【The Way to Steve's Place】(スティーヴのお墓への道)
オレマニ・ベースの長太郎です。
2005年の春、イギリス旅行に行ってきました。
主な目的はイギリスをクルマで走り回るというもの。
いろんなところを見て回ったのですが、LEPPSファンとしては当然、彼らのホームタウンである、シェフィールド
も見てみたいと思い、ドライブの行程に加えることに。
またシェフィールド郊外には、亡くなってしまったスティーヴ・クラークの眠るWisewood Cemeteryもあります。
シェフィールドの街と、街の郊外に眠るスティーヴのお墓についてレポしたいと思います。
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| A61を北から南(シェフィールド方向)に向かって。 |
イギリスには4月5日に到着、それから6日間ほどドライブを満喫し、シェフィールドに到着したのは旅の後半、
4月11日のことでした。
シェフィールドはイングランドの北、マンチェスターの東側に位置し、イギリス第3の工業都市ということです。
私は車で行ったのですが、「A61」という国道でシェフィールドの北側から入りました。
その他、モーターウェイの「M1」を使ってもシェフィールド近郊にアクセスできます。
【シェフィールドの街】
目的地はスティーブのお墓であるWisewood Cemeteryですが、そんな地方のお墓の場所など
ガイドブックや地図に載っているはずもありません。
そこで、イギリスの街ならどこにでもあるTourist Infomaion(旅行者のための案内施設)で訊いてみることにします。
今回の旅では都市部への車の乗り入れは避けていたのですが仕方ありません。
ラウンドアバウトと一方通行ばかりの市街地へ車を進めます。
市内のパーキングに車を停め、Info.を探します。地図上では街の中心にあるはずですが..
少し自力で探しましたがそれらしいものは見つかりません。近くのPublic Officeで訊いてみます。
- 長:「すみません、ツーリスト・インフォメーションは近くにありますか?」
- おじさん:「え?何だって?」(発音が悪く、伝わらない..)
- 長:「ツーリスト・インフォを探しているんです。」
- おじさん:「あぁツーリスト・インフォなら表の通りを下がっていって右に曲がったところにあるよ。
400,500ヤードってとこかな。分からなかったらまた近くで訊けばいい。」
- 長:「わかりました。ここから400,500ヤードくらいですね。どうもありがとう。」
400,500ヤードなら歩いても5分ほど。近いはずです。しかし、その近いはずのTourist Info.が..見つからない!
オイどこ行った!?
結果、30分くらい歩き回ると何やらのInfomationが。「これか?」と思い入って見ます。
何か案内施設のような雰囲気だけどなぁ..
私と同年代くらいと思しき(もっと若いかな?)ショートヘアの女性スタッフに訊いてみます。
- 長:「すみません、ここはツーリスト・インフォですか?」
- 女性:「あぁ、ここはツーリスト・インフォじゃないんですよ。」
- 長:(アレ?今度は英語伝わるじゃん。あのおっさん、耳が遠かっただけか?)
- 長:「どこにあるか知ってますか?」
- 女性:「(少し難しそうに)ちょっと難しいんだけど、この通りの先のヴァージンメガストアを
過ぎてまっすぐ行くとGlass Houseがあるのよ。そこなんだけど..」
- 長:「Glass House?」
- 女性:「%$&&"(')?!!*}」(おそらくGlass Houseについての具体的な説明と思われるがよく解らなかった..)
