日記 2003年2月
[突然股旅をする]
2003年2月28日(金)
道中のおやつ
夫が「工場で車が出来あがるさまをぜひ見たい」と言ってきかないのでしたくして今から行きます。群馬に。車で走りつづけて約8時間の旅。なぜ妻は車を見にそんな遠くへ。
泊まる場所すら決めていない、勢いにまかせた旅になりそうです。帰りには雪だるまを作ります。

[4時間]
2003年2月27日(木)
梅がさかり
いかんともしがたくなったので髪を切りに行く。
月末の美容院はとても混んでいて、妻は椅子に座って「てるてるぼうず」みたいにされたまま放置。雑誌を読みながらぼんやりと待つ。しばらくすると他のお客が一斉に仕上がり、一斉に帰って行った。突然お客は妻ひとりに。
そして手持ちぶさたになった美容師さんたちは一斉に妻に向かってくるのだった。3人がかりで巻かれたり切られたり乾かされたりした。わりともみくちゃだった。

[リズム]
2003年2月26日(水)
すすむ
優しい夫が出勤する際に「捨てとくよ」と言ってごみを持って行ってくれた。が、ごみはまだあった。それに気付いて慌てて外に出るともう収集車がきていた。走っていって「遅れました」と謝りごみを差し出すと収集車のおじさんは「はいよっ」と笑顔で受けとってくれた。良いひと。
そのおじさんたちはとてもテンポ良く仕事をこなしていた。「ヘイ ヘイ ホゥ!」と言いながらごみを車に放りこむのも良かった。のりのりだ。すがすがしい朝だ。

[撮られる]
2003年2月25日(火)

水のむ友人と遊ぶ。夜に仕事帰りの夫と合流して3人でごはんを。酔っ払った妻は「そうだ『プリクラ』を撮りましょう」とすごく良いことを思いついたみたいに言い、帰りにゲームセンターに寄る。
最近の「プリクラ」はなんだかすごかった。いいおとながぞろぞろと「純・心・美・写 ツー」という恥ずかしい名前のボックスに入って楽しく撮る。プリントされた写真を眺めながらゲームセンターを出ようとすると、入り口付近に「プリクラ用衣装貸しだします!」という張り紙が。見ると実にいろんな服が用意されていた。妻は「かぶりたかったな。アフロ」と思い、夫は「セーラー服が良い」と思い、そして友人は苦々しく微笑んだだけだった。なにを思っていたかはわからない。

[好物]
2003年2月24日(月)
男女混合車両
晩ごはんに「鶏のからあげ」を作ると夫は「ぼくが今日『からあげ』食べたかったのがよくわかったね!」ととても喜んだ。良かった。しかし「鶏のからあげ」を作るといつもそう言うのできっと夫はいつもいつでも常に「からあげ」が食べたいのではないのかしら。と思う。

[いたわる]
2003年2月23日(日)
夫のおやつの「ヤンヤンつけボー」
寝しなの人間が「びくっ」となるのは周知の事実。夫も例にもれず寝入ってしばらくすると「びくっ」となる。「びよん」という時もある。飛び跳ねるほどに。そういう時はたいてい夫ははっと目を覚まし「起きちゃった!」と元気に叫んだそばからまた寝たりするので妻は笑いをこらえる毎日だ。
そして本日。生理がやってきておなかの痛い妻の横で、夫は「かわいそうに」と言ってそっと妻のおなかに手を置いた。あたたかい。おやさしい。しかしその体勢のまま寝てしまった夫は案の定「びくっ」となり、その反動で弱っている妻のおなかをギュウと押したのだった。痛い。

[キングオブ菌]
2003年2月22日(土)
ちぎれてるし
夫の実家にて。義母が「ユキちゃん。これね、アレよ」と言って見せてくれたのは「カスピ海ヨーグルト」だった。ヨーグルトは世間を巡り、とうとう義母のところまでやってきたのだった。ははあこれか。アレは。妻はこの手のものにあまり詳しくないので義母に一番の疑問であるところの「市販されていないこのヨーグルトの元々の元」を聞いてみた。しかし義母は「なんてったってカスピ海よ」の一点張りだった。義母にもわからないらしかった。
そんなふうにして妻のところにもやってきた。

