| 日記 2002年10月 |
| [普通] 2002年10月31日(木) 今日は「ハロウィン」だとカレンダーに書いてあるので行事を楽しみたい妻としてはなにかしら愉快なことがしたいのだけれどもどれだけ待ったところで「仮装したこども」がお菓子をねだりにやってくるわけでもないので他に盛り上がりそうななにかを求めて「かぼちゃ」でもほっくり煮ようかと思ったがなんだか違う気がするのでやめたただの普通の日。 |
| [予断を許さない] 2002年10月30日(水) ![]() 妻がゆるくしめていた「ごま入れ」の「ふた」を夫がなにかのはずみでバーンと外してしまい、その下にはなぜか妻のパソコン。たび重なる不運。キーボードの中にばらばらとたくさんの「ごま」が。液体じゃなくて良かったがかといって「ごま」ならば良いのかというとそうでもなく。ノートパソコンをさかさまにして「ごま」をぱらぱらと出す。ちょっとたいへん。キーボードをぷちぷちと打ちながら気が気じゃない。油断ならない。パソコンと妻の間に深くて暗い溝が出来てしまった。どうしてこんなことに。 |
| [探知しない] 2002年10月29日(火) 夫がバス釣りに熱中していた時代の「魚群探知機」が出てくる。妻はそんなものはじめて見るので興奮し、電源をいれてもらうとモニターにはさざ波。ここは海。夫はお医者が持っている聴診器の先のようなものを手に持ち、「このセンサーを水の中に入れると底までの距離とか魚がいるかとか教えてくれるのです」と言うので妻はそのセンサーを我が胸に押し当ててみたのだけれど、残念ながら今晩胃の中に入った「ほっけ」は探知されなかった。そのかわり「底までの距離1.7メートル」と出てきた。妻の奥はなかなか深い。 |
| [ご近所さん] 2002年10月28日(月) 通っている歯医者の先生が妻と同じマンションに住んでいることが判明。治療を終えて歯医者を出るとほどなく白衣のまま先生が出てきてとことこと妻の後ろをついてくるものだから「忘れ物でもしたかしら」とか「どこに用事かしら」とか思い曖昧な笑みを浮かべながらほぼ並んで歩き、同時に集合玄関を抜け、ポストを調べ、郵便物を手にエレベーターにふたりして乗りこむ。ついさきほどまで大口を開けていた妻とそれをライトで照らしてまで見た先生の、診察室とは違うこの空間の気まずさは何だ。 しいたけ更新しました。 |
| [280円] 2002年10月27日(日) ![]() 夫が突然近所にある「じゅうたん王国」というお店に行ってみたいと言い出した。妻も夫もとくべつ「じゅうたん」に用はないけれども興味本意で行ってみることに。 着くなり目に付いたお店の側面のおんぼろさに「ここが王国なのか」と驚いたのだけれども、中に入るとぐるぐると巻かれた「じゅうたん」だらけだったのでまさに「じゅうたん」にとっては王国なのであった。王国の闖入者であるのは妻。 とりあえず「じゅうたん」以外のものも売られていたので物色。夫がボアの「スリッパ」を手に取り「新しいスリッパが欲しいねえ」と言ったので、家にあるくたびれたスリッパを思い出し「良いね」と言おうと思ったものの、1足280円だったのでひるむ。あまりにも安い。そして星。妻はもっとささやかにちいさなお花がひとつついたようなあたたかな冬用のスリッパが欲しかったのに、夫が手にしているスリッパはなんだかコミカルな。「そんな愉快なのじゃなくもうちょっと落ちついたスリッパはないですか」「これしかありません」「あたたかそうだけど」「ちょっとはしゃぎすぎな感もあるね」「浮かれてるね」とか言いながら結局買い、家に帰って履いてみたその履きごこちたるやもう。280円だったとしてもあんまりだ。 |
