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作品一覧
ムーラン・ルージュ、息子の部屋、ムトゥ 踊るマハラジャ

めぐり逢い、めぐりあう時間たち、めぐり逢えたら、メトロポリス、メリーに首ったけ、メリー・ポピンズ、メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬、メン・イン・ブラック、MiB2

モーリス、目撃、黙秘、モスキート・コースト、モダン・タイムス、モナリザ・スマイル、モロッコへの道、モンスターズ・インク、モンタナの風に抱かれて、モンテカルロへいこう


ムーラン・ルージュ

01年アメリカ
ニコール・キッドマン、ユアン・マクレガー主演ジョン・レグイザモ出演バズ・ラーマン監督
19世紀末パリのムーランルージュを舞台に生まれた 高級娼婦サティーンと作家クリスチャンの恋

☆バズ・ラーマン、凄いパワーだわ。そして欲張りな人ね。オープニング、FOXのクレジットが出る場面から凄く楽しい。CGで世紀末のパリに飛び込んでいく映像にも わくわくするような魅力が。そして作家クリスチャン(ユアン)の回想で物語にはいるのですが、まずジョン・レグイザモ演ずるロートレックのネアカなチャーミングぶりに吃驚。「赤い風車」のホセ・ファーラーのロートレックの印象が残ってたもので、 ホント驚かされた。キュートな実写版ティンカーベルはカイリー・ミノーグだわ、舞台がムーラン・ルージュに移っても 色彩と音楽と映像転換が洪水のようにスクリーンから溢れてくる喧騒の世界は凄まじいパワーが漲っている。それが二人の恋や悲劇の序章を見せる場面になると、すっと喧騒がかき消えて 豪華絢爛な舞台に広がる歌と愛の世界が甘く悲しく心をとらえて離さない。歌われる楽曲はよく知ってるものばかりで ニンマリさせられ、ミュージカル映画の醍醐味をうまく取り入れ 存分に生かしている。コミカルな部分は猥雑に騒がしいまま、話が進むと その悲劇的展開はオペラのような重厚な趣さえ持ってくる。バズ・ラーマン、プッチーニのオペラ「ボエーム」を現代的に演出したそうだけど是非観たいわ(実は私はプッチーニ好きでもある)。そうして「ボエーム」や「椿姫」のような"かなわぬ純粋な悲恋"を凄いテンションで 盛り上げていき、クライマックスへ・・。
☆ニコール・キッドマン、大変美しいです。そしてユアンは表情も動きもとてもいきいきしていて、彼がとても(撮影を)楽しんでいるのがよくわかる。二人の歌唱力も見事ですが、何より好感が持てたのは、二人共口をしっかり開けて本気で歌い込んでいること。クライマックスでの泣き濡れたニコールの目が真っ赤に充血しているのや 大泣きのユアンの顔がグシャグシャなのを見ると こっちも感極まってしまう。 映画、そしてミュージカルという虚構の世界で、そしていかにも人工的なムーラン・ルージュのセットの舞台でだからこそ、彼らが人間としての生の感情を剥き出しにして演じているのが素晴らしい輝きを持って心に訴えてきて、私は心底感動しました。これはキャスト&スタッフの作品にかける情熱の勝利よ。
☆タンゴになった「ロクサーヌ」、凄みのきいたダミ声で歌われて新鮮でしたが、イントロのコードが弦楽器で演奏されるのを聞いた途端、あ〜これはやっぱり名曲よ・・とうっとり。大好きな世紀末のパリの雰囲気を味わいたいという思いは、ちょっと違うな〜というものでしたが、これはムーランルージュのセッティングを借りただけで 当時の再現作品ではないので、それはそれで納得。



