【日本経済新聞 2000年4月4日朝刊より】

ホルムアルデヒド ティーバッグで吸着 −都が実験

 建材や家具から発生し頭痛などシックハウス症候群の原因となる化学物質ホルムアルデヒドの除去に、使用済みの紅茶のティーバッグが有効なことが東京都消費生活総合センターの実験で分かった。

 同センターは「自然に乾燥させ、においのする家具などに一、二個入れておけば効果がある」と活用を呼び掛けている

 同センターは、茶に含まれるポリフェノールにホルムアルデヒドの吸着効果があることに着目、活性炭などと効果を比較した。

 ホルムアルデヒドが入った容量十リットルの密閉容器に乾燥した使用済みティーバッグ一袋を入れたところ、二十四時間で九九%のホルムアルデヒドを除去した。ほぼ同量の活性炭は九七%、シリカゲルは九二%の除去率だった。

 また合板の入った容器に紅茶ティーバッグを入れたところ、ホルムアルデヒド濃度が二九%減少し、活性炭の二五%を上回った。