<旅の概略> 行 程:4泊5日(2005年5月10日〜14日) 目 的:5月の連休が終われば仙台ではすっかり葉桜となり青葉の季節を迎えます。 そこで東北地方を北へ向えばソメイヨシノは無理としても他の八重桜や黄桜などの 遅咲きのサクラに遭えるはずです。過ぎし春を追いかけて北東北へと向いました。 宿 泊:「道の駅」3泊、サービスエリア1泊(すべて車中泊) 走 行 距離:1,073Km 使 用 燃料:レギュラーガソリン197L(リッター当たり5.45Km走行) 通 行 料:7,250円(ETC支払い分のみ) ガソリン代:22,571円 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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1日目(5月10日)くもり⇒雨 自宅(仙台)→ 道の駅「むらやま」(国道13号)→ 新庄 →道の駅「おがち」(国道13号)→ 湯沢 → 羽後 → 道の駅「東由利」(国道107号)(入浴・車中泊) 仙台ではサクラ前線の北上にともなってソメイヨシノが咲いたかと思ったら1週間たらずで散ってしまいました。その後は遅咲きのサクラがつぎつぎに開花していましたが、5月の連休を過ぎれば咲いているサクラはほとんど見当たらなくなりました。 そこで南北に長い東北を南から北へ移動して、咲いているサクラを追いかけながら、去り行く春を惜しむ旅をしてみたいと思いました。 今回はできるだけ高速道路を使わずにゆっくりと移動して地方の風物を楽しむこととし、曇り空のあまり天気がパッとしない朝でしたが仙台を後にしました。 国道286号を仙台南インターを横目で見ながら秋保温泉を抜けて、国道457号を右折して小さな峠を越えると国道48号に出ます。左折して関山峠を越え、東根への近道の山形県道29号を通り国道13号に出ました。この辺りは良く走った所ですので気楽に車が運転できました。 バロンがしきりに下りたがって騒いでいますので道の駅「むらやま」で小休止を取り、ふたたび13号を北上します。道の駅「むらやま」は芝生の草地がすくなくどうやらバロンには気に好かない休憩地のようでした。 新庄あたりでどうやら昼食時になりそうです。人間の昼食の前にもう一度バロンをゆっくりと散歩させるところを探さねばなりません。カーナビの画面をスクロールさせると新庄駅の東側に運動公園があるのが分りました。さっそくそちらへ向い高校生の野球試合の歓声が飛ぶスタジアムの横の道路に車を留めて園内を歩きました。 「紫陽花の杜」という園地があり紫陽花が沢山植えられていました。もちろん今はまだ葉がようやく芽吹いた状態ではなしたが花の季節にもう一度来たくなるようなところでした。 遠目には真っ赤なボタンの花のように見えたのですが近づいて見ると赤い石楠花が固まって咲いていました。 残念ながら散歩途中で雨となり車に戻って駅西側の最上公園近くのおそばやさんに向いました。 「さぶん」という普通の民家をそのままお店にしたようなおそばやさんで駐車場の出入り口が狭くてわがロードトレックでは入庫が困難に見えましたので駐車可能なところを探し近くの文化会館の駐車場に停めさせていただきました。 ママリンが天ザル、私は鴨ザルを注文しました。 天ザルには大き目なエビ2本とウドやタラノ芽、タケノコなどの新鮮な山菜の天ぷらが美味しく、鴨ザルは鴨肉とネギ、キノコなどを少し濃い目のダシで煮て、冷たいオソバをお汁に浸けながら食べるものです。お品書きなどはこちらをご覧下さい。 新庄と言えば連想して出てくる名物があるのです。それは「くじらもち」です。本来は雛節句に食べるものだったようですが現在では銘菓ということで一年中作って販売しているようです。 新庄駅前の竹美堂でそれを買い求めました。「御菓子の竹美堂」 再び13号を北上し道の駅「おがち」まで来ました。ここは「小町の郷」と銘打っているだけあり、駅舎の屋根が小野小町の被る「市女笠」(いちめがさ)をかたどったものになっていました。バロンを散歩させるには丁度良い芝生の園地がありましたが風が強くて寒さをこらえながらの散歩となりました。(写真1) 「小町の郷」についてはこちらをご覧下さい。 道の駅の先で左折し雄物川を渡り羽後町を目指します。さらに国道398号、県道36号へと進み左折して横手からの国道107号を本荘方面に進とほどなく右側に道の駅「東由利」が見えてきました。温泉施設「湯楽里(ゆらり)」を併設した駅の駐車場はかなり広く、温泉施設前の駐車区画に車を停めて一人350円の入湯料でゆっくりと湯をにつかり、P泊をすることにしました。(写真2)