ミュージカルのお約束

息子の部屋 LA STANZA DEL FIGLIO

01年イタリア
ナンニ・モレッティ主演・監督ラウラ・モランテ出演
互いに信頼し愛し合っている精神科医の一家の息子が事故死し、一家は深い哀しみに沈む

☆家族を愛していて仕事も誠実にこなしていて、息子に対しても誠実に接し心から愛していた主人公。何ら落ち度のない父親ぶりだったのに、不慮の事故で息子を失ってしまう。その喪失感は想像するだに痛ましい。最初、息子の盗難事件から話が始まるものだから、それが息子の死につながっていくのかと思った。息子が海に出る前に勢いよく走ってきて母親にぶつかる少年がいたから、その少年が関与してくるのかと思った。そんな思わせぶりにまんまとひっかかって、 何も起こらない展開にちょっと驚く自分が少し嫌になった。そのくらい淡々と時間が流れていく。主人公を中心に、家族の生活の匂いがする。普通に眠り、家族を愛し、食事をし、仕事をし、健康にも気を配る、そんな何気ない生活の匂いがあたたかくて素敵だったりする。そうして何もなく日々平穏に生きていけることが、どんなにか幸せなことなのかも知れないと思わされる。主人公は精神分析医だから、在宅診療室で患者の話に日々耳を傾ける。面白いのは、患者の方が 医者の身に起こった不幸を思いやることで、彼らの症状に改善の兆しが見えてくること。そして内心「自分の哀しみに比べれば彼らの悩みなんて・・」と思ったこともあるかも知れない医者が、患者の話に動揺したりするようになり、医者自身はそれを分析医失格ととらえるのだけど、私は患者の話を聞くことによって医者自身も気づかないうちに癒される部分があったのではないかと感じられた。カウンセリングやグループディスカッションの意義をふと見たような気がした。 それにしても、悲しい物語なのになぜか不思議にあたたかくて優しい。外の世界や他者に関心を持つことが、哀しみを癒していき、生きる力を育んでくれる・・寄り添うような優しさが最後まで感じられた作品だった。ブライアン・イーノが聞けたのもちょっと驚きだったけど。

ムトゥ 踊るマハラジャ

95年インド
ラジニカーント主演
使用人ムトゥの歌って踊って恋して闘っての大活躍

☆164分という長い作品ながら、このパワーとおかしさには翻弄されてクセになりそう。今までインドに対して抱いていたイメージを覆される大エンターテインメント。
☆ムトゥ役のラジニカーントがスーパースターだというのは納得。吉幾三か梅宮辰夫に似てるんだけど、歌に踊りにアクションにハンパじゃない。「日本でいえば誰かしら?コマ劇場の松平健か杉良太郎?」と思ったものの、この方達はあんなに踊ってくれんでしょう。・・いないわ、該当者。
☆いかにもインドな節回しの歌が頭から離れない。タオルを肩にかけてるのを見ると ムトゥごっこをさせたくなる。ランガ役ミーナの妙にそそらせるような声も まだ耳に残ってます。よく腰をキュッとさせる大人数ダンスも目にやきついてるしなぁ。後味強烈。

めぐり逢い AN AFFAIR TO REMEMBER

57年アメリカ
ケーリー・グラント、デボラ・カー主演レオ・マッケリー監督
お互いに決まった相手がいながら、船旅で出逢い恋におちた男女が半年後の再会を約束する

☆この作品をモチーフにしてエンパイア・ステートビルの展望室での待ち合わせを使った「めぐり逢えたら」を先に観てしまっていたのだけど。ようやく身を固めることになった、マスコミの寵児であるプレイボーイがNYへ向かう豪華客船で出逢った一人旅の女性に惹かれる。媚びたりしない頭のよさをデボラ・カーが嫌味なく見せ、ケーリー・グラントは全盛期そのものの輝き。船での彼らは結構コミカルで、 ラブコメとしてのテンポもいい。フランスでニコラ(グラント)がテリー(デボラ・カー)に会わせたおばあ様が素敵。夫に先立たれて、一人で思い出の中に生きている老婦人なのだけど、このおばあ様のシーンがとても好き。これがきっかけとなって恋におちる二人だけど、その後のキスシーンがいいんですね。見せ方すごくうまい。下船して再会の日まで・・そして半年後。切ないですね。ラストシーンは 確かに噂どおり泣かせてくれる。このレオ・マッケリー監督って「我が道を往く」の監督さんなんですね。両作品観て感じたのは、"悲しいこともあるけれど神様は見ている。見捨てたわけではない"ということ・・。観終わった後、あったかさが残る。

めぐりあう時間たち THE HOURS

02年アメリカ
ニコール・キッドマン主演ジュリアン・ムーア、メリル・ストリープ、エド・ハリス出演スティーヴン・ダルドリー監督
ヴァージニア・ウルフ、その著作「ダロウェイ夫人」を愛読する主婦、ダロウェイ夫人と呼ばれる編集者の異なる時間軸を描く

