2006.01.29
2006.01.28
ヴォルケンリッター側パートの「今は遠き夜天の光」は、アニメ本編では、終盤になって登場した管理人格が、はやてと夢の中で既に出会っていたという話。魔法/プログラムのアナロジーという「マイクロチップの魔術師」的ベタな設定説明より、管理人格の優しさが前面に出ているエピソードで、対なのは戦でのクライング・フリーマン的な泣き顔にも自然に繋がっていく感じが良いです。
A’s最終話での、管理人格との別れに対する、はやての悲しみぶりは、知り合ったばかりなのにちょっと大仰だなぁ、と思ってましたが、壊れていく闇の書や騎士たちの立場をある程度理解しているとすると、その意味も違ってくる訳で。中盤に、この話があれば、最終話の感動もかなり増したとは思います。とはいえ、全13話で、この設定盛りだくさんな、この物語を消化するには、ただでさえ出番の少なかった主人公側の描写をさらに削ることになるから、難しいところでしょうけれど。
主人公パートのほうは、管理局という、魔法警察というか、正義の味方組織の機構説明ですが、そもそも魔法や多元宇宙の設定をぼかしてしまっているので、世界のイメージが広がるところまでは行かず。
2006.01.25
緻密な絵柄ながら、結局、凄く強い戦士同士の殴り合いというだけで、特に話が面白いわけではなかったです。ゾンビ雑魚キャラのスプラッタ描写も恐怖とかに繋がらず単なる描写ですし、スゴイだけOVAっぽい気が。若本規夫の訛ったような喋りのテンションを超えるものがなく。
解説・帯宣伝での菅野よう子は、少々意外な人選。アニメ化されるので音楽担当繋がり?解説では、送り手側の人だからでしょうか、本作内容とあまり関係無く、音楽とファンタジィ(を作ること)の話をしています。
2006.01.22
ホーンを中心に、バイオリン、ギターらが入った大人数インスト。誰それのパート、がはっきりしすぎているところに(わたしの苦手な)フリージャズ色を強く感じます。じゃがたら「君と踊りあかそう日の出を見るまで」版「タンゴ」のテンションを緩くしたような反復ファンクものの「渚の男」、気だるい女性ボーカルが入った「ひこーき」は印象に残りました。
2006.01.21
文明崩壊後未来で古代文明復活による破滅をエコロジー森存在が阻む、というナウシカ風のお話。
ナウシカの王蟲と違ってるのは、エコ存在には明確な人格があって、しかも彼らの行動が物語中で肯定されないところ。作中、自分たちの言うことを聞かないと世界が滅ぶ、と言って主人公たちはそれに従うのですが、それが正しいとも、彼らが真実を知りうる存在という説明も作中ではなされないので信憑性無し。
設定的にも王蟲みたいな大地精霊ではなく、暴走した生物実験の末裔という悪イメージだし、気持ちの悪いギョロ目&非人間的な金田朋子声なので、「プリンス・オブ・エジプト」みたく、自分らに都合の良いことを言って人間どもを騙しているような胡散臭さがあります。古代文明復活側は行動論理も否定されないままエコ存在に負けて退場しているので、植物生命が人類を支配している世界で、人類最後の抵抗を洗脳した奴隷に同士打ちさせて完勝、というバッドエンドな感じ。
中盤で少し描かれていた、主人公のお嫁さんになりたがっていた友達の妹とヒロインとの三角関係がうやむやになると同時に、十二国記風に植物が人間(風?生物)を生みはじめて、人間の結婚/生殖といったことが不要になっていくことが示されてて、バッドエンドとして一本筋が通っているような気がしたので納得。
2006.01.15 新宿シネマミラノにて鑑賞。
2006.01.17
夢枕獏「小角の城」
改行の連発がいかにもこの作者らしい文章の新連載。のっけから伊賀者VS妖僧のバトルで、快調な出だし。
小川一水「ハイフライト・マイスター」
引きこもりの宇宙飛行士、という設定は面白い。ラストで改心するのが気にくわないのはわたしの事情。
新城カズマ「月を買った御婦人」
スチームパンク宇宙開発史。落ちのない短編スチームパンクは雰囲気で終わってしまいます。
藤田雅矢「ダーフの島」
文化人類学味な設定をホラー落ちで手堅く纏めた感じ。
牧野修「純潔の地に、獣たれ童貞の徒よ」
シリーズ他作を読んでいないせいか、類型的オタク論肯定論小説にしか見えず。
連載田中啓文「罪火大戦ジャン・ゴーレ」
行軍中。そろそろダジャレの最中に人が死ぬ以外の展開も観たいところ。
スティーヴン・バクスター「痕跡」
