20030211より新装開店
新海誠の「ほしのこえ」と同時上映で、CGは手法であって面白いお話指向が新海氏より気に入っていた(「ほしのこえ」の作風を個人制作という状況故みたいに語るのが大塚英志周辺で一時期ありましたが、個人制作というトピックでプロモする役に立ったとはいえ、んなことないってことは、比嘉氏の本作含めたエンターティナーぶり、という反証からも明らかでしょう。「ほしのこえ」の味は、新海氏がモノローグ多用少女漫画が趣味だったということなのだと思います。そういうのも嫌いじゃないですが。)ロマのフ比嘉の30分アニメ「URDA」をDVDで観ました。
第2次大戦末期を舞台にしたタイムトラベルSFで、アクション中心の内容に「リターナー」っぽいかな。タイムトラベルで伏線回収する映像ものに点がやたら甘いたちなので、本作も気に入りました。
CGは豪快なテクスチャーのポリゴン人で、FF−Xやピクサー作品の豪華CGに較べれば安っぽいことは否めませんが、ゲーム「トゥーム・レイダース」でのイベントクリア時のムービーを連想させる、画面で伝えたいことがはっきりしてる「映画」的な構成なので、先が気になる展開と相まって飽きが来ません。FFシリーズのムービーシーンにありがちな、綺麗だが、ストーリー的な意味が不明な、垂れ流し「映像」ではないです。
気になったところは、というと、スローモーションバトルがやや間抜けに見えてしまったのですが、マトリックス・シリーズでも長くやると、似たような感じになってるから、仕方ないところでしょうか。声優が素人っぽい気もしますが、TV「君が望む永遠」での、栗林みな実のつたないしゃべりがアリなら、許容範囲です。同時収録作の(上映会行って観た作品では「WIRED BOB」と並び一番印象に残っていた)「SANDSTORM」で、やってるような英語字幕のほうが、(映画「恋愛写真」と同じ拙さごまかしトリックとも言えますが)雰囲気は出てると思います。が、日本語のほうが普遍性があるのも確かですし。
1stシングル「愛しいかけら」も表題曲の1曲目が岡崎律子節、2曲目の「agape」がプログレ風なメロキュアを聴きました。ピアノソロからギターへの展開は、ドスンドスンいうドラムの音とも逢わせて、EL&Pというのも勿論ありますが、むしろ70年代のシンセ使用してた時期のTHE WHOを連想。日向めぐみが、相川七瀬型ロック姉ちゃん系だからこんな音なのかもしれませんが、アルバムにはこっちの路線を期待します。
久々のアニメ新番組「クロノクルセイド」いかにも電撃・富士見ラインのスレイヤーズ風キャラ立ての悪魔退治ものです。絵こそ第1話嵩上げもあって綺麗なものの、台詞がやたらと説明的でノリが悪いなぁと思ってたら、GONZO製作に悪い意味で納得してしまいました。
女の子+銃のモチーフでは今期の(雰囲気と画面だけは最強な)ガンスリンガー・ガールと較べると安っぽいのは否めないですし、悪魔退治はスレイヤーズやヘルシングをはじめ枚挙にいとまがないので、新味がないです。原作に思い入れもないので、やっぱ×(視聴脱落)かな。
栗林みな実の歌うOPが、曲はありがちタイプながらキャッチーなものの、いかにも打込で作ったっぽい伴奏の安っぽさが、何か作品を象徴してるかな、と思いました。
3rdシングル「めぐり逢い」を、サビが岡崎律子節のふわふわポップだなぁと思いながら購入したら、2曲目の「ALL IN ALL」が最高なのでメロキュアへの脳内評価書換。壮大なメロディと、分厚いコーラスとB・メイ系キョワキョワギターが、クイーン、ELO、ジェリーフィッシュあたりのポップ・ロックを連想させて、こういう元気な引き出しもあるのね、岡崎作曲。(1曲目「めぐり逢い」での初期P−MODELみたいなキーボードの音色も変だし、アレンジの西脇辰弥の功績大かも、、、あ、でもキーボード音色は「サクラサク」もこんな感じだったか)
「ストラトス・フォー」のサントラで聴いた2nd「1st priority」も良い曲ではあるものの、岡崎律子ブランドから予測の範囲内だったので、本作は本当に意表を突かれました。1stチェックしなければならないか。
BSQRのラジオ番組「浅野真澄のスパラジ!」での浅野イジリぶりとギターが印象的だった鷲崎健のソロCD「アコースティックギターオタクブルース」を聴きました。秋葉原とらのあなでは、美少女ゲームアレンジCDに並んで結構目立つところにディスプレイされていたので、わたしのようにラジオで興味を持った人が結構いたのかもしれません。
音楽性自体は、まぁ、アコースティックのギター弾き語り、尾崎豊をがなり立ててるような、ゆず型合唱タイプに浸食されるまでは結構路上にいたタイプ。スパラジのテーマ曲(MILKRINGS「スパスパのブルース」CD買うのにQRイベント行きました)でも見せた、メロディ・メ−カーぶりが、4曲目「ヨウコソココヘ」あたりで、かいま見れます。歌はちょっと一本調子かなぁという気もしますが、一発録りっぽいのでしかたがないところかも。
あと、「スペランカー」のアコギカバーには一本取られました。「人生」(という、後に電気グルーブをくむことになる人たちがやってたバンドがあったのです)による「おさびし山の歌」ネオアコカバーに通じるものがありました。
