| ヴォイトレ通信 | Vol.22 | |
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今回からは具体的に、各母音の発声時の口形について述べていくのですが、この紙面では「ア」の発音について詳しく紹介していきます。
「ア」はすべての母音の中でも、基本中の基本といえる発音です。なぜかというと「ア」は、母音の中で一番口腔内(口の中)や唇などに、余計な負荷をかけずに口を開いたままの状態で発声できる音であり、それゆえに自然に発声することがしやすい音なのです。
「ア」の発声時の口の状態は、ちょうどあくびをして閉まりかけたときの口の開き方で、リラックスして”ホカーン”と口が開いている状態です。そのとき舌もリラックスした状態で平らに下げていてください。そして舌先の裏面が下顎の内側の歯茎の下にある中央の縦のひだに触れるところまで下げてください。なぜなら、咽頭腔(舌根のあたりの喉)の共鳴を最大限に活かすためには舌根を下げなければならないからでして、舌先が歯に押しつけられていたり、逆に歯茎から離れて引っ込んでいるときには、必ずと言っていいほど舌に力が入ってしまっていて共鳴がしずらくなってしまいます。また頬は、少し笑った感じで、頬の筋肉を軽く引き上げた感じにします。くれぐれも、頬の筋肉を引き上げすぎないようにしてください。上げすぎたり力が入っていると、やはり共鳴しずらくなります。以上のことをふまえた上で、発声された声を口蓋垂(俗に言う”のどちんこ”)のあたりに集中させ、かつおでこのあたりから抜けていくようなイメージを持って発声してください。
なれるまでは、どうしても力が入ってしまってぎこちなくなってしまうでしょうが、上記のことを意識して数多く練習を行えば
、だんだんといい声で発声できるようになっていきます。
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