☆原作「THE HOURS」よりまず「ダロウェイ夫人」を読みたいなぁという気分。実際読んでるとなお味わい深いらしいですが、そのお楽しみはまた先にとっておこうと思う。つけ鼻をして 精神を病んだ感受性鋭いヴァージニア・ウルフを演じたニコールもすごいし、エイズ末期で死を予感させる詩人と自分との関係を考えると激しく動揺する(二人の関係はとても複雑)クラリッサを演じたメリル・ストリープはさすがだけど、最も感情移入しやすい繊細なローラ、それこそ 人には「これ以上何が欲しいというの?」と言われてしまいそうな境遇の主婦役ジュリアン・ムーアが素晴らしかった。噂に違わぬとても見応えのある三女優の競演だったが、実は私が強くひきつけられたのは詩人役のエド・ハリス(やっぱり・笑)ともう一人、ジュリアン・ムーアのけなげな息子でした。もう彼らのシーンになると目が離せないのに涙が出てきて どうしてこんなに・・と思ってたら、終盤 その理由がわかった途端にもうあまりに悲しくて 映画館じゃなかったら 何も手がつかなくてきっと歩き回ってた。今もまた思い出して悲しくてしょうがない。エド・ハリスには「ビューティフル・マインド」と二作続いてしてやられた〜参った、という感じです(笑)彼が頬杖をついてるだけで、窓から外を見てるだけで、悲しくて心乱れたのは私の愛ゆえだけでなく(笑)彼の演技の素晴らしさのせい。
☆ローラとクラリッサ、それにローラの息子のの行動で特に目についたのは、彼女達が作り上げたケーキとか料理とかおもちゃのガレージハウスとかを容赦なくゴミ箱に捨てたり壊したりするシーン。不必要とわかった途端になんの未練もなくバサッと捨てる。壊す。その潔さが怖いくらいなのは、人が捨てたり壊したりするものが食べ物やおもちゃだけじゃないのをたぶん知ってるから。ローラの息子がきく。「(愛しているという)証拠がいるの?」ローラ「いるのよ」。でもウルフはこう言っているようだ。「証拠をいつまでも残しておく必要はない。それを作り上げるためにかけた 沢山の愛情と時間(THE HOURS)があったのだから。」それが、捨てられたものへの弔いの言葉となるかのように。でも悲しい。「ダロウェイ夫人」を読んだらきっとまた新しい発見があるだろうと思いながら、今はただただ悲しい。

めぐり逢えたら

93年アメリカ
トム・ハンクス、メグ・ライアン主演ノーラ・エフロン監督
妻を亡くした「シアトルの眠れぬ男性」に思いを寄せるボルチモアの女性記者の運命的な恋

☆遠距離、しかも相手はラジオで声を聞いただけの男性。妻を亡くした悲しみから立ち直れない男性の話に涙して、彼について調べ、会いに行こうとするアニー(ライアン)のしていることは、ほとんどおっかけだとは思う。そしてそんな彼女の思いは知らずに、一目惚れのような好感を抱いたサム(ハンクス)にも「そういうことってアリ?」 と懐疑的な気分を抱くロマンのない私(笑)。しかしそんなうまい話があってもいいな・・と思わせる 主演二人の暖かみのある魅力と作品のロマンチックなムードでいっぱいだ。
☆音楽がいいですねぇ。「TIME GOES BY」とか「STARDUST」とか。カーリー・サイモンとかナット・キング・コールとか歌い手がまたいいしねぇ。特に「A WINK AND A SMILE」が気に入って、ハリー・コニックJrのCDを買おうと決めました。セリーヌ・ディオン&クライヴ・グリフィンのエンディングテーマもいいよ〜。
☆トム・ハンクスの髪が多い(笑)。メグ・ライアンがやっぱりかわいい。主演二人が一緒にいるシーンがほとんどないってのも珍しいラブストーリーですね。

メトロポリス

01年日本
りんたろう監督 手塚治虫原作 大友克洋脚本
人間とロボットが共生する未来都市メトロポリスで、ロボットを巡って人間達の間に対立が起き始めていた

☆懐かしい手塚アニメにCGでリアルに壮大に描かれたムービーが重なる。さらに本多俊之がつけたジャージーな音楽との調和。主種多様なエッセンスが混在しながら不思議な調和を織り成すそれは、今の日本これからの日本にピッタリなのかも知れない。CGムービーもかっこいいが、まず驚かされたのはやはり手塚治虫の偉大さだろうか。地上と地下、さらにアンダーグラウンドへと潜っていくにつれ、秘密にされた陰の顔を持つメトロポリス、 愛する人間の代用としてのロボット誕生への人間個人の思い入れ、ロボットに仕事を奪われる人間、あくまでロボットより優位に立ちたがる人間、兵器としてのロボットの脅威、そしてあまりに精巧なため人間的感情を持ち始め、人間の矛盾に苦しみ暴走するロボット・・なんかもうロボット作品の全てがつまってる感じがする。正直、最初のうちは場面転換が目まぐるしく、人物関係や舞台設定などが容易につかみづらい部分があった。色彩・形・情報が 一挙に目を刺激してくるため、かなり疲れた。それがレッド公の大きな野望のため極秘で作られたスーパーロボット、ティマとその生みの親を追って日本から来た探偵の甥っ子ケンイチとの出会いから、うんとわかりやすくなった。フランケンシュタイン博士が生み出した女性イーヴァのようなティマの純粋さと心優しい少年ケンイチとの関係が中心になる。悪役ポジションとして登場するレッド公の養子ロックの動機と背景は、きわめて人間的で悲しいものだし (その辺りあっさりしてて残念なのはアニメだから?ルックスや存在感は魅力的なんですけどね)。体調不良だったせいもあるけどしかし目が疲れた。目を休めるシーンが殆どないのがつらいよ、もう年だなぁ・・がく。

