Felix Mendelssohn Bartholdy(1809-1847) 2000.09.20記す

メンデルスゾーンは初期ロマン派の重要な作曲家であるが、それにもましてバッハの蘇演者として重要であるかも知れない。家系はユダヤ系ということで、ドイツでナチスが政権を奪取して以降、その作品の演奏は禁じられたということである。詩人ハイネの作品も同様に焚書対象になったらしい。「アーリア系」が誇るシューマンなどがその詩に曲をつけ、ドイツリートの傑作を数多くものしているというのに。ところで、メンデルスゾーンとは、メンデルの息子という意味で、英語のJohnsonやスコットランド系のMcCathur、アイルランド系のO'Neilと同様ある男性の息子であるという意味の姓の仲間のようだ。これは、一妻多夫制(母系社会)の名残だと言う。つまり、ある女性が複数の男性を夫として、生まれた子がどの男性の子どもか区別するために、だれそれの息子という姓が生じたものだという。ドイツでも−sohnという姓はこのほかにもあるのだろうか? また一般には二重姓の後半のバルトルディは省略されることが多いようだが、この姓は母方の姓なのだろうか?


☆交響曲第4番イ長調 Op.90「イタリア」

○サー・コリン・デイヴィス ボストン交響楽団 (1976年録音)

併録 「夏至の夜の夢」から序曲ほか三曲。オーケストラの低音弦の響きが軽過ぎ、聴きながらフラストレーションがたまる。

○グィド・カンテルリ フィルハーモニア管弦楽団(1955年録音 モノ)

併録 ロッシーニ 序曲「La gazza Ladra」(絹のはしご 泥棒かささぎ)(1951年録音 モノ)、ベートーヴェン 交響曲第5番 (第一楽章を除く)(1956年録音 ステレオ)。悲劇の天才指揮者の残した数少ない録音から。いずれも開放的な演奏。トスカニーニの後継者と目されていたというが、あの息苦しさはまったく感じられない。風通しがよい演奏である。その分大雑把な仕上げが耳につく。

ベートーヴェンの第一楽章は、録音場所が地下鉄工事か地下鉄運行の騒音があり、このセッションのみ録り直しすることになっていたが、飛行機事故による指揮者逝去により、未完のまま遺された録音。当時のフィルハーモニアといえば、ホルンはデニス・ブレインだろうか? 

☆交響曲第3番イ短調Op.56「スコットランド」、 第4番イ長調Op.90「イタリア」

○クレンペラー指揮 フィルハーモニア管弦楽団<1960>

「スコットランド」は、メンデルスゾーンの軽やかさとは性格が違うが、クレンペラーの指揮の特質により、曲の別の魅力が浮き彫りにされたような独特の演奏。以前から名盤の誉れが高かったが、ようやく入手。

☆ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op.64

 ○LP ジノ・フランチェスカッティ ミトロプーロス指揮 ニューヨークフィルハーモニック

  併録 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

 ○ヤッシャ・ハイフェッツ ミュンシュ指揮 ボストン交響楽団

  併録 チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲

 ○レオニード・コーガン マゼール指揮 ベルリン放送交響楽団

  併録 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲

☆無言歌集(抜粋)

○田部京子 DENON COCO-70450 1993.4.13-15 スイス 2003.02.28購入 (\1,000+税)

「春の歌」 Op.62-6を聴きたいという長男のリクエストに応えて買ったもの。25曲を収録。通して聴いてみるとさすがにメンデルスゾーンらしい流麗でロマンチックなメロディーと和音を聴くことができる佳品が多い。

 


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