
当時発表されたスペックはこのようなものでした。
CPUは65C816。これは65C02の16ビット版なので、従来のソフトが、3.5倍速の速度で動きます。
メモリーは標準でRAM128K、拡張は最大8M。ROMは128K、拡張は最大1M。
画面は、7モードあり、スーパー・ハイレゾリューション・モードにすると640x200ドットのRGB、カラー4096色が可能。
サウンドは、エンソニック社のシンセサイザーチップを内蔵し、15音を同時に発生可能。
動作可能なDOSは、DOS3.3、ProDOS8,ProDOS16、PASCAL、CP/Mの5種類。(CP/MはZ80カードが必要)
FDDは3.5”と5.25”が2台づつ接続可能。
拡張スロットは従来通り8つです。
見た目はIIcのデザイン感覚を受け継ぎ、IIeの拡張スロットを備え、Macそっくりのアイコン&プルダウンメニュー、強化されたグラフィックス&サウンド、これは、アップル思想のひとつの集大成といえるでしょう。
5.25”FDDを外付けすれば8bit版Apple][用ソフトのほとんどを使うことが出来ます。しかも、IIgs専用のSystemを使うとMacライクなGUIのデスクトップで使うことができます。専用のRGBディスプレーを使うと、本当にきれいな画面でゲームを楽しむことが出来ます。
SCSIカードを取り付けるとHDDが使えます。これに最終版のSystemであるVer.6をインストールするとMacに近い操作感が味わえます。ハイパーカードも使えます。LocalTalkでMacとネットワークも可能です。
これだけの機能が下の分解写真でおわかりいただけると思いますが、実にコンパクトにまとめられています。まさにApple][の最高峰と言えるでしょう。
当時、Macが白黒画面だったのに対して、カラーのGUI画面が使え、MacPaintライクなソフトもあり魅力的だったのを覚えています。
左がProDos16の起動画面で、右がMacライクなデスクトップ画面(初期GS/OS1.1)です。

これでもApple][?と言いたくなるデスクトップです。
GS/OSの最終形System6.01は、ここまで進化しました。
Macの画面と間違ってしまいます。
LocalTalk、HyperCard、 Ethernet、TCP/IPとなんでもあります。

内部写真です。左の写真の左が電源、上の方に拡張スロットが見えます。右端のボードはメモリーカードです。RAMは標準で256Kbで増設ボードは1Mbです。カバーや内部部品の分解取り外しはドライバーなしで作業が出来ます。IIciのデザインがすでに垣間見られます。