Richard Strauss(1864-1949) 


☆アルプス交響曲Op.64、「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28(14:25)

○アシュケナージ指揮クリーヴランド管弦楽団(1988年5月,7月) F28L-29147

2003年か2004年からあのシャルル・デュトアのあとを襲ってNHK交響楽団の常任指揮者に就任することが決まった(2002年)アシュケナージの指揮。この頃、アシュケナージは本格的に指揮者への道を歩み始めていて、クリーヴランドとも「英雄の生涯」を入れていたと思う。しかし、今一つ日本の評論家からは高い評価を得ていなかったように記憶する。アルプス交響曲自体、このCD以外にはほとんど聴いたことがなく、この曲だけではよく分からない。アルプス交響曲は、日の出のテーマの下降音程が、ブルッフのヴァイオリン協奏曲のテーマやチャイコフスキーの悲愴の第1楽章第2主題を連想させるように思う。「ティル」はこのほかに同じオケを振ったセルのものとカラヤン/BPOのものがあるので聴き比べをきちんとしてみよう。

☆家庭交響曲Op.53、ホルン協奏曲第1番Op.11、「ドン・ファン」Op.20(15:50)

○セル指揮クリーヴランド管弦楽団、ブルーム(Hrn) (1957年,1961年,1964年) SRCR 2555

セルの才能はすでに幼少の頃から有名だったが、18歳のセルを自分のオペラハウス(ベルリン宮廷歌劇場)のスタッフに任命しその後の指揮者としてのレールを敷いてくれたのはR.シュトラウスだった。その意味でセルのR.シュトラウスは、ライナー、ベームなどと同様作曲者直伝の教えを受けた指揮者だ。確信に満ちた演奏を聞くことができる。膨大なスコアが混濁することなく明晰に生き生きと再現される。正規録音に「英雄の生涯」「ツァラトストラはかく語りき」「薔薇の騎士」などがないのが惜しまれる。なおジャケットによるとオリジナルLPは、R.シュトラウス生誕100周年記念盤のようだ。

Symfonia Domestica 家庭の交響曲という題名は、Symfonia Eroica 英雄交響曲という題名に通じるものがあるようだ。学生時代、エアチェックで、ケンペとドレスデンのこの曲の録音をエアチェックして、よく聞いていたが、セルのCDで聞きなおしてみて、再びこの曲を楽しんでいるところ。特に、夫婦の夜の生活を即物的に描いたアダージョ部分などは、大人の音楽として聞きなおすとなかなか興味深いものがある。

なお、特にR.シュトラウス、マーラー関係で素晴らしい解説サイトを見つけた。

☆「死と変容」Op.24、「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28(14:22)、「ドン・キホーテ」Op.35(39:03)

○セル指揮クリーヴランド管弦楽団、フルニエ(Vc) (1957年,1960年) SRCR 2554

特に、ドン・キホーテが圧倒的名演。カラヤン/BPO&ロストロポーヴィチのEMI盤が名盤の誉れが高いがこれと比較してどうなのだろうか?また後述の小澤/ボストン&ヨーヨーマ(Vc)の録音がまったく霞むほど。とにかく精彩のある性格描写を繰り広げるオケとヴィオラ(パンサ)、チェロ(キホーテ)が素晴らしい。ティルについてはいずれ聴き比べをしたいが、アシュケナージはセルのテンポを真似したが如くほとんど同タイムなのは興味深い。

☆「ドン・キホーテ」Op.35(45:02)、シェーンベルク(モン原曲)チェロ協奏曲

○小澤征爾指揮ボストン交響楽団、マ(Vc)

☆「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28(15:30)、「ツァラトストラはかく語りき」Op.30、「ドン・ファン」Op.20(18:06)

○カラヤン指揮ベルリンフィルハーモニー管弦楽団(1972年、1973年)

☆作品集(DG PANORAMAシリーズ)  

「ツァラトストラはかく語りき」Op.30(35'02) カラヤン/BPO 1974年録音

ホルン協奏曲第2番 ハウプトマン(Hrn) カラヤン/BPO 1974年録音 

最後の四つの歌 グンドゥラ・ヤノヴィッツ(s)、カラヤン/BPO 1974年録音

「ドン・ファン」Op.20(17:37) ベーム/BPO 1963年録音

「ティル・オイゲンシュピーゲルの愉快な悪戯」Op.28(15:12) ベーム/BPO 1958年録音

「英雄の生涯」Op.40 カラヤン/BPO 1959年

 2004年購入。中古盤。

 


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