ここ最近、知り合いが重大な事故に巻き込まれてしまうのを目の当たり
にしています。
社会復帰困難な重傷を負ったり、冗談抜きで死に至っています。
世界に誇れるモーターサイクル生産国でありながら、それを操るスポーツ
に関わる者の社会的地位があまりにも低い日本で、こういった事故は即イメージ
ダウンにつながります。
スキーやスノボで骨折するのと、バイクで転倒して骨折するのとでは、なぜか
バイクで転倒することの方が危険と思われてしまいます。バイクというものの
理解があまりされていません。
まず、誰もが口を揃えて訴える危険性について。
もちろん、安全が保障された乗り物ではありません。
参加する者全員の安全に対する意識、モラルで安全性が確保されていると
思います。
これは、一歩間違えば凶器となる道具を使うオリンピック競技である(クレー)
射撃やアーチェリー等と同様と思います。
公道における混合交通なんかも、皆が法律というルールを守っているから、、、
でも事故は日々発生し、年間数千人もの方が命を落とされています。
そのような状況下で、ロードレースがモーターサイクルスポーツ、あくまで
スポーツであると考え、皆さんに理解してもらいたいと思っています。
27歳にもなってバイクなんか乗って、、、周りからは冷たい目で見られる
ことが多いです。自分がバイクという乗り物をどのように捉えていて、どの
ようにモーターサイクルスポーツとして取り組んでいるかを説明しています
が、なかなか理解してもらえないのが現状です。
実際、ロードレースを経験した方ならわかると思いますが、スポーツと
しての要素は陸上競技等となんら変わらないと言えます。
中には、天才的才能であっという間に頂点に上り詰めてしまう人も居ますが、
大半の速いライダーは、地道にトレーニング、練習をして、日々、速く走る
ために必要なことを真剣に考えている、ある意味まじめな人に見えます。
ある意味バカなんですが、この言葉には敬意が込められています。
俺はバイクに乗ってるんだぜぃ、とフかしている連中(が、社会的地位を
下げる要因になっていることが多く、残念なのですが)には到底到達でき
ない領域です。
ロードレースを、単に直感的に危険と思っている人に出会ったとき、いろ いろ説明しますが、結局は「観に来てください」と言います。そして、レース 前日の練習や、当日の準備など、いわゆる舞台裏を見てもらうようにして います。大抵の人は、ロードレース、バイク=危険、という図式まではなか なか払拭できないのですが、少なくともスポーツとして取り組んでいるという 姿勢と、自分が言わんとしていることについて、少しは理解してもらえます。
いろいろと書き連ねましたが、そうやって真剣に考えていたはずだった のに、人というものは慣れであったり、調子に乗ったりして、つい、油断 してしまいます。
今年2月のシェイクダウンで、サーキットを1周もせずに転倒し、手首を
骨折し、バイクを大破させてしまいました。これは、完全に自分のミスで
あり、あってはならない油断が招いた結果です。
治療とバイクの手配、修理で今年参戦予定だった東日本チャレンジカップの
少なくとも前半3戦を欠場せざるを得ません。
怪我で予定していたレースを欠場するのは初めての経験です。正直、かなり
辛いです。
でも、少なくとも辞めません。自分にはチャンスが与えられています。こんな
つまらない自分のミスで、自分はおろか、今まで協力してくれた方々にまで
残念な思いをさせたくありません。
今回の経験をバネに、走り続けます。
反省を込めての覚書