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「水曜どうでしょう」ってのは、まあ簡単に言えば、北海道でのみ放送されているバラエティ番組のことです。
しかし、この番組の人気は北海道内のみにとどまらず日本全国に及んでおり、今や「史上最強のローカルバラエティ番組」と呼ばれています。
それじゃ、どんな番組なのか、順を追って説明しましょう。
「水曜どうでしょう」という番組が始まったのは1996年10月のこと。北海道テレビ放送(HTB)の深夜番組として、ひっそりと、本当にひっそりと始まったのです。出演者は北海道外に全くといっていいほど知られていない、地元のローカルタレント2名。それとHTB社員であるディレクター2名の計4名によって作り出されたこの番組、撮影は何と家庭用デジタルビデオカメラ。手ぶれやピンぼけ、挙げ句の果てには音割れが生じる事もあるなど、全くもってローカル番組の極みともいえるような作り方がされていました。
記念すべき第1回目の企画は、東京へ、アン・ルイスの取材に訪れた4人組が、札幌への帰り道をサイコロに託そう!という「サイコロの旅」(本題は別ですが、長いので略)。札幌に直帰できず九州や四国を廻って帰ることになったローカルタレント陣の運の無さやボヤキが見どころという、それはそれはマニアックな番組内容でした。しかし、この後「ローカル旅バラエティ」という位置づけがされたこの番組、「無謀・無計画な旅」がメインとなり、シリーズ化された「サイコロの旅」や、「ヨーロッパ21カ国・7日間の旅」とか、「北海道212市町村カントリーサインの旅・3日間」などというハードかつ目標達成不可能な旅の中で、出演者のやりとりやボヤキ、だまされっぷり、日が経つにつれてやつれていく様など?が人気を博し、次第にHTBの人気番組として成長していきます。この人気はインターネットの普及などによって、いよいよ北海道外にも知られるところとなります。また、番組を再編集した「どうでしょうリターンズ」が北海道外のテレビ朝日系列の地方局や首都圏のUHF局で放送が開始され、全国的な人気番組となったのです。
しかし、2002年9月、「原付ベトナム縦断1800キロ」を最後に、番組の一旦終結を宣言。ただしこれは、今までの放送分をDVD化するという作業に着手するためであり、今後も折を見て新作を作っていくとのことで、番組自体が終わったわけではないのです。
そして、DVD第1弾として作られた「原付ベトナム縦断1800キロ」はローソンで全国発売され、何と48000枚(初回制作分)も売れ、発売週のオリコンDVDランキング5位にランクイン、第2弾は初登場2位という快挙を成し遂げます。
今後は、何と10年間かかる計画というDVD全集の発売や、不定期的な新作の放送など、人気は衰える気配がありません。
まあ、つたない文章で、「水曜どうでしょう」の魅力を全くお伝えできませんので、「どうでしょうリターンズ」が見られる地域の方は、ぜひ一度、そちらを見て頂きたい。また、DVDも年3回ペースで発売されるようなので、ローソンでお確かめください(予約期間中は何と、ポスターが店内に掲示されます!)。また、公式HPもぜひ見てみてください。
出演する人々。
主に出演するのは、前記のとおり、北海道ローカルタレント2名とHTB社員2名の合計4名。どんな方々なのか、簡単に記しておきます。
なお、権利上の理由により、ここには写真等は一切掲載できませんので、「水曜どうでしょう」公式HPから見てください。
鈴井 貴之 (すずい たかゆき)
「水曜どうでしょう」の出演者にして、企画・構成をも手がける人物、人呼んで「ミスターどうでしょう」。ミスターとは呼ばれるものの、旅先でのダメダメぶりは特筆するものがあり(「サイコロの旅」では最悪な目を出し、挙げ句の果てには深夜バスでうなされる等、例をあげればきりがない)、「ダメ人間」と罵倒されることもしばしば。また、アンコなどの甘いものが大の苦手。そこで、旅先での名物(もちろん甘味)を無理矢理食べる「ミスター生き地獄」のコーナーは、番組の名物ともなっており、どうしようもない甘さのまんじゅうなどを嬉々としてほおばる様は、何とも言えない魅力である。このようなダメ人間ではあるが(おいおい?)、実は「クリエイティブオフィス・キュー」社長として大泉、安田ら多くのタレントやレストランなどを抱える身である。また最近では映画監督として脚光を浴びており、第1回監督作品「man−hole(マンホール)」が数多くの賞に輝くなど、現在の北海道を代表する人物のひとりといっても過言ではない。
大泉 洋 (おおいずみ よう)
鈴井と共に出演する人物。もじゃもじゃヘアーが印象的な、北海道を代表するローカルタレントである。テレビへの出演がほとんど北海道内に限られる鈴井に対して、大泉はかつて、テレビ朝日系列で全国放送されていた「パパパパPAFFY」にレギュラー出演していたことがあるので、ご存じの方も多いかも知れない。番組では「だまされ芸人」として、企画の内容も行き先も知らされぬまま国内各所、時には海外にまで連れ出され、ぼやき、やつれていく様はこの人の真骨頂であろう。北海道では「水曜どうでしょう」以外にもテレビ、ラジオや、北海道で絶大な人気を誇る劇団「チーム・ナックス」の一員として舞台に多数出演する多忙ぶり。鈴井の監督する「man−hole」にももちろん出演したほか、あの「千と千尋の神隠し」にも声優として参加。2003年公開の「茄子・アンダルシアの夏」では主人公の声を担当し、全国区的なタレントになりつつある(かも知れない)。
藤村 忠寿 (ふじむら ただとし)
この人はタレントではなく、ディレクター。れっきとしたHTB社員である。しかし、「声の出演」ではタレント陣にけっして負けておらず、出演者と間違えがち。だが、番組中では顔は映らない。出演者はあくまでタレント2名なのである。さて、番組ではアナウンサー顔負けの、魅力的なナレーションも担当しているこの人、「藤村D」「ヒゲ」などと呼ばれています。
嬉野 雅道 (うれしの まさみち)
藤村Dとともに番組に声の出演をするディレクター。主な担当はカメラ。使うカメラは家庭用デジタルカメラのちょっといいやつ。この人のカメラワークによって番組により魅力を与えているといっても過言ではない。愛称は「うれしー」。
安田 顕 (やすだ けん)
「どうでしょうリターンズ」の番組ナビゲーター(当初は「どうでしょうナビゲートあんちゃん(略称・DNA)」というテロップが入っていました)として、道外のリターンズ放送地域でもおなじみ。大泉らと共にチームナックスに所属。番組中にも時々顔を出しているような、出してないような……。
安田さんonちゃん(おんちゃん)
HTBのマスコットキャラクター。時折番組に顔を出し、鈴井、大泉と共に釣りに勤しんだり、シェフ大泉の「とんでもない」料理をおみまいされたりする悲劇のキャラクター?。中の人がいるとか、そーいう指摘はしないように。