ファーストコンタクトと人間原理ねたと心の問題の三題噺をオーソドックスに纏めただけだと、イーガン「ワンの絨毯」の捻りっぷりと比べてしまうと…
ブルース・スターリング「ルシフェラーゼ」
昆虫擬人化小説の形で、不可解な生殖衝動をとっつきやすく描く。SFならでは、といった感じ。
ジェイン・ヨーレン「マレーシアの人魚」
民話の「三つの道具の手助けによる逃避行」パターンを連想させる、展開で引きつけるロゥファンタジィ。
キース・ロバーツ「魔女」「湖畔の少女」
幼い魔女アニタを主人公とした2作。「湖畔の少女」は終盤の長い文章が陰鬱さを出している。
2006.01.15
名曲「ロマンチスト」はもちろんのこと、「STOP JAP」や「負け犬」といった、1stに収録された2分弱のハード・パンクの中から聞こえる、遠藤ミチロウの怨念に充ち満ちた声が持っている切迫感は、日本語の歌にわたしが最も求めていることを、久しぶりに思い出しました。素晴らしい。
ライブ盤ということで録音の問題もあり、大好きな「先天的労働者」で、ミチロウの声が聞こえない部分があるのは残念なところ。
2006.01.15
OP曲:「Angel addict」(しほの涼、小清水亜美、丸山美紀)古い感じのアイドル合唱曲
ED曲:「Girls in love?コイスルキモチ?」(長澤奈央)バックのワウワウギターっぽい音が印象的なアイドルバラード
内容:ホログラムが普及した近未来のアイドル業界を舞台にした青春もの。絵は綺麗ですが、声優のせいか、モノローグの多い元気系主人公が非常にウザく見えてしまいました。△×
11.「おろしたてミュージカル練馬大根ブラザース」(月深夜 テレ東)
OP曲:「マ・ジ・ヤ・バ」(松崎しげる、森久保祥太郎、松本彩乃)ブラス入りファンク。
ED曲:「ベリマッ!」(松崎しげる、森久保祥太郎、松本彩乃)オールディズ風。
内容:「ミトの大冒険」っぽい絵柄で、ミュージカル仕立てだとくだらないストーリーでも曲の力で楽しめてしまう。ただ、大丈夫?って気がしてしまう武富士ダンサーズねた以外はギャグは不発気味だし、日本語吹替版「Men in Black2」でも印象的だった玄田哲章みたいな歌力は毎回のゲスト敵役にあるのか、など1話だけスゴイ作品という疑惑が残る作風なので。△
12.「夜王?YAOH?」(金夜 TBS)
ED曲:「Mr.Traveling Man」(TOKIO)ジャニーズ合唱。
内容:松岡昌宏と戦う北村一輝というと、年末にやっていた「ゴジラFINAL WARS」なので、「次っ!」といいながら怪獣をダウンロードしていくチンピラ宇宙人のイメージがありますが、それはともかく。原作は、「女帝」における銀座クラブの代わりに歌舞伎町ホストクラブが舞台となった、まごころ接客を武器に裸一貫からのし上がるサクセスストーリーという、強引な展開が味わいの倉科遼原作のネオン劇画。ドラマ版は、新米ホストの一寸いい話で、原作の強引な展開故のカタルシス、がないのは残念。×
13.「かしまし〜ガール・ミーツ・ガール〜」(木深夜 テレ東)
ED曲:「恋するココロ」(eufonius)リズムボックス音が印象的な線の細い女性ボーカル
内容:あかほり原作、堀江由衣、田村ゆかりの「やまな娘。」ダブルヒロイン、という企画色の強い三角関係もの。ですが、主人公の失恋時いじけぶりは、ギャルゲーもの主人公にありがちな空気キャラ臭さがなくて、好感が持てました。あかほり作品に特有な珍妙ハイテンション脇役が鬱陶しくならない程度の活躍ぶりだと良いのですが。○△
14.「半分の月がのぼる空」(木深夜 WOWOW)
OP曲:「青い幸福」(nobuko)女子ネオアコ。
ED曲:「記憶のカケラ」(nobuko)バラード
内容:難病もの。ピアノソロ、月の下に立つ少女という記号的画面で謎/超常設定抜きのシリアス青春をされても陳腐に見えてしまう。第1話でツン→デレ化してしまうスピード展開も…記号的な印象を強めています。×
2006.01.13
最初の1時間、秘境までの旅編は、相変わらずの強引キャラなジャック・ブラック演じる映画製作者を中心として、多彩なキャラクターが魅力的に描かれていますが、その後の2時間で、メインキャラ以外は、結局殺されるか、悪人になるかの二択な展開なので、この部分の面白さは後につながっていきません。
