別に、辛口とか批評性とかを意図して「つらい」「つらい」と書いているわけではなく、普通にみての感想が「つらい」、ということなので、映画をみることが大してつらくない、という読者のかたは、「つらくありませんでした。」→「素晴らしいです!」、「つらかったです。でも、現代的なのでしょうか…」→「普通。」、「あまりにも、つら過ぎます。」→「つまりません。」と、読み替えていただけますと、だいたいチューニングが合うのではないでしょうか、と、ogalinは考えています。
2005.10.31
saigenji「it's Too Late」「走り出すように」「Close to You」
iTNUESに「JUST FOR YOU」っていう、「アレを買ったオマエはこれも聴け」な紹介コーナーがあります。Betaとのことですが。キース・エマーソン→エミネムとか、関連づけがよく解らないところもありますが、両方ともわたしは好きなので「これはこれであり」なのかな、と思いつつ眺めています。
そこで薦められた、ブラジル系音楽のギタリスト歌手saigenji。彼の2002年作のアルバム「SAIGENJI」と、2003年作の「La Puerta」から、1、2曲をつまみ食い。
Carole Kingの名曲「it's Too Late」のカバー(Live)は速いテンポとファルセットのギター一本弾き語りです。原曲と表面的な感じはかなり変わっていますが、いかにもブラジルなサビでの転調が、原曲のもの悲しさを伝えてくる好演で、3曲の中では一番の好印象でした。この曲は、Isley Brothersのソウルソウルしたカバーもありますし、大幅な変更にも耐える造り(キャロキン曲一般に言えることですが)ってこともありますが。
逆に、Carpentersの「Close to You」は、原曲準拠のアレンジと、まったりエレピがsaigenjiならではの個性を見えにくくしてしまっている気がします。「走り出すように」では伸びやかな歌声を聴かせてくれて、FMラジオのOPテーマというのに納得できる爽快感がありました。
Ao「君はひとくせ」
iTMS先週の無料Download。空気公団の山崎ゆかりのユニットとのことですが、朴訥というか地味な印象だった空気公団(タワレコ製作のコンピ盤「前略おめでとうありがとう」で「日々」を聴いていただけですが)とはだいぶ感じが違うかな。少々、松任谷由実入った歌声に、70年代Todd Rundgren的音数の多いバックの音。そのなかから、メロディが聞こえてくる構成で、良くプロデュースされた音楽だとは思いますが…
田村ゆかり「Spiritual Garden」
表題曲がスローバラード系なので、収録他2曲は、アップテンポと初期シングルを思わせる風変わりな曲という、いつものシングル構成。そりゃあ、「Cutie ♥ Cutie」を聴いたときには、似た曲調のぴたぴたエンジェルA名義での「はぁーい!はぁーい!はぁーい!」も、連想しましたけれども、サビ連呼&高速打ち込み&加工した声っていうスタイルの人工的なノリの良さ(と、それ以外での意外性)こそが、この人の資質、ですし。この曲では、かけ声と、コーラス部でのブレイクが特に印象的。コンサートも楽しみです。
2005.10.30
めあてはW-ZERO3。携帯のテンキー文字入力に慣れることができずに、未だにシャープ製キーボード付きPDA、旧Zaurusこと、MI-E25DC使い&京ぽんが3台目のPHSってなWILLCOM派なわたしにとっては待望の、シャープ製キーボード付きPHSです。
WPCEXPO2005自体の目玉ということでもあって大人気でしたが、WILLCOMブースに並ぶこと40分、何とか触ることができました。
一番心配していたキーボードの押しごこちは、ペチペチしているものの、まあ慣れれば大丈夫な感じ。小さすぎな(MI-E25DCの半分ぐらいの大きさ)上に、近くに他のキーもある十字パッドの操作性のほうはかなり厳しいです。むしろカーソルキー頼りでしょうか。
京ぽんの時以来の不安でもある、起動のもっさり度のほうは、文庫ビューア(Zaurusでもお馴染み電子書籍閲覧ツール)立ち上げ時とか、ちょっとだけ気になりました。ちょっとだけ。MI-Zaurus者にはおもちゃみたいな驚愕の軽さは、特に好印象。即買い(機種変)の予定です。