メリーに首ったけ THERE'S SOMETHING ABOUT MARY

98年アメリカ
キャメロン・ディアス主演マット・ディロン、ベン・スティラー出演ボビー&ピーター・ファレリー監督
テッドが高校生時代からずっと好きだったメリーに再会しようとしたら、ライバルがどんどん出現して・・

☆キャメロン・ディアスがかわいい〜胸元や足に目がいってしまいます、どうしても。すっごいかわいいのにああいう弟がついてる、そこがポイントなんですね。笑わせてくれるけど、あの弟もひっくるめて彼女を好きになれるか、そこがタダの男と特別な男の違いってことなんだろうなぁ。ベン・スティラーもいいですね。高校時代の彼の髪型とブレースは強烈だけどね(笑)13年後、短髪になって安心した・・。 下ネタも笑えるけど、犬関係が一番笑えた。特にマット・ディロンが蘇生しようとする一連のシーン。カッコイイ頃のマットの記憶との相乗効果でここが彼の一番の見せ場かな。メリーの有名な突っ立った前髪のわけはそーいうことだったのか〜"そっち"だろうとは思ってましたがあんな経緯とはね・・知っててだったら最高に?いい人だね(笑)いや、やっぱり知らぬが仏だ(爆)

メリー・ポピンズ

64年アメリカ
ジュリー・アンドリュース主演ディック・ヴァン・ダイク出演
ロンドンの銀行員の二人の子供の元に 空からメリー・ポピンズという家庭教師がやってくる

☆何故今頃これを観たかというと、風邪で寝込んだ娘がビデオを見つけたのを一緒に見てたから。有名なディズニー・ミュージカル作品で「チム・チム・チェリー」は この作品のナンバー。ジュリー・アンドリュースの魅力的な歌声とディック・ヴァン・ダイクのお茶目さ、作品全体にあふれる楽しさとウイットに ほんのちょっぴりのセンチメンタル。 メリー・ポピンズの魔法の力で 素敵なことが起きたり楽しめたり・・という形をとっているけど、ちょっと角度を変えて見れば 物事の全く違う面が見えてくることとか、ちょっとした考え方や工夫でイヤなことも楽しく出来るとか、とってもポジティブな内容の作品だったりするのだ。父親が格式あるロンドンの銀行員で、母親は女性開放運動員、ヴァン・ダイク演じる バートは ある時は一人楽士、ある時は絵描き、ある時は煙突掃除屋とイギリスの下層階級の若者だし、近所には自宅を船のように改造していつまでも船長気取りの生活をしてる(たぶん元・英国艦隊)老人がいたりして、豊かさばかりでない社会の一面をちょこっと切り取って見せており、ただの夢とファンタジーで終わらせてはいないのだ。
☆ジュリー・アンドリュースの素敵な歌声と笑顔にはればれとした気分になるし、煙突掃除屋の群舞もアクロバティックで見もの。そして子役の姉弟がなぜか二人ともふけた顔立ちで笑わせるんだけど、特に男の子の表情が味があっていいんだよね。ぽかんとした顔がすごくかわいい。

メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬 THE THREE BURIALS OF MELQUIADES ESTRADA

05年アメリカ
トミー・リー・ジョーンズ主演、監督バリー・ペッパー出演
メキシコ人の友人の遺体を願いどおり故郷に埋めるため、殺した男を連れて出かけるカウボーイ

☆最初に出たタイトルが、英語とスペイン語と両方の表記なのが、この映画の姿勢を表していて好ましいと思った。そのタイトルどおり、メルキアデス・エストラーダは三度埋葬される。全て同じ男の立会いのもとに。そして埋葬のたび、男の心情には変化がある。その男、メルキアデスを殺した若い国境警備隊マイクの贖罪の物語であり、有無を言わせぬ強硬な手段でマイクを導き、生前のメルキアデスの願いをかなえようとする友人のカウボーイ、ピートの物語でもある。 カンヌ映画祭で脚本賞を受賞したギジェルモ・アリアガの脚本がやはり素晴らしい。わずかなセリフでその人物の心情を実にうまく伝えてしまう。ピートの愛人であるカフェの女給レイチェルの「話はしないもの」(男女の濃密な関係が伺える)、「あなたにはわからないのよ」(ピートには夫婦の穏やかな愛情の経験がない)、マイクの「殺されると思った」(贖罪の究極の形としてまず考えることだから)、ピートの「馬をやる」(ピートの馬のことは序盤で語られているので)・・ ほんのセリフでグッとくるんですよね。旅に出る前までは時間軸もあっち行ったりこっち行ったりだけど、メルキアデスが死んだというのが観る前からわかっているから、少しずつ明かされていく成り行きがじわじわと心に沁みてくる。マイクを演じたバリー・ペッパーはもうボロボロになるけど、例え過ちでも犯した罪の贖いは、死や塀の中に何年というものや被害者と同じことをされる辛さを味わわせるという刑そのものではなく、違う角度から物を見ることで信念のない偏見や思い込みから解き放たれ、 相手を一人の生きた人間として認識し、心から悔い改めること以外にないのだということを気づかせ、深い感動を与えてくれる。しかしそこまでの過程を、涙まじりでフッと笑いたくなるようなユーモアで見せてくれ、決して重い映画ではない。このセンスは、アメリカ大陸にはこんな所がまだあるのだと思わせてくれるような、テキサス〜メキシコの見事な風景とそれを美しくとらえたカメラ、時に乾いた風情の音楽、時に優しいカントリーミュージック、監督も務めたトミー・リー・ジョーンズの 誠意の感じられるけれん味のない演出の成果だろう。乾いた砂地に沁みこむ水のような映画です。そしてトミーの名演。ピートがどういう人物なのか説明はないけれど、その行動立ち居振舞いでわかる、そんな男です。心の拠り所が、物言わぬ腐乱した友人しかいない、その切なさを思えばまた泣けてきます。