次の1時間は、巨大生物から逃げるor逃げ損なって殺されるシーンをパニック映画的に延々と描きます。が、追っ掛けてくるコングへの恐怖より、裸足でジャングルを爆走していくヒロインの非人間的体力の方に驚いてしまいましたし、カメラ移動系の映像に耐性が無くなっている(年末BSフジでやってた「24」の再放送を一寸観たのですが、ズームの連発に1時間で気持ちが悪くなってしまいました。)っていうわたしの事情もあり、一寸辛かったです。ウルトラシリーズみたいに、遠くの安全地帯から戦いを傍観するような画面のが見やすくて好みなので、唯一そんな感じだった、コングVS恐竜軍団対決のシーンは良かったです。
最後の1時間は、残ったメインキャラによる一種の心中話なんですが、このパートは納得がいきませんでした。ヒロインは恐竜から守ってもらったと勘違いして惚れたのかもしれませんけれど、観客視点だとコングも恐竜も変わりなく取り合いをしてるようにしか思えませんし。一緒に踊っていた少年はともかく、脚本家がヒロインに惚れた理由もよくわかりません。
コング、ヒロイン、脚本家の三角関係映画で、おのおのがおのおのを好きになる理由が解りませんと、感情移入ができませんでした。コングをなぜか引きずりまわそうとし、結果ヒロインに合わせに行くだけの脚本家の行動も、コングにライバル意識を持っていた故の対決にも、同じ女を愛したが故の同胞意識に基づく解放にも取れて何を考えているのか解りません。終盤を盛り上げてビル登りシーンに繋ぐというメタな意図だけが鼻につきました。
ただ、それは、脚本がおかしいのではなく、なれそめ/フラグ立て的説明シーンが省略されているからな感じがします。前作三部作と同様、DVDスペシャル・エディションで補完するつもりで劇場公開版はスペクタクル・シーンを繋いだだけ疑惑といいますか。
ジャック・ブラックについても、カメラが壊れてフィルムがパァになるシーンから、悪人モードになる間に本当は、映画作成に挫折して絶望して暗黒化するシーンとかが有ったんじゃないでしょうか。そういうの無くラストで唐突に悟ったようなことを言われても作り手の代弁者にしか見えませんが。
2006.01.08新宿プラザにて鑑賞。
2006.01.12
ということで、英語で、というより、田村ゆかり声で、というのが売りな気がする、オタクねた朗読CD。Intervalとして入っている寸劇は、とらのあなが製作に絡んでいることもあるのでしょうか、「苺衣ラジ」を連想するような掛け合いのスピード感が良かったです。
わたしがコアなネタに疎いってだけなのかもしれませんが、エロゲ・コミケ・昔のゲーム(ドラクエとか)ばかりがネタにされています。今のアニメ・ゲームが、パロディ元として必要な、共通体験じゃなくなってるのかな、と思うと少し寂しい気も。
当時の軍人達の閉塞感がディストピアの閉塞感にリンクするような感じで、雰囲気は出ています。ですが、(文庫版は上下巻とはいえ、各250頁という薄めの分量のせいもあるけれど、)決起将校側が単にいい人っぽい描写に終始していたり、ろくに内面描写もされない主人公がラストで唐突にヒロイックな行動をしたりと、登場人物の行動原理が作品内の情報からは理解できず、ちょっとついてけない美学ノリを感じました。
乙一めあてに買ったアンソロジー「殺人鬼の放課後」で、短編「水晶の夜、翡翠の朝」を読んだときに感じた、萩尾望都フォロアーっぽい雰囲気小説の作者、という先入観を塗り替えるものは無かったです。
2006.01.09
1.「鍵姫物語永久アリス輪舞曲」(水曜深夜 TVK)
OP曲「Little Primrose」(kukui)高速リズムボックス+歌のおねぇさん。
ED曲「記憶薔薇園」(清水愛)同じ伊藤真澄作「空耳ケーキ」を連想させる旋律と、やたら多いバックの音数。
内容:美少女バトルゲームもの。倒すと相手が悶えて服が破れるサービス付。バトルだけでなく、謎ヨーロッパ風学園という日常も同じようにリアリティがないため、薄っぺらいです。ギャグというわけでもないですし。×。
2.「マジカノ」(木曜深夜 TVK)
OP曲「もっっと!」(野川さくら)オーソドックスな萌えソング。
ED曲「マジスキMAGIC」(クローバー)声優合唱。
内容:ハーレム設定ながら、駄目男を更正させる、という話の、デフォルメ顔描写の多いコメディ。キャラの掛け合いが多い割に30分でお話の基本形まで説明するテンポの速さが良かったです。○△
3.「Fate/Stay Night」(日曜深夜 TVK)