[本場の]
2003年2月21日(金)
モノクロプクーのある風景
なにかの用事で韓国に行っていた妻の父が帰って来たのは先週のこと。うまれて初めての海外なのに韓国では焼肉を食べることができなかった不憫な父。おみやげは大量の「キムチ」と「韓国のり」。もらいに行くタイミングを逃し続けていたら母から「キムチ破裂しました」との悲しい電話。そしておみやげは「のり」だけとなった。

[反応薄]
2003年2月20日(木)
箱
原理は不明だけれども「ゆでたまご」の黄身の部分を星型やハート型にできるという「ゆでたまご作り機」を通信販売の雑誌で発見。これを使えば毎日単調なお弁当の素敵な彩りに。食い入るように見る妻。
しかしながら、お弁当に関しては保守的な夫が言うには会社のどこを探しても「ごはんに海苔で文字が書いてあったりアンパンマンの顔の『かまぼこ』が入っていたりするお弁当はない」のだそうだ。どうやらおとなの男性のお弁当にユーモアは必要ないみたい。
[カレー]
2003年2月19日(水)
ぼぼのしり
旅行中は留守番をしてくれている夫のために「うしカレー」を用意しておいたため、夫は昼夜その「うしカレー」を食べていたはずなの。
昨日買い物に行けなかったので本日はお弁当はなし。夫はお昼休みに「カレー」を食べに行ったそうです。
そんなにもか。

[バスの旅日記]
2003年2月17日(月)〜18日(火)
くもるバスの窓に描くおでん
オレンジ色の「ひょう」がさっそうと走るマークの観光バスに乗り、目指すのは岐阜の端。添乗員さんより「せまいのでリクライニングは禁止です」というひどいルールが飛び出し、50名の乗客がみな直角に座ってバスは走る。6時間の旅。6時間も良い姿勢のままで。
しかし走り出して2時間後、「走行中バスの扉からがたがたと異音」という事故発生。運転手さんが「もげたら困ります」と言うので途中のサービスエリアで急遽替わりのバスにぞろぞろと乗りかえる。そんな旅のはじまり。
いっぱいあった安いツアーなので良いところまで連れて行ってもらってあとは野放し。合掌づくりで有名な白川郷に到着。山の中。
添乗員さんは「合掌づくりの家の中を見学できるところがありますよ」と言い、乗客が入場料を尋ねたところ「約300円です」ときっぱり言い放ったが約300円というのはいったいいくらなのか。そういえば添乗員さんは「新人です」とあいさつをしていた。「アタシ雪が大きらいなんです」とも言っていた。

ほこらしげだいっぽう妻は夢にまで見た大量の雪に激しく落ちつきをなくし、じゃくじゃくと雪を蹴ったりおかしなところを歩いて左足だけ深みにはまり、動けなくなって遠くの母に助けを求めたりする。
そして母と雪合戦。最初はふたりでウフフとか笑ってやわらかい雪玉を投げ合っていたが、雪玉はどんどん固く握られていきしかも全力投球。母は本気だ。必死でよける。
雪国で良い汗をかいたあと旅のメインである「雪だるま」を作る。ひとつめ。

調子に乗った興に乗った我々母子は小さい「雪だるま」を10個作る。おみやげもの屋さんの前にずらりと並べて写真を何枚も何枚も撮っていると通りかかった他のひとに笑われた。
実際妻と母のやっていることはすべて観光地である必要がないものばかりなのだった。いいおとななのに。

おへそは母がつけた添乗員さんに会ったので「雪が大きらいな理由」を聞いてみると添乗員さんは雪国出身で、幼少の頃屋根の上からザサーと落ちてきた雪のかたまりでもって足の骨を折ってしまったのだそうだった。彼女はしんみりとそう語ったあと、「でもスキーは得意なんです」とわりと脈絡のないことを明るく言った。にくめない。

ぼぼ。だいすきだ。「さるぼぼ」がいた。
実は妻の旅の目的は「雪だるま」と「さるぼぼ」だったのでこれまた浮かれる。一番大きい「さるぼぼ」に手を伸ばすがさすがにバレーボールみたいな顔の「さるぼぼ」を買うわけにもいかない。持って帰っても置く場所もない。「さるぼぼ」を抱えて20分も冷静に興奮していたら集合時間になった。
仕方ないので手のひらサイズの「さるぼぼ」で我慢。