W-ZERO3以外ですと、マイクロソフト・ブースでのマジレンシャー・ショーとかiPODクレードル兼机を振動させて外部スピーカー代わりにする装置とか、水着コンパニオンが内容と関係なく出ずっぱりのブースとかを冷やかしつつ。
2005.10.29
行ってみてびっくり。店内を埋め尽くすかのような数十人の客行列ができていて、店員さんが「最後尾は店内左端〜」と声を張り上げていました。コミケ?予約者も列に並ぶ必要あり、ということで(店頭にもブツは並んでいて予約しないと買えない状態ではないようですし、「予約」の意味は「予約特典が貰える」ということだけのようでした。)行列に参加。店員さんの誘導が手慣れていて、行列の長さのわりにはすぐ買えた気がします。「朝はもっと凄かった」と言っていましたから、慣れたってことなのかもしれません。
ゲーム自体は最初のゲームオーバーまで1時間ほどプレイしました。ファースト・インプレッションとしては、らしからぬ冒頭には驚きましたが(「ひぐらしのなく頃に」への対抗意識?)、「
2005.10.25
諸星大二郎「諸怪志異 (4) 燕見鬼」
「桑田乃梨子最新刊」とか「わかつきめぐみ最新刊」みたいな帯のついた本を見ると、「それが一番言いたいことなのか?」と疑問に思ってしまいます(いや、わたしのようなアンテナ低い固定客に作品を届きやすくするという意味では大正解、なのは解ります。解りますけど…)。本作の帯も「6年ぶりの新巻」。うーむ。中国伝奇シリーズとしては、ということで、中国伝記物以外では「私家版鳥類図譜」とかあったわけですけど、いずれにせよ、久々の諸星作品であることは確かです。
前巻から続く予言書「推背図」の奪い合いはまだまだ続く、という話は、全然終わっていませんけど、面白いから問題なし。活劇であるということもあり、登場する女豪傑のキャラや、天罡星・地煞星っぽい予言書の位置づけに「西遊妖猿伝」を思い出しました。
久世番子「暴れん坊本屋さん(1)」
本屋の内幕物ということで思い出すのは、早川義夫「ぼくは本屋のおやじさん」の仙人的暗さですが。本作はレポマンガですし、文学的暗さはないです。当世風自虐ノリ&エロ(ヤオイ)ねたを落ちとして使う辺り「タイガーブック」と似た読後感でした。本屋ネタには興味がありますから興味深く読めました。ただ、第13刷「星に願いを発注を」での取次&「amazonがあるじゃん」ネタは、書店サイドのシャレにならない本音が現れている気が…
2005.10.23
ただ、本編自体は、ロック版懐メロではありますけれど、特に後半は、充実したコンサートでした。
しょっぱなの「WELCOME BACK(悪の経典#9)」から、アンコール一曲目にはZEPP「BLACK DOG」のカバーまで飛び出すありさまで、プログレというより、前半は特にハードロック的展開(カール・パーマーのバンド「PALMER」風ともいえる)でした。ハードロック風味は、キースの純粋なソロって訳ではなく、ギター&エコーを深くかけたヴォーカル、ベース、ドラムの4人編成バンドの演奏が中心でしたので、キース以外のバンド3人がハードロック指向の人だったから、って気がしました。
ただ、折角バンドになっていますのに、ドラムの人の資質ゆえか、あるいは、カール・パーマーのリズム緩さを再現しようとしたせいか、リズムが平板で、リズムの上に載った個々の演奏が曲として纏まっていない印象を受けました。EL&Pにおけるキーボードの代わりという役割をギターが果たしている「PALMER」と違って、バンド内でキーボードとギターの役割が被るため、ギターに埋もれてキースのキーボードが聞こえにくい局面があったのも、個々のプレイヤーの演奏が並んでいるだけで曲になっていない、と思った理由かと。
けれど、DVDと同じような感じで、背面に鎮座する巨大シンセサイザーのつまみを捻って音を歪ませた「LUCKY MAN」後半や、ジャムロック的アンサンブルでソリッドに押しまくる「AMERICA/RONDO」(やはり、「今」聴くには、壮大なプログレのEL&Pより、ジャズロックなナイスの曲のほうが安心できます)あたりから、最後の「HONKEY TONK WOMEN BLUES」まで、キースの資質であるジャズノリが真価を発揮してます。特に、全員で力いっぱい音を出している感ある「TARKUS」冒頭は迫力ありまくりでした。
2005.10.15新宿厚生年金会館にて鑑賞。
2005.10.19
Gang Of Four「Return The Gift」
