ヴォイトレ通信

Vol.21

☆ 母音発音の時の口の形のおはなし

 前回は、言葉の発音が歌に与える影響について書きましたが、今回以降、母音を発声したときの口の形とその方法について書かせていただきます。

 声は声帯の振動によって発声した原音が、共鳴腔の形の変化によって、倍音のあるものは強調され、またあるものは弱められていろいろな言葉が発せられます。この時に、呼気が口腔の中で通路をさえぎられることなく、発音される言語を母音といい、日本語の場合には、「ア」、「イ」、「ウ」、「エ」、「オ」の5つの母音に分類されるのです。ちなみに、外国語の場合は日本語にない母音がありますので、各外国語に応じた発声練習が必要になります。

 この母音を発声する時に注意しなくてはいけない点は、1.歌ったときの声が共鳴のある声であるか、2.その声が立派でかつ歌詞が明瞭に聞き取れるか、であります。ですから、各母音がむらなく整っており、低い音も高い音も無理なく伸びやかに歌える声が良い声であり、その声で歌えるために、母音を正確に発声しなければならないのです。

 ということで、次回からの ボイトレ通信では各母音の発声のしかたについて詳しく紹介していきたいと思います。

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