くるま旅・道東11日間

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   <旅の概略> 

      行   程:10泊11日(2004年6月7日〜17日)
      目   的:北海道・道東を中心にしたくるま旅
      宿   泊:すべて車内泊(内訳:高速道SA1泊、道の駅2泊、オートキャンプ場7泊)
      走 行 距離:3,020Km
      使 用 燃料:レギュラーガソリン518L(リッターアタリ5.83Km走行)
      通 行 料:26,280円(ETC支払い分+みちのく道路)
                  ガソリン代:48,988(含む消費税) 他に昼食代、食料費、駐車場代、
            入場料、拝観料、入湯料、おみやげ代など
      
1日目
6月7日


    自宅(仙台)→東北道・仙台南IC→安代JCT・八戸道→八戸JCT(百石道路)→下田百石→R338→一般道→R279→道の駅「よこはま・菜の花プラザ」(横浜町)(泊)よこはま温泉・よこはまふれあいセンター(入浴)


    いつものことながら出かける寸前まで不安がありました。お天気は大丈夫か?車に異常がないか?はたまた忘れ物はないか、などなど、もろもろの不安が付きまといました。
    しかし、ひとたび出発してしまえば、後は運を天に任せてひたすら安全運転に気を配ることに集中します。

    北海道へはこれで連続三年目の旅行になります。最初の年はオデッセイにテントを積み込んで支笏湖・襟裳、洞爺湖方面へ、2年目はキャンピングカーで道南の日本海側の海岸線を函館から小樽まで6泊7日の旅でした。
    今回、3回目ともなれば多少の慣れもあり気持のゆとりもできています。往きのコースはお決まりの行程で、仙台から下北半島の横浜町の道の駅までひたすら走り、そこでP泊、翌朝、大間港からフェリーで函館へ、そして道内の旅行開始となりました。

    昨年と違う所は、横浜で日帰り温泉に入浴したことです。道の駅から徒歩10分ほどの「ふれあいセンター」 (正式名称は「横浜温泉横浜町老人福祉センター」)に一般にも開放されている日帰り温泉があることが分ったのです。曜日によって営業開始時間が違いますので詳しくはこちらをご覧下さい。

    朝、9時に仙台の自宅を出発し横浜町の道の駅には午後3時半過ぎに着きました。道の駅で買物をしたり 車内清掃をしたりして5時近くになってから徒歩で温泉に向かいました。

    温泉の案内板や看板などはなにもなく、犬を散歩させているご婦人に尋ねたりしながら行き着くと、老人福祉センターと同じ敷地内に別棟で温泉の建物がありました。入湯料は300円と安いのですが、お湯は肌に柔らかくなじみやすい感じでとても気持ち良いお湯でした。

道の駅「よこはま」
2日目
6月8日


    道の駅「よこはま」→大間フェリー埠頭(東日本フェリー)→ 函館港 → 函館新道経由大沼公園 → 道の駅「YOU・遊・もり」→ 長万部IC(道央自動車道)→ 室蘭IC → 地球岬 → 登別室蘭IC → 苫小牧西IC → 苫小牧アルテン(泊)隣接の温泉施設「ゆのみの湯」で入浴



    夜中に降っていた雨も上がり大間港に近づくにつれ霧も晴れてきました。フェリーの船室はほどよく暖房が効いていて温かくまどろんでいるうちに函館港に入港しました。この航路が本州から北海道へのフェリーでは最短時間です。

    函館港からは函館新道経由で大沼公園駅前へ。目的は開店したばかりの「沼の家」で名物の大沼だんごを買うためでした。昨年来たときに食べてみてその味にすっかり魅了されてしまいました。できたてのおだんごを買って、R5へもどり森町の道の駅へ立ち寄って大休止しました。遅い朝食を、先ほど買ったおだんごをデザートにして済ませました。おだんごのアンコの味わいが変わらぬ美味しさでした。