それはさておき、「R.O.D instrumental」はインスト元気ジャズなので、アルバムもスカパラとか、Pe’Zとかアニメ「青の6号」のOPをやったthe Thrillあたり、みたいな音楽性かと思ってたのですが。なんと、アルバムは、ラッパ−(なのでバンド名連呼してます。雷系の人たちのデビュー時っぽいちょっと字余り無理矢理体言止め感覚は、物珍しさがなくなった今では聴いていてややツライ面が。)+チョッパーベース+ロックギターという、初期red hot chilli peppersのようなミクスチャー音楽性にびっくり。インスト曲は他にはなし。曲を全曲ベースの人が書いてて、インスト曲は、ちょっと打ち込みで遊んでみた?って気も。もっとも、ホーンの人たちのクレジットがあるので、完全打ち込みではないのでしょうが。
「R.O.D instrumental」は良い曲ですが、岩崎啄氏の楽曲もアニメでは結構多いから、アニメの正規サントラ待ちが正解だったかも。
SANTA ESMERALDAの1st盤「DANCEクラシックスオリジナルアルバムコレクション悲しき願いサンタ・エスメラルダ」を聴きました。スパニッシュギター入りのディスコ一発屋というライナーの評価通りでしょうか。ディスコの安っぽさは曲がキャッチーじゃないと、途端に退屈になります。ボーナストラックでの同じくアニマルズのカバー「朝日のあたる家」が曲の良さで、まぁ、聴ける程度。流石、多くのディスコものコンピレーションに「悲しき願い」ばかり入っているだけのことはあります。
TV版最終回は、再放送でまた観てけっこう感動してしまった木更津キャッツアイの映画「木更津キャッツアイ 日本シリーズ」を観ました。映画だと、いうことで予算があったのか、南の島ロケと、CG?が唐突に出てきますが、他は基本的には、氣志團の登場したTV版第7話の再話でしょうか。映画では、「映画」「マンガ」「アニメ」からの台詞引用みたいなオタクっぽいネタがなく、ちょっと恋愛入れているので、「マンハッタンラブストーリー」的立ち位置なのが、個人的には残念ですが、キャラがTV版のままだった(映画のストーリーのために別人になってしまわなかった)のは嬉しかったです。
わたしの中では北野武と並ぶ屈折ギャング映画の作り手Q・タランティーノの新作映画「キルビルVOL.1」のサントラを聞きました。ラテン、ファンク、演歌、ロカビリーと、無節操な選曲が、映画(観ました。予告編から予測したとおりの内容なのに楽しかったのは不思議。もう少しギャグがあれば、「パルプ・フィクション」を超えたかも)自体の無節操さに合致していて良い感じです。
未収録曲が多すぎるのが難点だと思いますが、収録曲中ではSANTA ESMERALDA による「悲しき願い」のラテン風大作カバーが、普段聴かないタイプの曲(CD購入を検討)とクラップ風の効果音が決まっているので、強く印象に残りました。ウータン・クランのリーダーTheRZAの2曲は、ソロ作や映画「ゴースト・ドッグ」サントラに通じるダブっぽい短い曲でこの濃い面々の中では、今一、埋もれてしまってます。予告編でもかかる布袋のインスト・デジ・ロックも「コンプレックス」?と思ってしまいましたが、スタイルは輪廻するものですから、、、ブライアン・セッツァーとの日米R&Rギター一本槍タッグでのツアーを行うということで、向こうでの評価は高いのかも。
映画「リーグ・オブ・レジェンド」の予習4。グーテンベルク21からの電子テキスト版にて「ドリアン・グレイの肖像」オスカー・ワイルド作 渡辺純訳を読了しました。
サロンで、男色っぽい貴族たちが、シェークスピアとか引用しながらアンニュイな警句を吐く部分が全体の約半分あって、ストーリーとはほぼ何の関係もないこの部分を、面白がれるかがポイントでしょう。わたしにはちょっと無理でした。後にゲームで頻出することになる「本体は別な所にいるので無敵」設定ですが、作品中でそれほど生かされているわけではなく、ラストぐらいです。
映画観てしまったので、予習はここで終了します。映画での小説主人公sは全般に元小説でのキャラとはかなり異なっている「ここは俺に任せろ」系一芸キャラですから、大まかな設定知っているくらいで、映画を楽しむには十分でしょう。
映画の原作であるアラン・ムーア版コミック1を購入しましたが、同氏の「ウォッチメン」同様文字の多い作品で、かつ、英語なのでいつ読み終わることやら。
11月に入っても続くアニメ系視聴記録9基準は、同じです。
「ふたつのスピカ」原作ファンなので、欲目が入ってます。
ぷに美少女+「度胸星」な、リアル指向の宇宙飛行士学校ものなわけですが、父親と二人暮らしの人間関係うまくいっていない系U10少女で、矢島晶子声の主人公アスミは、まんま「フィギュア17」の椎名つばさ、な印象で、「フィギュア17」で泣かされたわたしには、ベタな(といっても今週の「プラネテス」ほどには記号/お約束ではないと思いますが)ゴーストストーリーの第1話でも、ウルウル来ました。「おねツイ」「R.O.D-THE-TV」タイプのキャラに比してリアル系の背景も、「地味だがいい話」な好印象。
未完の、というか伏線張り中の原作を、どう最終回という区切りのあるアニメとして纏めるか(短編として完結している今回の第1話/原作では番外編を除き、原作を順番にトレースするのではなく、ある種の再構成がなされると思います。)に不安を残しますが、声優萌え(高校2年生以降の展開まであると、矢島晶子の幼い感じの声ではミスマッチ感が出てしまうかも、、)で○△。