【英国とぴっく】D

イングリッシュ・ブレックファスト

ロイヤルクレセントホテルの部屋朝食
(前日に希望の時間,料理のメモをドアノブに掛けておきます)

 「イギリスに行ってうまいものを食べたかったら,朝食を3度食べなさい。」 これは,それだけ,イギリスでは,おいしい料理が少ないということを言っている(それでも,場所と値段をに十分考慮すれば,それなりにおいしいものは見つけられます。)と同時に,朝食のすばらしさも指しているのでしょう。しかし,「英国人の食事は,100年前から変わっていない」とも言われるように,あまり美食に関して敏感でないのと,それだけ完成されたスタイルでもあるのかなあと思います。

イギリスの朝食スタイル

 イギリスの朝食のスタイルが完成したのは,19世紀後半,ビクトリア時代の英国文化と,その多くは植民地経営から得た富の結晶とでも言っても過言ではないでしょう。メニューの中身は,どれも当時の植民地から送られたものや,その経営に当たって得られた富の象徴とも言えるものばかりです。
 それでは,イングリッシュ・ブレックファストのメニューを食べる順番にしたがって,のぞいてみましょう。

・紅茶
……もちろんミルクティ。これがなくてはイングリッシュ・ブレックファストは語れません。ポットでいれたものに,たっぷりのミルクを注ぎます。茶葉はインド,中国から。お砂糖も当時としては高級品でした。

・スターター
……食事の最初にとるもの。多くの場合,オレンジジュース。グレープフルーツジュースの場合もありますが,どれも当時は植民地からでしか得られないものでした。よって,イギリスでよくとれるリンゴのジュースは出ないです。ホットディッシュまでのつなぎにシリアル(コーンフレーク系)をとるときもあります。

・ホットディッシュ
……火を使った料理です。その中身もほとんど決まっていて,卵料理,ウィンナー,マッシュルームのバターソテー,焼きトマト,サバの燻製焼きなどです。

・ブレッド
……パンのこと。いわゆる日本で見られるイギリスパンというものは特にありません。フランスにフランスパンというパンがないのと同じですね。(普通はバタールとかパリジャンと呼ばれます。)伝統的なのが,薄くスライスした食パンをカリカリに焼いて,バターやオレンジマーマレードをたっぷり塗って食べるのが英国流。

・デザート
……フルーツやヨーグルト,チーズなど。

 以上のようなものです。

 イギリスの朝食は日本人でも十分楽しめるものです。特に僕たちは,自宅でもこのスタイルなので,まったく違和感はありませんでした。もっとも,脂ぎっているウィンナーには,ちょっとひいてしまいましたが。

昨夜のレストランから朝食を運んでました

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