| [100円のカステラ] 2002年10月26日(土) スーパーのレジの横に「カステラ」が山積み。「100円」という値段はいったいどういうことかと思ったがあまりにもおいしそうなたまご色だったのでつい購入。 帰って食べてみた感想は「お砂糖風味の台所スポンジ」。これはちょっとひどい。さっそくお茶をいれ、「カステラ」を添えて夫に出してみる。夫が「絵に描いたようなカステラ!」と叫んで嬉しそうにひとくち食べたので申し訳ない気持ちで「おいしくないでしょう」と言うと夫は「でも生クリームやジャムをのせると良くなるかも」とか「パンみたいで良いね」とか言って妻をなぐさめながらむしゃむしゃと全部食べてくれた。夫のプラス思考に救われたが「カステラ」としての評価はゼロなのは感想を聞くかぎり明白だ。 |
| [ぴくりとも] 2002年10月25日(金) ![]() 晩ごはんを食べてすぐの夫に猛烈な睡魔が。牛のような顔で「モー」とソファに横になりそのまま眠ってしまった。本日はたいへん冷えるので夫に優しくなにかを掛けたいのだけれども、薄手の毛布は先日妻が調子に乗って「圧縮袋」でぺしゃんこにしてしまったのだった。なんでもかんでも収納すれば良いわけでもないのだった。反省してみても仕方ないので夫のおなかと脚にそのへんにあったクッションをふたつ乗せてみた。なんとなく格好はついたのでそのままに。しばらくしたら目が覚めるだろうとおとなしく待っていたけれども夫は微動だにしない。 吉祥寺サイドワインダーのフモさんと女の禅問答はじめました。 |
| [港のヨーコ] 2002年10月24日(木) 見慣れない番号から電話が。受話器をあげるなり「ヨーコ。ヨーコか…?おれだ…」とものすごく芝居がかった40代と思われる渋い低い男性の声。しかしながら妻はヨーコではないので「残念ですがヨーコではありません」旨を告げる。すると彼のニヒルと言えなくもなかった口調が一変しておどおどした様子になり、「あっ。すいません間違えましたっ」と言ってじんと切られた。「あなたは『ヨーコ』のなんなの」と本当に思った。 |
| [祝] 2002年10月23日(水) ![]() 「誕生日には丸ケーキ」という常識に則り前もって予約を。ケーキ屋の予約伝票にこりこりと住所などを記入。お店のおねえさんがケーキにメッセージを入れてくれると言うので伝票の記入欄に「夫、お誕生日おめでとう」と書いてから思いなおして消す。なにも板のチョコレートの上から語りかけなくても良い。口で言えば良い。 夜は妻の考えるところの「ごちそう」を作る。ワインをのむ夫に「今年はなにをしますか」と聞くと夫は間髪入れずに「身体は20代、頭は40代の精神で行きたいと思います」と言った。妻はそんな夫の姿をちょっと想像してから「それはとても良いね」と言った。よくわからないけれども素敵な抱負だと思う。誰にでもできるもんじゃない。 |
| [気楽に] 2002年10月22日(火) 病院で安静にしている義姉に妻の持っている本などを持って行こうと。気楽に読める「まんが」なんか良いのではないかと。聞くところによると「どろどろ恋愛模様の少女まんが」以外ならば「ゴルゴ13」でも「やらしいの」でも「ファンタジー」でも「政治もの」でもなんでも良いのだそうだ。しかし残念ながら妻の本棚には「ゴルゴ13」も「やらしいの」もなく、もちろん「どろどろのん」もない。「大人袋」とか「ぼのぼの」とかしかない。政治ものなんてあるわけもない。そんなこんなで悩んでいるうちに「ドラえもん」発見。まさにファンタジーだ。これだ。 |
| [医者とボイン] 2002年10月21日(月) 痛くてこわいことに意味なんてひとつもないと思いながらも、意味がないわけがないのはわかっているので今日もおとなしく歯医者に行く妻です。 「どうか麻酔注射だけはされませんように」と祈りながら治療椅子に腰かけて先生を待っていると看護婦さんがやって来て「先に歯石を取りましょうね」と言って妻の椅子を倒す。手に見えるのはドリル。大きく口を開けながら早くこの恐怖の時間が過ぎ去れば良いと願う。しばらく耐えていると、もっと妻の口の奥を覗き込みたい看護婦さんが妻に密着。やわらかいものが妻の頭に。「氷のう」のように妻のおでこの上に乗った看護婦さんのほうまんなボインで一瞬夢ごこち。歯医者もたまには良いことがある。 |