OP曲「disillusion」(タイナカサチ)歌い上げる女性ボーカルに速目のリズムボックス。
ED曲「あなたがいた森」(樹海)ロッカバラード。
内容:ゲーム版でも設定鑑賞モードが必要だったくらいに設定過剰なバトルゲームもの。第1話は主人公を取り巻く人々の紹介だけで終了。絵は動きに乏しいけれど綺麗ですし、小山力也の父親役とナレーション役の中田譲治が雰囲気を出していましたが、今後は…原作ゲームファンなので、○
4.「タクティカルロア」(土曜深夜 TVK)
OP曲「たったひとつだけ」(Yozuca*)歌い上げ女子ロック。
ED曲「モノクローム」(中原麻衣)弦入りスローバラード。
内容:艦隊ブリッジに美少女いっぱい、というジャンル。見どころが、凝った設定とCG軍艦か、女性の体をなめ回すような視線のサービスシーンか、見えないままですと、説明台詞の不自然さだけが印象に残ってしまいまます。×
5.「落語天女おゆい」(土曜深夜 TVK)
OP曲「サクラサク」(Little Non)萌え歌だがインスト部分で目立つドラムがバンド風。
ED曲 「花吹雪・恋吹雪」(鹿島ひろ美)演歌。
内容:江戸時代ネタのコミカル美少女戦隊ものといい、後藤沙緒里による人の言うこと聞かないキャラといい、強烈な既視感が。第1話ゲストだった、特別出演:桂歌丸以外の珍しさがあるのでしょうか。△×
6.「陰からマモル」(土曜深夜 テレ東)
OP曲「ミリオン・ラブ」(中原麻衣)キャラ作り声の萌え歌。
ED曲「rainy beat」(新谷良子・小島幸子・清水愛・古川絵里奈)声優輪唱
内容:正義の味方パロディ入りラブコメ。フォーマットを手堅くこなすだけで、頭弱い系ヒロインと昼行灯スーパーマンという、行動予測が付きすぎるキャラしか出てきませんと、引きがありません。×
7.「魔断戦記リュウケンオー」(日曜朝 テレ東)
OP曲「魔断戦記リュウケンオー」(きただにひろし)。擬音系主題歌。
ED曲「EVERYBODY GOES」(相川七瀬)ギターばりばりの女子ロック
内容:動物を助けた好青年が、変身能力を得るまで、という実写ヒーローもの第1話の定番。橋の向こうの巨大岩山やモンスターの後ろに仏像とか、マット絵的違和感のある絵作りは古くさいですが、大仰だが素人臭さはない町の人達の演技や、美人目多いヒロインは安心できます。△
8.「蘇る空」(日曜深夜 テレ東)
ED曲「エンブレム?名も無き英雄達へ?」(影山ヒロノブ)ピアノをバックにシャウトする男声バラード
ヘリ部隊を題材にした、新人隊員もの。リアル等身画面なのと、主人公の感情温度が低めなのがあいまって、第1話はひたすら地味。飛行機、ヘリCGは綺麗ですが、この地味な話だと普通に飛ぶだけだろうし。△
9.「ケータイ刑事 銭形雷」(日曜夜 BS-i)
OP曲曲名失念。(小出早織)ラテン入った弾き語り。
天候うんちく入り推理もの。間抜け役の国広富之はじめ「Trick」の上を行く安っぽさですけれど、設定説明の必要がある第1話でさえ、30分で謎解きと必殺技入りで娯楽性を確保しているのには、好感が持てます。△
2006.01.07
2006.01.06
2006.01.05
写真はさっそく紛失したデフォルトのスタイラスの代わりにNintendo DSのスタイラスを導入してみたところ。本体穴に径は合っているのですが、ちょっと長すぎます。どうせ、また無くす、と思い、普段は紐付き(写真水色のやつ)を使っています。
2006.01.01
両方とも、いかにもニューオーリンズ音楽風というか、女性ボーカル入り緩いジャズで、メロディもビートもはっきりしない音楽って、やはり苦手なのでした。「Just a Closer Walk With Thee」の後半では、開店セールのBGMっぽい陽気なホーンが入ってきますが、そうすると、落ち着いた歌声の印象があるアン・サリーの歌なんかは、伴奏の中に埋もれてしまっている感も。もう一曲のほう、「懐かしのニューオリンズ」冒頭では、細野晴臣の70年代ソロ時代風の眠たい声がアクセント的に入っています。
ピアノ&リズムボックスが淡々と鳴る中、女性囁き声(+男イエー系呟き)という、わたし好みのスタイル。ですが、ちょっとピアノの音の叙情性が過ぎる気がしてしまう。鈴入りのクリスマスソング?っぽいのので、わざと甘くしてるのかも。もう少しハードな曲があれば、期待できそう。
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