John Field(1782-1837) 2000.10.14記す
ピアノによるノクターンの形式を確立し、ショパンの夜想曲に影響を与えたとされるアイルランドのダブリン生まれの作曲家。ロンドンでクレメンティに師事したり、その後ヴィーンを経由して(ベートーヴェンの弟子チェルニーにも面識があったらしい)、ロシアに渡り活躍したようだ。アイルランド生まれとしては、今のところ唯1人音楽史上に、ショパンとの関係で名前が残っている作曲家。ナクソスでCDが入手できたので、聴いたみた。
☆夜想曲全集、ピアノソナタ集
○ベンジャミン・フリス(Benjamin Frith) 2枚
夜想曲は、左手の分散和音の上で、右手が旋律を奏でるという形式の音楽。ショパンのデリケートな和声に比べると、ベートーヴェンと同世代ということもあり、和声的にそれほど複雑ではなく、すっきり健康的な曲想になっている。フリースの演奏は、ことに音が美しい。ベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタのアダージョの一部にショパン的な音楽の先駆が聞こえるが、フィールドのノクターンの影響があったのかどうか、これは根拠のない思いつき。
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