このページの最終更新日2005/02/27


バイオリン
製作記録

モデル: Antonio Stradivari anno 1704 Betts


見たい番号をクリックしてください。
番号 日程 作業
<34> 5/16〜23 総組立と調整
<33> 4/5〜5/9 塗装
<32> 3/28〜4/4 本体の組立
<31> 3/15〜27 胴の整形
<30> 3/14〜27 指板の整形
<29> 3/14 胴の組立
<28> 3/14 バスバーの削り込みと表板の調音
<27> 3/7〜19 ネックの製作
<26> 3/7〜14 側板表板側の追加工
<25> 2/29〜3/7 バスバーの製作と取り付け
<24> 2/29〜3/7 f 字孔の加工
<23> 2/26〜28 表板の内面の整形
<22> 2/22〜26 表板のパーフリングの彫り込み
<21> 2/22 表板のパーフリングの取り付け
<20> 2/15〜21 表板内面の粗取り
<19> 2/15〜18 表板のパーフリング溝加工
<18> 2/15 表側ライニング作業
<17> 2/8 裏板と側板の組立
<16> 2/2〜14 表板の整形
<15> 1/25〜2/2 表板の切り出しと粗整形
<14> 1/24〜2/8 裏板の調音
<13> 1/23 側板の裏板側の追加工
<12> 1/19〜22 裏板の内面の整形
<11> 1/18〜19 裏板パーフリングの彫り込み
<10> 1/11〜13 裏板内面の粗取り
<9> 1/11 裏板のパーフリング取り付け
<8> 12/21〜1/11 裏板のパーフリング(象嵌)溝加工
<7> 12/7〜21 裏板の整形
<6> 11/30〜12/7 裏板の切り出しと粗整形
<5> 11/30 コーナーの整形とライニングの取り付け
<4> 11/22 コーナーブロック、エンドブロックの加工と前後側板の加工・取り付け
<3> 11/16 コーナーブロックの加工とC部側板の加工・取り付け
<2> 11/9 エンドブロック、コーナーブロックの製作と仮付け
<1> 11/2〜8 内型の製作

<34> 5/16〜23 総組立と調整

y2k strad bettsscroll

工程1:指板を膠で取り付ける。
工程2:
ナットの高さを調整し弦の溝を付ける。
工程3:
ペグをシェ-パーで削り1/30のテーパーを付ける。
工程4:テールピースの長さを粗調整する。
工程5:魂柱を作り立てる。
工程6:
の削り出しを、脚あわせ、高さ削り、各部厚さ削りの順に行う。
工程7:各ペグ孔をドリルで広げリーマーでテーパーを付ける。
工程8:ペグにペグクレヨンを塗って擦り合わせをする。
工程9:各ペグの糸倉の中心線上に弦の孔をあける。
工程10:エンドピンのピンの孔をリーマーで加工しエンドピンを入れる。
工程11:所定の位置に駒を立てて弦を張り音が合うまで徐々に締めながら駒の姿勢を合わせる。
工程12:音が合ったらテールピース側の弦の長さを測ってから一旦分解する。
工程13:各ペグの長さを調整し端部を整形する。
工程14:テールピースの長さを修正する。
工程15:ペグの再擦り合わせを行う。
工程16:再組立する。
工程17:あご当てを付けて当たりを調べ必要な修正を行う。
工程18:調弦し試奏して音量や音の傾向を調べる。
工程19:経時変化をみながら徐々に調整し仕上げる。(今回は駒の僅かな捩れを直した以外には大きな調整をせずに完了した。 各弦各ポジションとも極めて音量がある。 音が出やすくボーイングが楽な感じ。 音の性格は柔らかだが贅肉はついていない感じ。 表板が軟らかめで裏板の密度が高かったのが音質に現れているように思われる。 ドミナント使用。)


