『リロ&スティッチ』



20030309渋東シネタワー
映画へのコメントとはいえ、自分の個人的な話を入れて書き手のキャラクターを出した方が良いのではないか、と言われたのでそのスタイルを実験してみます。

かつて、ロッキンオン信者で前半自分語り音楽評論を死ぬほど読んでたので、自分語り系は好きですが。

私は、子供のころ歯科矯正(最近またアメリカ映画でしか見ないものになった気がしますね)にいっておりまして、マックに行くと必ずフィレオフィッシュを食い、ホワイトソースを歯科矯正の帰りごとに食べるのが最大の楽しみだったのですが、駿台生になって、つまり浪人して、何かの折りで(多分値引き特典か何かがあったのだと思う)ビックマックを食って「世の中にはこんなおいしいものがあったのか」とそれまでの人生を惜しんだ数少ない瞬間。
私はタイムマシンで過去に戻ってもこの人生になる自信がかなりある奴ですが、子供のころからビッグマックを食うべきでした。
浪人中の一年間で多分100個以上、食べたと思います、ビックマック。

んで、こないだ3年ぐらいぶりにビックマック食ったんですが、やはりうまい。
宇宙最高の味ですね。
ビッグマックに出会って永いですが、いまだにこれよりうまいものを食べたことがありません。

何が言いたいかというと、「うまいものは何度食っても、うまい。
飽きるのはまずいから。」という真理です。

さて、この映画、脱走した愛を知らない獣と少女との心の触れ合いを描いたファンタジーって何回あったっけ。これまで。
また、それ、です。
大好きです。
「早くも本年度ベストワンの呼び声」バイOGARINです。ビックマックが宇宙最高という人の言うことですが

最後は捕まえに来た軍人(AKA悪い奴)を倒し、権力者(銀河連邦、おお、エスエフだ)にも認められて、めでたしめでたし、という反骨精神にあふれる方にはとてもお勧めできない保守系ファンタジー。
出会い、反目、和解、ピンチ、大団円まで入って86分の映画ですが、2時間以上には出来ないようなシンプル/安直さです。

とはいっても、本作ならではの新趣向も、あまり意味はないですが、一応あります。

一つはハワイ。
英語の通じるエキゾチズムとして手頃なのか。つり目=美人のアメリカ方程式が使いたいのか、2時間サスペンスの京都ものなみにハワイってます。
もう一つは外見でアメリカを感じさせない主人公をフォローするためなのか、エルヴィス・プレスリーです。愛を知らない獣を改心させるべくプレスリーを教えます。幼稚園児が。
なにかが間違ってるような気もしますが野原しんのすけみたいな幼稚園児もいることですし。
幼稚園児を侮ってはなりません。

ナカータの出てくるCFのテクノミックスがらみで去年またベストが出たりして、エルヴィスいいリバイバルぐあいなのか。私もサントラ買ってしまいました。2種類。両方エルヴィス入りです。そっちのレビューはhttp://member.nifty.ne.jp/ogarin/にいずれ。映画の中では、ハワイアンの温さに、良い刺激になってます。リロ/スティッチ、自然/科学、ハワイアン/ロックンロールの対比というような言い方もできなくはないですが、言っている自分がバカみたいなのでしません。子供、いや、ディズニーランド気分になって観るべき。
PGランクだが。
「MILD SCIーFI ACTION」だってさ。

相変わらず吹替版観たんですが、スティッチ声優は山寺宏一。安心のブランドです。
しかし、たくさんしゃべる奴は全部山ちゃん、で良いのでしょうか。
エディ・マーフィとマイク・マイヤーズが共演したときに両方やる訳にもいかず、かたっぽを下手くそなコメディアンが演じた「シュレック吹替版」のような災厄が再び起きるような気がしてなりません。


(小)