| [昼も夜も] 2002年10月20日(日) 夫はお昼に「愉快な車仲間」と行ったうどん屋がたいへん気に入り、夕方家に帰ってきて「あのおいしさを妻にも」と言ってもう一度妻とそのうどん屋に行ってうどんを食べるほどうどんが好きなの。 |
| [8年前の] 2002年10月19日(土) 妻の実家にて。 冷蔵庫を開けると最上段の奥に未開封の「高級びん詰めバター」が。いいなあと手に取るとラベルに「製造年月日94年8月12日」と書かれてあったので口もきけぬほどびっくりする。びんを呆然と眺めていると母がやってきて妻の手にあるそれに気付き「あっ」と言ったまま黙った。ふたりして無言。 気を取りなおした妻はその「妻が19歳の時から冷蔵庫にあったであろうバター」を母に突き付け、「なななにこれ」と聞くと母はバターを使いそびれておまけに捨てそびれたとごにょごにょ呟き最後に「これはね、もうね、良いの」と言いながらそれをまた冷蔵庫にしまった。全然良くない。なぜだ。本当になぜだ。 |
| [動けない] 2002年10月18日(金) 義姉のお見舞いに。病院の廊下を夫と並んで歩いているとちょっと先の廊下が工事中。右半分のタイルがきれいに剥がされている。ちょうど右側を歩いていた妻は迷うことなくその剥がされた部分に足を踏み入れたのだけれども、どうやらそこには接着剤のようなものが塗られていたらしくものすごい粘着力でもって靴が。ぴったりと靴が。その場から動けなくなる妻。ちょっと前のめり。突然の出来事に動揺しながら普段の2倍の力を使ってばりばりと足を引き抜くと一部始終を見ていた工事のひとが慌てて「すいません」と謝ってくれたが「すまない」のはたぶんこっちだ。横にいる夫に「普通ああいうところはよけて歩くのですよ」と呆れられますますすまない気持ちに。 それから右足の靴の裏にくっついた接着剤でもちもちといわせながらそのまま廊下を歩き、義姉の病室を探し当て、つとめて冷静に「おねえさん調子はどうですか」ともちもちの靴を履いた義妹は言ったのだった。 |
| [こころみ] 2002年10月17日(木) 晩ごはんの片付けをしたあと「ねぎ」の束をぞんぞんと刻む。器用ではないのでそれほど細かくは刻めないけれども、刻んでいるあいだ妻は「無」なのでこの作業がわりと気に入っている。 今日の「ねぎ」はなんだかつんつんとしていて目が痛い。刻んでいるうちに涙がたくさん出てきて困ったので以前友人が「たまねぎなどを刻むときは鼻に栓をして粘膜を守ると良いよ」と言っていたことを思い出す。なるほど発想の転換。ためしに鼻にティッシュをキュと詰めてみるとなんだか良さそう。口でフーフーと呼吸しながら「ねぎ」刻み続行。しかしこんな姿を隣の部屋にいる夫にでも見られたりしたらと思うと「無」どころではなく、早くこの美しくない状況から逃れようと楽しむことも忘れ必死で刻む。おまけに涙も止まらなかった。意味なかった。 |
| [間が悪い] 2002年10月15日(火) ![]() 母から「はくさい」をもらったので本日を「鍋はじめ」とする。鍋は簡単でおいしくて素敵。記念すべきこの秋最初の鍋はキムチ鍋。 しかしながらテレビのひとが言うところの「本日は南からの湿った空気の影響」でたいへん湿度が高く、なんだかもう蒸し暑くすらあり、その結果夫婦そろっておすもうさんのようにふうふうと汗をかきながら食べる羽目になった。エアコンまでつけるありさま。明日になると「北からのからりとした風」が吹いて涼しく「まさに鍋日和」になるのだけれどその時はわかるはずもなく。 |