    長万部で給油を済ませ道央道に乗りました。ガラガに空いた高速道を走るのはなんとも気分のいいものです。室蘭ICから一般道へ。そして白鳥大橋を渡り市役所の脇から山道になりました。ちょっと狭くて急カーブがあり少しドキドキする道でしたがほどなく地球岬の駐車場に着きました。展望台は駐車場の目と鼻の先のようです。

    バロンも降りたがっていましたので観光客がほとんどいないのを見計らってリードをつけて一緒に展望台へ向かうことにしました。まず駐車場の階段を上がり、地球儀の形をした公衆電話ボックスの前を通って展望台へ右へ曲がろうとした時、目の前にキタキツネが現れたのです。バロンもキツネも4〜5mの間隔をおいて立ち止まって固まりました。驚いたママリンが「バロン、もどろう!」と小さく叫んでリードを引いて車へ駆けもどりました。キタキツネに接触して、エコノコックスに感染するのを恐れたのです。止む無く車にバロンを残してあらためて展望台へ見物に行きました。

    生憎の曇空で水平線と空との境がハッキリしませんので、地球の丸みを確認することはできませんでした。眼下に岬の先端の灯台と、空に溶け込んだ太平洋を見ることができました。

    地球岬からの帰路はJR室蘭本線の母恋(ボコイ)駅前へ下る立派な道がありました。観光バスなどはこちら側を登ってくるようです。地図やナビには道巾まで表示されず困ったものです。最初から分っていればこちらの道を登って来たのにと思いつつ坂を下りました。

    再び道央道に乗り、苫小牧西ICまで走り、今夜のねぐらとする苫小牧アルテインオートキャンプ場へは夕方4時頃に着きました。曇空で気温がかなり低く、場内の温度表示の電光版は12℃を下回っていました。刈り込んだばかりの芝生の緑が鮮やかでとても綺麗で気持ちの良いキャンプ場でした。





室蘭・白鳥大橋




地球岬




地球岬駐車場と室蘭市外遠望"





3日目
6月9日


    苫小牧アルテンオートキャンプ場 → 苫小牧駅 → 苫小牧東IC(道央道)→ 千歳恵庭JCT(道東道) → 夕張IC(R274)→ 道の駅「樹海ロード日高」(R237) → 道の駅「自然体感しむかっぷ」 → 金山 → かなやま湖オートキャンプ場(泊)



    朝5時の気温は10.2℃でした。長袖のジャンバーを着て丁度良いくらい。朝もやのかかった人のいないキャンプ場を散歩するのは気持ちの良いものです。バロンもノーリードでのびのびと歩きました。ここから次の宿泊予定地の丸瀬布(マルセップ)のキャンプ場までのルートをナビで検索していると「目的地まで○○○キロメーター、約7時間30分です」というアナウンスがでました。ママリンの「ウワー、遠いい!」という一言で急遽、予定を変更。道東を時計と反対の左回りで周る事にしました。目的地を金山湖にセットし直し、所要予定時間5時間半のスタートをきりました。

    丁度朝の通勤時間帯と重なりましたがちょっと車が多目かなと言う感じで苫小牧駅南口に着きました。タクシーやバスの進路を邪魔しないように車を止め、駅ビルの2階の改札口を目指して階段を駆け上り(普通のビルの3階以上の高さはでした・・息切れ!)改札口から中をのぞくと突き当たりに駅弁屋さんが台の上に弁当を並べて接客中でした。「すみません、えきべんやさ〜ん!」と思わず大声。駅弁屋さんが駅弁のカタログ(写真つきのお品書き)をもって走ってきました。

    「ほっきめしある〜?」「すみません、5月〜6月は休漁期なので作っていません」そこで止むを得ず「北の駅弁」(1000円)と「ほたて弁当」(770円)を買いました。一昨年来た時(8月末)には売り切れて無かったので今回は朝一番できてみたもののやはり空振りで、どうやらほっきめしには見放されているようです。(笑)

    夕張で高速は終わり、R274石勝樹海ロードを日高を目指しました。道は狭く特にトンネルは走りにくかったです。ちょっと回り道になるのですが道の駅「樹海ロード日高」に寄って苫小牧の駅弁を食べました。残念ながらおいしかったことは確かですがそれほどインパクトのあるお弁当ではありませんでした。

