撮影:沖縄本島中部(うるま市)
撮影:沖縄本島中部(うるま市)



※1.沖縄県地力保全基本調査総合成績書、土壌診断基準(案)から抜粋
2.有効態リン酸はトルオーグ法での分析値
| 項目 | 国頭マージ |
| 作土の厚さ(cm以上) | 20 |
| pH | 5.5〜6.5 |
| 塩基置換容量 (CEC、me/100g) | 12< |
| 置換性塩基含量・Ca (me/100g) | 5.0〜10.0 |
| 置換性塩基含量・Mg (me/100g) | 1.5〜3.0 |
| 置換性塩基含量・K (me/100g) | 0.2〜0.4 |
| 塩基飽和度(%) | 55〜75 |
| Ca/Mg (当量比) | 2.5〜3.5 |
| Mg/K (当量比) | 6〜7 |
| 有効態リン酸 (mg/100g) | 10< |
国頭マージの望ましい化学分析目標値(露地畑について)
国頭マージの問題点、解決策など
国頭マージはパイナップル、かんきつ類、茶の生産に適した土壌です。ただし、その他の作物を生産する際に気をつける点があります。
まず、腐植含量が低いため、堆肥や緑肥などを施用しましょう。これにより、CECやリン、微量成分の投入を図ります。サトウキビや野菜栽培では、上記に加えて、pHの低い畑ならば炭カルなどで中性付近まで矯正しましょう。サトウキビや野菜はpHが低い畑ではあまり収量がとれません。
土壌流出に関しては、もともと国頭マージは土壌が流れやすい性質があります。これを防ぐために、多雨期に裸地状態にしないことや、畑の傾斜を緩やかにする、畑の外からの雨水流入をさせないなどの方法があります。もっとも手軽に出来るのは、畑の空いた時期に緑肥を植えておくことです。これにより土壌流出を防止し、植え付け前に鋤き込むことによって地力の向上も図れます。
排水不良に関しては、トラクターなどの大型機械を畑に入れていると、下層土がしまり、水が抜けない状態になりやすいです。畑の表土にコケが生えているなら排水不良を疑ってください。排水不良の対策としてはサブソイラーなどで心土破砕する方法があります。