| 2日目(5月11日)くもり⇒晴れ 道の駅「東由利」→ 八塩いこいの森 → 本荘 → 亀田城・佐藤八十八美術館 → 弥助秋田店 → 道の駅「しょうわ」 → 日本国花苑 → 道の駅「ことおか」→ ボルダー潟の湯(入浴・車中泊) 昨夜から本格的に降り出した雨も止みなんとかお天気にも恵まれそうです。道の駅は「黄桜の里」という愛称がついています。道の駅周辺を見渡すと「黄桜まつり」の小型ののぼりがいくつも立っていますが肝心の黄桜はそれほどの本数はみあたりません。駅内の案内板を見ると「黄桜まつり」は旧東由利町内の「八塩(やしお)いこいの森」で行われていることが分りました。そこで朝食後にいこいの森へ向ってみました。 山あいの県道を登って行くと10分ほどでいこいの森の広い駐車場に行き当たりました。早朝で来てる人もいないようでしたので駐車場をやり過ごしさらに登るとダム湖が出現しました。湖の対岸にはサクラの木が植わっています。咲いているのはピンクの八重桜が多いようでした。白っぽい花の木が黄桜でしょうか? ダム湖周囲を車で回り適当に車を止めて歩いてみるとキャンプ場のテントサイトに「御衣黄(ギョイコウ)」と名前の付いたサクラの木を見つけました。これが黄桜です。どちらかと言えば黄色っぽい花で目立たない存在でした。八塩いこいの森情報を見るとかなりの本数の黄桜があるようなのですが、まだ咲き揃っていないのか八重サクラばかり目に付いていました。(写真No.3〜4) 車は旧本荘市に入り国道7号線を北上し岩城町に入る手前の松ヶ崎より国道341号線(亀田街道)を東へ進んでJRのガードをくぐると程なく亀田町の家並みの中に導かれます。保健センターの駐車場と向かい合わせに天鷺(あまさぎ)村という資料館があります。そこに車を置いて徒歩で亀田城・佐藤八十八美術館へ向いました。 このあたりの観光情報のサイトはこちらをご覧下さい。 亀田城は旧亀田藩主の居城を復元したものとのことでそういう歴史的な資料としての価値は大いにあると思いましたが佐藤八十八美術館としての展示されてる作品は収集のポリシーに掛けるもので統一性のない寄せ集め的なものでがっかりしました。車に戻ったらすっかり疲れが出てしまってしばし休憩し気合を入れなおして出発しました。(写真No.5〜8) ちょうど今から向えば秋田には昼時に着きます。調べておいた弥助秋田店(やすけあきたてん)へ行ってみる事にしました。弥助そばの本店は羽後町にあり大変な老舗のようです。 お昼少し前に弥助秋田店に着きました。駐車場はほぼ満車、店内は満席のため相席となりました。ママリンは冷たい「やまかけそば」を頼み私も冷たい「ニシンそば」を注文しました。おそばの腰の強さと云い、濃厚な出汁の美味さ、ニシンの煮付けの柔らかさ、いずれも申し分ないおいしさですした。 「弥助そば」の紹介サイト→その1、その2 すっかりお蕎麦に堪能したあと、県道41号をさらに北へ車を進めました。旧昭和町の道の駅「しょうわ」(写真No.9〜10)ですばらしいチュウリップ畑を鑑賞し井川町の「日本国花苑」には15時30分頃着きました。 さっそく広い園内をバロンを連れて歩き回りました。もちろんソメイヨシノはすっかり葉桜となってしまいましたが日本中から集めたサクラが200種2000本あるとのことでしたので遅咲きのサクラを十分に楽しむことができました。御衣黄とともに黄桜の一翼を担う「鬱金桜(うこんサクラ)」を確認できたことが嬉しかったです。 また、園内には井川町で毎年行っている「サクラの森彫刻コンクール」の入賞作品が屋外に展示されていてとても楽しく鑑賞することができ、大満足しました。(写真No.11〜19)「日本国花苑」のサイトはこちら。「桜の森の彫刻コンクール」のサイトはこちら。 名残は尽きなかったのですが今夜の塒を求めて「日本国花苑」を後にしました。国道7号線に出て少し北上して琴丘町の道の駅「ことおか」に寄りました。国道沿いで車の往来が激しく、駅内の駐車スペースもそれほど広くはない割には大型車用のスペースが広いようです。