    日高から先、R237を北上しました。この道は日高までのR274に比べて道幅は広いし良く整備されていてとても走り良い道でした。途中、道の駅「自然体感しむかっぷ」で一息入れ、3時前にはかなやま湖オートキャンプ場に着きました。先客は一組しかなく、私たちは最上段のキャンピングカー対応のサイトをお借りすることにしました。

    このキャンプ場も大変整備が行届いていて、金山湖も俯瞰できて開放的な雰囲気がとても良いキャンプ場でした。難点を云えば湖の対岸で採石をやっていて山肌が大きく削られて露出し、景観を損ねていることです。また、近くには温泉がありません。しかし管理棟内にある温水シャワーは無料で何度でも利用可能です。1回だけ利用しましたが大変清潔なシャワールームで汚い温泉よりよっぽど良いと思いました。

    夕方には雲一つ無くなり、晴れ渡って翌日のお天気を約束してくれてるようでした。日が沈むと山間部ですのでさすがに冷え込みも厳しく深夜には車中でもシュラフだけでは寒いので毛布を上掛けして朝を迎えました。(標高375m)

苫小牧アルテンオートキャンプ場





ソフトアイスを食べるバロン





かなやま湖オートキャンプ場





4日目
6月10日

    かなやま湖オートキャンプ場 → 南富良野幾寅(R38)→ 新得(道道75・133)→ 道の駅「しかおい」・神田日勝記念館 (道道133・R241)→ 道の駅「おとふけ」 → 帯広市内 → 十勝川温泉・かんぽの宿(入浴)→ 十勝エコロジーパークキャンプ場(泊) 


    朝から雲一つ無い上天気でした。朝の空気が格別に美味いキャンプ場でした。湖畔に沿って幾寅(イクトラ)目指して進み国道に出て狩勝峠の登りにさしかかりました。くもが少しずつ多くなり峠の頂上では完全に霧の中となりました。下ると新得町です。新得町はソバの里といわれるだけあって立派なソバ屋が目立ちます。残念ながら昼には時間が早すぎて開店してるお店がありません。進むにつれ雲は厚くなりいまにも降りだしそうです。そこで然別湖へ行くことはあきらめて神田日勝記念館に行くことにしました。

    道の駅「しかおい」の直ぐ近くに神田日勝(カンダニッショウ)記念館がありました。十勝の開拓農家を営みながら描いた彼の作品はどれも土の匂いがプンプンするものばかりです。残念ながら彼は32歳で夭折し作品の数は多くありませんが、見る者の心に響くものばかりで見応えがありました。

    この後、音更町の道の駅に寄ってアカシアの蜂蜜を買ったり、帯広市内の「ますやパン」店さんでいろいろなパンを買いました。(笑)

    午後1時過ぎに十勝エコロジーパークのビジターセンターの駐車場に着きました。さきほど買ったパンで昼にしました。ビックリしたことにどのパンを食べてもムチムチして生地に弾力がありとても美味しいのです。普通、菓子パンのアンパンなどを二つに割ると中に入ってるアンコとパン生地の間に空洞ができていますよね。ところがますやさんのパンは空洞が全く無いのです。パンがアンコをすきま無く包み込んでいるのです。これを食べたときの充実感はなんとも云えませんでした。(笑)

    キャンプ場にチェックインするにはまだちょっと早いので先に温泉に入りに行くことにしました。あちこちでお馴染みの「かんぽの宿」が十勝川温泉にもありました。このエコロジーパークは十勝川温泉に隣接していますので車で5分も掛らずに「かんぽの宿・十勝川」に行き着きました。ところが運悪く駐車場に着いたとたんに雨がドシャブリになりました。止むを得ずしばし車内で小雨になるのを待ちました。

    十勝川温泉の泉質は「モール温泉」といって世界中でも珍しい温泉だそうです。色はコーヒー色で好ましいとは云えませんが入ってみると美肌効果抜群と言われる通り、すべすべして肌に優しく良くなじみとても気持ち良い温泉でした。

