池袋のサンシャイン・プラネタリウムが2003年6月1日をもって閉館となった。しかし、このニュースは殆ど報道されていないように思われる。また、東京の主要なプラネタリウムとしては渋谷の五島プラネタリウムがあったが、これも数年前に閉館してしまっており、その時にもやっぱり殆ど騒がれなかったように思う。これはつまり一般にはプラネタリウムなんてどうでもいいと見なされているってことなのだろうか。

こういった状況は、クマりんとしては残念なような、そうでもないような、とても中途半端な気分だ。どっちかといえばプラネタリウムは好きなので、無くなるのは寂しいし残念。でも、つまんないプラネタリウムも多いので、人気が低迷するのも無理はないと思うのだ。

日本には本当にたくさんのプラネタリウムがあって、クマりんが知っているのはほんの一部に過ぎないのだが、あれこれと以下に書いてみた。乱文かつ長文なのでお時間のあるときにどうぞ。



2003年2月、どうやら池袋のサンシャイン・プラネタリウムが閉館するらしいという話しを聞きつけたクマりんは、閉館する前に見ておかねばと思い慌てて見に行った。
休日に行ったせいかサンシャイン・シティはとても混雑しており、プラネタリウムも大盛況で「閉館するのは人気低迷で継続が困難だからじゃなかったのか?!」と文句を言いたくなるほどだった。
大人一名800円を支払って約一時間、投影される番組を見たのだが、クマりん的にはどっちかというとつまんない内容だった。
ある星座にまつわる神話やその時節の主要な星の見つけ方など、ごく平均的な内容だったとは思うのだが、どこか子供向けという感じがするし「星空を見るのはロマンチックだよね」という雰囲気をかもし出そうという意図が見え隠れするようで、それがとてもイヤだったのだ。
ここは併設の展示場もないし、この上映を見るだけならもう少しお金を出して映画でも見るほうが楽しいんじゃないか?
そもそもサンシャイン・シティの中に位置しているせいで、すぐ近くにある水族館とかナムコ・ナンジャ・タウンとかの娯楽施設と客を奪い合わねばならないというのも不幸だが、この内容ではリピーターを獲得するのは難しく、閉館に追い込まれるのも無理はないというのがクマりんの結論だった。
が、しかし、もしかして、ここはもともと子供向けの施設なので大人が行って文句言うのは筋違いだったりするかもしれない。ううむ、どうなんだ?



子供向けと言えば、最近つくばエキスポセンターのプラネタリウムを見に行ってきたのだが、ここはまさに子供向けで、正直、見ていてつらかった。上映されたのは童話っぽいつくりの番組で、話しの進み具合がゆっくりでまどろっこしくて「早く終わってくれー」と思ってしまったほど。
子供向けが悪いとは言わないが、ここまで子供向けの内容なら、どこかにそう書いておいて欲しいぞ(T_T)
ちなみにつくばエキスポセンターは展示場のほうが面白かった。宇宙ステーションでの作業シミュレーション・ゲームをしたり、H2ロケット打ち上げの映像にドキドキしたり、理研の三太郎に思わず笑ってしまったり>それってクマりんが理系寄りの人間だからか??



話しを戻して、プラネタリウムだが、クマりんがいいと思うプラネタリウムだって、もちろん、ある。
それは兵庫県明石市の明石市立天文科学館だ。ここは2回行ったことがある。銀色のドームの横に白くて灯台のような形の時計塔をあわせ持った建物のこの科学館は、プラネタリウムだけでなく展示内容も充実しており、かなり楽しめると思う。そして、肝心のプラネタリウムだが、ここは生解説なのだ!ナマなのだよ!ただ番組を上映して終わりじゃないのだ!内容も子供向けの易きに流れず、かといって学術的になりすぎず、適切なバランスを保っていたように思われる。
ここを訪れたなら、展望室で眺望を楽しむのもお忘れなく(本州と淡路島をつなぐ明石海峡大橋も見える)。科学館を楽しんだ後で明石焼きを食べて”魚の棚”(魚屋が中心の商店街)をひやかすというコースは、かなりオススメできるので一度お試しいただきたい。
明石市立天文科学館の塔のてっぺんにある時計のすぐ下には
「J.S.T.M.」と書かれている。これは何の略であるか?
ヒント:この科学館が建っているのは明石市。
答え:Japan Standard Time Meridian(日本標準時子午線)(ここまで)
(答えの表示は反転してあります)



ところで、入場者数日本一のプラネタリウムはどこか?
それは名古屋市科学館なのだそうだ。クマりんは行ったことがなくて残念。
ここも明石と同じく生解説で、番組も毎月変えているらしい。こういったところがリピーターを獲得している理由であることは容易に想像できると思うのだが、だからといって、どこにでもできることではないのだろう。



というわけで、一口にプラネタリウムといっても様々であり、各々が抱える悩みや問題もいろいろだろうが、何度も行きたくなるような、そんなプラネタリウムを目指して頑張って生き残って欲しい。頑張ってくれー(^_^)/



<ひとりごと>
いくらプラネタリウムを見ても、さっぱり星座を覚えられないのは何故だ?実際の星空を見上げても北斗七星とかオリオン座くらいしか未だに見分けがつかないなんて (/_<。)ビェェン



<おまけ>
「パラサイト・イヴ」というホラー小説の作者として知られている瀬名秀明さんの作品に「虹の天象儀」(祥伝社文庫)がある。閉館の時を迎えた五島プラネタリウムから物語が始まるこのSF小説はちょっと感動してしまう佳品だ。人によっては読み進むうちにプラネタリウム投影機に愛着を覚えてしまうかも。お出かけできないアナタは、せめてこの小説をどうぞ。読み終わってから、ますますお出かけしたくなるかもしれないけどね。

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