夜間はかなりうるさい事が懸念されます。早々に底を立ち去り大潟村の「ボルダー潟の湯」へ行ってみる事にしました。 ちょうど八郎潟の干拓地を東から西へ横断するわけですから行けども行けども真っ直ぐな一本道でした。ようやく案内板を見つけ県道54号を左折して次の角を右折するとボルダー潟の湯に隣接したホテルサンルーラルの大きな建物が目に入りました。ボルダー潟の湯の前は広い駐車場になっていて車は疎らにしか止まっていません。ほぼ中央の傾斜のほとんどないところを選んで車を止めました。今夜はここでお世話になることにしてさっそく湯に入りに行きました。大潟村の観光公式サイトはこちらです。(写真No.20)
| 3日目(5月12日)晴れ⇒曇り⇒雨 大潟村ボルダー潟の湯 → 道の駅「みねはま」(国道101号) → 道の駅「はちもり」(国道101号) → 十二湖 → 深浦町 → 道の駅「ふかうら」(国道101号) → 鰺ヶ沢 → 岩木町「世界一の桜並木」 → 津軽ねぷた村 → 道の駅「いかりがせき」(入浴・車中泊) ボルダー潟の湯の駐車場はとても静かでぐっすり眠れました。5時過ぎにバロンと一緒に周辺を散歩して回った。パークゴルフ場をつっきり、見事に咲き揃った菜の花畑へ向いました。おどろいたことにゴルフ場の植え込みでは草むしりをやっているオバサンがもう来ていたのです。菜の花畑はは何とも云えないむせるような花の香りが漂っていました。 温泉は朝6時から開場ということで主に年配の人たちが車で三々五々集まってきました。なかには1時間以上も前から駐車場に来て開くのを待っていた人もいたようです。日帰り温泉でこんなに早朝から営業してるところはめったにありませんのでビックリしました。 潟の湯から県道42号を北上し国道7号に合流して能代からは国道101号を北上、から道の駅「みねはま」「はちもり」で小休止をとりながら十二湖へ向いました。十二湖は世界遺産に登録されている白神山地の入口にもあたりまずは「越口の池」にあるビジターセンターでその概要を知ることができました。そして車をさらに進め奥十二湖挑戦館で終点となりました。おりしも風が強まり、雲行きも怪しくなりましたので散策もそこそこに国道101号まで引き返すことにしました。車道沿いのいくつかの湖を見ましたが印象としてはそれほど深いものが無く期待はずれの感が強かったです。むしろこの地は秋の紅葉時期が素晴らしいのではないかと思えました。 深浦町は夕日が素晴らしい町と聞いていますが時間的に早すぎて残念ながら次の機会へ見送りになりました。旅もののTVでよく紹介される不老ふ死温泉がある黄金崎へもちょこっと寄り道して写真だけ撮って来ました。 そろそろ昼時です。昼食はどこで食べようかと考えながら走っていると深浦の市街地に入ってきました。すると海側に「海鮮市場ピアハウス」と書かれた看板が目に入りました。2階にレストランがあるようです。地物のメニューから鯛の塩焼き定食とイカ刺し定食を注文しました。イカはこりこり歯ごたえがあり、鯛の塩焼きは中ぶりの程よい大きさの真鯛の味が絶品でした。もういちど食べたいほどです。 昼食後、道の駅「ふかうら」まで走りバロンを散歩させましたが海岸プチと言うこともあって風が強くまた気温も下がってきて寒くて長時間はとても車外にいられませんでした。 鰺ヶ沢で国道101号線から別れて青森県道3号を岩木山南麓へと車を進めました。驚いたことに岩木スカイラインの入口周辺の開拓地にはまだ沢山の残雪が残っていました。嶽温泉を左に見送って2キロほど走ると「世界一の桜並木」の中を車は走ります。昭和60年から植栽され現在では県道および支線も含めて述べ20Km6500本にもおよぶ長さとなり世界一のサクラ並木だそうです。植えられているサクラは「オオヤマザクラ」とのことですが、残念ながら今年の寒さのせいかまだ花は開き始めたばかりの状態で少し早かったようでした。 雲が垂れ込めてきて午後4時前だというのに薄暗くなってきました。弘前城の隣にある「津軽藩ねぷた村」の駐車場に車を入れ、入場券を買って入場すると同時くらいに雨が降り出しました。入場すると3時50分から津軽三味線の生演奏が始まりますので先にそちらえご案内しますとお姉さんに案内されて演奏会場へ連れていかれました。そこは12畳くらいのさほど大きくない部屋で正面にひな壇があり男女一人ずつの演奏者がその上で演奏が行われました。