メン・イン・ブラック MEN IN BLACK

97年アメリカ
トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス主演バリー・ソネンフェルド監督
地球に移住している宇宙人を極秘監視しているMiBが地球のっとりを企むバグを追跡する

☆黒のグラサンにスーツ、タイでキメてるT・L・ジョーンズとW・スミスのツーショットだけでポイント上げたくなっちゃう作品。好きなんですわ、黒づくめの男のチームって(笑)。ラストの巨大バグ(あれがゴキブリ?)との対決シーンなんて、あまりかっこいいとは思えなかったりするけど、実は宇宙人が1500人も移住していて、人間離れした 能力の持ち主(大物人気スターも含む)が大体宇宙人だったなんて設定が面白い。宇宙人だと思えば、羨む気も薄れる(笑)。
☆コメディ調のストーリーを大真面目に渋く演じてるT・L・ジョーンズがチャーミング。のびのびしてるW・スミスとのコンビがグッド。バグに体をのっとられるビンセント・ドノフリオの怪演も際立ってる。

MiB2 MEN IN BLACK II

02年アメリカ
トミー・リー・ジョーンズ、ウィル・スミス主演ララ・フリン・ボイル出演バリー・ソネンフェルド監督
セクシーエイリアン、サーリーナが地球滅亡の危機を持ち込んだため、Jは鍵を握る人物Kに復職を迫る

☆コンパクトにまとまってて面白い。二番煎じの枠は全く出てなくて、まさに続編、1を観てこまかな笑いを記憶してないと2を笑えないと思うようなネタが多いけれど、なかなか人をくった笑いは健在、充分楽しめる。1でKに揺さぶられて尋問されてた犬のフランクが昇格、エージェントFになってたり(それで三人(匹)並べるとJFKなんだよね、これが)前回、唖然こいてたJが 今回はKを唖然とさせる わけだし(このトミー・リー・ジョーンズの表情が最高〜)、「エージェントMにして〜」とおねだりしてくるエイリアンとして登場の"あの人"のインパクトはやっぱり強いし、個人的にはラスト近くの "NY全土にピカッ"ネタと"Dangerドア"ネタが結構きいたので○。欲を言えば、悪役がセクシー女性なせいか直接対決シーンがあまり盛り上がらなくて・・なんかスケールちっちゃかったかな〜という気が。

モーリス

87年イギリス
ジェームズ・ウィルビー、ヒュー・グラント主演
同性愛関係になった二人の男子学生の その後の人生と人間模様

☆美しい風景や建物が品良く映し出され、男同士であるという以外には誇張された描写もなく、綺麗にまとめてある印象。ショッキングという感じは特にない。でも感動するような激しさもない。
☆ちょっと単純すぎるように見える(同性愛者として屈折した苦しみは味わっているが)モーリスより、激しい苦悩の末 女性との結婚を選び 幸せそうだが陰のあるクレイブ(ヒュー・グラント)の方が かなり 素敵だと思う。仕掛けたのはクレイブだから 途中で逃げてずるいとも思うのだけど、学生時代の二人でも、私はクレイブ派。

