たぶん、日記

 

たぶん、日記

このページの概要

本ページは、映画をみたときの感想として、もっとも頻繁に使う言葉が、「つらかった。」、という、なぜ映画をみているのかが自分でもよく分からない、私(ogalin)による、アニメ、音楽などの感想日記です。別に、辛口とか批評性とかを意図して「つらい」「つらい」と書いているわけではなく、普通にみての感想が「つらい」、ということなので、映画をみることが大してつらくない、という読者のかたは、「つらくありません。」→「素晴らしい!」、「つらかったです。でも、現代的なのでしょうか…」→「普通。」、「あまりにも、つら過ぎます。」→「つまらなかった。」と、読み替えていただけますと、だいたいチューニングが合うのではないでしょうか、と、ogalinは考えています。

2009年7月の日記

 

2009.07.09

マイケル・シェイボン「ユダヤ警官同盟(上)、(下)」 (新潮文庫)

もしもボイルド
ユダヤ人が(ネィティブ・アメリカンっぽく?)居住区に押し込められて暮らしてる、っていう架空世界のお話。閉塞感ある描写の所為もあって、厳しい戒律のユダヤ教コミュニティに、愛憎入り交った思いを持つ主人公ってのは「珈琲相場師」を連想。

 

 

ロバート・ジョンソンの歌に共感するのを、「黒人のユダヤ人」(上巻302〜305頁)と評したりする、現実を外挿した(?)架空世界の差別描写が、本作の独自性でしょうか(プロフェッサー・グリフは、どう思うだろう、という気もしますが)。

 

 

ただ、そんな架空世界の設定は、背景以上のものではなく。

 

 

話自体は、ヤサグレつつも、巨悪と、その手先のギャング達に立ち向かう、(ケータイとか、無いっぽい時代の)古風なハードボイルド。キャラも、元妻ビーナが、有能な上司で、主人公のことを今でも想っていて、窮地の時は庇ってくれて、美尻で、主人公の決断時に背中を押してくれる、という都合の良過ぎる(ライトノベル界でいうところの)メイドさんのような、古風なヒロイン像でした。

 

 

話・キャラが古風な分だけ、破綻無く纏まっているのですが、反面、架空世界を使って、「もしもボイルド」にする意味もない気が…

 

2009.07.05

「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」/「青い花」/「NEEDLESS」/「大正野球娘」/「化物語」/「CANAAN」/「大YAMATO零」/「エレメントハンター」/「うみねこのなく頃に」の第1話感想

前2シリーズを見ていた「懺・さよなら絶望先生」(3期)は継続。
2009年7月期アニメ等第1話感想その1。

 

 

1.「うみものがたり〜あなたがいてくれたコト〜」(TBS 金曜深夜)△×

 

ギャンブル原作+癒し系、を邪推せずに見るのは難しく。「スケッチブック」的和風まったりと、SD人魚キャラのギャグ、挿入歌の奄美風味、今時少女的ヤサグレ。等色々な要素が混在していて、よく解らず。OPの海映像は綺麗。

 

 

2.「青い花」(フジ 水曜深夜)△

 

女子友情もの。フジ深夜枠らしい綺麗な水彩風背景と、脇役も女性ばかりの脱臭ぶりで、「繊細な気分」は有り。百合ジャンルに、現状維持以上のハッピーエンドは無いから、第1話が幸せ最高値で、先辛気臭くなる不安が。

 

 

3.「NEEDLESS」(Tokyo-MX 日曜夜)×

 

世紀末超人バトル。ひしゃげた絵柄とエンディングの文脈無視エロ画像サービスが、ひたすら80年代の美少女アニメ的安っぽさ。

 

 

4.「大正野球娘」(TBS木曜深夜)△×

 

女子部活もの。劇中歌(東京節)とかの、レトロ描写は良かったけれど、野球面の薄さを美少女で誤魔化す方向に進みそうな不安が。

 

 

5.「化物語」(Tokyo-MX 金曜夜)△

 

幾何学模様とエフェクト多用で、話が無い新房監督作品。にしては、学園+妖怪退治ものという、フォーマットの手堅さ故に、見やすく。

 

 

6.「CANAAN」(Tokyo-MX 土曜夜)△

 

上海舞台のガンアクション。謎キャラクタ多すぎの割に見やすいのは、強さと優しさで、主人公を魅力的に見せる意図が明確だから?

 

 

7.「大YAMATO零」(WOWOW 日曜夜)△×

 

宇宙戦艦。動きが処理落ちしているようなCG、説明台詞の嵐。無人戦闘機の操作をテロップで説明するのはあんまりな気が?スケールの大きいBGMは良。

 

 

8.「エレメントハンター」(NHK教育 土曜夜)△×

 

科学の学習マンガSF。設定の強引さを説明しなかった分だけ、テンポ良く。エンディングの元素数え歌の歌詞に笑い。

 

 

9.「うみねこのなく頃に」(TVK 土曜深夜)△

 

孤島の館ものゴシック。キャラの奇人変人振りが、いかにも伝奇。ミステリ的辻褄合わせなくても良いホラーなら、ハッタリ勝負ありか。

 

 

 

 

前期の視聴完走は、「戦国BASARA」、「けいおん!」、「アスラクライン」、「宇宙を駆ける少女」。視聴継続中は、「侍戦隊シンケンジャー」、「フレッシュプリキュア!」、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」、「GUIN SAGA - グイン・サーガ」、「涼宮ハルヒの憂鬱」の新作回(気に入ってる順)。

 

2009.07.04

諸星大二郎「西遊妖猿伝 西域篇 1」(モーニングKC)

続き
16巻(潮出版社版。再読しようとしたら「第2部河西回廊編完結!!」の帯が残っていました)の続き。

 

 

続けて本作を読むと、絵は、毛筆画っぽい感じから漫画絵化した感じ。お話のほうは、主人公の、理不尽な乱暴者だが、当人の中では筋が通ってるところは、諸星作品のキャラらしいです。孫悟空キャラによくいる単に強い奴or無垢な子供タイプとは、違った存在感があります。

 

 

それにしても、沙悟浄の正体も意外でしたが、無支奇/大聖様の説明を「数奇な運命」(73頁)と一言で片付けて、話を進める講釈士には驚き。

 

2009.07.03

ソニック・ユース「ジ・エターナル」

相変わらず
21作目。

 

 

荒れた音が聴きたくて、「デイドリーム・ネイション」kashmirのじゃないほう)や「グー」以来、久し振りに購入しましたが、往時と印象は変わらず。キム・ゴードンのささくれ立った声と、澱んだディストーションと弦っぽさとが共存するギターの音色が特徴的な、アングラロック。

 

 

本作中では、絶叫を抑えた歌が聴き易い「マリブ・ガス・ステーション」や、中盤のギターディストーション大会が楽しい「アンテナ」が良。リズムがゆっくり且つ起伏が無いので、通して聴くと眠くなる面もありますが、ノイズ〜ロック系ジャンルの水準(わたしの中での70点)を再確認できる作品でした。