
| 日記 2004年5月 |
| [完成しない] 2004年5月30日(日) ![]() 晩ごはんは「やきそば」が良いよねえとか夫と話しながら一緒にスーパーに買い物に出かけ、「やきそば」に入れる「きゃべつ」だとか「ぶた肉」なんかをかごに入れながら売場をぐるぐると回って「食後のすいか」や「電球」や「おやつ」などの余計なものまでふたりで楽しく吟味してレジでお会計を済まし、帰った後にかんじんの「そば玉」を買い忘れたことに気付いて慌てて走って戻るこの日曜日的な平和を愛していたり。 |
| [言わない] 2004年5月29日(土) 仕事でくたびれてしわしわになった夫が「リフレッシュがしたいよ…」と呟くのでいざリフレッシュ。ふたりでとなり街の大きなお風呂屋さんへ。午後もまだ早い時間だったので予想よりも空いている。いいぞいいぞ。先に身体をきれいに洗ってからそそくさと露天風呂。ここのお風呂屋さんの露天部分は広く、「ひのき風呂」や「岩風呂」などのさまざまな種類があってとても楽しい。妻は意気込みすぎてしまってどのお風呂からつかろうか迷い、全裸でさまよい。奥に「お湯をあふれさせながらゆったりとどうぞ」みたいな立て札のついた「石釜風呂」というのを発見したのでとりあえずそこに入ることに。「石釜風呂」は大きな石をくりぬいてつくられた一人用のお風呂。ザサーンとお湯をあふれさせると隣の「石釜風呂」に入っていたご婦人と目が合い、ふたりで「フフ」と微笑む公衆浴場的交流。それから目を閉じて小さな「石うす」のような風呂の中でじっとしていると、だんだんじぶんが白い「モチ」になった気分になってきたので隣のご婦人に「『餅』気分ですよね」と言おうと思ったけれどもそんなこと「ですよね」って確認されてもご婦人だって返答に困ると思い、静かにしていた。 |
| [だらしない] 2004年5月25日(火) ![]() 長そでの、前ボタンのシャツを着てお昼寝していたのだけれども目が覚めたらきちんと留めていたはずのシャツのボタンがすべてはずれており、しかも片腕を脱いでいて、もう片方のそでだけ通した粋な状態で寝ていたのでたまげた。「なにこれ」と口にもした。寝相だけは。寝相だけは良いと思っていたのになぜだ。なぜ片腕だけ脱げているのかがわからない。しかもだらしない。 |
| [悪くない] 2004年5月24日(月) ![]() 週末にせっせせっせと全力で遊んだので月曜日の妻の財布の中には23円しかないのだった。にも関わらず。銀行に行くのをすっかり忘れてはっと気付けば午後8時。晩ごはんはどうする。どうなる。意味もなく部屋を徘徊したのちに「お弁当貯金箱(お弁当を作ると毎日夫が100円をちょりんと入れてくれる素敵な貯金箱)」の存在を思い出し、貯金箱の中身を床にばらばらと散らばして金銭確保。大金持ち。その中からわずかばかりの小銭を頂戴し、ポケットに入れて意気揚々とスーパーへ出かける。 しかし通りかかったおいしいケーキ屋さんの前に置かれた輝くショーケースを見てしまった妻はうっかり「シュークリーム」を2個買ってしまい、それでお金はきれいになくなった。スーパーに辿り着くまでもなく帰宅。冷凍庫に転がっていた魚などでどうにかこうにか晩ごはんをこしらえ、食後に夫と「シュークリーム」をおいしく食べた。小銭しか持ってないくせにデザートだけ買うなんてわりと刹那的なかんじで悪く無し。むしろ良し。 |
| [あぶない] 2004年5月9日(日) ![]() 地球の公転と地軸の傾きにより、この時期から夏にかけて我が家の寝室には朝日が射し込む。冬は射し込まない。不条理。そしてそんな初夏の太陽が照りつけるような晴れた日に寝室のカーテンを開けたまま寝てしまうと、まず午前6時に窓際のほうに寝ている夫の身体がじりじりじりと焼かれ、体温がどんどん上がる。そして汗だくになった夫は眠ったまま暑さから逃れるべく「かに」のようにまだ日陰である妻の眠っている場所にちょっとずつ移動。そして妻は眠ったまま「ところてん」的にぐいぐいと押され、身体が半分ベッドからはみ出た状態でバランスを崩してアワアワふとんにしがみつきながらなにが起こったのかもわからずに起きる羽目になる。たいへんあぶない。 |