    十勝エコロジーパークは道立公園区域だけで141haもあるそうで、その中の一部がキャンプ場として利用できるようになっています。キャンプ場はオートサイトとフリーサイトに分かれていてどちらもゆったりとした広さがあります。この日は他に利用者が全くなく広大な敷地を独占して使用しました。

    雨はとうとう翌朝まで降ったり止んだりでした。街が近いこともあって今回利用してきたキャンプ場で初めてPHSが使えてネットにアクセスできました。テレビも良く写りました。

かなやま湖オートキャンプ場の朝





日勝記念館前





十勝エコロジーパークキャンプ場





5日目
6月11日


    十勝エコロジーパーク(R38)→ 道の駅「しらぬか恋問」 → 釧路「和商市場」→ 釧路湿原展望台 →釧路湿原生物保護センター(道道53・113・R391) → 釧路町達古武(タッコブ)オートキャンプ場(泊) )


    雨上がりの十勝エコロジーパークの朝は乳白色の霧に包まれていました。飲料水を補給したりして朝8時過ぎにチェックアウトしました。今日の目的地は釧路湿原です。国道をのんびり走り白糠の道の駅で休憩した後、釧路駅近くの「和商市場」を目指しました。釧路市内に入って道を間違えましたが難なく市場隣接の駐車場に車を入れました。和商市場では釧路名物のタラバカニを買い、ついでですから仙台の娘のところへもカニとシシャモを送ってやりました。一通り買物を済ませてからガイドブックに出ていた「竹寿司」で寿司の盛り合わせ(2000円)を食べました。さすがに新鮮なネタで美味しかったです。

    その後、釧路湿原展望台と生物保護センターに行き、午後3時過ぎに釧路町達古武オートキャンプ場にチェックインしました。このキャンプ場は釧路町の町営で達古武沼に面した静かなサイトです。利用料金は安いのですが残念ながら整備がちょっと雑な感じでした。シャワーは100円で7分間でぴったり止まりました。(笑)

十勝エコロジーパークキャンプ場の朝霧





朝霧晴れて





道の駅「しらぬか恋問」





釧路湿原展望台から遊歩道へ




オオバナノエンレイソウ




6日目
6月12日

    釧路町達古武オートキャンプ場(R391・道道1003・R44)→ 道の駅「厚岸グルメパーク」 → 厚岸水鳥観察館(R44・道道599・308)→ 霧多布岬 → 霧多布温泉「ゆうゆ」→ 霧多布湿原センター → 道の駅「スワン44 ねむろ」(R44・R243) → 虹別オートキャンプ場 (泊) 

    達古武オートキャンプ場を8時前に出て厚岸(アッケシ)に向かいました。道の駅「厚岸グルメパーク」には意外に早く着いてしまいました。太平洋の厚岸湾と厚岸湖の両方が見渡せる中ほどの高台に道の駅がありました。バロンを散歩させながら9時の営業開始を待ちましたがコンキリエという牡蠣料理で有名なレストランはお昼近くならないと営業しないということで残念ながら食味をすることができません。最上階の展望台に上がりしばし風景を楽しみ、1階の売店で牡蠣ラーメンと牡蠣醤油を買い込んで霧多布岬に向かいました。

    途中、厚岸水鳥観察館に立ち寄りましたがタンチョウツルは見れませんでした。霧多布岬は名前の通り霧に包まれていましたが運良く少しずつ霧が晴れ、断崖の上から岩に砕ける白波が見えました。岬の先端の灯台まで延びている遊歩道にそって色々の野草が花を咲かせていて楽しませてくれました。

    岬から少し戻って地元・浜中町の温泉施設「ゆうゆ」で入浴していくことにしました。今夜泊まる予定のキャンプ場にはお風呂の設備がないことが分っていたからです。土曜日にもかかわらずお風呂はガラガラで潮風に当たりながら入る露天風呂はとても気持ちの良いものでした。「ゆうゆ」の入口付近で地元の特産物を即売していました。霧多布でも牡蠣の養殖をやっているとのことで採り立ての新鮮な生牡蠣を10個買ったらオマケに3個つけてくれました。

