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医療法人社団 徳仁会
おおあみ泌尿器科
千葉県山武郡
大網白里町
駒込1482

 
"まごころ医療・まごころサービス"
患者さんにとって最高の医療を提供
 

ゲスト・藤木悠

 

 
藤木 本日は千葉県山武郡に開設されました、おおあみ泌尿器科さんをお訪ねしております。早速ですが鈴木院長、開院に際してはどのような姿勢で診療に取り組もうとお考えになりましたか。
院長 受け付けとスタッフルームの両方に張り出してあるのですが、"まごころ医療・まごころサービス"をモットーとして、患者さんにとって最高の医療を提供していきたいと考えております。
藤木 具体的に説明をお願いできますか。
院長 簡単にいえば、患者さん本位の医療を追求するということです。例えばカルテの開示、つまりカルテを患者さんの前で開き、病状や経過について詳しくご説明することを私どもでは取り入れております。病気は医師が治すというより、患者さん自らが「治そう」と思われることが大切なのです。そのために最も必要なのが、ご自分の病気に対する正確な知識だと私は考えます。カルテには患者さんのこれまでの状況が克明に記されていますから、何より有効な情報材料になるのではないでしょうか。
藤木 なるほど。病気について知識を得て、自分から治そうとしなければならないのですね。
院長 ただ、そこで忘れてはならないのが患者さんは医療のプロではないということ。難解な医学用語を使い、早口で説明したのでは何の効果もありません。ゆっくりと丁寧にその説明をして差し上げるのは当然のこと。更に必要であればテープをご持参頂き、私の説明を録音してご自宅で聞き直して頂くこともあるのですよ。
藤木 テープならいくらでも巻き戻して聞き直すことができますものね。
院長 ええ、そうなのです。ご説明差し上げた時にはしっかりとご理解頂いても、時が経つうちに「あれ、どうだったかな」と理解があいまいになることもあるかと思いましてね。
藤木 確かに。カルテ自体にも色々な工夫を凝らしていらっしゃる様子。
院長 医師用ではなく、患者さん用のカルテをお作りしています。難しい医学用語などを極力使用せず、とにかく明快で分かりやすいよう工夫を凝らしているのですよ。経過を表したデータなども貼付しています。
 

イメージ(カモメ)

 

 
藤木 それはいいですね。お医者様に任せておけばいいのだという姿勢ではなく、自分で何とかしなくてはという気持ちになり ますよね。
院長 新しく当院に来院下さる患者さんのほとんどが、長年服用されていた薬の名前すらご存じないのです。おっしゃるとおり、そんな状態では自分で病気を治そうなどと思えるはずもありませんよね。また、引っ越しなどで病院を変えられる場合でも、このようなカルテを用意していれば、新しい病院で即治療に取り掛かれますからね。1度でも診察させて頂いた患者さんには、医師として最後まできちんと責任をとりたいと思っているのです。
藤木 院長の患者さん達は幸せですね。1つ気になる点があるのですが、どんな病気の患者さんでもカルテの開示はされるのでしょうか。
院長 いえ、決してそんなことはありません。医療行為には人間的な部分が大変多く含まれていると思うのですよ。例えば、患者さんが心から信頼を寄せている医師がいるとします。もしその方が末期のガンだと分かり、残念ながら手の施しようがない場合でも、医師の差し出したビタミン剤一粒が患者さんの救いとなることがあるのです。「頑張ればきっと良くなる。最後まであきらめずに闘おう」という医師のひと言が、どれだけ励みになるでしょう。事実をそのまま伝えれば良いのなら、機械でも十分医師の役目を果たせますからね。
藤木 院長の医療に対する強い思いがよく分かりました。おっしゃられること一つ一つに、すべて1本筋が入っていらっしゃる。感服致しますよ。
院長 ありがとうございます。
藤木 最後になりますが、おおあみ泌尿器科さんのこれからの展望をお伺いできますでしょうか。
院長 開院後3ヵ月という時期ではありますが(注:対談日平成10年6月19日)、毎日多くの患者さんに来院頂き、充実した日々を過ごしております。この間、検査によって初期ガンが発見された方も数人おいでになりますが、大学病院との連携によって素早い対処ができ、良い結果をもたらすことができました。今後もお一人お一人の患者さんにとって最良の医療を提供すべく力を尽くしていきたいですね。
藤木 地域医療に更なるこ貢献を。

The International Graph
’98年8月号「ドクター訪問」より転載