目撃 ABSOLUTE POWER

97年アメリカ
クリント・イーストウッド主演監督ジーン・ハックマン、エド・ハリス出演
泥棒ルーサーは盗みにはいった屋敷で大統領の殺人を目撃してしまう

☆イーストウッドの監督ぶりもすっかり安定したもので、落ち着いて見ていられる。ストーリーの細部には 気になるところもあるが、不惑の年を既に迎えた年齢層の男達がおりなす じっとりとした執念の世界はなかなか新鮮で見応えがある。いきなりマジックミラー越しに男女の痴態と暴力行為を見せられたルーサー(イーストウッド)の 困惑の表情がちょっと楽しかったりもする。
☆イーストウッド、担当捜査官役のエド・ハリス、大統領SP役のスコット・グレンと 私の好きな渇き系(脂ぎっシュの反対。皺は寄りやすいけど)の俳優を揃えて、ストーリーはじとっとしてるのに じめっとしないのがいい。S・グレンは脱いだらすごいのに 細面で神経質そうにも見えるせいか、このような自分を抑えた役もうまいけど なんとも哀れな役でちょっと悲しい。厚顔な大統領役のハックマンもさすがの貫禄。

黙秘 DOLORES CLAIBORNE

95年アメリカ
キャシー・ベイツ主演ジェニファー・ジェイソン・リー、クリストファー・プラマー出演テイラー・ハックフォード監督
20年以上も面倒を見てきた裕福な老婦人殺しの疑いをかけられた家政婦が、容疑を否定するも長く疎遠だった実の娘にも口を閉ざす

☆もがく老女が「ドロレス、やめて」と言った途端、階段を転げ落ちる衝撃的なシーンで始まる。瀕死の老女にのし棒を振り上げる家政婦のドロレス・・そこを郵便配達員に目撃され、殺人の疑いをかけられるドロレス。父の死後、疎遠になっていた新聞記者の一人娘が帰ってきて、真相を知ろうとするがドロレスは口を閉ざしたまま。ドロレスに、そして娘に過去何があったのか、少しずつ解き明かされていく。テイラー・ハックフォードは、奇をてらうことなく 丁寧に登場人物の人となりを描き、落ち着いた中に興味を最後までずっとひきつけるドラマ作りに成功していると思う。そして配役がいい。ドロレスにキャシー・ベイツ、ベイツでキングとくれば「ミザリー」だが、痛々しく年を重ねたドロシーも、まだ若かった頃も違和感なく演じ、凄味と何とも言えない哀しさとをうまく出してやはりうまい。心に傷を負ったまま、あえてそれに背を向けるように生きてきた娘を演技派ジェニファー・ジェイソン・リー、 ドロレスを執拗に追う老刑事をクリストファー・プラマー、飲んだくれで日蝕の日に事故死したとされているドロレスの夫にデヴィッド・ストラザーン、彼の場合知的な役を目にしたことが多かったので、私にはすごく新鮮だった。他にもジョン・C・ライリーと顔ぶれが充実している。これは面白いと感じた、キング原作映画化作品の貴重な一本だ。

モスキート・コースト

86年アメリカ
ハリソン・フォード主演ヘレン・ミレン、リバー・フェニックス出演ピーター・ウィアー監督
アメリカの堕落を見てられないとモスキート・コーストに移住した一家の物語

☆発明家の父親が妻と四人の子供を連れて、ジャングルのような土地に移住、サバイバル・アドベンチャーのような趣もあるが、何よりも二人の息子達 特に長男(リバー・フェニックス。出色〜)の父親に対する心情と成長の過程を描いているところがいい。「父さんは天才だ!」と100%尊敬していたのが、自分の見方・考え方をするようになって父親が完全なのか、いつも正しいのかに 疑念を抱くようになる。そして対立・反抗・自制と嵐のような時期を過ごして、父を乗り越えた彼の 父への気持ちは愛情に変わる。そして父の呪縛から解けた彼の目に映る世界は 新鮮で可能性に満ち溢れている・・・偉大な父と息子の関係を、モスキート・コーストで利便性と宗教に背を向けながら生活しようとした父親と、狂信的なまでにアメリカに帰りたがらない父親の態度に ついていけなくなってくる妻と子供達の葛藤の生活を通してダイナミック且つ繊細に描き込んでいる。
☆文明社会の悪の部分に嫌気がさした父親を演じたハリソン・フォードも 息子役リバーも好演、柔らかな音楽も余韻を残す、印象的な作品で、ハリソンの主演の 心理的なものを描いた作品としてはうんと好きなもの。

モダン・タイムス MODERN TIMES

36年アメリカ
チャールズ・チャップリン主演、監督ポーレット・ゴダート出演
工場のベルトコンベアーで運ばれてくる部品のネジ締め係チャーリーは神経を病んでしまう

☆今更ながらその動きの面白さ、ローラースケートうまいし。何が起こるかわかっていても笑える。オートメーション化、コスト削減、壊れていく人間に失業、貧困と世相をクールに皮肉りながら笑いと愛にくるんで、主演・監督・脚本・音楽と手掛けてしまう天才ぶりは不滅。「スマイル」は哀愁をたたえ、本人が歌う「ティティナ」は名場面、歯車に挟まれて運ばれていく有名なシーンの作りには、今見ても感心させられてしまう。