    岬から茶内の国道44号の分岐へ向かいました。霧多布湿原を道が横切ったところに湿原センターがあり、そこで湿原が俯瞰できました。国道に出てからひたすら根室を目指して進みました。道の駅「スワン44ねむろ」に着いたのが午後1時を回っていました。昼食を取り終えると2時近くになってしまい、どうやら根室から納沙布岬を回って宿泊予定の虹別オートキャンプ場へ行くと午後5時を回りそうです。そこで残念ながら納沙布岬探訪を別の機会に譲ることにして、真っ直ぐキャンプ場へ向かいました。



道の駅「厚岸グルメパーク」




霧多布岬




霧多布岬・ハクサンチドリ






霧多布岬・ヤマガラシ




霧多布湿原センター




7日目
6月13日

    虹別オートキャンプ場 → 開陽台(R335) → 道の駅「らうす」(R334) → 知床峠 → 知床五湖(R334・R244) → 道の駅「葉菜野花小清水(ハナヤカコシミズ)」→ 藻琴山温泉キャンプ場 (泊)

    朝霧がからりと晴れ渡りとても清々しく良い天気になりました。地図の上では碁盤の目のように区画された道東の道を車のナビが示すとおりに走行し、中標津の開陽台に向かいました。ところどころに点在している牧場風景をながめながら直線道路を走るのは気分爽快でした。開陽台からの見晴らしは予想に反して雄大で感動しました。高台の展望台を想像していたのですが周辺の景色の規模の大きさに圧倒されてしまいました。これこそ北海道らしい景色と太鼓判が押せそうな所でした

    道の駅「らうす」ではバフンウニ、毛蟹、握り寿司、羅臼昆布、昆布ソバ、カニセンベイなどを買いました。どれも新鮮で安いようなのでつい手が出てしまいました。また、深層水で作ったソフトがとても美味しかったです。

    羅臼から知床横断道路を通って知床五湖に向かいました。途中の知床峠では風があまりにも強いので表に出ず車内で羅臼で買った寿司を食べて昼食にしました。

    知床五湖はヒグマが出没するとのことで遊歩道は閉鎖されていました。駐車場に車を止め展望台を往復しかできません。展望台といってもちょっとやぐらを組んだようなところで高さも無く湖は1湖しか見えずこれにはがっかりでした。帰路、車中からエゾジカとキタギツネが見れたことがせめてものなぐさめでした。

    オホーツク海の海の色はとても綺麗でした。ウトロから斜里へそして道の駅「はなやか小清水」で休憩を取り東藻琴村の芝桜公園内にある藻琴山(モコトヤマ)温泉キャンプ場へ行きました。芝桜公園は公園を囲むようにして丘がありその斜面は5〜6月にはピンクの芝桜で埋め尽くされるそうですが、私たちが行ったときはすでに咲き終わってしまった後でした。ここにはゴーカードや釣堀、焼肉コーナー、キャンプ場、温泉施設や宿泊施設などがあり夕方近かったのですが日曜日でもあったのでまだかなりの人出で賑わっていました。

    キャンプ場の受付は中央の宿泊施設のフロントと兼ねていました。フロントの女性にキャンプ場利用の申込みをしてるとき、公園の入口に「犬の入場お断り」と看板が出てたのが気になって「犬を同伴してるんですが・・・」と言うと「犬はダメです。」というそっけない返事でした。「キャンプ場のガイドブックには条件付きでOKと書いてありましたが・・・」「なんというガイドブックですか?」と切り返されました。「介護犬以外はダメです。車から降ろさなければ良いですが・・・、柵の外や駐車場ならあそばせても良いですよ」とのご託宣、つまり公園の敷地外だったらご自由に、ということなんです。当たり前のこと言われてムカツキましたが、「あ、そうですか」と分ったような分らないような返事をして引き下がり、オートサイトの指定場所へ車を移動させました。もちろんオートキャンプサイトは我々だけの貸切でした。