<33> 4/5〜5/9 塗装

varnishing

工程1:エンドピンの孔につける握り棒を用意する。
工程2:
サンドペーパーで表面を滑らかにする。
工程3:
塗装の色を決める。(今回はオレンジ系を基調とする。)
工程4:天然染料で薄めに着色する。
工程5:乾いたらサンドペーパーで滑らかにする。
工程6:薄い色のオイルニスで目止めする。
工程7:
乾いたら軽く磨き、好みの色に調合したオイルニスを縦に塗る。乾いたら軽く磨いて次を塗り2回(計3層)繰り返す。時間間隔は手触りの変化で決める。
工程8:乾いたら水をつけた耐水ペーパーで軽く擦りやわらかい布で拭き取り乾かす。
工程9:同じ色のニスを横に塗る。(累計4層)
工程10:乾いたら水をつけた耐水ペーパーで軽く擦りやわらかい布で拭き取り乾かす。
工程11:表縦塗り、裏横塗り(累計5層)
工程12:乾いたら軽く磨いて縦塗り(累計6層)
工程13:乾いてからサンドペーパーと布でよく磨き艶を出す。
工程14:落ち着いた色に調合したオイルニスを縦塗り(累計7層)
工程15:乾いたら番手の高いペーパーと布でよく磨いて同じオイルニスを縦塗り、2回繰り返す。(累計9層)
工程16:乾いてから番手の高いペーパーと布で綺麗に磨き上げる。
工程17:退色を見越して赤のオイルニスを縦塗り(累計10層)
工程18:色を見ながら磨きと赤のオイルニスの縦塗りを数回繰り返す。累計14層目でとめた。
工程19:1週間おいて#4000のペーパーと布で磨く。
工程20:角粉で磨き艶を出す(ドライ)。更に1週間放置。


<32> 3/28〜4/4 本体の組立

white violin

工程1:表板にネックの幅に合わせて奥行き6ミリの切り欠きを作る。
工程2:
側板をネックの形に合わせて切り取る。
工程3:
指板を仮付けしたネックを嵌めて傾きをゲージでチェックする。
工程4:
傾きの過不足に応じてブロックの彫り込みを加減する。
工程5:
ネックのボタン接着面を削り表板から6ミリ出るようにする。
工程7:
裏板のボタン部にネックの形をマークし、2ミリ程度残して余分を切り取る。
工程8:
指板を取り外しネックを胴に取り付ける。接着部を余熱し熱い濃い膠を少なめに両面に塗り、圧入し上下方向にクランプする。接合部に薄い膠を充分補充する。余分な膠を洗う。16時間放置。
工程9:
サドルを胴に取り付ける。
工程10:
ナットをネックに取り付ける。
工程11:
ボタン部の裏板の余分を除去し整形する。
工程12:
エンドピンの孔を開ける。


<31> 3/15〜27 胴の整形

overhang

工程1:オーバーハングの整形、丸みつけ
工程2:
コーナー長さの調整
工程3:
サドルの整形
工程4:
サドル取り付け部の加工。表板の厚さの半分だけ彫り込む。


<30> 3/14〜27 指板の整形

finger board

工程1:指板裏側のえぐりをネック近くまで広げる。
工程2:
指板表側の整形。テンプレート使用
工程3:
指板の厚さと長さの調整
工程4:
ネックとのフィッティング。接合面の隙間をなくし、幅を揃える。
工程5:
ナットの整形と幅と高さの仮フィッティング
工程6:
指板およびナットとネックの共削りおよび総合整形。指板とネックおよびナットを仮付けして行う。


<29> 3/14 胴の組立

body

工程1:各ブロックと側板の接着面に予め膠をしみこませる。
工程2:
ラベルの貼り付け。裏板の左のf 字孔から見える位置に予め用意したラベルを薄い膠で貼る。
工程3:
側板側の接着面全体に膠をつけ、表板を乗せ、裏がえして位置を調整し、片側のC部をクランプして位置を確認してから、残りをクランプし全体を再確認する。
工程4:
膠のはみ出しをお湯で洗い拭き取り、12時間放置する。