| [55歳] 2002年10月14日(月) ハッピーバースデイ妻の父。プレゼントには夫が選んでくれたパソコンの「スキャナー」を。父はおおげさに喜んだりはしないがずっと下を向いてにやにやしていた。たぶん嬉しかったのだろう。 その「スキャナー」には何故か「手相占い」がついていた。ガラスにぺたりと手を置くとパソコンの画面に写し出されて占ってくれるしくみ。さっそく家族全員やる。妻の占いの結果を「勝気で個性的で職業はモデル…」と読み上げた瞬間に「この占い全然当たらないね」とその場の全員に言われた。まあもちろんそうなのだけれども。しかし妻以外の父、母、夫の占いはほぼ当たっていた。妻だけ当たらないのは少し悔しいので帰りの車の中で夫に、「(勝気とモデルはさておき)妻は個性的ですか?」と聞くと「そりゃあもう」と返ってきた。でも果たしてこの世に「個性的でない」ひとはいるのか。 |
| [もういらん] 2002年10月13日(日) ![]() スコーンが焼きたくなってしまったのでスコーンを焼く真夜中。明日は「夫の実家」と「妻の実家」をはしごする予定なのでおみやげに手作りスコーンはどうだ。少しは良くできた嫁に見えるかもしれない。邪悪な心でねりねりと作ってみたが失敗したり味見しているうちにスコーンはどんどん減り、「よそに持って行くには少なく夫婦で食べるにしては多すぎ」な数になってしまった。クリームを泡立ててなかばやけくそで食べた。 |
| [掃除機で] 2002年10月12日(土) 只今収納に目覚めている最中の妻。おりしも今は衣替えのシーズン。意気揚揚とホームセンターへ。夢にまで見た「ふとん圧縮袋」購入。我が家はなんと和室がないので引っ越してから今まで「客用ふとん(2セット)」をクローゼットにギュウと押し込んでいたのだった。非常に邪魔だった。この際ぺちゃんこにしぼんでしまえば良い。 |
| [のむ] 2002年10月11日(金) ![]() 夫会社の「飲み会」。そういえば去年の年末に飲み会があった際、夫は酔っ払って電車を乗り越した挙句「家の鍵」や「妻との約束」や「記憶」や「その他いろいろ」をどこかに落として帰ってきた。たいへんだった。その教訓を活かし「今回はなんにも落とさなかったよ!」と高級アイスをおみやげに持ってご機嫌で帰宅。よくやったね。えらいね。 |
| [ほどほどに] 2002年10月10日(木) ![]() しなしなと頼りなげな「ブロッコリー」を野菜室から救出。彼にはきちんと夫のお弁当の彩りになってもらわなければならないので元気になれようとコップに水を入れて挿しておいたのは今週のはじめ。ほどなく「ブロッコリー」はみずみずしくよみがえったので妻は満足して欲しいぶんだけサクと切って茹でる毎日。便利。ようしこれからはこうしよう。と思っていたのに本日見れば「ブロッコリー」はどんどん固く黄色く花よ咲けとばかりにたくましくなってしまっていた。ほどほどという言葉を知りなさい。 |
| [かわいいひと] 2002年10月9日(水) ![]() 夫がソファに腰かけてウクレレをひいているのを妻はお皿を洗いながら聴いている。最初はでたらめな曲をぽれぽれと奏でていた夫だけれども、おもむろに「なんだかよくわからないけれどもすごそうなひき方」をしては反応をうかがうようにちらりと妻を見、次に「それにつけてもおやつはカール」とひきながらまた妻を見するので妻は皿洗いの手を止めて「なんで妻を見るのですか」とわざと聞いてみた。そういう時夫は「すごいなあと思って欲しくて」と素直に言うようなかわいいひとなのです。 |
| [時代] 2002年10月8日(火) 結婚する前は「アタシあのひとにお別れを言ったの」などと言いながらたばこを吸いながら泣きながら「するめ」を噛みながら共にお酒をのんでいた友人も主婦になり、今盛り上がる我らの話題といったら「ここにしょうゆを収納してみました」とか「タッパーはかさばるね」とか「牛乳で床を磨くと良いらしいよ」とか。のん気かつ有意義な。素敵な。 |