    いつもならキャンプ場に着くなりバロンを先ず散歩させるのですが、なにか監視されているような感じがして後部ドアを大きく開け、そこからバロンが顔を出して表の空気と景色を楽しめるようにしました。すると芝生の上を散歩していた女性が近づいてきて「大きなワンチャンですね」と声を掛けてきました。見るとその女性の足元にはミニチュアダックスフンドがまとわりついてるじゃないですか。 「ここは犬は入場禁止だそうですね・・・」「ええ、知ってます、怒られるかしら」とあっけらかんとした返事でした。小さい犬は目立たないからいいなあと思いつつ雑談しているとその人の連れらしい男性が来ました。

    「どこから来たんですか?」という話しのきっかけになる質問をされ、仙台からと答えるとその男性の弟が仙台に住んでたことがあるという話しになり、そのうち自分は今、北見に住んでいるがもともとは大阪の人間で、スカウトされてある会社にリクルートしたところ転勤で北見に飛ばされて来た、北見は何も無いところで退屈な街だ、北海道に来たばっかりのときは行けども行けども真っ直ぐな道、いくらスピードを出してもだれからも文句を云われない、とても新鮮に感じがしたけれど、慣れてくると次第に飽きてきて退屈さを感じて来た。特に冬が長くてうんざりだ。飛行機ならば短時間で大阪にも行けるけど車でちょっと行くという訳にはいかない。北海道と九州はそこが違うんですよ。九州へは地続きのように車で行けますよねえ〜。と、どうやらグチ話しを聞かされてしまった。

    後になって気がついたんですが、この日は前日とは違って急に上天気になりかなり気温が上がったこともあってブヨが大発生してたんです。車からオーニング(車から伸ばすヒサシ)を伸ばしてテーブルやイスまでセットして悠々とお茶を飲んだりしていたら、気がついたときには露出していた腕や足を刺されてとても痒い思いをしました。特にママリンは足をひどく刺されてしまいました。(スカートのため)ブヨというのは蚊と違って刺された後にカユミがなかなか取れず1週間くらいはくりかえしカユミが続くんですね。もうまいりました。

    羅臼で買ったバフンウニを食べながらビールで乾杯し、暗くなる前に温泉に入りに行きましたがお風呂が汚れていて旅の疲れを取れるほどゆっくり浸かっている気分になれず、シャワーを浴びてそそくさと出てきました。



真っ直ぐな道・中標津




牧場




開陽台から







開陽台から





知床峠付近






ウトロ町遠望






オホーツク海






斜里町にて





藻琴山温泉キャンプ場





藻琴山温泉キャンプ場






バロン憂愁





キャンプ場外を散歩





8日目
6月14日

    藻琴山温泉キャンプ場(道道102)→ 藻琴山展望台PA → ハイランド小清水(道道102・R334・R39) → 美幌(R39・R333) → 遠軽(R333)→ 道の駅「まるせっぷ」→ 愛別IC → 比布JCT → 砂川SA → 奈井江IC → 道の駅「うたしないチロルの湯」(入浴) → 滝川IC → 砂川SA(泊)

    朝からまぶしいほどの晴天に恵まれ道道102号(網走川湯線)を南下して藻琴山展望台を目指しました。道は東藻琴村を抜け小清水町に入ります。ハイランド小清水の入口を通り越してやや下ると藻琴山展望台パーキングです。ここからは眼下に屈斜路湖の全貌を見ることが出来ました。屈斜路湖の展望といえば美幌峠が有名ですがこちらは観光客はほとんどいなく全く静かに景色を楽しむことができる所でした。屈斜路湖にはなんどか行ったことがありましたので来た道を東藻琴村の国道334号分岐まで戻ることにしました。途中、さきほど通過したハイランド小清水へ寄ってみました。

    ハイランド小清水には立派な駐車場とトイレや売店・軽食堂などがあり車も何台か止まっていました。ほとんどがここから藻琴山(標高1000m)へ登るハイカー達の車でした。ここは8合目ということで標高は725mだそうです。屈斜路湖の眺めは先ほどの藻琴山展望台パーキングの方が良いようでした。

