琵琶湖方式で使う仕掛は基本的には吸い込み仕掛です。その吸い込み仕掛を活かすのが遊動式の錘仕掛です。吸い込み仕掛と遊動式の錘仕掛の組み合わせが目指す大鯉をゲットします。
●吸い込み仕掛
鯉はエサを摂るとき吸ったり吐いたりしながら必要なものだけを食べます。不必要なものが口の中に入ったときには吸い込んだときの数倍の早さで吐き出します。この鯉の習性を利用したのが吸い込み仕掛です。鯉が口に含んだハリを吐き出すときにハリ掛かりするのです。
吸い込まれたハリが吐き出されるときに鯉の口にかかりやすい姿勢になるにはハリスと鯉の吻との接点が決め手になりますが、ハリスとハリの重さの微妙なバランスが大切になります。ですから、ハリスの太さとハリの大きさは慎重に選ばなくてはなりません。鯉釣りのようなむこうあわせの釣りでは短軸のハリより長軸のハリの方がずっと掛かりやすいのです。
●吸い込み仕掛のポイント
*ハリは長軸を使う。(ソイ17〜18号、チヌ10号、海津20号など)
*ハリスにはしなやかな編み糸を使う。(ケプラート DA6号、巨鯉伝説6号など)
*ラセンは付けない。
●吸い込み仕掛を作ろう
仕掛を作るのも釣りの楽しみの一つです。ここでは簡単に作れる吸い込み仕掛を紹介します。
★用意するもの
@柔らかくしなやかな編み糸(ケプラート、PE素材など)6号相当のものを35cmの長さに切ったもの2本
A長軸のハリ(ソイ16〜18号、海津18〜20号、チヌ10号)3〜4本
★作り方
@長さ40cmのハリスの両端にハリを結ぶ。
A同じものをもう一つ作る。
Bハリを4本揃えてちもとから8〜9cmのところで
8の字結びをする。
これで出来上がり。
●もう一つの吸い込み仕掛
ダム湖など根掛かりの多いポイントでは普通の吸い込み仕掛では鯉が掛かった場合、遊びのハリが根掛かりしてしまってせっかくかけた鯉を取り込めなくなります。そこで下図のような仕掛を使うと根掛かりする率は低くなり取り込める可能性が高くなります。また、かけた鯉に他のハリがささらず傷つけることなく取り込めます。
◇遊動式吸い込み仕掛けの作り方
●遠投用吸い込み仕掛
湖などではポイントが50m以上の沖合にある場合があります。こんな時にはフルスイングしなければなりません。粗い目のエサを混ぜたダンゴでは空中分解をしかねません。そこで遠投には図のような遠投用の吸い込み仕掛を使っています。
| 名称 | メーカー | 号数 | 価格 | 巻き |
| ケプラートDA | よつあみ | 6号 | ¥1.500 | 10m |
| ウルトラダイニーマ 巨鯉ハリス |
々 | 8号 | ¥2.400 | 50m |
| 巨鯉ハリス プロブラック |
々 | 6〜8号 | ¥1.800 | 50m |
| 巨鯉伝説 | ゴーセン | 6〜8号 | ¥1.300 | 30m |
●錘
ぶっ込み釣りで錘の果たす役割は大変大きいものがあります。普通、錘は流れに応じて大きさを変えますが、
鯉のぶっ込み釣りでは流れに関係なく大きな錘を使います。その理由は
◆ エサを遠くのポイントに正確に打ち込むため
◆ むこうあわせでもハリ掛かりをよくするためです。
★仕掛のポイント
*止水でも25〜35号の大きなものを使う。形は釣り場の 状況に応じて変える。
*錘が自由に移動できるような遊動式にする。
●錘の種類
@円盤錘
普通、根掛かりの少ない場所で使っています。円盤錘の特徴
◆着水から水底に着くまでの時間が長い。
◆水底で安定性がよい。
◆水底から浮きあがりやすい。
◆飛ばしやすい。などの利点があります。
Aナツメ錘
藻の多いところで10号を3連にして使っています。安定性は悪いが藻から抜けやすい。
B菱形錘
水底に石ころなどが多いところで使っています。石に挟まっても脱出しやすい。
●天秤
仕掛けが絡まないようにするには天秤が便利です。市販の名古屋天秤も便利ですが簡単に自作できます。
以上が琵琶湖方式の仕掛です。何度も書きますが、流れがないからと言って、10号前後の小さな錘を使ってはハリ掛かりが悪くなります。大きな錘を遊動式で使う事によってあわせをくれなくても鯉の口に確実にハリを打ち込めるのです。
私は自作の遊動式天秤に自作の円盤錘30号を使うことが多いのですが、ポイントの状況によって上記のように錘の形を変えています。