<28> 3/14 バスバーの削り込みと表板の調音

bass bar shape

工程1:バスバーを富士山形に削り込む。
工程2:
タッピングしながら高さを削り、目標に近づいたら上部の厚みを減らし丸みをつけて合わせる。目標はg1とした。


<27> 3/7〜19 ネックの製作

neck carving

工程1:ネック材の傾斜の大きい側に当て木材を膠付けし直角を出す。
工程2:
上面を平坦に削る。
工程3:
上面に根元の線を入れ、表板の先端の位置に線を入れる。
工程4:
側面にテンプレートに合わせてけがきを入れる。
工程5:
ぺグの案内孔を開ける。側面に鋸歯用の孔を開ける。
工程6:
当て木を下にして電動糸鋸盤で切り出し、鉋で削りだす。
工程7:
図面に従って渦巻きの中心の幅をとり上面と下面に中心線を引き、上面と下面に渦巻きの1周目まで幅の線をいれる。
工程8:
根元から渦巻きの傍まで上面の幅線の近くから外を切り落とす。
工程9:
渦巻きの1周目の外を少しずつ切り落としていく。
工程10:
図面に従って渦巻きの2周目の幅線を入れ、外を切り落としていく。
工程11:
形を整え左右の不揃いを直し寸法を当たる。
工程12:
残りの半周を切り出し寸法を当たりながら形を整える。この間渦巻き各部の側面側を垂直面に修正する。
工程13:
渦巻きの各部寸法と位置関係を図面と対比し、残りの削り代と全体のバランスを考慮しながら修正線を入れ、削り代を残して左右対称に注意しながら修正する。この間渦巻き各部の側面側を垂直面に保つ。
工程14:
ネックの接着面に傾斜の線を描き、削りだす。
工程15:
糸倉の線を引き、深さの指標孔を中ほど数箇所にあける。
工程16:
糸倉を彫る。
工程17:
根元の整形
工程18:
握りの削り出し。縦断面と横断面2箇所のテンプレートを使用
工程19:
渦巻きの削りこみ。渦の側面を左右対称に彫り込み、次に最外周面の彫り込みをする。


<26> 3/7〜14 側板表板側の追加工

open body

工程1:コーナーブロックをライニングに接する線から内側を削り落とす。
工程2:
テール側エンドブロックの角を大きく丸める。
工程3:
ネック側エンドブロックの角を丸める。
工程4:
側板の表板側の平面度を確認し必要箇所を修正する。
工程5:
ライニングの面取り。ライニングの表板と接着しない側を面取りする。


<25> 2/29〜3/7 バスバーの製作と取り付け

bass bar fitting

工程1:板目のスプルース板(厚み面が柾目)で材料をとる。
工程2:
表板内面に取り付け位置をマークする。
工程3
:バスバーの内側にカーブを写し取り削る。
工程4:
厚さと長さを仕上げる。
工程5:
両端を削って隙間をつくる。(スプリンギング)
工程6:
薄めの膠を板とバーの接着面に充分塗り、接着してクランプ5本で押さえる。12時間放置する。


<24> 2/29〜3/7 f 字孔の加工

front plate

工程1:表板の表面に駒の位置をマークし、テンプレートを使ってf 字孔の形を書く。
工程2:
上下の丸の中央とノッチ付近の中央をくり抜き丸やすりで広げる。
工程3:
カッターで切り出しやすりで仕上げる。
工程4:
下の丸に接する張り出しに極軽い凹みをつける。


<23> 2/26〜28 表板の内面の整形

caliper

工程1:表板内面に板厚分布をマークする。
工程2:
全面を徐々に削りながら厚い部分から先に削り終えていく。
工程3:
細かい凹凸を取り除く。


<22> 2/22〜26 表板のパーフリングの彫り込み

plane

工程1:パーフリングに沿って幅5ミリの円弧状に彫り込む。
工程2:
板の縁から2ミリのところにけがき線を入れる。
工程3:
けがき線から内側を削って彫り込みにつなげる。
工程4:
彫り込みの内側を曲面に馴染むように削る。


<21> 2/22 表板のパーフリングの取り付け

iron

工程1:パーフリングを切断し水をつけてアイロンで曲げ両端部をカッターで整形する。
工程2:
C部にパーフリングが嵌っている状態で前部の左右および後部の左右のパーフリングを同様に作る。左右の間は中心線上で空ける。
工程3:
C部のパーフリング溝に膠を入れ、パーフリングを嵌めて小型のハンマーで叩いて膠を押しだす。
工程4:
前部左右、後部左右も同様にパーフリングを取り付ける。余分の膠をお湯で洗い拭き取る。


<20> 2/15〜21 表板内面の粗取り

chiselling inner front

工程1:ボール盤のドリルの下に凸面を持った座を付ける。ドリルの送りの停止位置を刃先が凸面から5.5ミリ上に調整する。
工程2:
この状態で裏板の内面に(周辺部は除く)約3センチ間隔で指標孔を開ける。
工程3:
裏板内面の粗取りを行う。


<19> 2/15〜18 表板のパーフリング(象嵌)溝加工

purfling channel

工程1:外周に沿ってパーフリングカッターで切り込みを入れる。
工程2:
カッターで切り込み細い平刀で掬う。
工程3:
溝の整形


<18> 2/15 表側ライニング作業

front lining

工程1:内型の取り外し。ブロックと型の境目を剥がし型を抜き取る。
工程2:
ライニング材の製作
工程3:
コーナーブロックの溝加工
工程4:
ライニングの整形。アイロンで曲げ切断して端部を整形
工程5:
ライニングの取り付け。溝とライニングの接着面および端部に膠を塗り側板に取り付けクランプで止める。


