炭作りには、ガソリンスタンドで貰ったドラム缶を使います。勝手に持ってきてしまうと窃盗罪になりますから気をつけて下さい。中古でも2、000円から3,000円、新品になると5,000円〜販売しているところもあるようです。このドラム缶も色々と当たってやっと手に入れたものです。大体断られますので、何をしたいのかを明確に話しガソリンスタンドの方を説得し手に入れることが必要です。今回は3回目の訪問でやっと譲っていただけました。
 ドラム缶は、片一方を木材を詰めるように丸く、そして灯油缶がすっぽりと入るように加工していきます。もう一方には、ホームセンターで購入した煙突を取り付けます。煙突の口の部分はドラム缶のなるべく下の方にし、煙が上手く流れる様に取り付けます。
 ドラム缶を設置する場所は、3分の1程度まで埋まるような穴を堀り、周りは土で埋めていくようにします。
 炭作りに使用する木は杉や檜ではなく、雑木でならやぶなの木が適しているのですが、このドラム缶の中に詰っている木は敷地内に生えている山桜の枝を切り落としたものを使用しています。木の詰め方にもポイントがあり、下から上手く太い木を詰めていき、順に細い木を隙間に埋めていくようにします。火元が下の方になるので、細い木だとすぐに火がついてしまい、全体が燃え上がってしまう恐れがあるためです。
 牧を炊くところはドラム缶にじかにやるのではなく、灯油缶をドラム缶の口にくっつけてその中で炊いていきます。このときになるべく火が燃え移らないような位置で火を起こすことがポイントとなってきます。灯油缶とドラム缶の設置面に隙間ができると後々空気が侵入することになるためきっちりとやる必要があります。薪は大体1時間ももたない為、まめにくべていきます。薪をくべる時は交代で誰かがドラム缶の前に待機します。
 火をおこしたら、ドラム缶に土をかぶせ口の隙間から空気が入らないように粘土質の土で丁寧に塞いでいきます。今回で2回目の炭作りへの挑戦ですが、前回もこのときに空気がドラム缶内部に入ってしまったため、出来上がったものは燃えカスのような炭になってしまっていました。今回は前回を教訓に煙が昇ってくるところを満遍なく塞ぎ何とか空気の侵入を防ぐことができました。火を炊いている側はかなり暑いので、雪が積もったこの季節にやるのがベストだと思います。ここで火をくべて人は3日くらい髪の毛から煙によって燻された匂いが取れないです。阪神大震災の頃、炭作りではなく間伐材の枝を燃やして煙に燻された匂いをつけたまま家路に向かい、途中の酒屋さんでビールを買ったときに店の主人が、「何も言わずに持っていけ」と言ってクリームパンを手渡されましたが、その時は賞味期限か何かの関係でもらえたと思っていましたが、よくよく考えてみると全身からこの煙の匂いが漂っていたからなんですね。おまけに作業用の服は炭と泥まみれ、このころ本当に大変な思いをされていた被災者の方と勘違いされ、心優しいご主人が差し入れてくれたようです。炭作りの帰路には、体を洗えるところ温泉などに浸かってから帰ったほうが良いです。
 火は8時間ほど燃やしたあと、完全に口を塞ぎまた10時間ほどねかせます。昼頃(12:00)から初めて夜の8時まで火をたき続けなくてはなりませんから、時間調整は綿密にスケジュールを立てておいたほうが良いです。今回も晩御飯までには薪をくべる作業が済んでいたので、ゆっくり皆でご飯を食べ、湧き水を薪で焚いたお風呂にもゆっくり入り、その後はお酒を飲みながら明日の出来具合を楽しく話し合いました。
 朝7:00頃に目覚めましたが、まだ暫く様子を見ることにし、朝ごはんを食べた後、9:00頃にドラム缶の口を開けました。目に映ったのはカス炭ばかりですが、中のほうにはしっかりと炭になっているものもありました。素人ながらに成功ということにしておきます。思いっきりの言い訳ですが、実際その後バーベキューなどにも使用していますが、市販の炭よりも燃え始めも早いし、問題なく肉も焼けています。また自分達で作った炭ですから何を焼いても一段と旨いです。
Copyright (C) 2003-2004 山本行政書士事務所 All Rights Reserved   http://homepage3.nifty.com/office_kyg/
山本行政書士事務所 | 山のページTOP | 山の生活 | 山小屋作り | 間伐とは | 山晴れ日記