- 長:「I see.(うそつけ) とにかくそのヴァージンメガストアをまっすぐですね。ここからどのくらい?」
- 女性:「3,4分ってところかしら。」
- 長:「どうもありがとう。」
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| シェフィールドのVisitor Infomation。確かにGlass Houseだが.. |
解りやすい目標物(ヴァージン)で教えてもらったので、今度は行けそうな感触を得ました。
数分歩くと果たして"Glass House"のところに"Visitor Infomation"の旗が。「おぉこれかぁ。」
シェフィールドのTourist Info.(Visitor Info.)は独立した建物ではなく、Millennium Galleries Winter Garden
(世紀の展示場の冬の庭?何じゃそれ?)の施設の一角にあります。
見た目はキレイですが、やや判り辛い。
早速中に入って訊くことにします。Infoは入り口のすぐ近く。
- 長:「すみません、Wisewood Cemeteryに行きたいんですが、何処か分かりますか?」
- アンちゃん:(少しニヤけながら)「デフ・レパード ファン?」
- 長:「はい、私はそうです。まさにそのとおりです。」(英語が想像できる訳。)
墓の名前だけでLEPPSファンと判るあたりはさすがです。今まで何度も訊かれたのでしょう。
彼はスケッチブックみたいになったシェフィールドの地図を取り出し、説明をはじめます。
- アンちゃん:「僕らは今ここ。で、&(&"%~=|を行って、Loxley Streetに入るんだ。」
- 長:「Loxley Street(オウム返し)、ゥライッ(Right...<-実は半分くらいしか解ってない。)」
- 長:「ここからそれほど遠くない?」
- アンちゃん:「うーんハッキリ判らないけど、4,5マイルじゃないかな。待って。」
彼はあるところに電話を掛けました。何かを訊いているようですが、Native同士の会話は速くて聞き取れない..
- アンちゃん:「やっぱり4,5マイルくらいだね。」
- 長:「4,5マイルね。OK、どうもありがとう。」
- アンちゃん:「Good Luck.」
スケッチブックの地図は切り離せるようになっており、切ったら下にまた同じ地図が。
素晴らしいサービス精神..地図をもらい、Info.を出ました。
さて、これでお墓の場所だけは判りました。問題はどうやってクルマで行くか?です。
その前にシェフィールドの市街を散策してみることにします。まだパーキングチケットの残り時間もあるし。
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| Infoでもらった地図。同じものがスケッチブックのようになってます。 |
アンちゃんが書いてくれた手書きのLoxley Sterrtへの道。 |
LEPPS発祥の地だから、何処かしらに「おらがバンド、デフレパードの街」的なものがあるかと思いきや、
そんなモノは一切なし。
「CD店のLEPPSコーナーは盛大かも」と思い、先刻のヴァージンメガストアやHMVを覗くと、
東京よりLEPPSの品揃え悪いやん!
DVDは当時日本では発売されていたはずのベスト盤DVDすらありません。
シェフィールドでも「ブート屋」などに行けば、シェフィールドならではのLEPPSグッズがあったのかもしれませんが、
事前にそういう情報は集めてませんでしたし、パっと見、そういうお店は判りませんでしたね。
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| シェフィールドの街並み。 |
街は中規模という感じであまり大きくもない。
けど必要なものはすべて揃ってる感じ。
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【Wisewood Cemeteryへ】
クルマに戻り、Info.でもらった地図とロードマップを照らし合わせてみます。
こういう市内観光の地図は「XX Street」とか「YY Road」とかいう表現が主で、いわゆる道の番号が
あまり載っていないものなのですが、もらった地図は脇に小さく道番号が書かれているので判りそうです。
見ると、今朝方シェフィールドの街に入ったA61から脇にそれて、A6101,A6102の共用区間を通り、
Loxley Streetに至るようです。何とかなりそう。
さっそく、クルマを進めます。
今回、私はクルマでWisewood Cemeteryに向かいましたが、シェフィールドの街からタクシーで行くのが
賢いやり方だと思います。
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A61沿いのKFC。
ここを左折。 |
ドライバーに「Loxley StreetのWisewood Cemetery」と云えばイギリスのタクシードライバーなら解るんじゃないでしょうか。
シェフィールドの中心地から、およそ4マイル(7km弱)くらいなので、タクシーでもそれほどお金は掛からないと思います。
(イギリスのタクシーに乗ったことがないので判らないのですが..)