    国道334号まで戻ってから旭川を目指しました。いよいよ道東ともお別れです。美幌、遠軽を抜け、丸瀬布の道の駅でソバを食べ、どちらかと言えば山間部のあまり面白くない道を単調に走り、愛別ICから旭川紋別自動車道に乗り、比布JCTで道央道に接続して砂川サービスエリアまで走りました。

砂川SAにはハイウェイーオアシスが併設されていてそこには「北海道こどもの国」の広大な芝生の広場がありました。また北海道の有名店が軒を連ねる立派な商業施設もありました。なかでも有名な北菓楼(キタカロウ)というお菓子やさんがあったのには嬉しかったです。さっそくバームクーヘン、シュークリーム、開拓おかき(イか味)を買いました。どれも美味しいものばかりでした。

    今夜はこのSAでP泊することにしましたがオアシスにも入浴施設はありません。そこで次の奈井江ICまで行って高速を一旦下りて一般道を戻る形になりますが、道の駅「うたしないチロルの湯」まで走って温泉に入りました。入浴後は砂川サービスエリアの一つ旭川よりの滝川ICから道央道に再び乗って砂川SAにもどり一夜を過ごしました。



ロング滑り台







屈斜路湖遠望・藻琴山展望台より




道の駅「まるせっぷ」






砂川SA・ハイウェーオアシスこどもの国






北菓楼のシュークリーム






9日目
6月15日

    砂川SA → 札幌 → 小樽IC(R5)→ 道の駅「いわない」 → 荒井記念美術館 → いわないリゾートパーク・オートキャンプ場マリンビュー(泊)入浴は近くのいわない温泉「グリーンパークいわない」にて

    砂川SAの朝も気持ち良く晴れ渡っていました。オアシスへのゲートのオープンを待って再びオアシスへ入場しました。みやげ物店などの営業は9時からのようでまだ駐車場には一台も車が止まっていません。バロンを芝生の広場で思い切り走らせて遊ばせてやりました。

    これから目指す所は岩内オートキャンプ場マリンビューです。ここには昨年道南を回ったとき、2晩すごしました。日本海を見下ろせる山の中腹にあり、場内は整備が行き届き気持ち良く過ごせたキャンプ場です。そこで今回はママリンのリクエストで再訪することにしのです。先ずは道の駅「いわない」で昨年食べてみて美味しかったタラのみりん干しを買いました。ちょうどお昼時でしたので道の駅の近くの食堂でニシンソバを食べました。

    次に荒井記念美術館に行きました。ここにはピカソのあまり世に知られていない版画のコレクションがとても新鮮な印象でした。また、岩内の隣町・共和町出身の西村計雄氏の作品もかなり数が展示されていました。線を巧みに使った独特の抽象画が素敵でした。

    キャンプ場にチェックインしてからは近くの展望台を散歩したり、車で5分のいわない温泉「グリーンパークいわない」で入浴したりしてゆっくりと午後のひとときを過ごしました。



こどもの国にて





飛び回るバロン





小樽の市街地





いわないマリンビューオートキャンプ場




まる山展望台より岩内市街地展望



夕焼けの海




10日目
6月16日

    オートキャンプ場マリンビュー(道道66) → 神仙沼(ニセコパノラマライン) → 道の駅「ニセコビュープラザ」(R5) → 道の駅「くろまつない」 → 道の駅「YOU・遊・もり」(R5・R278)→ 道の駅「なとわ・えさん」(泊)

    今日も上天気です。昨年来たときは天候が優れず探勝を断念したニセコの神仙沼へ行ってみました。岩内からはニセコパノラマラインという観光道路(道道66号岩内・洞爺湖線)が通じています。つづらおりになり高度をかせぐと程なく神仙沼レストハウス前の駐車場につきました。観光バスも止まっていてレストハウスとトイレの周りが人でにぎわっていました。そこからは神仙沼へは徒歩で行きます。木道が整備され歩きやすくなっていました。残念なことに途中でデジカメの電池が切れ、写真が写せなくなりました。

