羊
アーガイル・セーター
 スコットランド西岸のアーガイル州で生まれた 菱形格子柄の連続模様のセーター。
 その地方の領主達に伝えられた。 シンプルな模様を引き立たせるために多色使いで表現される。
 
もともとは 男性のはくスカート風民族衣装・キルトの下にはくソックスの模様でしたが、今では
 セーター、ベスト、カーディガンやソックス、ネクタイ、マフラーなどにも使われています。

ロピー・セーター
 
アイスランドの代表的な丸ヨークのセーター。ブラックシープと呼ばれる色のついた羊の毛を手で
 紡ぎ、わずかな撚りをかけた極太毛糸で編んだニットです。生成り、グレー、ベージュ、茶、黒などの
 羊の毛の色そのままのナチュラルカラーを生かしています。

カウチン・セーター
 カナダの先住民族たちは、その地方の豊富な木材を生かして生活していました。漁や移動に
 使う船をはじめ、またその樹皮から作った繊維で肩掛けや帽子、籠などを作っていました。
 それらには動物や自然が図案化されて編みこまれていました。10世紀頃に移住してきた北欧
 人によってセーターの編み方が伝えられ、その図案を編み込み、労働着としての防水、保温に
 優れたカウチンセーターが誕生しました。脱脂・染色をしていないブラックシープを中心とした羊毛
 で編み上げ、着込むほど表面がフェルト化して、より防寒性が強くなり、味わいが出てきます。
 基本パターンは、ショールカラーが付き、胸元と背中の部分に大きく 幾何学模様、伝説の動物、
 トナカイ、鳥、雪の結晶・星・波などの自然模様が編みこまれています。

フェアアイル・セーター
 シェットランド諸島とオークニー諸島の間の小さなフェア島の伝統ニット。16世紀末にフェア島沖で
 難破したスペイン無敵艦隊の残存兵たちが着ていたセーターの模様を写し取ったのが始まりとも
 言われています。
 主に丸ヨークのセーターの胸からネックにかけて、一つの柄を帯状にして配色を変えて編みこんだ
 セーター。パターンは色々ありますが、美しい雪の結晶や花柄が多く、それらをモチーフにした幾何
 学模様で構成されています。
フェア島に残る古いセーターは輪編みになっており、同じパターンを繰り返す
 事なく、大小の幾何学模様がさまざまに組み合わされたものだそうです。


アラン・セーター
 アイルランド西島のアラン諸島で生まれたフィッシャーマンセーターの代表格。
 模様の一つ一つに宗教的な意味や家族の願いなどが込められ、日常生活の中に伝えられて
 きたもの。アランセーターは凹凸感のある立体的な編地が特徴で、身頃を中心に模様が左右対象
 になっているのが基本のパターンです。
 代表的な模様のひとつに「縄編み」(ケーブル)がありますが、これは漁師が使うロープを表して
 おり、大漁を願う意味が込められています。その他「人生のはしご模様」には「永遠の幸福」、
 「ダイヤモンド模様」には「成功と富」、「生命の樹」には「長命と健康」という願いが込められて
 いるといわれています。
 本来、アランセーターは、漁へ出る男性達のために未晒しの羊毛を手で紡いで編み上げたもので
 潮風や波しぶきから身を守るための護身用のセーターでした。模様を色々に組み合わせ、その
 家族独自の模様が代々、親から子へ伝えられていきました。

ノルディックセーター
 北欧ノルウェイ各地に伝わる伝統ニット。この地方は雪に覆われる寒冷地なので、セーター全体に
 編み込み模様を入れ、二重に編み厚手に仕上げられています。また、ノルディックセーターには
 必ず点描柄が入っており、水玉風に散らした点描柄のことを「ルース・コスタ」と呼んでいます。
 ハートやトナカイ、雪の結晶などの柄が多い。


ガーンジーセーター
 イギリス海峡にあるガーンジー島は、北欧と南欧との文化や技術の交流点であり、ガーンジー
 セーターは、古くからこの島独特の編み物として伝えられてきました。
 複雑な模様が組み合わされていますが アランセーター同様に それらは日常生活を反映した柄です。
 漁師たちが航海に出るときに着ました。濃紺が基本カラーで、防水や保温のために太い糸を細い針で
 がっちりと編んでいます。

ペルーセーター 
 アンデスに住むインディオ達に編み物を伝えたのはスペイン人だといわれています。
 インディオの女性達はアルパカやラマの毛を手で紡ぎ、布を織ったりセーターなどを編みました。
 編みこまれた模様はインカ文明以前に染色で使われたパターンで、トウモロコシなどの植物模様
 鳥類、魚類、動物などを抽象化したものが多い。エスニックニットとして親しまれています。


 
毛糸について
ウール
 8000年もの昔から私達は羊とともに暮らしてきました。羊の原生地は中央アジアと
 言われます。そこからバビロニア、ローマなどを通じてヨーロッパへ、また一方では
 中国へと伝えられてきました。今日 羊の種類は約3000種、世界中での飼育頭数
 は約9億頭にものぼります。そして、これらの羊達は私達の暮らしに欠かすことの
 出来ないウールを提供し、生活のあらゆる面でうるおいを与えてくれるのです。
 羊たちは まさに人類の歴史とともに歩んできた動物だと言えるでしょう。
  主な種類  メリノ、サフォーク、ジャコブ、ウェルシュマウンテン。ひつじについて 
モヘア
 アンゴラ山羊の毛で滑らかで白く美しい光沢をもった長い繊維です。
 主な産地はトルコ、南アフリカ、アメリカ。子山羊の毛は最高級のキッドモヘアと
 呼ばれます。
アンゴラ
 アンゴラ兎の毛。1頭から年間300gから400g取れる。
 白い絹の様な光沢をもち、軽く保温性があります。
 主にラムウールやメリノウールと混紡される。
カシミア
 カシミヤ山羊の毛。インドのカシミールや内蒙古で生産されます。非常に柔軟
 上質の綿毛は1頭から200g程度しか取れません。
アルパカ
 南米ペルーの海抜3000m以上の高地等で生息しているラクダ科の動物
 手触りが柔らかで強度もあり軽く、光沢ももっている。1頭あたり年に2・3kg産出
 します。毛の色は、焦げ茶、灰色、淡茶、白、黒だが、白色が最高値です。
ビキューナ
 アンデス山中に野生している。幻のウール・最高の繊維。超々高額!!
キャメル
 双こぶラクダの毛。軽く暖かく 独特の色と光沢がある。
 羊の様にせん毛はせず、自然に落ちた毛を拾い集め整毛します。
枠
たんぽぽ
花
花
花
花
花
花
羊
オオムラ
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