<17> 2/8 裏板と側板の組立

assembling open body

工程1:側板の裏板側の平面度を確認し必要箇所を修正する。
工程2:
各ブロックの接着面に膠を吸わせる。
工程3:
側板の接着面全体に充分膠をつけ、裏板を所定の位置に乗せ、裏返して位置を微調整し左C部を専用クランプで仮止めする。
工程4:
薄めの熱い膠を隙間から沁みこませ専用クランプで止め適度に締める。
工程5:
各部の締まり加減を確認し12時間放置する。


<16> 2/2〜14 表板の整形

front curve fitting

工程1:型紙から木の薄板でアーチ型テンプレート6枚を作る。縦用;中心線1。横用;前部幅広部1、後部幅広部1、狭隘部1、前コーナー際1、後コーナー際1
工程2:
外周部に高さ4.5ミリのマーキングをいれる。
工程3:
テンプレートに合わせて切削
工程4:
周辺部の厚みと水平を正確に合わせる。
工程5:
仕上げ整形に入る。曲面の流れに注意のこと
工程6:
外周切り口の整形


<15> 1/25〜2/2 表板の切り出しと粗整形剥ぎ合わせプレーナー加工は依頼した。)

carving front plate

工程1:表板中心線上高部の切削
工程2:
けがき。側板(表側)を中心線を合わせてクランプし、側板外周に沿ってけがいた後でその2ミリ外側に更に線を入れる。
工程3:
切り出し。けがいた外側の線より3ミリ程度外側を糸のこ盤で切り出す。
工程4:
マーキング。外周部にプレーナー加工面から6ミリの高さにマーキングをいれる。
工程5:
肉の粗取り外周部の肉を粗く削ぎ落とす。


<14> 1/24〜2/8 裏板の調音

tapping tone

工程1:裏板の重さを量る。
工程2:
裏板のネック部を持って吊るし下部をナックルでタッピングし、卓越している音のピッチを確認する。結果;g1
工程3:
周辺部などの肉を落としてピッチを調整する。結果;非常に密度の高い木でf1isよりまだ少し高い。
工程4:
各部の僅かな不連続や凹凸を修正しさらに最大厚み部分の範囲を少し短縮した。f1isとなったので完了とする。


<13> 1/23 側板の裏板側の追加工

rib back

工程1:ライニングの面取り。ライニングの裏板と接着しない側を面取りする。
工程2:
コーナーブロックをライニングに接する線から内側を削り落とす。
工程3:
テール側エンドブロックの角を大きく丸める。
工程4:
ネック側エンドブロックの角を丸める。


<12> 1/19〜22 裏板の内面の整形

back plate inside

工程1:裏板内面に板厚分布をマークする。
工程2:
全面を徐々に削りながら厚い部分から先に削り終えていく。
工程3:
細かい凹凸を取り除く。


<11> 1/18〜19 裏板パーフリングの彫り込み

curve fitting

工程1:パーフリングに沿って幅5ミリの円弧状に彫り込む。
工程2:
板の縁から2ミリのところにけがき線を入れる。
工程3:
けがき線から内側を削って彫り込みにつなげる。
工程4:
彫り込みの内側を曲面に馴染むように削る。


<10> 1/11〜13 裏板内面の粗取り

back with index

工程1:ボール盤のドリルの下に凸面を持った座を付ける。ドリルの送りの停止位置を刃先が凸面から5.4ミリ上に調整する。
工程2:
この状態で裏板の内面に(周辺部は除く)約3センチ間隔で指標孔を開ける。
工程3:
裏板内面の粗取りを行う。


<9> 1/11 裏板のパーフリング取り付け

purfling

工程1:パーフリングを切断し水をつけてアイロンで曲げ両端部をカッターで整形する。
工程2:
C部にパーフリングが嵌っている状態で前部および後部のパーフリングを同様に作る。後部は途中で剥ぎ合わせる。
工程3:
C部のパーフリング溝に膠を入れ、パーフリングを嵌めて小型のハンマーで叩いて膠を押しだす。余分の膠をお湯で洗い拭き取る。
工程4:
前部、後部も同様にパーフリングを取り付ける。


