フランク
(Cesar Auguste Franck セザール=オーギュスト―)フランスのオルガニスト・作曲家。古典主義的な近代オルガン曲・ピアノ曲・交響曲・歌曲などを作曲。(1822-1890)。ベルギー生まれだが、フランスに帰化。
交響曲、ヴァイオリンソナタ、弦楽四重奏曲は各一曲ずつしか残されていないが、それぞれかけがえのない名曲。いずれも循環主題により全曲の統一が図られている。
交響曲は、派手さはないが、青春の頃にその魅力に取りつかれた人は多いようだ。重厚だが、晦渋さがないのは、フランス系のゆえんだろうか?また、ヴァイオリンソナタは、古今のヴァイオリン曲の中でも特筆すべき名曲。高雅でありながら生命力に溢れ、親しみやすさにも欠けないという作品。
☆交響曲 ニ短調
作曲者と出自を同じくすると思われるクリュイタンスの録音はないのだろうか?
○ビーチャム/フランス国立放送管弦楽団 (EMI) LP
○マルティノン/フランス国立放送管弦楽団 (ERATO) LP
○オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団<1961>(SBK 60287) CD
☆弦楽四重奏曲
○パレナン四重奏団 (EMI)
☆ヴァイオリンソナタ イ長調
○パールマン(Vn)、アシュケナージ(Pf) (LONDON) LP
○ティボー(Vn)、コルトー(Pf) (EMI) <1929/5/28> CD(SP復刻)
○カントロフ(Vn), ルヴィエ(Pf) (DENON) <1982/8/15,18,22> (ラヴェルのヴァイオリンソナタ併録)2004.07.10購入
2003年10月16日 (木) セザール・フランクのヴァイオリンソナタ
昨晩は、フランクのソナタを聴いた。ジャック・ティボーのヴァイオリン、アルフレド・コルトーのピアノによる第二次大戦前の非常に古い録音の復刻盤。このCDにはドビュッシーのソナタとフォーレの1番も入っており、いわばフランス系の名ソリストによるフランス系ヴァイオリンソナタの名曲集という趣の盤。復刻によりSP盤の針音は相当取り去られているためヘッドフォンで聴いても聞き苦しくはない。
さて、フランクだが、フランスの作曲家として分類されるが、ベルギー生まれということはあまり触れられない。肖像写真が残されているが、やはりフランドルにルーツを持つファン・ベートーヴェンによく似ている。同時代人(弟子?)もそういう感想を持っていたらしい。作風はいわゆるフランス的な透明感、軽妙、洒脱というイメージとは対極的な、いわゆるドイツ的な重厚さ、深刻さを示すことが多いように思う。特に、生涯一曲ずつ書かれた交響曲、弦楽四重奏曲、そしてこのヴァイオリンソナタ。
ただ、このソナタは、単に重厚、深刻というだけでなく、夢幻性や晴朗さをも表出している。夢うつつのような不思議なメロディーラインの第一楽章。精力的なスケルツォ。自問自答を繰り返す第三楽章。そして晴れやかなヴァイオリンとピアノのカノン。孤高の名曲だと思う。
☆交響的変奏曲
○カサドシュ(Pf)オーマンディ/フィラデルフィア管弦楽団<1958>
☆オルガン曲 Piece heroique ロ短調
○ビッグズ<1961>
部屋主へのご意見・ご感想のメール
(UGI77088@***nifty.com)の***
を削除してご利用下さい
音楽の茶の間
Copyright 1999-2003 Kazutaka Niitsu. All rights reserved. No reproduction or republication
without written permission.