モナリザ・スマイル MONA LISA SMILE

03年アメリカ
ジュリア・ロバーツ主演キルスティン・ダンスト、ジュリア・スタイルズ、マギー・ギレンホール出演マイク・ニューウェル監督
名門だがとても保守的な女子大に赴任した、進歩的な美術史担当独身女性教師が学生達に変化をもたらしていく

☆50年代のアメリカ、結婚し夫を出世させよき家庭を築くことが女性の幸せとされた時代に、結婚が全てではなく女性も主張し持てる力を発揮すべきだという信念を持った先進的な女性が現れて、到来する新時代の先駆けを予感させながらまだちょっと早かった・・というニュアンスの作品。テーマや人物設定がありきたりすぎる上、「いまを生きる」女子大版、しかも「いまを生きる」ほどの鮮烈さはないときてるので、作品としては 難しいと思う。しかも主演はジュリア・ロバーツだ。こういう役をやるには"美女"すぎる。タイトルの「モナリザ・スマイル」というのは、ジュリア演ずる教師がイタリア語教師にモナリザと呼ばれたりするのもひっかけてあるだろうが、メインの意味は、モナリザの微笑がどうして人々の心をとらえるのかということのようだ。ダ・ヴィンチの絵を通してモナリザという女性の微笑の謎めいた意味に思いを馳せる・・絵画のスタイルや技巧の向こうにある 人物そのものが訴えかける力ゆえなのだということではなかろうか。モナリザは絶世の美女ですか?違うでしょ、そういう意味でも人間性の重要さを説くはずのジュリアは美しく装いすぎてる。中心となる四人の女学生もそれぞれ紋切り型ではあるけれど、ジュリアと直接対決となるキルスティン・ダンストの強さ、優秀な女学生役ジュリア・スタイルズのバランス感覚、男性経験豊富な役マギー・ギレンホールの人間味、若手三人が好演していて、作品の魅力を支えた。 監督のマイク・ニューウェルは、特に誰をというのではなく、集団をとらえたシーンの切り取り方がうまい。次のハリポタの監督でもある彼、無難にまとめる可能性もアリだけど期待もできるかな?

モロッコへの道 ROAD TO MOROCCO

42年アメリカ
ビング・クロスビー、ボブ・ホープ主演ドロシー・ラムーア出演デヴィッド・バトラー監督
幼馴染のアメリカ人二人が爆破した客船から漂着、モロッコで美しい姫と出会う

☆私は初めて見たのだが、なんとクロスビー、ホープ&ラムーアの取り合わせでこういう珍道中シリーズが八作も作られているのだそうだ。なんともノーテンキなお気楽なコメディで、異国情緒にクロスビーとホープの業界ネタも交えた掛け合いの可笑しさに、クロスビーの甘い歌声もたっぷり、楽しい娯楽作品だ。天国から二人を見守るルーシーおばさんまで演じてるホープの芸達者ぶりに美人のラムーア、そしてクロスビーの甘く豊かな響きの歌声、喋るラクダの口元が アニメーションになってたり映像的な工夫もちょこちょこされてて面白い。ホープがクロスビーのことをムーンフェイスのドンキーと言ったのが(確かにロバに似ている!!)笑えた。

モンスターズ・インク

01年アメリカ
ピート・ドクター監督
子供達の絶叫をエネルギー源としていたモンスター会社に 人間の子供が侵入する

☆前座というか、鳥達のアニメで羽根を描く凄さを見せ 軽く笑わせたPIXAR、ランディ・ニューマンの音楽は「トイ・ストーリー」でお馴染みのウイットと洗練されたテイストで すぐに独特の楽しい世界に案内してくれる。今回描かれたのはモンスターの世界。フサフサ・プニプニ・ブヨブヨ・クネクネ・・いろんなモンスターがいっぱい。サリーの風にそよぐ毛並みの美しさや 眉毛もない一つ目 マイクに表情を持たせてしまうのとか やっぱり凄いアニメ・テク。更に。今回は人間が負けず劣らずかわいいんだぞ〜。ヒロイン、ブー。まっすぐな黒髪に茶色の瞳というアジア系?ルックスが親近感を募らせる上、動きや表情に声もこの上なく愛らしい。クマさん?を取り上げられて大泣きを始めるシーンのリアルなこと!「くるぞくるぞ」っていう時のベソかき具合(ここで大人達は例外なく右往左往する)、 そして上向きになって(身体は脱力のままかたまる)びやーーーっと泣き出す感じも この位の子供そのもの。ここでもう泣き笑い気分。ブーを見ていると、この時期って手はかかるけど かけがえのない貴重なかわいい時期だったんだな〜・・と数年前に越えてしまった懐かしさと寂しさをふと感じたり。もう一度?そりゃ無理なんですわ、もう。ラストもじ〜んとなりますが、私が一番ぐっときたのは、 サリーがつい子供の悲鳴集め業のプロ意識に戻ってこわ〜い雄叫びを見せてしまい、それを見たブーが脅えるところ。サリーったらもう親心そのものよ。子供が悪さすると ついグワーッて怒ってしまうけど、その表情はもしかしたら自分で見てもショックなくらい怖くて、子供は怒られた理由よりお母さんのすっげー怖い顔の方が強く心にインプットされちゃうかも知れない・・。そうだよね、今更遅いんですけど( うちは間違いなく・笑)、ひどく怒っちゃ可哀想だよな〜なんて思ったりしてジワッときました。子供だけじゃなく、大人にもハッと思わせる部分があるんですよね、ここの作品は。
☆「トイ・ストーリー2」のジェシーがカメオ出演してるというので、見つけるのも娘とのお楽しみだったのだけど、いたいたジェシー。いつまでもかわいがってあげてね、ブー。

