ヒゲ&ガッシリで強面の外見に反してその話しぶりはとても優しい物腰。
どうやら男はご近所の家の屋根に登って作業をしていたらしい。
そのついでに次の“獲物”いや仕事を物色してい たようだ。
最初は男の話し掛けに、特に気にもせずに、
私 『へぇー、親切な人がいるもんや。近所の人?』
などと思いながらのん気に聞いていた。
すると私のナメられやすい容姿?(プロフィール)も手伝ってか、はた
また「これはいける」と思ったのか、携帯を手に仲間を呼び出すではあ
りませんか。
まもなく、若い衆らしき2人がハシゴをもってやってきて
ヒゲ 「見てあげるわ」
とこれまた親切なお言葉。
示し合わしたかのように、はしごを壁に立てかけ軽快に登りだす若い衆。
そして屋根の上から私に、
若い衆 「来て、見てください」
というのです。
予想通りの展開に高所恐怖症の私は恐る恐る、不安定で長〜いハシゴ登り
始めました。
私 『うわぁ〜苦手なんだよなぁ〜、高いとこ、下向いたらヤバそう。』
やっとのことで屋根の上に到着すると、そこで見たものは、何の変哲も
ない屋根でした。
私が?顔をしていると若い衆のひとりがそれを取り繕うかのように、
若い衆 「ね、この辺が隣りなんかと比べて悪いでしょ」
私 「へぇー
・・・」
若い衆 「これがね、段々こうなって、ああなって、雨漏りするんですよ」
私 『だいたい大震災の後、雨漏りの修理したんだけどなぁ』
と思いつつも、
私 『
そんなことより降りるときの第一歩はどうしてくれるの!!』
と上の空状態でした。
そんな会話の中、何気なくも決定的な一言。
私 「ここ借家なんでねぇ・・・」
と口にするやいなや、それまでの友好的な雰囲気が一気にしぼんでいく
ような空気が漂いました。後は“トントン拍子”に降りる準備。
私 『あら?』
なんとか地上まで降りることができ、早々と引き上げようとする男たちに
私 「大家さんに言っとくから名刺もらえますか?」
ととりあえず後々のことを考えて(色んな意味で)身元を押さえ、
結局、何も起こらずに終わったわけです。
「なんだ、これで終わり?」と怒らないでくださいね。
大事に至らず参考になる話ではなかったかもしれませんが、
やはり一番いいのは円満に解決することです。
これが本格的な紛争になれば、お金、時間、労力を無為に費やし、
神経をすり減らすことになります。
この業者の場合、悪徳と決め付けるのは早計かもしれませんが、はたし
て業者のいうような修繕の必要性があったかどうかが問題になります。
前に一度修繕したことを考えると過剰な営業行為といえるでしょう。
営業は通常の経済行為であり基本的に自由です。しかし今回のケースで
言われるまま修繕を依頼していたとすると、やらなくてもいい修繕にな
った可能性が高いと思います。
「ここが悪い」や「雨漏り云々」などの発言は消費者契約法に定める
「不実の告知」に当る可能性があり、契約の取消しを主張することがで
きます。また不実告知に当らなくても、契約から8日間は特定商取引法
に基づき無条件でクーリングオフによる申込みの撤回や契約の解除でき
ます。
注意しなければならないのは、
・消費者契約法に基づく取消しは6ヶ月以内であること
・不実告知を主張するには証明する必要があること
・業者に出向いて契約してしまった場合クーリングオフが不可能となる
そして大切なのは、取消しや解約の意思を証拠に残すことです。
これには内容証明郵便が有効です。しかし中には、この公けの訴えを
も黙殺する、悪質大胆な業者も存在します。
こういった最悪の事態を避けるためにも我々行政書士をお使いください
やはり法律家の名前のある書面に対しては業者も慎重に扱います。
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