名作1st「Entertainment!」中心の弾き直しとRemixの2枚組なこともあり、2曲少なくてCDより高い(CD\2940、iTMS\3000)のですが、バンド再結成へのご祝儀商品的なCDでもありますので躊躇せず購入。
再演版のほうは、1stでの特徴だったカッティングギターがややノイジーになった感じですが、歌は元々上手い下手をいうようなものでは無いパンク吐き出し歌ですので、あまり印象は変わらず。単調リズムを止めてカッティングギターが控えめになった中期以降の曲も数曲演っていますが、記名性がなくなりますと、昨今のNewwaveリバイバルの人みたいに聞こえてしまうのはご愛敬。
原曲が演奏力指向だったりしますと、Remixで弄ってしまうと台無しになるケースもありますが、本作のRemix版の場合、機械的なリズムの作品なので打ち込み文脈の人によるRemixに無理無くはまっています。ハウス乗りの「To Hell With Poverty - Go Home Productions Remix」が派手で良かったです。
モダーン今夜「風の道しるべ」
ずーっと故障中だったiTMS今週のフリーダウンロードですが、次の週になる前にやっと落とせたので一安心。
サンバ入った荒井由美(うた)、といった感触。聴きやすいですけれど、伴奏巧そうですし、歌謡曲っぽいのより濃い目の大人数ファンクあたりが本領なのかも、って気が。
PIXAR「Red's Dream」
iTMSが動画対応になった(iPODも動画はともかく、薄くなったのは羨ましいですね)ので、社長の関連会社PIXARの短編が買えるようになっています。「トイ・ストーリー12」「バグズ・ライフ」のDVD特典と、「ファインディングニモ」、「Mr.インクレディブル」の劇場公開時併映作として、他の作品は見ていますので、唯一未見の本作を購入。PIXARのサイトで無償提供(前半だけのようですが)しているのと画質/サイズが大差ありませんので、4分/21MBを300円って価格は、どうなのって気もしますけど、John Lasseter監督作品は好きですし、今回はアリかな(MTVのほうは買いたいアーティストが見あたりませんでした)。
1986年の作品ということで、ツルツルした表面のCGは今の目で見るとかなりショボいのですけれど、作品終盤、「written,directed,animated by John Lasseter」なだけあるといいましょうか、同監督の「ルクソーJr」の電灯を思い出すような、非生物の人間っぽいしぐさが可愛いです。
2005.10.17
22.「IGPX」(水曜深夜)
OP「Go For It !」(GRAN RODEO)B'Z型歌謡ハードロック。ED「Believe yourself」(exige)
内容:第2話を視聴。素直な青年を主人公にした未来レース物。絵は綺麗だけど変な動きとかあるわけでもなく、話もキャラもキッズアニメ的王道すぎて引っかかりがありません。△×
23.「ノエイン もう一人の君へ」(木曜深夜)
ED「夜明けの足音」(solua)打ち込み+日本人っぽくないイントネーションの女性ボーカル。
内容:パラレルワールド謎バトル、キャラの手前に物を置いたり画面を斜めにしたりする変な構図、不安定な子供の心、落書き風デフォルメ、象徴としてのカラス、といった、キャラクターデザインが「lain」にかかわった人というのに納得がいきすぎる、電波系。少年の鬱屈を凡人ヒロインがどれだけ中和してくれるかが、読後感を決定づけそうです。○△
24.「ラムネ」(土曜深夜)
OP「ラムネ色のメロディ」(真優)ふわふわした歌い方に打ち込みの萌えソング。ED「Summer vacation」(村田あゆみ)女性ボーカルにかかったエコーとバックのピコピコ音が80年代風古くささ。
内容:第1話30分使って、ヒロインの頭が緩い、ということしかわからない萌えアニメ。あまりにも、ひねりが無さ過ぎ。×
25.「パラダイスキス」(木曜深夜)
OP「Lonely in Gorgeous」(Tommy february6)いつものユーロビート。ED「DO YOU WANT TO」(FRANZ FERDINAND)名曲だとは思うのですけれど、ブラーとか、連想してしまうものがあまりに多すぎて、素直に褒めることができません。