| [忙しい歯医者] 2002年10月7日(月) 歯医者で治療を受けているとついたての向こうの治療椅子からこどもの泣き声が。姿は見えないけれどもどうやら治療拒否。お医者とお母さんらしきひとが一生懸命説得しているが椅子にすら座らない様子。妻ほったらかし。お医者は思い出したように妻の所にささっとやって来て歯の型を取るピンク色のものをギュと妻の口に押し込んでから去り、ふたたび隣のこどもに優しく「座ろうね。まだ痛くないのに泣くのはおかしいね」などと言っていたがいつまでたっても泣きやまないこどにも業を煮やして「終わるまで帰れないよっ。お母さんに先に帰ってもらうよっそれでもっ、いいのかーっ!」と怒鳴っている。そんなこんなで忘れ去られた妻の口の中の型はどんどん固くなってゆく。 |
| [革命] 2002年10月6日(日) 晩ごはんを食べにスパゲティ屋へ。以前は「3番テーブルオーダーお願いします」とか普通に言っていたくせに本日は「なんとか!ポルファボーレ!」などと店員が威勢良く叫びまくるおかしな空間になっていた。オーダーを聞きにきてくれた店員さんのエプロンに「半熟卵」という名札がついていたのも妙だった。きっともう戻れない。 |
| [眠] 2002年10月5日(土) 「今から新幹線に乗って帰りますよ」と夫から連絡が。東京から家まではだいたい4時間くらい。さてじゃあ夫をお迎えするまでに少しばかり眠りますかとベッドに入って目を閉じて、次に目を開けたら夫がいた。もはや仮眠ではない。 |
| [へんなマニュアル] 2002年10月4日(金) 夫が1泊の東京出張に出かけて行ったので気楽で退屈な夜。ひとりではごはんも作る気にならず、散歩がてらコンビニへ。雑誌と密かな好物の「どん兵衛」を持ってレジに行くとかわいい店員さんが妻の顔を見てニッコリして「『おでん』がおいしく煮えておりますがご一緒にいかがですか?」と言ったのでたまげた。残念ながら「じゃあひとつ頂こうかしら」とはならなかった。 |
| [袖触れ合う] 2002年10月3日(木) 病院の待合室で「お昼のNHK」を観る。テレビでは釣ったばかりの鮭をさばいて煮立った粕汁の中にどんどん入れている映像が。ぼんやり観ていると隣に座っていたおじいさんが妻に「おいしそうですなあ」と言ったので「そうですねえ」と返事をした。だけなのに。それだけなのに。その紳士は「鮭」から始まって「昔わたしは新聞記者だったのです」「ところで今後の神戸」「そういえば震災」「不況といえば」「内閣はそもそも」に続く浪々とした演説を続けるものだから妻はどう相槌を打って良いのかわからぬままに困り果てた。妻の相槌なんか必要としていないようにも見えたけれども。そういうわけにもいかず。演説は受付の看護婦さんがおじいさんの名前を呼ぶまでの10分間たっぷり続いた。「鮭」はなんだったんだろう。 |
| [愛すべき母] 2002年10月2日(水) ![]() 実家の母は娘である妻が帰るといつも「あああげるものがないよ」と言いながら家中の扉を開けて「娘にあげるもの」を探す。妻はものを貰うために実家に帰ったわけではないのでかまわないのだけれども。実家よりもうちのほうが買い物に便利なのだけれども。それでも。 妻の右手に「貰いもののワイン」。左手に「粉ゼラチン」を持たせた母はまだないかあげるものはないかとなおも探すので「手に持てるだけしか欲張ってはいけません」と言ってみる。すると母は「あら名言。そうよねほんとそう」と感心しながら紙袋に「たまねぎ」をギュウギュウと詰めていた。まるで聞いてない。 |
| [おことわり] 2002年10月1日(火) 歯医者に行かなければならないのだけれども。風邪の名残で横になると咳がこんこんと出るので歯医者の治療姿勢を考えるとお医者にご迷惑が。でも予約しているのに行かなかったらますますご迷惑に。怒られるのは怖いので考えた結果、動揺しても上手く答えられるように「行かれない理由」をこりこりとメモに書いてから電話。「すいません今日行けなくなりました。それというのも…」と言ったところで電話に出てくれた女性に「じゃあ来週に予約取りなおしておきますね!」と元気に言われ電話は終わった。理由は聞かれなかった。ちょっと空回り。 |