターで描いている限り、ソフトくささが残っている…。私は私一人の力でやり遂げたいと思って、一人でアニメーションを制作しているのに、ソフトの力を借りていいのか?でも中学生の時からデジタルで描いているのでデジタルが私の画材って感じするんだよね。そういうわけでどの描画ソフトにもある最も原始的なツール「鉛筆ツール」を使う事にしました。ジャギーが入っているところが、デジタルでしか出せない質感だという自分なりのケツ論です。




秒間30枚で描画

正確にはフレームレート29.97で制作しています。アニメーションの良さ、静止画との違いはズバリ「動いている」こと!とにかく動作を表現できるのがアニメーションの醍醐味!予算も期限も無いのが個人制作の醍醐味!だからとにかくとにかくたくさ〜ん動かしたい!あと自分の絵は単純だという自覚があったので、そ秒間29.97で描いてみました。でも2年経過してしまった…。




ニュ〜東京とは

かつて東京都がビックバンして23枚の大陸に拡大しました。23大陸に残った大都会の遺伝子達が、かつての東京の思いでを胸に上京してできた島が海に浮かぶ「ニュ〜東京」。ここではニュ〜東京の一部を紹介します。




ニュ〜新宿

よく行く大好きな映画館「新宿ミラノ」。この映画館で予告編のコンペティション「第2回予告デミー」が行われると知った。早速本作を予告編にアレンジして応募。せっかくよく行く好きな映画館で開催されるなら本編に出してみよう(受けが良ければ受賞できるかも!?)という浅まし〜い気持ちで作中に登場!でも劇場名をそのまま使っていいかわからないので「ニュ〜新宿劇場」としました。




ニュ〜六本木

六本木ヒルズのシティビューっていいですよね 森美術館に行くのでよく行きます



なぜ「ニュ〜東京」なのか


大学付近のレストランから見える風景。山々。山々。点々とした小さな明かり。私はこんな僻地に○年も通っているのか…とげんなりした…。しかし同席した友人は「日本画の風景みたいで綺麗だね〜」とうっとりしていた!同じ風景なのに、私は光の少なさにに、友人は山脈の陰影が目にいったというわけ。

この時決心した!
コンクリートジャングルに囲まれた現代人は心が荒んでいるなんていうのはデタラメだ。それが自然で癒されるなんていうのはさらにデタラメだ。そんなのは個人差か、どこで育ったかによるのだ。
商店街育ちの私は雑踏が心の原風景だ。私は山に埋もれていく夕日より、ビルのガラスに反射してあちこちに煌めく欠片を残して沈む夕日の方が好き。呼吸しているように見える高層ビルの赤い点滅が好き。私は人の作った新しいものや美しいものがたくさん並んでいるお店が好き。新しいお店ができて潰れてできて潰れて、行くたびに変化する騒がしい街が好き。人が住んでいる明りが好き。別に商店街や都内住みと行っても都心ってわけじゃなかったので、都会っ子面するのに気がひけていたけれど、これは私の揺るぎない価値観なのだ。自然によって傷つけられた私の心を癒せるのは、私の知っている、私の好きな東京だけを抽出して都合よく編集して作られた、「ニュ〜東京」だけなのだ。



ほぼ処女作


中学生の時に作った二次創作のgifアニメが本物の処女作です。もちろん趣味程度。大学の基礎課程で初めてもう少し作ってみたけどその頃はグラフィックデザイン学科に入学できたという間違った誇りでアニメーションを軽視していた。作ってみたら思ったより面白かったけどしんどくてちゃんと完成できなかった。3年生の時に選択した時もいずれもたいして完成せず、どうしようも無い作品ができた。ちゃんと本気で取り組み、完成させたのは今回が初めてです(書いてて情けないです…)



お金と私


私はとてもお金に卑しい!その理由は2つある。
まず、キラキラしているものが好きだから。
次に、小学生の時分、近所の同級生の男子に実家の佇まいや家業や家族の事を散々馬鹿にされて劣等感があったから。「私の家はお金があるのか無いのか問題」は当時は確かめる術が無く、家は貧乏なのではないかという心配が小中あわせて9年間続いた。都立高校に進んだ時にやっと自分がむしろかなり恵まれている家に生まれ、恵まれている人だけが行く学校に通っていたからこんな事態になっていた事に気付いた。すると今度は優越感が生まれてしまい、結局お金と私は切り離せなくなってしまい、作品の中でしょっちゅうお金がでてくる事になった。