内容:ものごとの価値が、かかわってる登場人物の美形度で判断できる、矢沢あい作品の大衆ドラマ的便利さに文句を言っても詮無いですけど、美術系専門学校を美化した青春もの。ファッションデザイナー志望者にみて欲しい、と、テロップで説明しているのには驚愕しましたが、わたしには縁遠い作品であることも明白であります。
作中たまに現れる、「ガドガード」EDっぽい自主アニメ絵は風変わりで面白いですけど、モノローグをはじめとした、意図的な「自然さ」が目立つ主役の非声優声に耐えきれず。△×
2005.10.15
武装娼婦が大挙出演する第2話に参加したQ・タランティーノは、網タイツの女が銃を撃つってのが好きなだけなんでしょうねぇ。「ジャッキー・ブラウン」の中で登場人物が見ていたTV番組みたいなやつ。「魔法少女リリカルなのはA’s」みたいな戦闘少女物アニメを、わたしも好みますけど、作り手の好きなものが置いてあるだけ、で面白いかというと別。タランティーノ映画の魅力は、引用したネタ自体より、ネタや台詞を過剰に詰め込みぶりから溢れ出る、「俺の好きな物を観てくれぇ!」的情熱の暴走にある、と思います。
本作はR・ロドリゲス監督の映画ですが、「原作マンガ」への敬意が悪い方に出てしまっていて、パム・グリアへの個人的敬意が暴走を抑制してしまった「ジャッキー・ブラウン」のイマイチぶりを連想しました。
既読の原作マンガ版「ハード・グッドバイ」を含む3本立て。マンガを意識してか(一部キャラを強調するために色が付いてますけれど)モノクロなのですが、マンガ版のような構図が決まってる感は無し。原作版での影絵の魅力って、止め絵ならでは、な対称性の強調にあると思いますので、マンガや止め絵紙芝居な日本アニメならともかく、動くのが当たり前の実写映画では、印象が弱いです。
作りたい「絵」に、輪っか光線銃が敵ロボットのどてっ腹をぶち破る「スカイ・キャプテン」的幼稚ですけれど、見ているだけで楽しくて浸れる何か、があればいいのですが、アクションシーン・銃撃シーンの動きが緩慢で、大きな炸裂音で迫力を出しているだけなので、浸ることもできず。
絵だけでなく、3本立ての3本ともに、純情男が女をいたぶる悪い奴をやっつけて、自分も死ぬ、という同じ美学話なので、お話の方にも魅力がありませんので、少々退屈してしまいました。そりゃ、「ダークナイト・リターンズ」だって結局、アナクロい「男の美学」全面肯定ですけど、途中では照れ隠しにインテリっぽい自嘲があって説得力を増したりしますのに、本作の一人称ハードボイルドな主人公たちは、大人の余裕を煙草吸うシーンで表現するような、(悪い意味でマンガ的な)記号的な単純さばかりが目立ちました。
2005.10.13
最近聴いた音楽
fishing with john「鈍行ブックモービル」
今週のiTMS無料ダウンロード。リコーダーとアコギのインスト。リコーダーのぼくとつな味っていうだけのネタなら、sakusaku内でカエラが吹いていたのと同じでしょうか。
Paul Rodgers &Queen「Bohemian Rhapsody」「Another One Bites the Dust」「Tie Your Mother Down」「Wishing Well」「All Right Now」
アルバム「Return of the Champions (Live)」から、興味半分ネタ半分なので、つまみ食い。
Van HalenのDave Lee Roth同様、名物男の後任者はつらい、とでもいいましょうか。フレディのオペラ風美声と対照的な、男臭いPaul Rodgersの声でQueenの曲をやるのには、無理があるわけで。フレディのテープ使っている(昔のDVDとかでも同じだったはず)「ボヘミアン・ラブソディ」はともかく、「地獄へ道づれ」は予想通りのデキかな。正直、Freeの2曲のほうが、Paul Rodgersの荒々しい声ははまっていますし、Brian Mayの分厚いギターが曲を聴きやすくして、自然に聴けました。
ただ、どの曲も観客の愛が伝わってくる感じの、大合唱、大拍手大会なので、聴いていますと、幸せな世界には行けます。
Sigur Ros「Takk」
邦盤特典のメンバーの曲解説は素朴過ぎるコメントで面白くはなかったですが、反面、インテリが考えて作った音楽じゃなく、メンバーが好きな音を時代性とか頓着せずに作っているだけに見えて好感が持てます。
James Brown「It'sa Man's World」
