読書録 1999.01
1999年 1月 2月 3月 4月

『ナンギやけれど……わたしの震災記』田辺聖子(集英社文庫・1999)ISBN4-08-747006-7
『上野万梨子のオーブン料理』上野万梨子 写真 長嶺輝明 レスパース編(文化出版局・1998)ISBN4-579-20650-9
写真のオーブンはたぶんデロンギ社の小型の方だ。あれむちゃくちゃ可愛いんだけど、実物を近くで見ると金属処理や蝶番なんかが、日本のと比べて実にちゃっちいのよね。イタリアものはバイクもオーブンも一緒ね。目的の機能以外は思いっきり手抜き。まあ、それはともかく、オーブンレンジを買いながらもつい解凍や温め直しばっかりになって、ちゃんと調理器具として使いこなしていない現実を指摘された感じ。でもうちオーブン機能使うときはエアコン止めないとブレーカ落ちちゃうのよね。(1999.02.10)
『高森共子のあみぐるみ』高森共子 撮影 長嶺輝明(飛鳥新社・1998)ISBN4-87031-341-3
あみぐるみの作り方の本ではなくて、写真集です。作者もあみぐるみ持って登場します。愛くるしいあみぐるみのかずかず。長嶺さんの写真もまた表情を捉えていて憎い。巻末に、自分の映画で高森さんのあみぐるみを重要な小道具に用いた竹中直人、あみぐるみがマイブームの内田春菊などのコメントあり。あたしも、小さい頃母親が編んでくれた子犬のあみぐるみが懐かしく、思わず毛糸を買い込んでしまいました。が。まだ編み始めてないんだよー。こういう手仕事って時間の余裕もさることながら、心の余裕がないとだめね。取りあえず。(1999.02.10)
『トンデモ本の世界』と学会:編(宝島社文庫・1999)ISBN4-7966-1467-2
こんな有名な本いまさらながらという感じですが。すいません、竹内久美子の『小さな悪魔の背中の窪み』ってやっぱトンデモ本だったんすね。おかしいなあと思いつつまともに書評してしまいました。あれを笑って読めないあたしはトンデモ本を読む資格ないのかも。しっかし、この世には本当にとんでもない本が多数存在するのであるな。それ以上に、それらが広く読まれているというのはひじょーに怖い話ではあります。ちょうどこの本を読んでいたとき、『探偵!ナイトスクープ』(東京では2日遅れの昼間に放送。どこがナイトじゃ)に、道徳の先生になりたいという若者が登場し、そいつを見ていたら「なるほどわかった。こういう奴がトンデモ本書くんだ」という気が強くいたしました。真面目で、意欲ばっかりめったやたらにあって、実力は全くないのにオノレを知らないっていうやつ。(1999.01.31)
『賢者の誘惑』呉智英(双葉文庫・1998)ISBN4-575-71127-6
東京都立松沢大学でいきなり受けてしまった。相変わらずむちゃくちゃゆってんなこの人は。内容的にはあまり新味がありません。「シンボーズ・オフィスへようこそ」の座談会なんて、飲み食いしたくてでっちあげた企画ってのがあんまりモロだし。まあ、だから面白いわけなんだけど。内田春菊との対談がよかったっす。(1999.01.30)
一部の人には正しくほとんどの人には正しくない生き方』ひさうちみちお(講談社+α文庫・1998)ISBN4-06-256246-4
『パースペクティブ・キッド』の衝撃は未だにあたしの中にくっきりと存在し、そういやあの頃は恥ずかしげもなくはっきりマネして描いてました。あれから20年(も経ったか)、ひさうち巨匠の才能はとどまるところを知らないかのようっす。もうまねできないっす。終幕の『正しいご臨終』が好き。(1999.01.30)
『天皇になろうとした将軍』井沢元彦(小学館文庫・1998)ISBN4-09-402301-1
『GEN「源氏物語」秘録』井沢元彦(角川文庫・1998)ISBN4-04-166210-9
『四十七人目の浪士』池宮彰一郎(新潮文庫・1994)ISBN4-10-140813-0
『四十七人の刺客』池宮彰一郎(新潮文庫・1992)ISBN4-10-140811-4
大河ドラマの流行りに乗じたわけでもないでしょうが、正月に実家に転がっていたのでヒマにあかせて読み始め、正月休み中に読み終わらなかったので、東京に帰ってからあらためて買ってしまいましたよ。大石内蔵助と吉良・上杉一門が、赤穂藩廃絶から討ち入りまで、知力を尽くしたあの手この手を繰り広げる様が、まるで将棋の大勝負を見るかのように描き出されていて最後まで飽きさせない。(1999.01.30)
『鳥頭対談』群ようこ・西原理恵子(朝日新聞社・1998)ISBN4-02-257304-X
こ、この人たちわ。西原はむちゃくちゃだけど、群ようこってもうちょっとふつーの人(ふつー?ふつーって、なに?)だと思っていたわ。西原の毒を吹き込まれたかい。まあ群ようこがふつーってのは異論もあろうけれど。でも二人とも母親に苦労させられてるのがおかしい。こんなむちゃな人らも母親って弱みなんだね。いやこのコスプレ写真だけでもみもの。(1999.01.30)
『大事故の予兆をさぐる』宮城雅子(講談社ブルーバックス・1998)ISBN4-06-257209-5


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