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| この道は右方向に進む。 |
話を戻します。
シェフィールドの中心からA61に出るまでの道は説明が難しいので省略して、A61からA6101に入るポイントから。
シェフィールドから北に向かうA61の長い下り坂があります。路面電車と並行して走る道です。
坂を下りきった先の左手にKFCが見えます。そのKFCの手前を左折。これがA6101とA6102の共用区間だと思います。
そのまましばらく道なりに進み、名前は判りませんが小さな街を抜けます。確か路面電車のレールががあったような記憶があります。
5分ほど走ると、走ってきた道も含めた4叉路に出ます。(写真参照)この4叉路のうち左から2番目の道を登ります。
この道がLoxley Street (B6077)だと思います。
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| 上の写真の標識の拡大。 |
B6077 Loxley方向(左)に進む。 |
ここから先の坂を上がればもうすぐ。 |
基本的には坂をずっと登っていくイメージでこれまた道なりに進みます。
坂の中腹で写真のLoxley Post Officeが左手に見えたら、200ヤードほど先の左手にWisewood Cemeteryがあるはずです。
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| 前に4駆が停まっていてわかり難いですが、Loxely通りの郵便局。ここから200mも上ればCemetery。 |
このときまで「イギリスのお墓」というのがどんなものか想像できなかったのですが、あまりに地味な門構えで、
何度か行き過ぎてしまっていました。結局、Loxley Post Officeのオバさんに教えてもらいましたが..
開園時間は季節によって違います。要は日が長い時は早く開いて遅く閉まるし、日が短い時は遅く開いて早く閉まります。
(写真を参照して下さい。)
墓地の中へはクルマで乗り入れることができます。
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| Wisewood Cemeteryの入り口。かなり地味なので判り辛いです。 |
Wisewood Cemeteryの開園時間。 |
【スティーブの墓どれ!?】
Wisewood Cemeteryはこじんまりした場所です。結構広々していますが、日本のお墓の様に墓石が密集していません。
世界的に有名なロックスターの墓なので、さぞや派手で目立つだろうと高をくくっていましたが..ステーヴ、どこ..?
想像ではレス・ポールか何かを模したデッカイ墓がドーンとあると想像していましたが、どの墓も同じような形で
遠目にはぜんぜん区別がつきません。
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| Wisewood Cemeteryの地図。Dのゾーンがスティーヴの眠る場所。(筆者丸印) |
「こりゃ参ったなぁ..」はじめはクルマで徐行して探しましたが判らず、腹を据えて一つ一つ見て歩くことにしました。
よく見るとそれぞれの墓石には生前、故人が好きだったものや事が彫り込まれています。30分近く探したでしょうか、
少し古くはなっていますが、花がたくさんたむけられた墓がありました。
「これか?」
近づいて見ると果たしてスティーヴのお墓でした。
こんど行かれる方のために申しますと、スティーヴの墓は「D」のコーナーの道に近いところにあります!
さっそく、朝「Sainsbury's」で3ポンドで買ってきた黄色い花(菜の花みたいなやつ)を供え、仏式の合掌..
写真を撮らせてもらったり、お供え物を見せてもらいました。
ここ最近は人が訪れていなかったようですが、私が訪れる3ヶ月前の彼の命日には地元のファンが墓参していたようでした。
スティーヴが亡くなって、このときで14年も経っているのに、未だに多くのファンに愛されているのを知り、
少し胸が熱くなりました。
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| Steveのお墓。今でも花がいっぱいたむけられています。 |
墓碑にはSteveの肖像と碑文。 |
碑文のアップです。 |
お墓にはスティーヴの肖像が彫られています。
ぱっと見「似てる」と思いましたが、顔は彼のハンサムを再現できてませんね。似てない。(しかし、「立ち方」はそっくり!)
花に隠れていますが、墓石の下の方には当時のLEPPSのロゴマークが彫られています。彼はLEPPS永遠のメンバーなのですね..
墓前には15分ほど居り、Cemeteryを後にしました。
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| ポーズは似てるが顔は..。 |
墓石の左下に刻まれたLeppsのマーク。 |
Steveが見下ろすSheffieldの街。 |
この墓参が私のイギリスドライブ後半のメインイベント。
残り2日、またイギリスの道を走る旅に戻りました。
R.I.P
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