困ったときのJB頼み。 Complete Version、Undubbed Version、Single Version、日本でのLive音源といった、焼き直し物がテキトーに入った編集盤。iTMSだと2003年11月リリースってことになっていますので、来日記念盤だったのでしょうか?ともあれ、結構(わたしには)未聴曲がありますので、嬉しいところです。
2005.10.10
2005年10月期アニメ第1話感想4
16.「Blood+」(土曜夕方)
OP「青空のナミダ」(高橋瞳)カラオケ向け曲コブシが目立ちます。 ED「語り継ぐこと」元ちとせ独特のイントネーションが変わりませんと、スキマスイッチの曲でも同じ印象。
内容:モンスターとのおっかけっこシーンは良く動いて目を惹きますが、日常、会話部分は退屈。冒頭のベトナム人母子を背中から刺殺シーンの意図の見えない暴力ぶりに不快だったこともあり。 △
17.「Kakurenbo」(土曜深夜)
OPなし。
内容:「ラムネ」が落ちた代原アニメ?和風狐お面が雨宮慶太風、メカ都市中華とチャカポコ打楽器音楽がイノセンス風、と既視感のある意匠を纏った、冒頭に柳田国男引用の田舎祭りホラー。登場人物のゆらゆらした動きがCG臭さを見せますが、追いかけっこは迫力あり。 ○△
18.「銀盤カレイドスコープ」(土曜深夜)
OPED「Dual」(YeLLOW Generation)速いテンポのガールポップで薄くキラキラした伴奏がピチカート、シンバルズっぽいなぁと思ったら編曲小西康陽ですかぁ。
内容:コミカルなスポーツもので、主人公の自己空回りぶりが懐かしい少女マンガのノリ。 ○△
19.「牙狼<GARO>」(金曜深夜)
OP「 Theme of GARO」(TRY FORCE、Jam Project )太鼓インストにかけ声。ED「牙狼(GARO)〜僕が愛を伝えてゆく〜」(京本政樹)男声バラード。
内容:いかにも雨宮、韮沢なデザインの肩アーマー鬼による、トゲトゲモンスター退治物。マトリックス的重力無視には今更感もありますが、スピード感はあり。ただ、変身前主人公&ヒロインのせりふ棒読みぶりには閉口。どっちかだけ、っていうのなら味なのですが… △×。
20.「Canvas2」(月曜深夜)
OP「プラスチックスマイル(虹色ギターVersion)」(Honey Bee)佐藤裕美風萌えソング+ギターディストーションED「スイーツ探検隊」かわいいサビに+ギターディストーション。
内容:女子校教師のハーレム物とは露骨だなぁと思ったら、なんちゃって推理物な話は、焦点となるヒロインを絞っていますので、うまく纏まっています。脚本の吉田玲子の力でしょうか。長年の知り合いで同居もしていますのに、赤い色をみると倒れるトラウマに気付かなかった、ってのには驚きましたけど。
21.「ToHeart2」(月曜深夜)
OP「Hello」(池川春菜)エコーきつ目の女性ボーカル。ED「トモシビ」(Suara)妙な節回しの女性ボーカル。
内容:物語的引きも、幼い妹系以外の特殊性を見せないキャラも、アニパロ・肌色系のあざといサービスもなくても、ゲームのファンなら付いてきてくれる名作ってことなのでしょうか。未プレイ者には×
(形式は、「タイトル」(曜日放送時期 OP「曲名」(歌手)OP曲の印象ED「曲名」(歌手)ED曲の印象内容:感想。○/△/×(評価。オタ系甘くキッズ系排除で、見逃したくない○ 次を一応みるか△ 視聴脱落×))
2005.10.09
昔、SFマガジンに載っていた中編「ワンの絨毯」は、SF設定と認識・心の問題とをからめる、といった、いかにもイーガンらしいお話で非常に面白かったんですが…その「ワンの絨毯」をも1章として組みこんだ長編全体の印象は、短編のときとはちょっと違っていました。
冒頭数十頁の「我、思う故に我あり」を理解するまでの自分三人称描写から始まって、登場人物が架空素粒子論を考えている部分とか、架空設定と人間との相互関係より、架空理屈自体のほうに偏って登場人物は記号的存在に終始するという、「泰平ヨン」シリーズや、「宇宙船オロモルフ号の冒険」に近い印象の小説でした。もっとも、印象を受ける理由は、逆4乗則の話(比喩としては、「らしい」、とは思いましたが)とか含めて、メインの架空素粒子論のアイデアをわたしが理解できていないからですけど。