やま次の日。
凍った滝を見に行く。なんでも水が流れ落ちるかたちのまま凍っているそうだ。ただその滝を見るには山の雪道を20分も登らなければならず。ただでさえ滑る雪の上、おしゃれな靴をはいたおばちゃんたちは「アタシタチ、バスの中で待ってる」と降りてこなかった。
妻と母は添乗員さんに「荒縄」を借り、それをブーツにくくりつけて歩く。おお滑らない。先人の知恵。
そういえばこのへんには「すごく固い豆腐」があり、それを持ちかえる際には豆腐を「荒縄」でしばって「酔っ払いのみやげ」のようにぶらさげて帰るのだという話を聞いた。この地方のひとはなんでも「荒縄」で済まそうとする。

はじめまして母です急な坂をえいえいと登っていると突然母が道の端にひざまづき、眼鏡を取った。おかあさんまさか。
妻の予感は的中し、母はボズンと雪の中に深く顔を埋め、しばらくしてから顔を上げた。「顔拓」と言って母は雪まみれの顔で笑うのだ。妻も母と同じことをやる。顔も服も雪まみれになりながら、この頭の悪そうな雪のへこみを写真に撮っていたら遅れて山道を登ってきたひとに笑われた。笑われるようなことばかりだ。やはり旅は理性をなくす。

普通にたたずむ山を下りてくるとふもとに猿がいた。
ぽつんと立ったまま遠くのスキー場を眺めてぼんやり考えこんでいる様子。まわりには誰ひとりいない。
あまりに普通にしているものだから妻も手を振るのすら忘れ、ぽかりと口をあけて見ていると猿は普通に歩いてどこかに行ってしまった。

高知のバスもきていた。尾長鳥。旅行中ずっと「飛騨ならではの愉快なソフトクリーム」(たとえば「赤かぶソフト」とか)を探していた妻だったが、気温がマイナスのこの地で冷たいお菓子に巡り会うことはなかった。最後の最後で「栗ソフトクリーム」を売っているのを発見。「飛騨ならでは」でもなんでもないが半ば意地になっていたので食べた。寒い。
帰りは平和。みなが寝静まったころに恒例のビデオ鑑賞タイム。「釣りばか日誌フォー」と「やすきよ漫才」のビデオがあり、圧倒的多数で漫才に決定。たしか前回母とバスに乗った時も「やすきよ漫才」を見た。流行っているのかしら。
今回も「やすし」と「きよし」を静かに見ながら旅は終わる。
[バスにのる]
2003年2月16日(日)
だめにしたチョコレートの数
母からバスツアーの誘い。妻はバスに長時間揺られたりサービスエリアについた途端に「では9分後に集合です」とか難しいことを言われたり「左手の窓から琵琶湖が2秒間見えますのでまばたきしないように」とか指示されたりするのは好きではない。もっとのんびりとお茶をのんだり気ままに駅弁を食べたりしたい。その旨を母に伝えると母は「でも安いし、目的地まで楽に連れて行ってくれるしおまけに」と言ったあとひと呼吸おいて「雪だるまが作れるよ」と言った。母は娘を良くわかっていた。妻は即答した。
というわけで月曜日から1泊で「飛騨高山」に行ってきます。雪だるまを作りに。

[密室にて]
2003年2月15日(土)
迫力あった
エレベーターの扉が開くと中で男の子が泣いていた。横にはその男の子をにらみつける女の子。ただならぬ雰囲気に足も止まるが乗らないわけにもいかないのでおとなの妻はそっと乗り、すみに立って気配を消す努力。
するすると降りていくエレベーターの中で、女の子が「おねえちゃんは知らないからね!」と言い出した。どうやら姉弟。それを聞いてはげしく泣く弟。姉はたたみかけるように「アンタ、約束どおり鼻からスパゲティ食べなさいよね」と冷たく言った。
そしてエレベーターは1階に着き、ふたりは(ひとりは泣きながら)出ていった。弟はなにをしでかしたのか。それとそのおかしな約束はいったいなんだ。中には妻だけが残された。