<8> 12/21〜1/11 裏板のパーフリング(象嵌)溝加工

purfling cutter

工程1:外周に沿ってパーフリングカッターで切り込みを入れる。
工程2:
カッターで切り込みパーフリングピッカーで掬う。
工程3:
溝の整形


<7> 12/7〜21 裏板の整形

back curve fitting

工程1:中央部の高さを削り落とし、傾斜部の角度を下げ緩やかにする。
工程2:
外周の余剰部を切り落とす。余剰幅が大きいので電動糸のこ盤を使用
工程3:
外周部に仕上げ高さに線を入れる。
工程4:
型紙から木の薄板でアーチ型テンプレート4枚を作る。縦用;中心線1。横用;前部幅広部1、後部幅広部1、狭隘部1
工程5:
テンプレートに合わせて切削
工程6:
アーチ型テンプレート2枚追加。横用;前コーナー際1、後コーナー際1
工程7:
周辺部の厚みと水平を正確に合わせる。
工程8:
仕上げ整形に入る。曲面の流れに注意のこと
工程9:
外周切り口の整形


<6> 11/30〜12/7 裏板の切り出しと粗整形剥ぎ合わせプレーナー加工は依頼した。)

carving back plate

工程1:裏板中心線上高部の切削
工程2:
けがき虎目の向きを確認し、側板を中心線を合わせてクランプし側板外周に沿ってけがいた後でその2ミリ外側に更に線を入れる。ボタン部を出す。
工程3:
切り出しけがいた外側の線より3ミリ程度外側を糸のこ盤で切り出す。
工程4:
肉の粗取り。外周部と斜面部の肉を粗く削ぎ落とす。
工程5:
外周部にプレーナー加工面から6ミリの高さにマーキングをいれる。更に外面(凸面)側に周辺の平面部と傾斜部、および中央の非切削部をマークする。
工程6:
平面部と傾斜部の粗削りを行う。

注1:ボタンはネックを裏板に接着するための糊代部分で裏板の前側に突き出している。
注2:
裏板や表板の内面は平面に加工し板厚測定の基準面にする。


<5> 11/30 コーナーの整形とライニングの取り付け

linings

工程1:側板高さの粗調整
工程2:
コーナー部の側板の先端の切削整形。
工程3:
コーナーブロックの溝加工。コーナーブロックのC側板側に側板の接線に沿って溝を作る。
工程4:
ライニングの整形。ライニング材はスプルースの柾目材をアイロンで側板の内面に沿うよう曲げ加工し端部を整形する。
工程5:
ライニングの取り付け。溝とライニング側の接合面に膠を塗り接着し隙間なくクランプする。


<4> 11/22 コーナーブロック、エンドブロックの加工と前後側板の加工・取り付け

assembling rib

工程1:コーナーブロックの外側面の切削・整形(C型側板と共削り)
工程2:
両エンドブロック外側面の切削・整形
工程3:
前後側板の厚み追加工
工程4:
後半部側板の曲げ加工;アイロン作業
工程5:
側板テール側突合せ面の精密加工
工程6:
側板テール側の接着。膠は両面、コルクと当て木を当ててクランプ
工程7:
側板後コーナー部の接着。膠は両面、特殊当て木を当ててクランプ
工程8:
前半部側板の切断(左右に2分割し片側を裏返す。)
工程9:
前半部側板の曲げ加工;アイロン作業
工程10:
側板のネック側端部の切り落とし
工程11:
側板前コーナー部の接着。後コーナー部と同様
工程12:
側板ネック部の接着。突合せがない以外はテール部と同様


<3> 11/16 コーナーブロックの加工とC部側板の加工・取り付け

c-ribs

工程1:コーナーブロック、エンドブロック曲面のケガキ(上下両面)。原型(テンプレート)使用
工程2:
コーナーブロックのC型面のみ切削・整形
工程3:
側板の板厚切削・調整
工程4:
C型部および後部側板の虎目の選択とマーキング
工程5:
C型部側板の曲げ加工.。3種類の曲率半径を持つ曲面アイロン使用
工程6:
C型部側板の余剰長さの調整
工程7:C型部側板の接着膠を両面(ブロックと側板)に着けクランプで内型にとめる。


<2> 11/9 エンドブロック、コーナーブロックの製作と仮付け

gluing blocks

工程1: 粗切り。6個所分
工程2
: 高さ合わせと直角出し

工程3
: 内型切欠き近傍端面(仮付け面を除く)に蝋を染み込ませる。
工程4
: 内型仮付け面に仮付けしクランプで止める。


<1> 11/2〜8 内型の製作

mould 

材料:合板
原型(テンプレート): アルミニウム製、半型

工程1
: ケガキ
工程2
: 切り出し。 電動糸鋸盤使用
工程3
: エンドブロック部、コーナーブロック部切欠きのケガキ(6個所)
工程4
: エンドブロック部、コーナーブロック部の切欠き加工
工程5
: 外周部の切削と研磨による精密寸法あわせ


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