どう云うわけか観客は私たちだけでしたので貸切で生演奏が聞けてラッキーでした。最初は男女一緒に同じフレーズを合奏し、やがてそれぞれソロ演奏をし最後に再び合奏で締めくくり〆て10分間の迫力ある生演奏に感動しました。聴いているうちにどんどん元気が湧き出るような感じがしました。演奏の後再び入口に戻り最初から見学をやり直しました。ねぷた村公式サイトはこちらです。 ねぷた村を後に今夜のねぐらどころとして選定した道の駅「いかりがせき」へは距離で30Kmたらずで40分弱で着きました。この道の駅には温泉「関の庄」が併設されていました。こじんまりした温泉でしたがお湯は大変温まる良いお湯でした。また国道沿いの駅ですので車の往来で夜はうるさいのじゃないかと懸念しましたがそれほどのことも無く安眠出来ました。
| 4日目(5月13日)曇り⇒晴れ 道の駅「いかりがせき」 → 三内丸山遺跡 → 棟方志功記念館 → 道の駅「浅虫温泉」→ 椿神社(夏泊)→ 道の駅「浅虫温泉」 → 青森IC → 津軽サービスエリア(車中泊) 少し風があるが雨も上がりまずまずのお天気、「いかりがせき」を後に一般道経由で三内丸山遺跡へと向いました。遺跡は青森インターの隣りと言っても良いくらいの近さのところにあり、現在遺跡のすぐ手前では青森県立美術館の新築工事が行われていました。調べてみると平成17年9月の竣工予定とのことでオープンは平成18年7月とのことです。 駐車場に車を置き車外に出ると風が強く気温12度とのことでしたがもっと寒いように感じました。入場して「縄文時遊館」の「縄文シアター」で遺跡の紹介ビデオを見てから遺構を見学してまわりました。広い丘陵地に点在する大型竪穴住居跡や大型掘立柱建物跡に復元された建物の巨大さにびっくりさせられました。そして出土品の展示もゆっくりと時間を掛けて見ることができました。この遺跡の規模と縄文人たちの文化レベルの高さに感動しました。三内丸山遺跡のホームページはこちらです。 車を青森市内に進め「棟方志功記念館」を訪ねました。展示されている作品のほとんどは今までに各地で開かれた展覧会でみたものが殆どでしたが志功の芸術活動の原点は「青森ねぶた」にあるということが良く理解できました。 道の駅「浅虫温泉」の「ゆ〜さ市場」の軽食コーナーで「ホタテのかきあげ天ぷらソバ」(\350)を昼食に食べて夏泊半島に向いました。しかしながら風は益々強くなり寒くて車外に出ることすら難儀になりました。半島を時計回りで回り夏泊崎の大島が良く見える大島パークPと椿神社の近くの左手の松林、道路山側は椿の木が密生してるところで車を止めて小休止しました。夏泊のヤブツバキは自生している北限のツバキとして有名ですが本当にひっそりと奥ゆかしく咲いていると言う感じを受けました。 帰路は青森インターから東北自動車道に乗ることにしました。その前に道の駅「浅虫温泉」にもう一度寄り、「ゆ〜さ市場」リンゴジュースと今夜のおかずにとホタテを買いました。そして東北自動車道の津軽SAでゆっくりと最後の晩餐をホタテで楽しむことにしました。
| 5日目(5月14日)晴れ 津軽サービスエリア(東北自動車道)→ 盛岡IC → 小岩井農場まきば園 → 盛岡IC → 仙台南IC → 自宅 あまりにも静かなサービスエリアでしたのでついつい朝寝坊をしてしまいました。地元のリンゴ生産組合の放送で目覚めました。内容は朝6時からリンゴの消毒サンプを行うので担当係りは集合するようにと言うことでした。 見回せばこのSAの周辺はリンゴ畑ばっかりです。朝から消毒薬を掛けられては大変と食事も食べずに次のSAまで移動することにしました。 花輪SAで朝食を済ませ、盛岡ICまで走り、東北自動車道を下りて小岩井農場に寄りました。まだ早い時間でしたので来園者も少なくのんびりと「まきば園」を見学してまわりました。小岩井農場はママリンは今回が初めてということです。おみやげに乳製品やソーセージ、菓子などを買いお昼前には帰路に着きました。盛岡から仙台までは一走りで着き、高速道路の速さと便利さ、走り心地の良さに今更感心した次第の旅となりました。 最後までお読み頂きましてありがとうございました。
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