    写真が写せないからと云って、負け惜しみを云うわけじゃないのですが、神仙沼は期待したほどの神秘性は無くどちらかと言えば明るく開けた沼と湿原で規模もこじんまりした感じが否めません。一周できるように木道が敷かれていましたが人の笑い声や話し声が妙に気になる散策となりました。

    道がニトヌプリとチセヌプリの間を抜けて下りに差し掛かったころから路上駐車してる車が多くなりました。どうやら山菜取りに来た人たちの車のようです。この辺の木々はまだ新緑が出たばかりで、私たちが居住する仙台に比べてほぼ1ヶ月ほど季節が逆もどりしたような感じでした。

    ニセコの道の駅は夏の最盛期に比べて驚くほど売っている野菜類の種類とも量も少なかったです。昨年、8月末に来た時は豊富な野菜にビックリしました。それだけにここへは期待をもって寄ったのですが期待はずれでがっかりしました。道の駅では昼食用におにぎりやいなり寿司、ホットドックなどを買い込みました。

    気落ちした感じで道の駅を出て国道5号線にでると、すぐの信号の角に八百屋が店開きしていました。見ると豊富に野菜があるじゃないですか。すぐに信号先でUターンして八百屋へもどりました。夏が最盛期のカボチャやナスはほとんどありませんでしたがジャガイモやトマト、タマネギ、アスパラなどを安く買うことが出来ました。最後に今年初めて入荷したばかりというメロン5個入りを1箱買っちゃいました。メロンは夕張メロンと同じ橙色の果肉で味も遜色なくとても美味しくいただけました。

    黒松内、長万部、森を通り函館市内を通って海岸沿いに亀田半島の先端の恵山町の道の駅「なわと・えさん」に夕方明るいうちに着きました。日中は天気が良くて暑いくらいでしたがここの海風は涼しく半袖では寒いほどでした。この道の駅は駐車場が広くて目の前に津軽海峡を見渡せ、とても開放的な雰囲気なところでした。日が沈むとイカ漁の漁火がひとつふたつと点灯して真っ暗になる頃は海上の漁火を眺めながらビールで乾杯し北海道最後の夜に感謝しました。



朝の海





朝のキャンプ場





アスレチック





神仙沼遊歩道




羊蹄山





道の駅「ニセコ・ビュープラザ」の羊蹄山





恵山、道の駅「なわと・えさん」から





11日目
6月17日

    道の駅「なとわ・えさん」(R278) → 函館港・東日本フェリー埠頭 (フェリー)→ 大間港(R279) → 道の駅「よこはま」(R279) → 野辺地(R4) → 天間林(みちのく道路)→ 青森東IC(東北道)→ 仙台南IC → 自宅
    今日は函館発9時30分のフェリーで本州へもどるため、朝6時過ぎに道の駅を出発しました。道はまだ通勤時間帯には早いためか空いていいましたので7時半過ぎにはフェリー埠頭に着きました。もちろん乗船手続きはまだ開始されてません。今度の旅行の最後の日も天気は良く、前半の曇りがちで不安定だった天気の日々がうそのようでした。

    フェリーはガラ空きでしたが船内のラウンジでまどろんでいると地元のオッサンみたいな人が携帯を掛けまくってうるさいこと!気分が悪くなりました。

    大間からは横浜町の道の駅へ。そこで大休止後いつも通る下田百石から八戸北IC経由をやめて野辺地からみちのく道路経由で青森東IC、東北自動車道に乗るコースを取ることにしました。距離的にはこちらの方が40Km以上遠回りになりますが道巾が広くて楽に走れて良いコースでした。時間的にはほとんど一緒でした。

    盛岡に近づくとすっかり夏姿になった岩手山が端麗な姿を現わしました。これほど綺麗に岩手富士が見えることは珍しいことです。仙台には午後7時半ごろ無事到着しました。


    つたない文章を最後までお読みいただきありがとうございました。




早朝の恵山




車内で入港を待つ




函館フェリー埠頭




函館山




下北大間の恵山




岩手山

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