写真のページ更新しました。今回はポラロイドです。

[実験料理]
2003年2月14日(金)
あーあってなった
以前どこかに載っていたチョコレート菓子の作り方をメモしておいた妻。今日はそれを作ります愛する夫のために。
生クリームと牛乳を鍋に入れて火にかけます。温まったらそこへ卵黄を少しずつ加えて混ぜましょう。妻は「おや?」と思ったがメモを信じ、煮立った鍋に少量の卵黄を投入。すかさずぐるぐるぐるとかき混ぜると果たして熱で固まった黄身が散り散りになってぷっかり浮かんできたのだった。「かきたま汁」みたいに。うわあ。
なんだこれは。とややぼうぜんとしながらなおもそこへ刻んだチョコレートを入れてみたらいよいよとんでもないものになった。とりあえず固めよう。器に入れて冷蔵庫へ。
2時間後。「チョコレートかきたま汁」はただその状態のまま冷えていた。妻はどろどろしたものをスプーンでひとくち食べてから「うん」と呟いて全部流しに捨て、台所をきれいに片付けた。ひどかった。無意義。

それから気をとりなおして残ったチョコレートを溶かして「いちご」の下半分に塗り、冷やして固めて「リアルアポロ」を作った。苦肉の策。

[服を着よう]
2003年2月13日(木)
もうだめだ
昼前に玄関先で「書き留め」をニッコリ受けとっていたら気さくなかんじの郵便配達のおじさんに「お風邪ですか!」と言われて初めて気がついたのだけれども、妻はパジャマにエプロンというおかしな出で立ちだった。普通の服を着ているつもりでうっかり出てしまった。慌てて「アハ!」とだけ言うとおじさんも「アハ!」と笑い、さらに「お大事に!」と労われた。パジャマにエプロンの病人もそうはいないがとりあえずドアを閉める際にこほこほと乾いた咳をしてひと芝居打っておいた。恥ずかしかった。

[妻思う]
2003年2月12日(水)
逆光シリーズ
夫会社にて徹夜の仕事。
妻ひとり。とりあえず台所でぼんやり立って金魚を見たり冷蔵庫の扉をばくばくしたりする。つまり退屈だ。
そういえば昨日の夜。夫はおみやげに細長い紙袋に入ったものすごく固い「フランスパン」を買って帰ってきたのだった。いつも6枚切りの薄い食パンの耳ですら「だめだ」とか言って残す悪い夫なのに、夫はいったいこのパンのどこを食べるつもりなのだろう。と「フランスパン」でじぶんの頭をぼくぼくとたたきながら思った。退屈だったから。

[茶色い]
2003年2月11日(火)
連行されるパンダさん
休日関係なく働く夫にねぎらいの言葉を。
遅い夕食をとる午前0時。テーブルにせっせと料理を運んでいざ食べる段になってからお肉ものがないことに気づいた。煮物や豆などの茶色い料理のなかで異彩を放つのは「ねぎ」の緑。のみ。
すまない気持ちで夫に「お肉やお魚がまったくないので餃子でも焼きましょうか」と聞くと夫は首を振り、「大豆は、畑の、牛肉です」と励ましてくれた。そうか。それなら良いの。

[ぼろ]
2003年2月10日(月)
もちろん乗らなかった
海のそばのショッピングセンター。その隣にはしょぼくれた遊園地。友人とふたり買い物を楽しんでいるとアナウンスが。
「バレンタイン期間中、カップルで観覧車ご乗車の方はなんと通常料金(600円)で2周お楽しみ頂けます!」
とのことだった。
せめて半額にするとか。もうちょっとなんかなかったのか。2周はつらい。2周目に入る際に地上を通過するところとか。きっとつらい。

[工夫]
2003年2月9日(日)
ぶたクッキーを焼きました
すっかり流行りを過ぎてしまったある「テディベア」」がいまさら欲しくなった妻は、お店に電話をかけたりオークションを見てみたりしたが取り扱っていない。がっかりしているとインターネットで販売しているお店がひとつだけあるのを発見。喜んで注文。本日届く。ばりばりと袋をあけると手紙。
「くまちゃんに当店ならではの工夫を凝らしてみました」
と書いてあった。
くまを見ると「手作りの毛糸のはらまき」をしていた。びっくりした。