メインとなる架空素粒子論話が終わった後に、いかにもSFらしい異星巡り話が付いていますけど、余談といいますか、エピローグといいますか、サービスシーンのような感じなのでSFっぽいですけど、イーガンっぽくない気がしてしまいました…と、いう感想を解説&訳者あとがきを読まずに読了して書いてみましたが、用語集も巻末に付いていますし、事前情報入れてから読むべき小説なのかもしれません。
2005.10.08
2005年10月アニメ第1話感想3
10.「エンジェル・ハート」(月深夜)
OPEDはインスト。
内容:背景は綺麗ですけれども、殺人マシーンが心を取り戻すという図式的な話に説得力を与えるには、あんまりな説明せりふと、非声優ならではの棒読みの合わせ技が、陳腐すぎ。ヒロイン×2に全く感情移入できません。×
11.「灼眼のシャナ」(火深夜)
OP「緋色のそら」(川田まみ) KOTOKO系デジタル声に高速リズムボックス。ED「夜明け生まれ来る少女」(高橋洋子)「魂のルフラン」にくりそつ。
内容:暗い設定の伝奇バトル物なので、学園物風味は第1話サービスだけかも。釘宮理恵のキツイ声が主人公をなじるありさまを、マゾ共感して視聴することが楽しさのすべてでしたから、ツンデレ化して甘くならないといいですけど。 △
12.「ARIA THEANIMETION」(火深夜)
OP「ウンディーネ」(牧野由依)静かなストリングスをバックに女性バラード。 ED「Rainbow」(ROUND TABLE feat.Nino)アコースティックギターをバックに淡々と。
内容:テラフォーミングで作った水上都市という設定で、飛空挺とか出てきますが、やっていることは、わだかまりが解けて「めでたしめでたし」、な小市民的ちょっとイイ話。今回も幼女声以外はフォーマットどおりだから毎回同じ展開だと飽きそうですけど。 SF展開があるかもですし…△
13.「魔法少女リリカルなのはA's」(木深夜)
OP「ETERNAL BLAZE」(水樹奈々)水樹コブシ以外は、淡々とした曲調。ED「Spiritual Garden」(田村ゆかり)ゆかり節としては甘さ控えめの、子守歌系。
内容:前作中盤以降の流れを汲む、心の闇を抱えた人の手下とハードな殴り合い。ED田村曲の甘ったるいノリは、最終話までなさそう。△
14.「ソルティレイ」(木深夜)
OP「 clover」(meg rock)伴奏はロックだけど歌謡曲的メロディ。ED「Float〜空の彼方で〜」(近江知永)バラード。
内容:やさぐれた中年賞金稼ぎと少女アンドロイドの心のふれあい、というレオン型。GONZO製作物らしい背景SFハードボイルド設定と登場人物数に埋もれがちなキャラ存在感を中田譲治声のカリスマで解決する「厳窟王」スタイル。ラジオも面白いし。○△
15.「舞−乙HiME」(木深夜)
OP「Dream☆Wing」(栗林みな美)サビ以外は前作OPより地味目。ED「乙女はDO MY BESTでしょ?」(菊地美香&小清水亜美)派手な打ち込み。
内容:遠未来異世界学園バトル。図々しい主人公に好感が持てないまま第一話終わり。前作キャラが先生役でサブキャラ的に登場するのは懐かしいですが、お菓子造り大会とかやっていた初期の楽しさを台無しにした前作後期の殺伐とした展開の記憶も生々しいままですと…△×
2005.10.07
ミュージカル風の冒頭にはホントに爆笑した(&イルカが美しかった)ので、冒頭だけで半分ぐらい許してしまうのですけど…サントラは欲しいですね、な映画でした。
原作読んだのは大昔なので、覚えているのは冒頭のネタぐらいっていう当方の事情もあるのですが、中盤以降、銀河系大統領との三角関係になってからはアイテムが妙なだけの普通の SF映画って印象。エンドタイトルはイギリスSFらしい皮肉さのあるアニメですし、映画「サンダーバード」的に、イギリス偏愛をハリウッド的ドラマに変換しようとしたせいだとは思いたくないのですが。
むしろ、昨今のCGにより何でも表現できてしまう状況が、言葉で想像すると奇妙なシチュエーションの映像化をつまらなくしてしまった気が。CG以外の面白さは、宇宙人役のモス・デフ(タリブ・クウェリとのコンビ作を聴いていたのはヒップホップ新譜をわたしが追っていた最後の時期なので、お懐かしや点も入っていますが)のアフリカ度の高いかお付が持っているインパクト。変。中盤以降は活躍しなくなってしまうのが淋しいですが。
2005.09.14川崎TOHOシネマズで鑑賞。
2005.10.06
