インフルエンザワクチンQ&A

Q1.有効性はどの程度ですか?受ける意味がありますか?
 6歳以上では有効率60-80%程度といわれています。日本小児科学会によると、6歳未満の乳幼児の有効率は20-30%であり、1歳未満ではデータがありません。接種しても発病を阻止できないこともありますが、重症化予防の期待から接種が勧められています。他のワクチンに比較して低年齢ほど有効率が低いことを理解した上で、集団生活などのリスクも考慮して、接種するかどうか検討してください。

Q2.インフルエンザ脳症を予防できますか?
 インフルエンザ脳症の予防効果を証明するデータはありません。

Q3.妊娠中、授乳中でも受けられますか?
 妊婦へは妊娠経過が順調なら接種可能です。産婦人科の医師とよく相談してください。 授乳中にワクチンを接種した場合の乳児への影響は心配ありません。

Q4.いつ頃受ければいいですか?
 有効な抗体価は、接種終了後2週間〜5か月程度持続すると言われています。10月〜11月頃の接種をお勧めします。小児の接種間隔は1-4週ですが、間隔を空けた方が抗体価上昇はよくなります。

Q5.毎年受ける必要がありますか?
 ワクチンによる抗体価は数か月で低下すること、インフルエンザウイルスは毎年変異することから、昨シーズンに接種したワクチンが今シーズン効く可能性は低いです。

Q6.13歳以上に2回接種する必要はないのですか?
 13歳以上でも1回接種より2回接種の方が抗体の上昇が良いことが分かっています。一般には13歳以上は1回接種ですが、希望があれば2回接種可能です。

Q7.受けてはいけない人は?
 現在発熱している人や、あきらかに体調の悪い人、インフルエンザワクチンで副反応がでたことのある人などは原則として受けられません。その他の薬物や注射でアレルギーが出やすい人は医師と相談してください。卵アレルギーのある人でも、受けられる場合が多いです。しかし、卵で重篤なアナフィラキシーショックなどを起こしたことのある人は、専門医とよく相談してください。

Q8.副反応は?
 全身症状(発熱、悪寒、頭痛、倦怠感等)や局所症状(発赤、腫脹、疼痛等)を認めることがありますが、通常2〜3日中に消失します。まれにアナフィラキシーショック、けいれん、喘息発作などが見られることがあります。過敏症として、接種直後から数日中に発疹・かゆみなどが見られることがあります。

2007.11.12、2009.10.16改訂   おひさまこどもクリニック

PC用リンク
日本小児科学会 乳幼児(6歳未満)に対するインフルエンザワクチン接種について
国立感染症研究所
「インフルエンザ脳症」の手引き
インフルエンザ予防接種ガイドライン
インフルエンザ予防接種に反対する意見