たぶん、日記

 

たぶん、日記

このページの概要

本ページは、映画をみたときの感想として、もっとも頻繁に使う言葉が、「つらかった。」、という、なぜ映画をみているのかが自分でもよく分からない、私(ogalin)による、アニメ、音楽などの感想日記です。別に、辛口とか批評性とかを意図して「つらい」「つらい」と書いているわけではなく、普通にみての感想が「つらい」、ということなので、映画をみることが大してつらくない、という読者のかたは、「つらくありません。」→「素晴らしい!」、「つらかったです。でも、現代的なのでしょうか…」→「普通。」、「あまりにも、つら過ぎます。」→「つまらなかった。」と、読み替えていただけますと、だいたいチューニングが合うのではないでしょうか、と、ogalinは考えています。

2009年11月の日記

 

2009.11.04

映画「フレッシュプリキュア!おもちゃの国は秘密がいっぱい!?」

主人公中心にメリハリ有
TV版でも、パラレルワールドに言及したり、無限をスーパーの袋詰め放題サービスで説明したり、と設定志向/オタ向けな美少女バトル物アニメフレッシュプリキュア!。雨の中殴り合って仲間になるキュアパッションのエピソード以来気に入りっていることもあり、初単独映画版を観ることに。

 

 

エンディングで踊り指示が出る、イベント的な映画で、変身や必殺技(バンク?書き直し?)シーン入りの、1時間15分に、世界設定、敵、劇場版新コスチュームお披露目まで加わる盛り沢山な展開。ですが、主人公ピーチ/桃園ラブだけが物語に関わり、他メンバーはサイコロバトルのシーンでお当番があるだけ、という、メリハリ有る造りにしているので、パワーアップ劇場版にありがちな、色々やり過ぎて駆け足になる愚から、うまく逃れています。

 

 

バトル自体は、ロボットのおもちゃがらみで、板野サーカスがあったのと、先日観た作品と同様、胡散臭い敵側キャラの銀河万丈には、思わず笑いました。が、最後の敵が雲霞のような集合体CGで、VS劇場版の天使羽コスチュームとの戦いなのは、細田守監督のモチーフと思ってた(「ぼくらのウォーゲーム!」「ワンピース」「サマーウォーズ」と、集合体な敵と戦ってたので)ので、ちょっと意外でした。とはいえ、単に、「無数」の何かが、最強の表現として、今時の納得感を得易いモチーフなのかも、と納得。

 

 

本筋は、勝って解決の明快バトルでなく、敵の悲しい過去話。それも、トイ・ストーリー2を思い起こすような、捨てられた玩具の悲哀なので、中盤は重苦しげ(本来の視聴者層=幼児には、当事者意識を持てない話な気が…)。ただ、ラストで救いがありますし、それも、外付け奇跡の力だけでなく、主人公の努力により得た救いなので、後味は非常に良く。

 

 

2009.10.31 ワーナーマイカル新百合ヶ丘にて鑑賞。

 

2009.11.03

映画「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」

夢の残骸、ではありますが…
開催予定だった英国コンサートの記録映像。

 

 

ダンサー・オーディションや、コンサート内で使用する映像(スリラー3Dとか)の紹介もありますが、中心は、ライブ自体のリハーサル。

 

 

記録映像(と、冒頭にテロップが出ます。法螺かもしれませんが。)のことですが、ぶつ切りの舞台裏を、ぶつ切りで出すDVD映像特典レベルだったら、2時間は辛いですね、と思っていましたが、ちゃんと、ラジオ・エディット・バージョン程度には、曲として纏まり有りますので、問題無し。もっとも、ライブ用アレンジやブレイクの長さを決めたりする初期段階の映像も多いですので、歌は一部飛ばしたり、絶唱も無い、本人曰く「ウォームアップ」。7月にBS-Hiで放送した、「マイケル・ジャクソン 〜デビュー30周年コンサート」で見せたような気迫が無いのは、いかにもリハーサルといったところ。

 

 

開催しなかったコンサートという夢の残骸、ではあります。が…、本作中の曲では、ソロ曲より、巨大なジャクソン5ロゴをバックに、腕をくるくる回しながら歌う「I Wan't You Back - 帰ってほしいの」が、一番好きなわたしにさえも、本作使用曲入りソロ・ベスト盤「THIS IS IT」を買わせてしまうぐらいの迫力は、当然ありました。

 

 

2009.10.31 ワーナーマイカル新百合ヶ丘にて鑑賞。

 

2009.11.02

ジミー・テナー&トニー・アレン「INSPIRATION INFORMATION 4」

トニーのリズム健在+α
異種格闘技戦的な組み合わせ(レゲエのスライ&ロビー+ハウスの人、とか有った筈。)のINSPIRATION INFORMATIONシリーズの1作。

 

 

トニー・アレンは、スタタン、スタタンという音を響かせる、いつもの手数の多いドラム。その上に、効果音っぽく、色々な楽器の音が乗る、という構成で、テクノ〜環境音楽系の人が、トニーを使った感じで、ダブ入りだったトニー「N.E.P.A.」を連想。

 

 

ファンク味が無いですが、「ラゴス・シェイク」と違って、トニーのリズムを破壊することなく、音を載せていますので、ドラムの魅力は健在なのが良いです。クレジットにあるMini-Koto(確かに琴の音)や、フィフス・ディメンション的無人格なコーラスとか、色々な物が、雑然と並ぶ音像の中を、ポリリズミックなドラムの音が響いていく、ラストの大作「Three Continents」が、聴き易さで、印象に残りました。

 

2009.11.01

伊坂幸太郎「陽気なギャングの日常と襲撃」 (祥伝社文庫)

面白いけれど閉塞感
「陽気なギャングが地球を回す」のキャラが登場する短編集。

 

 

まめに伏線回収するコン・ゲームものですが、ここまで、偶然と行動原理目茶苦茶な変人を連発しますと、何が起こっても驚けず。台詞の掛け合いもスムーズで読ませるのですが、スムーズ過ぎて、まるで、各キャラ同じOperatingSystem上で動いているような/小説ではなくて、キャラという小説手法を使った(ライトノベル後書き的)フリートークを読んでいるような感じが否めず。メタな言及(318頁)もあって、ちょっと、アニメ「生徒会の一存」の閉塞感(面白くはあるのですが)を連想してしまいました。