2005年10月アニメ第1話感想2(オタ系甘くキッズ系排除で、見逃したくありません○ 次を一応みますか△ 視聴脱落×)
5.「カペタ」(火夕)
OP「NEVER EVER」(今井翼)は声量のない男声打ち込み。ED「僕ら」(BAZRA)熱唱サンボマスタ−系。
内容:乗り物関係のCG浮きぶりは頭文字Dアニメ版初期も同じだったので許容するにしても、話のほうが、真面目に子供成長ものをじっくりやるようですと、Dのバトル的痛快さは少なそうです。 ×
6.「アニマル横町」(火夕)
「飛んでもNothing〜どき☆どき アニマル横町の歌の巻〜」(あみwithイヨ・ケンタ・イッサ)ナンセンス歌詞萌え歌スカ。「ファンタジスタ★ガール」(the indigo)竹内まりや風。
内容:原作は「りぼん」掲載の少女マンガだけあって、絵は白っぽいです。「説明になっていなぁい!」が主人公の口癖の変な居候物で、自己ツッコミ4コマ系ナンセンス?15分2本立てのせいか、テンポが良いです。○△
7.「クラスターエッジ」(火深夜)
OP「FLY HIGH」」(surface)語尾が巻き舌系男声ロック。ED「君という名の光」(Cluster's)TMN風曲調の若い男声コーラス。
内容:プロペラ飛空艇、甲冑剣士、の設定理由も不可解なまま男性キャラの山。背景が消えてキャラがくるくる回るのも謎。 CMがテニプリと光栄ものというわかりやすさのヤオイ枠。△×
8.「闘牌伝説 アカギ」(火深夜)
OP「何とかなれ」(古井戸)弾き語りブルース。ED「アカギ」(マキシマム・ザ・ホルモン)ミクスチャーロック
内容:異常な立体感の鼻アニメーションには笑いましたが、速いペースで原作を消化する展開と、ナレーション古谷徹、解説者役に小山力也や玄田哲章といった、説得力のある声キャストの力で、快勝ストーリーが堪能できました。 ○△
9.「ガンパレード・オーケストラ」(火深夜)
OP「Faze to love」(橋本みゆき)小室哲哉全盛期の女性打ち込み系。ED「ふたりが忘れない」(美郷あき)カラオケ全盛時バラード。
内容:ゲームは戦闘シミュレーション部に挫折してしまったゲーム「ガンパレード・マーチ」と同設定の怪獣退治学園もの。転校生がぼんくらチームを纏めるスポ根入った展開になりそうです。でも、ゲーム同様、死人が出て後味悪いのは嫌ですので。 ×。
2005.10.05
最近聴いた音楽
Aqua Timez「静かな恋の物語」
ミスチルを女々しくしたような歌声&ぼくはフラれたけれど、君は幸せになって、みたいな歌詞&冒頭の甘いピアノソロも…一貫した美学ではありますが、わたしの守備範囲からは外れております。
Paul Weller「As Is Now」
昨年夏のロック・オデッセイで健在ぶりを見せていた、元TheJam/Style CouncilのPaul Weller氏の新譜。
静かめのピアノ・バラードからザ・バンド風土臭いロックまでバラエティに富んだロック・アルバムですが、アコースティックギター&エレキをかき鳴らす「Come On / Let's Go」、ちょっとThe Who的ドラマチックな展開の「Shine On」、Dr.Feelgoodの1st風ソリッドなギターのブギ「From the Floorboards Up」辺りの元気なロックが、パンク出自らしい吐き出すようなシャウトに清潔感がある声に合っています。逆にピアノ・バラードだと滑らかさのない声がツライ局面も。
The Jam「Town Called Malice」、「Beat Surrender」
ホーン、キーボードが入って、スタカン的ソウル色を強まってくジャム末期の好きな曲も一緒に買い直し。悪意という名の街(って邦題がカッコイイ Town Called Malice)は「SNAP!」収録版より「The Gift (Remastered)」のほうが、試聴分の聴き比べだと音がクリアな気がしましたので、後者を選択。Beat Surrenderは(The Sound of the Jam)版。今のWeller氏と比べると吐き出し唾多めのシャウトながら、基本形は不変。
「A STORY OF LOVE フタコイ・オルタナティブ オリジナルサウンドトラック」