モンタナの風に抱かれて THE HORSE WHISPERER

97年アメリカ
ロバート・レッドフォード主演・監督クリスティン・スコット=トーマス、サム・ニール出演
事故で片足を失った少女と傷ついた馬の体と心の傷を癒すためにモンタナの牧場にいる男の元へ、母親が独断で連れて行く

☆美しい自然とお馬さんに泣かされた。モンタナのやさしい自然の姿には本当に心癒される。空も大地も水も、人間が素のままの姿でその懐に飛び込んでいけたなら、いつでも腕を大きく広げて迎え入れてくれそうな気がする。心も体もトラックに牽かれた衝撃でひどく傷ついて、姿も性格もすっかり変わってしまった暴れ馬。"馬にささやく人"であるトム(レッドフォード)が静かにゆっくりと馬の心を癒していくのだが、 何を期待するでもなくただじっと待つトムに やがて馬の方からすり寄っていく姿には泣かされる。馬の気高く従順な美しさが心打つせいもあるだろうが、言葉の話せない馬でさえこんなに人の気持ちがわかるのなら、同じ人間同士はもっと分かり合える筈。むしろ言葉で飾ったりしないで、トムのように何も強要せず 心のままにいつまでも見つめ続けてただじっと待ち続けたら、孤独な心をひらくことも出来るのかも・・。 いつか、この作品を見たことが支えになる日がくるかも知れないから、忘れないでいたい。トムとモンタナの自然に癒されたのは馬だけではなく、片足と親友を失った少女(スカーレット・ヨハンソン。彼女の演技もいい)と、NYでの雑誌編集長の仕事で人間としても妻・母としてもすっかり潤いをなくしてしまっていた母親(クリスティン・スコット=トーマス)もだった。この母親はあまりに無神経なことを言うし、どう見ても 残された夫であるサム・ニールの方が人間的に出来てると思うので、彼女にはカチンと思うことが幾つもあるのだけど・・ただトムに惹かれる気持ちはわかる。女は自然と語らうことの出来る男には惹かれる。なぜなら女は自身が自然の一部だと思うから。自然に語りかける男の声は そのまま女にも語りかけられてくると思うから。

モンテカルロへいこう NOUS IRON A MONTE CARLO

51年フランス
アンリ・ジュネ、オードリー・ヘプバーン、レイ・ヴェンチュラ出演ジャン・ボワイエ監督
託児所で取り違えたことがきっかけで、モンテカルロまで楽団員に連れて行かれてしまった赤ちゃんをめぐる騒動

☆「オードリー・ヘプバーンのモンテカルロへいこう」そういうタイトルにもなってたりするけど、それって「ブラッド・ピットのヒミツのお願い」みたいなもので、主役じゃないけど出てるよ〜目当てで観るでしょ〜というニュアンス。うん、オードリーは主役じゃなくて、赤ちゃんを託児所に預けたハリウッド女優メリッサ。出演者の一人として観た場合、黒髪というのがいいと思うし、母親役というのは驚きだけどやはりその肢体の美しさは格別のもの。 すっかりコメディエンヌで表情や口ぶりなどは彼女としてはちょっと珍しい部類かも。
☆映画は赤ちゃんをめぐっていい大人達が大騒動を繰り広げるコメディでしかもミュージカルとも言えるか?レイ・ヴェンチュラが製作していて彼自身も出演、楽団のメンバーを率いてジャズを演奏する。アレンジしてお気楽なショーも見せてくれたりして、フランス語の陽気なミュージカルナンバーなんて初めてだったので、なかなか面白かった。ハリウッドミュージカルの影響も大変色濃い。バンドのマネージャー役のアンリ・ジュネが芸達者で笑わせる。 しかしラストで見せる各国の風習をネタにしたショーはちょっとやりすぎでないの・・ネタの使い方としてあまり笑えないのよね、ここまでやる必要ないでしょ?と正直思わされた。