【Miniで行く】英国カントリードライブ

第1話 Miniで英国を走るという夢

ストーンヘンジからバースに至る道

 が初めて英国を訪れたのは,今から5年前の晩秋のことでした。そのときはロンドンに5日間滞在する中の1日だけ,郊外に出かけることになりました。ロンドンも街並みはきれいですが,それよりも英国の醍醐味は,やはりカントリーサイドにあるのではないかと当時も思っていたからです。そしてそのとき,カントリーサイドへの足にと考えたのがレンタカーでした。観光オプションのバスツアーでゾロゾロ移動するのもいやだし,列車では行動範囲が限られてしまう。それより何より,英国人の本当の,普段の生活が見たい。そういうわけで,レンタカーでの自由気ままでディープなカントリードライブが一番だと思ったからです。

 しかし,当時も今も,日本で予約のきくレンタカー会社は限られていました。ましてや,車の車種などは望むべきもありません。とりあえず,大手の某レンタカー会社に出発前に日本で予約を入れておいてから,現地で借りることになりました。そのとき,僕は密かにレンタカーはMiniがいいなと思っていました。当時はまだMiniには乗ったこともなく,特段愛着などはあるはずもありません。なぜ英国ならMiniだと思ったのかは確たることは言えません。ただ何となくそう思ったと言った方が正解かもしれません。英国の車はMiniというイメージが自分には強くあったからだったのではないかとは,今にしては思います。

 そして実際,英国でレンタルすることになったのは,現実的に英国の国民車であるフォード(現地生産車)でした。これにはちょっぴりがっかりでしたが,現実的にレンタカーに故障の多いと言われるMiniが出てくるはずはないなとも思っていました。そして,英国を車で走ってみて,カントリーサイドの景観美に感銘を覚えると同時に,そのとき以来,いつかは英国車Miniで英国を走ってみたいという漠然とした願いが強くなっていったのです。

僕のMini君です

 その後,どうこうしているうちに僕のマイカーはMiniになっていました。最初は好みの車ではなかったのにもかかわらず,実際はその逆であったようにも記憶しています。ただ,当時の僕のライルスタイルには,Miniのようなパーソナルユースのタウンビークルが似合っていたし,それよりもコストパフォーマンスに見合っていたというのが本当のところでしょうか。
 そして,Miniオーナーになってからというもの,その走りの楽しさに,また自分でいじくれる満足感に,どんどんMiniという車が好きになっていました。また,それと同時に,このMiniで英国を走ってみたいという夢もますます募っていったのです。

 そのような中,とある日,Mini関係のホームページをのぞいていると,偶然にもMiniがレンタルできるという情報を見つけてしまいました。それ以来,チャンスさえあれば,Miniで英国を走ってみようと思っていたところに,ちょうど,英国に行く機会に恵まれ,今回,1998年秋,Miniで英国カントリーサイドを走ることになったのです。

 これが,僕のMiniで英国を走ることとなったわけです。とにかく,前置きはこのぐらいにして,僕とMiniと,そしてナビゲーター役の妻との英国の旅,「【Miniで行く】英国カントリードライブ」全9話をシリーズで紹介していきたいと思います。

 どうぞ,お楽しみください。

コッツウォルズの小さな村・ロワー・スローターにて


 次回は,ロンドンからMiniのレンタル会社,ジョン・クーパー・ガレージ(John Cooper Garages)のある英国南海岸の街・ワーシング(Worthing)までの列車の旅をお送りいたします。

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