| [愉快じゃない] 2004年5月8日(土) ![]() ご用事があって夫とお出かけ。 車に乗って初めて通る道をブーと走っていると巨大な「道の駅」があらわれたので寄り道。その「道の駅」は建てられてからそれほど年月が経っておらずこぎれいで採れたての野菜やお花や、地元で焼いたお菓子なんかも売られていてとてものどか。おお。ビューティフルサタデー。 パン屋さんで「明日の朝食用」にスコーンを選び、レジまで持って行くと店員さんは手際良くスコーンを袋に入れてぱたぱたとレジを打ち、「525円です」と言った。妻は「はい」と返事してかばんをぱかっと開けて一時停止。しばらく止まってから気を取りなおしてかばんの中をのぞき込んだり無意味に手を入れてぐるぐるとかき回したりして茶色くなっているとふと店員さんの不安そうな視線を感じたのでとりあえず「へへ」と笑い、慌ててうしろを振りかえってはるか遠くの方で「小魚アンドナッツ(おいしくカルシウム)」かなにかの袋を手に取って真剣に吟味している夫に向かって「タカマル!タカマール!」と大声で叫んだ。 さいふを忘れたのだった。 |
| [第一乗れない] 2004年5月5日(水) 自転車に父と母と母の知人を乗せて、妻が漕いで父と母と母の知人を駅前のホテルまで連れていく。ホテルまでの道のりは長く、途中に「踏み切り」がたくさんあってそのたびに止まらなければならず。自転車に3人も乗せていると走り出すのがたいへん。自転車をふらふらとさせながら太ももに力を入れて一生懸命漕ぐ。なにせ父は体重が280キロもあるのだから、というところではっと目が覚めた。起きぬけなのにへとへとだった。280キロってしかし。今日は「こどもの日」。 |
| [することがない] 2004年5月4日(火) ![]() 夫は仕事だし。外は雨だし。すごい風だし。 洗濯はできないし掃除は昨日したし。眠くないし。テレビなんて見たくないし音楽も聴きたくないし読みたい本もないし。そんな時妻はどうするか。意味もなく家じゅうをぐるぐると歩いて部屋をひとつひとつ見て回り、気が済んだところで椅子に腰かけてじっとして「ああ。妻の脳細胞は今ものすごい勢いで死んでいっている」などと思ったあと、おもむろに鏡を取り出してまゆげをちょきちょきと切って過ごした。それなりに有意義。 |
| [間違ってない] 2004年5月2日(日) ![]() インターネットでデジタルカメラのプリントを申し込んでいたので近所の写真屋さんまで受け取りに。 インターネットにはもちろん「お客さま控え」なんてないのでお店まで行って「あのう…」ともじもじと名前を告げると店員さんはさっと写真の封筒を取り出し、「じゃあご確認のためお電話番号だけお願いします」と言った。夫がうなずいて家の電話番号を言うと店員さんはわりと「あら?」という顔になり、「ぜんぜん違いますね」と言って封筒に書かれてある電話番号を読み上げた。それはたしかに我が家の電話番号とはぜんぜん違っていた。名前は合っているのに。流れる時間。沈黙する我々。 店員さんは「ちょっとあやしいわ的微笑」を5秒ほどたたえていたが、結局は「まあいいや的」に我々に写真をくれた。家に帰ってから封筒を見てみると店員さんが声も高らかに読み上げた電話番号はその写真店の電話番号そのものであることがわかった。「ご確認」もなにもあったもんじゃなかった。 |
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