観戦ポイントを2コーナーS字寄りに移す。しかし鈴鹿は広く人生は短い。移動している間にもう始まってしまっている。タコヤキやヤキソバを買い込みつつ、ずりずりと移動。この場所は全く実況アナウンスが届かない。目の前にスピーカが立っているがただの屍のようだ。したがってどれくらいで走っていたのか、タイムも順位も後で知ったことだ。複合コーナーでかなり回り込むので、いろんな角度のバイクが見えるから面白い。
250ccはなんといっても昨年の125ccチャンピオンのロッシ、元ヤマハのエース原田、そしてカピロッシというアプリリア勢に対し、昨年の鈴鹿のウィナー加藤大治郎、中野真矢、松戸といった全日本勢がどう対抗していくか、それに宇川、ジャックという無茶な(笑)速さを持った連中がどう絡むか、だと思ったんだけど。ああ、それなのに、アプリリアが元気がない。何かマシンに問題があるのか?原田なんか予選1日目も2日目もマシンが壊れてしまってろくに走っていないそうだ。あと、今年テクスポ、社名変更してTSRだっけ、から出ている治親もいまいちエンジンがぼぼぼぼ嫌な音を出し、のびのびした走りをしていなかった。
それに引き換えワイルドライダーたちの元気なこと。NSR250は今年全面変更していてテストでもトラブルが多かったと伝えられてたけど、大ちゃんなんか誰よりも元気にぐるんぐるん。ヤマハの真矢ちゃんも負けずに追いかけている。これは既に全日本の争いである。
「ドーン」とすごい音。見ると1台S字手前でセイフティーバリアに突っ込んでいる。イタリアのなんとかいう選手が、なぜあんなところでと首をかしげるが、まあコースアウトしてしまったんだね。予選は赤旗中断。セーフティカーを目の前で見ることができた。初めての鈴鹿は盛りだくさんだ。20分ほどで予選は再開したが、原田はもう走るのをやめてしまった。
結果、加藤大治郎、宇川、ジャック、中野がフロントロー。全日本プライベータトップ、チームオーナーのコンパイルが和議を申請という事態になったため出場が危ぶまれていたが、ヤマハがサポートして今回走れることになった松戸5番手。アプリリア勢は最後までぱっとせず、カピちゃんは6番、ろっしふみが7番、原田せんせなんか9番手だって。
さすがに日が翳ると海風が肌に冷たい。明日への期待にわくわくしつつ、名古屋のホテルに帰った。