[ひとり遊び]
2003年2月8日(土)
妻用ティボウル
夫の横でカップに温めた牛乳を注ぎ、スプーンでもってカップの底をこつこつと叩いて遊ぶ。とんとんという音がしだいに高い音になっていき、テンテンテンとなって最後はキンキンキンとなるのが良い。
そんなことをえんえんとやっているのだから、生理前の妻はちょっとおかしい。見たかんじ暗い。
[よくみて]
2003年2月7日(金)
曲がります
急に掃除欲が出てきたので掃除を。1日かけて食器棚を拭いたり床を磨いたりする。しかしいかんせん地味なところばかり徹底的にやってしまったがために、掃除後も部屋の中はあまり変わらないという結果に。
というようなことを、帰宅後の夫に話すと夫は部屋をぐるぐると見回してから妻を見て「ほんとだー。ぜんぜんわからないね!」と言った。それはもう。無邪気に。

[57個]
2003年2月6日(木)
夫は喜んだ
餃子を作るべく買い物に。
スーパーでひき肉を手に考える。お肉は600グラムです。これに「キャベツ」や「にら」などを合わせてさて「皮」は何枚必要ですか。初めて作るのに知るわけがなかった。お肉売場でしばらく立ち尽くす。いくら悩んでも仕方ないので大きい「皮」1袋(26枚入り)と小さい「皮」1袋(32枚入り)を買って帰る。
かくして皮は1枚だけあまった。すごい。ちょっとすごい。誇らしげに最後の1個は残った1枚を合わせてユーフォー型にしておいた。焼くと「カレーパンマン」みたいになった。

[おいしかった]
2003年2月5日(水)
しみた
優しい夫は妻作るお弁当を食べると「今日はなんとかがおいしかったです」と昼過ぎにメールをくれる。誉められることは明日への活力。夫婦円満。そして今日も。
今日は「アスパラのベーコン巻き」などを入れたのできっとそれがおいしかったのだろうと予想を踏み、ニッコリ笑って届いたメールを見ると「『きゅうり』おいしかったです」と書いてあった。おいしいことは喜ばしいことだけれどもそれは妻の手柄じゃない。

[視力]
2003年2月4日(火)
3本買いました
遅れて寝室に入ってきた夫がほいと布団をめくってみると妻が眼鏡をかけて眠っていたので「ねえ眼鏡したまま寝るの?」と聞いた。妻は眠気には勝てず、とりあえず眉毛だけ持ち上げて「ああ」だか「うう」だかと答えた。すると夫はちょっと考えてから「そうか夢をくっきり見るつもりなんだね」と言った。
なるほどなるほど。
と思いながらそのまま寝た。夢は見なかった。残念だった。

[ミラクル鬼んぼう]
2003年2月3日(月)
パーマも変だ
豆をまきたい夫は日付がかわる直前に急いで帰って来た。曰く「節分が終わってしまったら鬼が逃げてしまう」とのことだったが、豆をまかずして向こうから逃げてくれるのならばそれほど良いことはないのではないか。と妻はぼんやりと思う。
巻き寿司を食べたあと、夫にスーパーでもらったえげつない鬼の面(鼻から毛が出ている)をかぶってもらい豆をまく。最初は床を気にして1粒づつ遠慮がちに夫に「ヤー」と豆をぶつけていたがしだいに調子に乗り、最後は盛大にばらまいた。実に愉快だった。明日は掃除機の日。

[違う]
2003年2月2日(日)
夫の朝食
妻はほとんどテレビを見ないけれども、「サザエさん」を愛している。平和な一家。日曜日の象徴。夫とふたりで「サザエさん」を見ながら日曜日を過ごせたら幸せだ。
しかし夫は2週間ぶりの休みだというのに(2週間ぶりの休みだからこそなのか)、愉快な車仲間の集まりに行くという。妻は夫が楽しく生きてくれるのが一番良いので止めはしないがちょっと未練がましく「また妻は『ひとりサザエさん』なのですか」と言ってみる。すると夫は「わかった」と言い、妻の肩に手を置いて「同時刻に車の中で『サザエさん』見るよ!」と快活に言い放って出かけて行った。
そうじゃない。
[企画しただけ]
2003年2月1日(土)
またやってる
夫がフモさんの「プクー」のページを見て「妻もミニコミ誌というやつを作ると良いよ」と言い出した。
なんでも写真満載の愉快なミニコミ誌。妻は日記しか書けないくせに途端にその気になり、夫といろいろ考える。夫のコーナー「車とわたし」を作っても良い。名前は「シュフー」にしよう。主婦だし。などと意気込んでさっそく検索したら「シュフー」はもうあった。主婦にお得な情報満載だそうだった。たちうちできなかった。

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