スポーツビジョントレーニング Vol.2

1.トレ−ニングの原則

 目の機能は、「外眼筋・毛様体筋」等により司られているんだ。筋肉である以上は「トレ−ナビリティ=トレ−ニング効果」があるということなんだ。 けど、考えてみよう・・!
 胸の筋肉(大胸筋)やモモの筋肉(大腿四頭筋)のように重たい負荷をかけてみたり、何セットも トレ−ニングしたりしても良いのだろうか ・・ フムフム”
 否、これらは身体の中でも「小筋群」に属する。長時間行ってもトレ−ニング効果は薄い。
        毎日毎日の積み重ね・・これだ! 数分でよいのだ!
 そして未来のJリ−ガ− ・・ 更なる“日の丸選手”を「ビジョントレ−ニング」で目指してみよう!

2.利き眼について

 人間は両眼でものを観ているが、2つの眼が離れている分だけ網膜には「少しだけ異なる影像」が映る。脳はこれを統合しているが、左右どちらかの影像を主体化してものを観ているんだ。この主体化している映像を供給している眼を「利き眼」っていうんだ。
ラグビ−なんかでは利き眼でない方向からタックルするように、スカウティング項目に「利き眼」 が入っている。
では、ホ−ルテストでみんなの「利き眼」を確かめてみよう ・・・・!
  1.指で「輪」を作って、その穴から何か1点を「両眼」で観てみよう。
  2.次に左右の目を瞑って、「片眼」でその1点を観てみよう。
  3.その1点がズ−と観えている方が利き眼、利き眼でない方の眼では最初観ていたものと「ずれたもの」が観えてしまう。
・ポジション的には「右の利き眼なら左サイド」、「左が利き眼なら右サイド」が望ましい。その方がグランドの内側が利き眼となり、死角が減るからなんだ ・・かんだ ・・そうなんだ ・・・・!

3.焦点調節・輻輳・開散トレ−ニング
@ 焦点合わせ

a.近距離での距離感

1.指先を立てる。
2.指先が二重にならない所まで顔に近づけ、すぐに指先をいっぱいまで下げる。
3.これを繰り返し、素早く焦点を合わせる。
b.遠近中近の焦点合わせ

1.遠くの山の木を観る。
2.近くのグランドの石ころを観る。
3.中距離の建物のアンテナを観る。
4.近くのグランドの石ころを観る。

○漠然とただ観るのではなく「山の木1本」「グランドの石ころ1つ」「建物のアンテナ」というように「1つのものをはっきりと観る」その時、顔は動かさずに目だけを動かすことがポイントだ。

* 焦点合わせの原理
  カメラのオ−トフォ−カスというのは、「レンズを移動」させて焦点合わせをしている。魚類などはこの方式なんだ。けれど人間は、眼の中の「水晶体というレンズ自体」が厚くなったり、薄くなったりして「焦点合わせ」をしている。


 
近くを見るときは水晶体を厚くする




遠くを見るときは水晶体を薄くする

具体的にいうと
・近くのものを観る時は寄り眼になり(水晶体は厚くなる・・輻輳という)
・遠くのものを観る時は開き眼になり(水晶体は薄くなる・・開散という)
このようにレンズの調節(厚くしたり薄くしたり)を行っているのが「毛様体筋」という筋肉なんだ。 素速い「屈折力の変化」を身につけて、網膜に「鮮明な画像」が早く映せるようになろう!!


* サッカ−においては!
  シュ−トの時の基本は「ボ−ル・ゴ−ル・ボ−ル」を瞬時に観ることだ。ゴ−ル前にクロスを上げ る時も「ゴ−ル前の状況・ボ−ル・ゴ−ル前の状況」の判断がとても重要なんだ。
  これには「素早い焦点合わせ」が必要だ。瞬時に状況を判断して、最高のシュ−ト決めたり、絶妙 なクロスでアシストを決めちゃおう!!


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