結局、第1話をみて感じていましたとおり、70年代風同棲ものの「このままでいいのか」と主人公が自問自答する暗さと、萌えアニメの人工的な明るさとが交差することのないままに終わってしまった感のある「フタコイ・オルタナティブ」のサントラ。なので、主人公が落ち込んでいる場面に使用限定といった風の、一本指で弾けそうな陰鬱ピアノソロ曲が延々と続きます。BGM製作段階から「双恋」支持層に喧嘩売るつもりだったってことなのでしょうか。
ま、目当てはBGMじゃなくて、eufoniusのED「ぼくらの時間」の2バージョン。前半で使用した、いかにもエンディングっぽいピアノ伴奏版「ぼくらの時間〜memory〜」(TV sizeとは別にボーナストラックで全長版を入れてくれているのは嬉しい。シングル買ってませんでしたので)も良いのですが、明るいアコースティックギターとストリングスの後期版「ぼくらの時間〜stick with me」が、どこか明るさのある地味な女子の歌い方が、特に気に入りました(放送分のワンコーラスだけなのですけど)。
2005.10.03
あまり真面目にみていないですけど、2005年10月期アニメ等第1話感想その1。
1.「超星艦隊セイザーX」(土朝)
OP「超星艦隊セイザーX」(高橋洋樹)は冒頭からX!X! 連呼の往年の主題歌風。ED「ジャンプだ!僕らのセイザーX」(同)は、BGVの体操が似合う軽快な曲。
内容:提供HONDAゆえか、自動車会社社長のご子息が戦う話。回想シーンでの子役のほうが達者な演技なのは、いかにも超星シリーズ。宇宙艦隊戦は嬉しかったですが、設定説明の第1話サービスでしょうか。△×
2.「韋駄天翔」(土朝)
OP「RED ZONE!!!」(ツバメスケッチ)作詞作曲森純太ということで、歌に少々ミスチルこぶし入ったビートパンク。ED「明日花」(ホイフェスタ)はエキセントリック奇声女子ロック。
内容:MTB題材のコロコロに連載していそうな技名絶叫、メガネ君は解説者なバトルもの。10勝しないと異世界脱出ができないって設定は、本気でやればシビアな話になりそうですが、たぶんないでしょう。 △×。
3.「格闘美神武龍」(土深夜)
OP「君の愛に包まれて痛い」(三枝夕夏 in DB)ビーイング女子風。ED「ORANGE★NIGHT」(愛内里菜)うるさいギターとミスマッチなカラオケ女子。
内容:青年誌らしい、容赦ない暴力と露骨な肌色描写の目立った、格闘義バトル物。ですが、設定説明のせりふばかりが多く、「エアマスター!」にはあった、アニメーションの魅力は皆無。 ×
4.「はっぴいセブン〜ざ・テレビまんが〜」(日深夜)
OP「あきらめないで」(LITTLE NON)声量のない萌え系女子。バックの音が薄いから打ち込みかと思ったらCMでバンドだったので驚き。ED「funny girl」(luce)は歌唱力自慢系女性スカ。英詩はアニソンでは珍しいです?
内容:SD化したコミカルなシーンが展開にメリハリを付ているとはいえ、美少女が魔法で戦う設定説明と女性キャラ10人出すと時間は終わってしまいます。△×
2005.10.02
マイクル・クライトン「人類が直面する最大の課題」は講演採録で、宗教的思いこみとメディア扇動にとらわれた環境保護運動、の批判。いいたいことが明確ではあります。G・ディヴィッド・ノードリィ「エリカの海」も同じ感じなので、「環境保護運動」特集のほうが表題として適切かも。ジュディス・モフィット「ベアーズ・ベイビー」は異星人が支配した地球で動物保護をする学者の話。謎解展開は読ませますけど、テロ希望落ちはあんまりな気も。シリーズ物らしいですから、落ちってことじゃなく、第1章完ってことなのでしょうか?
特集以外は時代遅れ感が濃厚に漂う作多し。町井登志夫「進島日本、民詠歌」は、小泉と亀井を戯画する政治ネタを扱う手付きがいかにも古臭い、賞味期限の短そうなナンセンスもの。草上仁「ユビキタス」は携帯を止めて話をしよう的キャンペーンの広告みたいな記号的展開のショートショート。深堀骨<乳首の長い女ブームに異議あり>は、TBCの広告をみて思いついたのでしょうか。けれど、今時、落ちもなく、頭のおかしな人の話って、特に珍しいものでもありませんし…
先月号収録分は、メタフィクション落ちかもしれないけれど雰囲気はあるなぁと思っていた高野史緒「白鳥の騎士」後編は、ルードヴィッヒ、ワグナーの固有名詞遊びに意味がないことを明示した雰囲気小説に堕してしまい、なんとも後味が悪かったです。読みやすくはありますが。「罪火大戦ジャン・ゴーレ」は主人公が傍観中な引きの回なのでイマイチ。